# 多変量因果解析 ###### tags: `multivariate-causal-analysis` ## 参加者リスト スタッフ |番号|氏名|所属|読み| |---|---|---|---| |122007|山本 渉|教員|YAMAMOTO WATARU| |115355|犬伏 秀生|教員|INUBUSHI HIDELR |82251557|田上紀代美|TA|KIYOMI TANOUE| 履修登録者 (2023/11/14現在) |番号|氏名|所属|読み| |---|---|---|---| |82227062|布施 理恵|健マ 2|FUSE RIE| |82228054|川島 尚之|健マ 1|KAWASHIMA NAOYUKI| |82327043|内山 エミ|健マ 1|UCHIYAMA EMI| |82327056|大野 星子|健マ 1|OHNO SEIKO| |82327084|塚原 敦子|健マ 1|TSUKAHARA ATSUKO| |82327106|渡邉 静佳|健マ 1|WATANABE SHIZUKA| |82328113|栗田 陸矢|健マ 1|KURITA RIKUYA| |82328126|小室 紀之|健マ 1|KOMURO TADASHI| |82328182|瀬尾 みなこ|健マ 1|SEO MINAKO| |82328220|鳥海 聡|健マ 1|TORIUMI SATOSHI| |82328299|松原 郁実|健マ 1|MATSUBARA IKUMI| |82328308|宮澤 歩|健マ 1|MIYAZAWA AYUMI| |82328377|綿谷 優大|健マ 1|WATAYA MASAHIRO| |82351553|宗 あさひ|健マ 1|SO ASAHI| |82351629|和田 涼子|健マ 1|WADA RYOKO| 聴講 (2023/11/14現在) ## 環境 この科目では[JUSE StatWorks SEM因果分析編](https://www.i-juse.co.jp/statistics/product/statworks/sem.html)を利用します。これが実は、[Multivariate Software, Inc.のEQS](https://mvsoft.com/eqs/)でした。[ここ](https://www.i-juse.co.jp/statistics/product/statworks/sem.html)を正しく読むと、そう書いてあるのですが、起動するまで気付きませんでした。 ``` 「JUSE-StatWorks/V5 SEM因果分析編」では,共分散構造分析の分野で 著名なPeter M. Bentler博士(UCLA教授)が研究開発に携わっている, 共分散構造分析ソフトウェアEQS™(販売元:Multivariate Software, Inc.) がベースになっています. ``` ベースどころか、EQS 6.1を日本語化して、JUSE StatWorksのデータも読み込めるように拡張したものでした。 ### 構造方程式モデリング(SEM)とは 主成分分析と因子分析の先にある、本命の分析手法です。主成分分析が変数の合成、因子分析が変数の背後にある因子の抽出であったのに対して、構造方程式モデリングは観測された変数間の関係や、観測された変数の間に潜む潜在的な変数をモデル化することができます。これは主成分分析と因子分析の一般化と言えます。詳細は講義の1回目に譲りますが、概念図や特性要因図をもっと詳細化したパス図を元に、データ分析を行う手法です。 ### SEMのためのソフトウェア 構造方程式モデリング(SEM)を用いてデータを分析するために、次のようなソフトウェアを利用する必要があります。 * [Scientific Software International LISREL](https://ssicentral.com/index.php/products/lisrel/) * [Multivariate Software EQS](https://mvsoft.com/eqs/) * [IBM SPSS Amos](https://www.ibm.com/jp-ja/products/structural-equation-modeling-sem) (昔はAmos、その次SPSS Amos、そして今) * [SAS/STAT](https://www.sas.com/ja_jp/software/stat.html) CALIS Procedure (LISRELのSAS版) * [Mplus](https://www.statmodel.com) (LISCOMPの後継) * TIBCO Statistica SEPATH * R Package [sem](https://cran.r-project.org/package=sem) * R Package [lavaan](https://cran.r-project.org/package=lavaan) * R Package [OpenMx](https://cran.r-project.org/package=OpenMx) * [JMP Pro](https://www.jmp.com/ja_jp/software/predictive-analytics-software.html) (15以降) * [Stata SEM](https://www.stata.com/features/structural-equation-modeling/) * Python [semopay](https://semopy.com) 変数名を楕円や長方形で囲み、変数間の関係を線や矢線で結んで表したモデルの表現をグラフと言います。構造方程式モデリングのソフトウェアは、モデルをグラフで入力できるソフトウェアと、モデルは数式で入力してグラフも表示できるソフトウェアに分かれます。でも前世紀から、前者が主流でした。RとPythonでもSEMを利用できますが、もちろんプログラムの中にモデルを記述する必要があります。 慶應義塾大学ではこのうち、SASとAmosをライセンス契約し、毎年度更新しています。また健マネでは2022年11月15日から2023年11月14日までの1年間、JMP Proを契約しました。 ### ソフトウェアとOSの依存関係 |ソフトウェア|Windows|Mac (macOS)|Linux|他| |---|---|---|---|---| |JMP|○|○|○| | |SAS on Demand|○|○|○|○| |SAS|○|×|×| | |SPSS|○|○|×| | |SPSS Amos|○|×|×| | |EQS|○|○|○| | |R|○|○|○| | |RStudio Cloud|○|○|○|○| |Python|○|○|○| | |Mplus|○|○|○| | |StatWorks|○|×|×| | ### EQS ![](https://hackmd.io/_uploads/BkwlidxIo.png) 日科技研がライセンス契約したのはWindows版のみのようです。しかし[Multivariate Software EQS](https://mvsoft.com/eqs/)を見ると、Windowsだけでなく、Mac版とLinux版もあります。 日科技研がカスタマイズして販売しているのは、次のような画面が少しだけ代わったEQS 6.1です。オリジナルのEQSもWINEQS.exeとして同梱されています。 ![](https://hackmd.io/_uploads/H1ZAodx8i.png) EQSと分かれば、[新装版 AMOS, EQS, CALISによるグラフィカル多変量解析 - 目で見る共分散構造分析 -](https://www.gensu.jp/product/%E6%96%B0%E8%A3%85%E7%89%88%E3%80%80amos-eqs-calis-%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%AB%E5%A4%9A%E5%A4%89%E9%87%8F%E8%A7%A3%E6%9E%90%E2%80%95%E7%9B%AE/)も参考になります。 ### Windows環境の準備 以下が今日の本題です。ただし以下はMacユーザのための本題です。 #### Windows PCを用意する これが一番、簡単です。Windowsを搭載した安いノートパソコンかデスクトップパソコンを買ってくるだけです。でもこれが一番、お金が掛かります。 #### Parallels Desktopを購入する EQSと一部の部分だけ、インストールできました。 1. [Paralles Desktop for Mac](https://software.univcoop.or.jp/item/13650?unit_subcategory_id=5)の大学生協版の1年間サブスクリプションを購入します。これはインストールに使うシリアル番号が入っているだけの箱です。永続ライセンスでも構いません。 ![](https://hackmd.io/_uploads/Sk2d-YlIj.png) 2. [Macの「ユーザとグループ」設定を変更する](https://support.apple.com/ja-jp/guide/mac-help/mtusr001/mac)を参考に、Macに新しい管理者アカウントを作成します。これは、日常に用いるアカウントと分けておくためだけです。気にしなければ2.〜4.は実行しなくてもいいです。 ![](https://hackmd.io/_uploads/BJTu7YeIj.png) ![](https://hackmd.io/_uploads/Hy8FXFlIi.png) ![](https://hackmd.io/_uploads/BkYtmKxUs.png) ![](https://hackmd.io/_uploads/SJkcQYgIj.png) 3. [Macでユーザをすばやく切り替える](https://support.apple.com/ja-jp/guide/mac-help/mchlp2439/mac)を参考に、ファストスイッチユーザを表示させておくといいかもしれません。 ![](https://hackmd.io/_uploads/rkHVNFe8i.png) 4. ログアウトして、新しいアカウントでログインし直します。 5. WWWブラウザで[Parallels Desktop](https://www.parallels.com/jp/products/desktop/)にアクセスします。 ![](https://hackmd.io/_uploads/H18nEYlUs.png) 6. 〔リソース〕を見つけて、クリックします。 ![](https://hackmd.io/_uploads/H1pcBtxLj.png) 7. 〔Parallels Desktop for Macのダウンロード〕を見つけて、クリックします。 ![](https://hackmd.io/_uploads/rkNYBtlUj.png) 8. 自動インストーラーの横の〔DMG〕を見つけて、クリックします。 9. ダウンロードされてきた、Install Parallels Desktop.dmgをクリックします。 ![](https://hackmd.io/_uploads/rkZ2BtxUi.png) 10. 同じく開いたウィンドウで、Install Parallels Desktopをクリックします。 11. あとは立て続けにmacOSがうるさいことを言うので、そのまま、はいはいはい。 ![](https://hackmd.io/_uploads/B1jTrKxUs.png) ![](https://hackmd.io/_uploads/ByhASYl8i.png) ![](https://hackmd.io/_uploads/SJLJLKlIs.png) ![](https://hackmd.io/_uploads/rJTyUKlLs.png) 12. やっとインストーラのダウンロードが始まります。 ![](https://hackmd.io/_uploads/ryvgItxIs.png) 13. 言われるがままにインストールします。 14. 言われるがままにWindows 11をインストールします。 この後にまず、Windowsのライセンスは購入せずに、試用してみます。また、StatWorksのインストールも可能です。 これで C:ドライブの中の、Program Files (x86)というフォルダを開いて、Juse、Sw5と開いていくと、eqs61というアプリケーションが見つかります。これをダブルクリックしたら、EQSが起動できました。 ![](https://hackmd.io/_uploads/HJYO5YeIo.png) そして動いたようです。 ![](https://hackmd.io/_uploads/H1sb9YeUi.png) でも、StatWorksの機能をすべて使えている訳ではなさそうです。eqs61.exeをドラッグして、バーに置くと便利そうです。 #### Windows 365を契約する 実際に契約して試してみましたが、少し難がありました。 インストーラがあるフォルダのフルパスに全角文字が含まれていると、インストーラが起動しませんでした。 ![](https://hackmd.io/_uploads/HJiUtFx8i.png) C:ドライブにLibraryというフォルダを作成して、その中にインストール用のファイルをすべて入れたら、インストーラが起動しました。これは少し古いJUSEのアプリに共通の問題です。 ユーザ登録時のフルネームを漢字でなく、半角アルファベットの英語表記で登録しておくと良かったかもしれません。