probability-theory
2つの確率変数が互いに独立にそれぞれとに従っているとする。このときとの和が従う確率分布は、それぞれの確率分布の畳み込みで得られる。
累積分布関数は次のように導かれる。
確率分布が確率関数を持つ場合は
確率分布が確率密度関数を持つ場合は
となる。これらの計算はラプラス変換やフーリエ変換における畳み込みと同じであり、確率論でも畳み込みと呼ぶ。
互いに独立な2つの確率変数, がそれぞれ確率密度関数とを持ち、モーメント母関数とを持つとする。この2つの確率変数の和の確率分布は、上で導いたを確率密度関数に持つ。和の分布がモーメント母関数を持つ時は、それぞれのモーメント母関数の変数を共通にした時の積に等しい。
途中で変数変換
を用いた。