--- title: Geo + Python JP description: PyCon JP 2019のポスターセッション「Geo + Python」のまとめページ image: https://i.imgur.com/jQj0cz4.png tags: geo, python, PyCon lang: ja-jp --- Geo + Python JP === :::info これは、PyCon JP 2019のポスターセッション「Geo + Python」のまとめページです。 This page is “Geo + Python JP” for PyCon JP 2019 poster session. ::: # :snake: ポスター概要: ![](https://i.imgur.com/scTPo15.png) ここ数年のオープンデータ推進の成果として、公的機関から位置や区域に関する地理空間情報(Geoデータ)が公開され、誰でもそのデータを手軽に利用できるようになりました。これらのデータとGIS(地理情報システム)のツールをMIXすることで様々なアウトプットが可能になります。 pushing ahead with open data over the few years, geospatial information (Geo data) has been released from public institutions. and anyone can use the geo open data easily. 4名のGeoマニアのゆかいな仲間たちが、それぞれ地理空間情報(Geoデータ)をどのように利用しているか事例とともに、PythonとGeoデータによる様々な可視化や解析方法の一端をご紹介します! We will give an introduction to the various visualization and analysis methods using Python and Geo data. we are four Geo geeks using geospatial information. ## 発表者 - Mami Enomoto [@mamix1116](https://twitter.com/mamix1116) - Kunihiko Miyoshi [@colspan](https://github.com/colspan) - Hiroshi Omata [@homata](https://twitter.com/homata) - Yasuto Furukawa [Qiita](https://qiita.com/Yfuruchin)/[MIERUNE](https://mierune.co.jp) ![](https://i.imgur.com/Wf2xqaZ.jpg =300x) ## 質問・コメントは `#geo_python` ハッシュタグ [**#geo_python**](https://twitter.com/search?q=%23geo_python&src=typed_query&f=live) をつけてTwitterに投稿してください。 PyCon期間中、可能な限り質問にお答えしたいと思っています。 If you have any questions please tweet with a hashtag #geo_python. --- # :snake: Geo + Python Showcase :earth_africa: ![](https://i.imgur.com/s4EXsUv.png) Index - [A: Visualization from Person trip data of Opendata, by Geopandas and Kepler GL](#%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97OD) - [B: Showing the Saving live network from AED by OSMnx and QGIS ](#Saving-live-network) - [C: Visualization of Geospatial data, powerd by Google Colaboratory](#Google-Colaboratory%E3%82%92%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E5%9C%B0%E7%90%86%E7%A9%BA%E9%96%93%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%AE%E5%8F%AF%E8%A6%96%E5%8C%96") - [D: Process and visualize BIG Point-clowded data powerd by Google Colaboratory ](#Google-Colaboratory%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%81%A7%E7%82%B9%E7%BE%A4%E5%8F%AF%E8%A6%96%E5%8C%96%E3%82%92%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E5%8C%96) --- ![](https://i.imgur.com/lJgPQFQ.png) ## パーソントリップOD ![](https://i.imgur.com/GgnNead.gif) ### 概要: パーソントリップデータを使って、人の移動量を可視化しました。町丁字界を基本としたゾーン間の移動量(鉄道のトリップ数)です。 Jupyter notebookで、ライブラリGeoPandasを使って、空間演算をおこない、KeplerGLを使って表示しています。KeplerGLは、オープンソースの空間分析可視化ツールです。Jupyter notebookからでも手軽に利用でき、デザイン性も高いので、空間情報の可視化にオススメです。 ### デモ / ソースコード: - [Jupyter notebook (GitHub)](https://github.com/mamix1116/geo_python_cookbook/blob/master/notebook/KeplerGL_PersonTripOD.ipynb) - [Demo](https://mamix1116.github.io/geo_python_cookbook/map/my_PersonTripOD_map.html) (Jupyter notebookの結果のMap) ### 使用したライブラリやツール: - GeoPandas - [KeplerGL](https://kepler.gl/) ### 使用したデータ: - [国土数値情報 交通流動量 パーソントリップOD量データ](http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-S05-b-v2_2.html)  #### 作成者: Mami ![](https://i.imgur.com/lJgPQFQ.png) ## GeoDjangoで地図アプリケーション ![](https://i.imgur.com/fnyLPtV.jpg)` ### 概要: Jupyter notebookやGISで分析をしたら、その結果をアプリケーションとして共有したりサービス化できるといいですよね。Django使って、shpファイルを読み込んで、Rest API FrameworkでGeojsonにして、Mapbox GL JSで表示する、という流れをやってみました。Webアプリケーションとしての機能はこれから作り込んでいきたいです。 ### デモ / ソースコード: - demo - [GeoDjangoでWeb地図をつくろう! - Medium](https://medium.com/infradatachallenge/idc-river-ce0f6cd3da43) #### 参考: - [GeoDjangoではじめる地理空間情報](https://homata.gitbook.io/geodjango/) 小俣さんのチュートリアルがわかりやすいです。 ### 使用したライブラリやツール: - [GeoDjango](https://docs.djangoproject.com/en/2.2/ref/contrib/gis/) - [Mapbox GL JS](https://docs.mapbox.com/mapbox-gl-js/overview/) ### 使用したデータ: - [社会福祉施設等一覧(平成30年5月1日時点)](http://opendata-catalogue.metro.tokyo.jp/dataset/t000010d1700000086) 東京都オープンデータカタログ - [data 2](https://) #### 作成者: Mami ![](https://i.imgur.com/y3heuva.png) ## Saving live network ![](https://i.imgur.com/EPr07Ft.png) ### 概要: [日本AED財団](https://aed-zaidan.jp/knowledge/index.html)によると、国内では一日に200人もの人が心臓突然死で亡くなっています。このような悲劇をすこしでも軽減するためAED(自動体外式除細動器)の設置が各地ですすめられていまが、AEDがあったとしても、どれくらいの範囲の人々を助けれるのでしょうか? ここでは、ケーススタディとして東京都大田区のAEDの位置情報をもとに駆け足(300m/min)で往復3分(900m)以内の経路をOSMnxというPythonパッケージで計算し、QGISで可視化しました。 ### デモ / ソースコード: - XYのリストからネットワークを計算して1つのGeoDataFrameにまとめてSHPにしてくれる雑い[サンプルコード](https://github.com/Yfuruchin/pyconjp2019_geopyrhon/blob/master/points2networkshp.ipynb) - OSMnxはgboeingさんによる[解説](https://githubja.com/gboeing/osmnx) がわかりやすかったです - OSMnxのExampleも[いろいろあります](https://github.com/gboeing/osmnx-examples/tree/master/notebooks) ### 使用したライブラリやツール: - [OSMnx](https://osmnx.readthedocs.io/en/stable/) - [QGIS](https://qgis.org/) ### 使用したデータ: - [大田区AED設置場所](http://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/hoken/iryokikan_hoka/aed/setting_place/index.html) #### 作成者: Furukawa ![](https://i.imgur.com/lJgPQFQ.png) ## Google Colaboratoryを利用した地理空間情報の可視化 ### matplotlib BasemapとCartopyとともに ### 概要: Google ColaboratoryとCartopyを使って、いくつかの地図を表示してみました。 素直に動作しなかったので、monkey patchを当てて動作させてます。 * 地図 * 地理院タイル 標準地図 * 地理院タイル 色別標高図 * 地理院タイル 陰影起伏図 * Google Maps * OpenStreetMap * MIERUNE, MIERUNE mono * 外部ファイルとしてShapeファイルを読み込む * Googleドライブからファイルの入出力をする ### デモ / ソースコード: ![](https://i.imgur.com/vrssx1p.png) - [Google Colaboratoryのnotebook (GitHub)](https://github.com/homata/GeoPythonJP/blob/master/tile_server.ipynb) ### 使用したライブラリやツール: - [Cartopy](https://scitools.org.uk/cartopy/docs/latest/) - [Google Colaboratory](https://colab.research.google.com/notebooks/welcome.ipynb?hl=ja) ### 使用したデータ: - [国土数値情報: 行政区域、避難施設](http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/other/yakkan.html) #### ライセンス * [Google マップ / Google Earth 追加利用規約]( https://www.google.com/intl/ja/help/terms_maps/) * [国土地理院ウェブサイト 地理院タイル 国土地理院コンテンツ利用規約]( https://www.gsi.go.jp/kikakuchousei/kikakuchousei40182.html) * [OpenStreetMap® はOpenStreetMap財団 (OSMF)がOpen Data Commons Open Database License (ODbL) の下にライセンスするオープンデータです](https://www.openstreetmap.org/copyright/) * Maptiles by [MIERUNE](http://mierune.co.jp/) under CC BY. Data by [OpenStreetMap contributors, under ODbL.](http://osm.org/copyright) * #### 作成者: homata ## Google Colaboratoryのパワーで点群可視化をワンストップ化 ![](https://i.imgur.com/i9vObGk.jpg) ### 概要: オープンデータである土木工事の点群データをグリグリ閲覧するために、クラウド上でワンストップで変換&可視化します。 数GB/数千万点の点群データをそのまま扱うには大きすぎるため、クラウドパワーを用いて間引きとWebブラウザで閲覧可能な3DTilesへの変換を行います。ツールには独自に開発した3DTiles変換ライブラリを用いました。 ### デモ / ソースコード: - [Demo on Google Colaboratory](https://colab.research.google.com/drive/1_A1Hy0z0nvt020deqEq4JXyHxOqLV67Z) ### 使用したライブラリやツール: - [lasto3dtiles](https://github.com/colspan/lasto3dtiles) 点群変換 - luigi - Open3D - laspy - Cesium 点群可視化 - liblas-bin LASファイルの変換 - leaflet 点群と緯度経度の対応点ピッキング - Google Colaboratory - ngrok ### 使用したデータ: - [静岡県ポイントクラウドデータベース 工事番号 29-XXX00-01-00-02](https://pointcloud.pref.shizuoka.jp/lasmap/ankendetail?ankenno=29XXX00010002) - [地理院タイル](https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html) #### 作成者: Kunihiko Miyoshi ([@colspan](https://github.com/colspan)) --- # :snake: さいごに `> 各自コメントを一言おねがいします!` > Pythonを使っている皆さんにGeoの楽しさを伝えたい、と思って今回ポスターセッションを企画しました。たのしかったねー。一緒に作ってくれたGeoな皆さん、見てくれた皆さん、ありがとー。 Mami > 経路検索はけっこう奥が深いなあ、と。計算の仕組みと同様に元の道路データや始点位置の重要性が身にしみました。 Furukawa > Google Colaboratoryにデフォルトで入ってないモジュールを使うにはバットノウハウが必要そうです。Google Colaboratoryは手軽なのでいろいろと使っていきたいです。 homata > 点群データ処理のためのOSSはUbuntuでの活用が効率的ですが、そのためのPCリソースをGoogle Colaboratoryに充てられるのは画期的だと思います。あと一歩でサーバレス・PCレスな点群処理環境を組めるようになるかもしれません。 colspan --- ## 告知:  :::info ### 9/21午後 オープンデータのがやがや会 Vol 2. **オープンデータを使って、がやがやもくもくする会です。** **Geoデータ**、**オープンデータ**を使って、データ分析や開発をしたい方、遊びに来てね。 地域課題の解決を目的とした地方自治体を中心とする公共データを活用した一般参加型コンテスト、『アーバンデータチャレンジ』にチャレンジしてみたい人、やったことがある人たちが集まる会をやります \(^o^)/ 日時: 9/21(土) 13:00〜18:00 場所: 神田 参加申込み: [connpass](https://udceasttokyo.connpass.com/event/145327/) 10月以降も開催予定なので、[グループ](https://udceasttokyo.connpass.com/)をフォローしてくださいね。 ::: :::info ### Geo + Python ゆるハンズオン Pythonで地理空間データを分析・可視化しよう! 日時: 10/27(日)13:00〜18:00 (開場12:45〜) 場所: 東京大学 駒場第二キャンパス 生産技術研究所 As311・312 参加申込み: [connpass](https://udceasttokyo.connpass.com/event/147710/) ::: ![](https://i.imgur.com/Ebzup8c.png)