# 2018.10.21 地理情報システム学会企画セッション『オープンｘシチズンサイエンスによる市民協働と次のステップに向けて』
* 主催：GIS学会FOSS4G分科会
* 会場：首都大学東京国際交流会館 大会議室
* https://osm.org/go/7Q5Gt0anB-?way=130142147
* **本セッションは企画セッションのため，非会員でも無料で参加できます**
* 時間：9:00-11:00
* 質問はSli.doにて受付 https://app2.sli.do/event/y6uk8ivt/questions
* #gisa2018-foss4g
* 質問の他に，後半のパネルディスカッションで取り上げてほしいテーマは投票でも受け付けます．https://app2.sli.do/event/y6uk8ivt/polls

# 当日の流れ（120分）
【前半：70分】
* 10分 「趣旨説明」
* 瀬戸寿一（東京大学空間情報科学研究センター／FOSS4G分科会）
* [導入スライド](https://speakerdeck.com/tosseto/gisa2018-opencitizenscienceintro)
* 【参考】Muki Haklayのブログ「[How many citizen scientists in the world?](https://povesham.wordpress.com/2018/10/05/how-many-citizen-scientists-in-the-world/)」

【全体的な政策動向・概観】
* 15-20分「オープンな情報流通が変容させるシチズンサイエンスが切り開く可能性」
* 林和弘（文部科学省科学技術・学術政策研究所 科学技術予測センター）

【大学教育とオープン・シチズンサイエンス】
* 10分「搾取的でないコミュニティーベースドな地図作成を考える-大学教育における挑戦-」
* 大澤剛士（首都大学東京都市環境学部）

* 10分「大学教育における地理オープンデータ作成活動への参加とその現実」
* 西村雄一郎（奈良女子大学研究院人文科学系）

【市民活動とオープン・シチズンサイエンス】
* 10分「チームサイエンスにおける知識融合ツールとしてのGISの役割」
* 近藤康久（総合地球環境学研究所）

* 10分「登山者行動の計測と課題」
* 金杉洋（東京大学地球観測データ統融合連携研究機構）

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**10:10-11:00**
【後半ディスカッション：45分】
パネラーに聞きたいテーマは，[こちらから](https://app2.sli.do/event/y6uk8ivt/polls)投票（1人1票）できます！

* それぞれの活動事例において，ある程度当初の目標は到達できている？課題は？
* その取組が，オープン／シチズンサイエンスのアプローチを取ることの意義や既往研究との相違．特にジオ（地理情報や地図）との接点
* オープン・シチズンサイエンスにおける「搾取」あるいは「フリーライド」をどう考えるか？
* プロジェクトにおいて，データの質は問われているか？
* 次のステップとしてこれをやりたい／やるべき

【総括コメント（林さん？＆瀬戸）：5分】

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* 企画概要
* 科学研究活動や科学政策に関する市民の役割の重要性について、古くは1980年代頃から「市民科学（Citizen Science）」という語が重要視され始め、近年のオープンデータ政策やそれを担うICTを駆使したコミュニティ（シビックテック）の関わり、さらにはGIS分野でもOSM等の台頭に伴い、市民が直接データ共有に関与する「ボランタリー地理情報（VGI）」概念の登場なども背景に、オープンサイエンスや市民との共創型研究に展開しつつあります。
* 2014年の企画セッション「オープンなGISはどこまで可能か?」以来起こってきた様々な活動のうち、オープンサイエンスに位置づけれる実践型研究の進展を背景に、オープン・シチズンサイエンス領域で実践的に活動されている方をお招きして、現状の到達点や今後に向けた課題について伺います。オープン・シチズンサイエンス領域の中で地理空間情報が有用であるのか？さらには、参加者に対する科学教育への配慮ややりがい搾取問題など、実践的活動を進展させ科学に結びつける上での課題について議論します。
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