# ユークリッド空間に埋め込まれた標本空間
###### tags: `probability-theory`
## 1次元ユークリッド空間
$$
\mbox{一次元ユークリッド空間}=\mbox{数直線}
$$
[数直線](https://study-line.com/seihu-daisho/)

[小数](https://math.nakaken88.com/textbook/basic-absolute-value-and-magnitude-relationship/)

数直線上の点は何種類かの分類の仕方がある。
1. 整数 or 非整数
2. 有理数 or 無理数
3. 正の数 or 0 or 負の数
4. 実数
[不等式と区間](https://univ-juken.com/renritsu-hutoshiki)

1. 閉区間
2. 開区間
3. 半開区間
4. 半無限区間
5. 無限区間
[区間と無限区間](https://mimsystudent.wordpress.com/2010/11/18/test/)
区間の開閉

無限区間

この図の(iii)と(iv)はそれぞれ、$(-\infty, b)$と$(-\infty, b]$の誤り。
[不等式と区間](https://mathbythemountain.com/2016/08/20/inequality-vs-interval-notation-poster-free-download-mtbosblaugust-made4math/)

半無限区間$(-\infty, x]$を考える。
$$
(x, \infty) = (-\infty, x]^c
$$
$x$に上から向かう単調な点列 $x_n$ を考える。$\lim_{n\rightarrow\infty} x_n = x$。このとき
$$
[x, \infty) = \lim_{n\rightarrow\infty} \cup_{n}(x_n, \infty)
$$
$$
(-\infty,x) = [x, \infty)^c
$$
こんな風に定義すればいい?
## 試行と標本空間
試行とは、起こり得る結果が幾つかあり、そのどれか一つだけが偶然に起こるまでの流れのことである。試行の結果全体の集合は標本空間と呼ばれる。事象は標本空間の部分集合である。
|試行$X$|標本空間$\Omega$|事象の例|
|---|---|---|
|コイン投げ|{表, 裏}|表が出る、裏が出ない|
|サイコロ投げ|{1,2,3,4,5,6}|1が出る、偶数が出る|
|天気|{1時間に1mm以上の降水あり, 1時間に1mm以上の降水なし}|降水あり|
|身長測定|正の実数全体|174.6223493....cm|
|身長測定(デジタル計測)|0.1cm単位の正の実数全体|174.6cm|
|中間試験|0から100までの整数全体|73点|
|ある科目の成績|{秀, 優, 良, 可, 不可}|優|
確率論では試行自体に大文字のアルファベット$X, Y, Z, U, V, W, \ldots$を用い、試行の結果を表す変数に小文字のアルファベット$x, y, z, u, v, w, \ldots$を用いて区別する。事象にも大文字のアルファベット$A, B, C, \ldots$を用いる。標本空間は$\Omega$で表す。
この講義では、標本空間はユークリッド空間の部分空間であることを前提とする。コイン投げも次のように、ユークリッド空間の中に位置付ける。
1. 表が出る $\Rightarrow$ 表が1回出る
2. 裏が出る $\Rightarrow$ 表が0回出る
こう関係づけることで、$\{\mbox{表}、\mbox{裏}\}$という集合は$\{1,0\}$というユークリッド空間の部分集合と同一視されるようになり、この集合をユークリッド空間の中に位置付けられる。
成績も同様である。
1. 秀 $\Rightarrow$ $4$
2. 優 $\Rightarrow$ $3$
3. 良 $\Rightarrow$ $2$
4. 可 $\Rightarrow$ $1$
5. 不可 $\Rightarrow$ $0$
このように数値に変換することで、ユークリッド空間の中に位置付けられる。
## 事象
事象は標本空間の部分集合である。サイコロ投げの標本空間は $\{1, 2, 3, 4, 5, 6\}$であり、その部分集合である事象はたくさんある。
1. $1$の目が出る = $\{1\}$
2. $2$の目が出る = $\{2\}$
3. $3$の目が出る = $\{3\}$
4. $4$の目が出る = $\{4\}$
5. $5$の目が出る = $\{5\}$
6. $6$の目が出る = $\{6\}$
7. $1$または$2$の目が出る = $\{1, 2\}$
8. ...
9. $1$または$2$または$3$または$4$または$5$または$6$の目が出る = $\{1, 2, 3, 4, 5, 6\}$
10. 何も出ない = $\{\}\equiv\emptyset$
すべての事象の数は$2^6$個である。補集合も事象とみなすことから、空集合を何も起こらない事象として含める。
コイン投げの事象は、サイコロ投げよりは少ない。
1. 表が出る = $\{1\}$
2. 裏が出る = $\{0\}$
3. 表または裏が出る = $\{0, 1\}$
4. 何も出ない = $\{\}\equiv\emptyset$
すべての事象の数は$2^2$個である。
重さを計測する場合は、計測の精度が無限であるとして、標本空間は正の実数全体$\mathscr{R}^+\equiv (0, \infty)$となる。この場合の事象は、$x$以下の重さが測定されることを表す $(0, x]$ という半閉区間で表す。ある値$x$をとる、という事象を考えないのは、のちに確率を事象に対して与えるためである。
また後々のことだが、標本空間が整数のみか、実数全体かで、確率の表現方法が異なる。
## 試行の結果と事象
確率論では、私たちは事象を観測する、と定める。中間試験について、試行の結果は0点から100点の間の実数であるとしても、事象が1点刻みの範囲に基づいて定められているから、1点刻みの整数値のみが観測される、という関係である。
# 以下はメモ
## 確率
確率の公理
## 確率の意味
幾つもある。
## 確率の計算
同時確率
$P(A\cap B)$
条件付き確率
$P(A|B)$, $P(B|A)$
周辺確率
$P(A)$, $P(B)$
加法法則
$P(A\cup B)= P(A)+P(B)-P(A\cap B)$
乗法法則
$P(A\cap B)= P(A)P(B|A)=P(B)P(A|B)$
ベイズの定理
## 累積確率
$$F(x)=P((-\infty, x])$$
## 確率関数
$$p(x)=F(x)-F(x-)$$
## 確率密度関数
$$f(x)=\frac{dF(x)}{dx}$$
## 平均 = 分布の重心
$$\sum_x x p(x)$$
$$\int_x x f(x)dx$$
## 期待値
$$
E[X]=
\left\{
\begin{array}{ll}
\sum_x x p(x) \\
\int_x x f(x)dx
\end{array}
\right.
$$
これは$X$の期待値。$分布の平均$。$X$の平均。
## $X$の変換の期待値
$$
E[g(X)]=
\left\{
\begin{array}{ll}
\sum_x g(x) p(x) \\
\int_x g(x) f(x)dx
\end{array}
\right.
$$
$g(X)$の例には$X^2$、$(X-\mu)^2$、$e^{tX}$、$e^{itX}$などがある。
## モーメント
原点モーメント
中心モーメント
## モーメント母関数