probability-theory
スカラー
列ベクトル
行列
列ベクトルを転置すると行ベクトルになる。
行列を転置すると、要素の添え字が逆になる。
転置は2回繰り返すと、元に戻る。
ベクトル同士や行列同士の加減算は、形状が同じもの同士の加減算がすべての要素同士の加減算として定義される。
ベクトルとスカラーの積は、ベクトルのすべての要素に同じスカラーを掛ける乗算として定義される。
行列とスカラーの積も同様である。
ベクトルの内積は、要素同士の積和として定義される。
ベクトルや行列の積は、左の行と右の列同士の内積を要素とする配列と定義される。
の特殊な場合が、ベクトル同士の内積である。
この行列積は大きさがの行列となる。これをスカラーと同一視する。
を大きさがの列ベクトルとする。
ある次元ベクトルのすべての要素の和は、上のベクトルととの内積に等しい。
同様に大きさがの行列のすべての要素の総和は
となる。
行数と列数が同じ行列を正方行列という。
ある正方行列に対して
を満たす行列が存在するとき、これをと記し、の逆行列という。
ある正方行列に対して、ベクトルとスカラーが存在して
を満たすとき、をの固有値、をの固有ベクトルという。
あるベクトルが正方行列の固有値であるとき、非ゼロのスカラーによるその任意のスカラー倍もまたの固有ベクトルとなる。
そこで、固有ベクトルに長さがであるとの条件を課すのが通例である。
正方行列の行列式は、その正方行列の大きさを表す。
余因子展開。