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ポアソン分布

tags: probability-theory

確率関数

p(x)=λxx!eλ

全確率

x=0λxx!=eλ

という関係を思い出せば、

x=0λxx!eλ=eλeλ=1

を確認できる。

確率関数の値

任意の非負の整数

xに対して
λxx!eλ>0

となることは、
λx>0
x!>0
eλ>0
より明らか。

確率関数の形状

差分を調べる。

p(x+1)p(x)=λx+1(x+1)!eλλxx!eλ=λxx!eλ(λx+11)
括弧の外の項は常に正であることは、上で確認した。括弧の中は
λ1>x

の範囲で正なので
p(x)
は単調増加、また
λ1<x

の範囲で負なので、
p(x)
は単調減少する。
λ
が整数の場合には、
λ1
および
λ
が頂点となる。整数でなければ
λ1
を切り上げた整数が頂点となる。

最頻値

λが整数の場合には、
λ1
および
λ
が最頻値となる。整数でなければ
λ1
を切り上げた整数が最頻値となる。

平均

E[X]=x=0xλxx!eλ=x=1xλxx!eλ=x=1λx(x1)!eλ=y=0λy+1y!eλ=λy=0λyy!eλ=λ

分散

E[X(X1)]=x=0x(x1)λxx!eλ=x=2x(x1)λxx!eλ=x=2λx(x2)!eλ=y=0λy+2y!eλ=λ2y=0λyy!eλ=λ2

V[X]=E[X(X1)]+E[X]{E[X]}2=λ2+λλ2=λ

モーメント母関数

M(t)=E[etX]=x=0etxλxx!eλ=x=0(etλ)xx!eλ=eλeteλ=eλ(et1)