授業計画:クオリティマネジメント
目標
研究の目的設定とデータ収集の計画とデータの取得と分析と考察と報告からなる研究フローを体験して、習得してもらう。分析に用いる手法を回帰分析に限定することで、分析で迷子になりすぎないように配慮している。
授業設計
第1週 データサイエンスと回帰分析
レジュメ
- 全員の自己紹介 (教員、TA、受講生、聴講生)
- この授業のガイダンス: 分析科目共通の目標, 成績評価について
- 回帰分析とは
- JMPの使い方とJMPを用いた回帰分析の一例 (ボストンの住宅価格のデータを例に)
- Slackの使い方
- 過去の提出物の共有
- 回帰分析を用いた研究論文を探してきてまとめる(次回まで, 自分が興味を持っている分野の学術論文が望ましいです)
- 履修予定の人と様子見の人と聴講のみの人
重回帰分析の流れ
第2週
- 提出物の自己報告
- グループを作るので、グループごとに目的を決めてもらう
- グループワークの進め方 (司会と記録, ローテーションを組んでください, 毎週まとめを提出してもらいます)
- データの種類 (公的統計、オープンデータ、調査データ)
- データの概念図を描く
- 概念図がある時の回帰分析のやり方
- グループワークの時間
- 今日のグループワークのまとめ
- 宿題:決めた目的に対して、次週までに各自でデータを探してきて、概念図を描く (要スライド提出)
重回帰分析と概念図
第3週
- 提出物の自己報告
- 目的に則したアウトカムを定める
- 問題・課題の特性要因図を描く
- 特性要因図がある時の回帰分析のやり方
- グループワークの時間:データの検討とアウトカムの設定
- 今日のグループワークのまとめ
- 宿題:特性要因図
重回帰分析と特性要因図
第4週
- 提出物の自己報告
- やっとグループで回帰分析
- グループワークの時間
- 今日のグループワークのまとめ
重回帰分析と層別:ダミー回帰
第5週
- グループの進捗報告
- フィードバック
- 必要な補足
- グループワークの時間
- 今日のグループワークのまとめ
重回帰分析と変数変換
第6週
- グループの進捗報告
- フィードバック
- 必要な補足
- 様々な回帰手法
ロジスティック回帰分析
ポアソン回帰分析
トービット回帰分析
スパース回帰分析
多重回帰分析と操作変数法
回帰樹
ランダムフォレスト
ニューラルネットワーク
時系列分析
第7週
- 最終発表
- 成績評価のための提出物の提出期限の設定