執筆 : NITMic B4 Thike | Date : 2024/12/15
本記事は 名工大 Advent Calender 2024 の 15 日目の記事です.また,技術のお話は一切ありません.日曜くらいね,ゆる~い雑記でもいいよね.
TGS とは TOKYO GAME SHOWの略で,コンピュータエンターテイメント協会 ( CESA )の主催で年 1 回開催しているコンピュータゲームを主とするコンピュータエンターテイメントの総合展示会です.
会場は幕張メッセで,ゲーム業界の関係者が集うビジネスデイ 2 日間と一般公開日となる 2 日間を合わせた計 4 日間開催されています.また,幕張メッセでのリアル展示に加えてTGS Digital Worldという名前でオンライン展示も行われています.今年はリアル展示が 2024/09/26 - 2024/09/29 の間で,オンライン展示が 2024/09/20 - 2024/10/07 の間で開催されました.
TGSでは毎年テーマが決まっており,今年のテーマは『ゲームで世界に先駆けろ。』となっています.
今回筆者は別の用事があって東京にたまたま居たため,リアル展示の一般公開日 ( 09/28 )に参加してきました.
会場となる幕張メッセまでは,東京駅から JR 京葉線を利用して最寄り駅の海浜幕張駅に行き,そこから徒歩で向かいます.そうです,あの一度は行ったことのある夢の国の最寄り駅である舞浜と同じ路線.あとは言うまでもないですね,頑張って人の波に耐えましょう.ちなみに出発が遅めでスーツケースを預けることができなかったので,地獄でした.さて,舞浜で人が降りて少しはマシに…ならない!!! 当然ですが,同じ目的の人がたくさんいるわけです.頑張って耐えましょう( 2回目 ).
そうして,最寄り駅に到着.周りは人,人,人.
まじで人しかおらん.
そんな中,目に入ったのは QVC の建物,あ~!水素の音ォ~!! まじでどうでもいいですね,ハイ.
はぼき,だっけあれでコンデンサぶっ壊すやつやばくて好き.
さて,ようやく幕張メッセに着いたころには,1 列当たり横に 8 人くらいるような列が 6 つもできていました.
この手のイベントには早く来ましょう.義務教育より大事なことです.
たぶん 1 時間ぐらい待った気がします.そして,いよいよ入場!の前に手荷物検査.ここでスーツケースを預けられなかったために,中を全部見せる手間が発生しました.もっと早く起きてれば…
そんなこんなで遂に入場に成功! ということで,ここから TGS 2024 で体験したことの紹介にうつっていきます.なお,時系列順ではなくジャンルごとで分けており,企業などの敬称は省略しています.
いぇーい!なんかぎこちないなこのピース
そのまま,有名企業がゲームを展示しているブースです.例えば,SEGA や CAPCOM ,SQUARE ENIX など.まぁ,この辺の企業は人が多すぎて諦めざるを得ませんでした.
自分は,所属している(いた?) NITMIc が何回かお世話になっている企業である 日本一ソフトウェア のゲームの試遊をしてきました.試遊したゲームは「ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄」です.TGS 専用ステージで 15 分ほど遊んできました.
試遊待ち列できてた.10分ぐらい?
このゲームは「やりたい放題 RPG」といういかにも 日本一ソフトウェア らしいゲームで,一定範囲内を自由に移動しながら戦闘を行っていく形を取っています.その途中でオブジェクトを拾って武器として装備したり,敵をマップの外に投げてしまったりできるそうです.また,『コンファイン』というシステムを使うことで,木や岩を味方にすることができるようになります( ? )
また,ド派手な必殺技も存在しており,敵を一気に壊滅させるのは楽しかったです.結構時間設定がシビアで,15 分ほとんどを使ってようやくクリアできました.待っている間にプレイしていた方はクリアできていなかった人もいたので少し難しめだったのかもしれません.
また,このゲームとは別に「クラシックダンジョン X3 」というゲームも展示されていました.こちらは遊ぶ時間がなかったのですが,ドット絵のアクション RPG のようで,眺めていた感じ試遊したゲームとは別の戦略性があって面白そうでした.
筆者はインディーゲームが大好きです.今回もこのブースの為に参加したまであります.インディーゲームとは,個人や小規模の開発者で作成されたゲームです.有名どころでは,やはり 「 Undertale 」,「 Vampire Survivors 」などがあげられるでしょうか.
まだ知らぬインディーゲームを求めて,いざ出陣.
試遊したもので最初に紹介するのは「けものティータイム」です.
どんなゲームかと言うと,ブレンドティーのお店を営業する主人公になって,実際に素材を選択しブレンドティーを作るシミュレーションとちょっとしたストーリーを絡めています.
おすすめポイント 1. KAWAII の暴力
キャラクターがとにかくみんな KAWAII.主人公のタルトちゃん,KAWAII ね… 筆者は猫が好きなのでケモミミキャラクターは大好きです.うん,みんな KAWAII.
おすすめポイント 2. 癒しの音楽,ASMR を添えて
いわゆるカフェ的なものがモチーフなため,癒しを演出する音楽が使われていますが,これがとても素晴らしい.BGM オタクな筆者,歓喜.しかし,この作品はそれ以上がある!なんと,ところどころに ASMR が用いられているのです.試遊ではヘッドホンが用意されているので,しっかり体験することができました.
ステッカーゲット
つい猛プッシュしてしまいましたが,どうやら結構人気があったようで整理券をたまたまゲットできたからいいものの,20分後にはもうその日の分の整理券は配り終わっていそうでした.ラッキー.
来年リリースされるそうなので楽しみにしています.
ちなみに,このゲームを出しているのは Studio Lalala というところで,最近「神椿市協奏中。」というゲームを発売しています.このゲームレーベル,実は FuRyu の新規ゲームレーベルです.どうやらプロデューサーの方が来ていたそうなんですが,自分が試遊した時はちょうど席を外していたとのこと. 「 CRYSTAR 」 とかやったことあるのでお話しできたらよかったけど残念…
続いては,「ちょうどいい音がすると思ったら母でした」というリズムゲーム(?)です.
なんで試遊したんだろう… いや,楽しかったんですけどね.ゲームの詳細としては,鶏のキャラクター,着ぐるみ母さんのお尻をパンチ・キックするという体で屢ズムを刻むゲームです.何言ってんだ.ちなみに着ぐるみ母さんからの反撃もあります.どういうこと?
記事を読んでいて気になったそこの貴方,スマホで遊べるので是非遊んでください.写真撮り忘れました,無念.
次もリズムゲームから.「coxeta」というゲームです.
いわゆる,よくある画面奥の方からノーツが落ちてくるリズムゲームに,垂直落下ノーツという要素を加えて擬似3Dにしている,というのが特徴です.時間の都合上,iPad ではなく,スマホでプレイさせていただきました.
個人的には結構面白く感じたけれども垂直落下ノーツが要らない,という声もあったそうです.
初見ならこんなものかな.
筆者はリズムゲーム大好き人間なので,iPad でも DL してやってみようかな,など思ってます.
お次は MUTAN の「ピラルクのマネーラッシュ」です.このゲームは,コインを集めながらアイテムを買ったり,トゲや火の玉などの障害物をよけたりしてひたすら走り続けるゲームです.
単純だけど奥が深いとはまさにこのこと.プレイヤースキルも求められてとても楽しかったですね.この手のゲームは無限にやれてしまうので自分との戦いになりがちです.(今回は時間に限りがあったのであまりやれていませんが)
普通に難しかったです.
試遊したのはこれぐらいですが,ちらっと見たりしたゲームを一挙に紹介します.
長くなってしまいましたが,次行くぞ!
これは,VR や AR を活用した商品の展示スペースです.時代を感じますね.
今回紹介するのは,Gatebox の 「 AI 売り子 」と「 AI バイト 」です.
AI 売り子
AI バイト
まず,AI 売り子の方は,生成 AI を用いて多言語で商品販売のお手伝いをしてくれます.主に小売店向け用とのこと.カメラが搭載されているので画像認識をし,その情報に基づいて接客を変化させることができるらしいです.そんなことより,なぜ『ずんだもん』なのでしょうか,これが分からない.一応キャラクターはカスタマイズできるそうですが…
次に,AI バイト.いたってシンプルなやつですね.ディスプレイに映し出されたキャラクターに向かって話しかけると,応答を返してくれるというもの.いわゆるCG音声対話システムってやつ.あれ,なんか似たようなものをよく見るような気がするんですよね.
そうです,私の所属してる研究室でやってることにかなり近しいです.詳しくはこちら
そのため,とても親近感がわきました.
でもこの2つとも,VR/AR とは違うような…? そんな疑問はしまっちゃいましょうねぇ~
VR/AR エリアはあんまり見れなかったので以上!
その名の通り.各地の大学や専門学校からサークルが出展しているブースです.
まずは,名古屋工学院専門学校 から「 Alice in Window Land 」です.
このゲームは,PC のウィンドウを引っ張ることで地形や足場の形が変化し,それを利用することで,キャラクターをゴールに導く 2D パズルアクションゲームです.
シンプル操作ながら,発想が面白い作品でした.UI がエクスプローラーみたいで斬新でしたね.どうやらゲーム大賞のアマチュア部門でとてもいい成績を収めているとか.
お次は愛知工業大学の「世界の運命はこの手の中に」です.写真撮り忘れたので制作者が公開しているショート PV を貼っておきます.https://www.youtube.com/shorts/QYPwiCbBkHk
このゲームは,キーボードもマウスもコントローラも使いません.使うのは,人差し指と中指のみ.
これら 2 本の指を足に見立てて,交互に動かすことで歩くことができます.タイミング良く離せばジャンプも可能.アイデアが斬新ですね.普段することのない操作体験はワクワクしました.しかしながら,アイテムを取ってクリアする必要がある中,操作に慣れずアイテムが取れない事態が多々あり,とても難しかったです.
最後は日本電子専門学校の「 Slime Overlord 」です.
このゲームは,スライムを操作し,敵を食べることで巨大化したり,消化して小さくなったりを駆使しながら攻略するアクションゲームです.
でかくなるほど,敵を倒しやすくなりますが移動速度が減るため攻撃を回避できない,なんてこともありました.ちゃんとゲーム性があってよかったです.
こうしてみると,いろんな学校でゲームって作られてるんですね… NITMic も負けないぐらいゲーム作っていってくれると嬉しい限りです.流石に TGS に出せるほどの財力は私立でもないので無いですけどね.
区別しづらい物や,ゲーム・システム出展以外のものを紹介します.
でっかいちいかわみたいなのがいました,違った.(インフィニティニキ)
コスプレイヤーはたくさんいましたね.写真こそ取り損ねましたが,自分のプレイしている HoYoverse のゲームのキャラクターや,Yostar のゲームのキャラクターをはじめ,VTuber,ミームなどなどいろんな人を観測できました.
ご飯について,見るの熱中してたら食べるの忘れてました.何してんだ.
物販も充実してましたね.有名企業のスペースが多かったですが,たまたま Visual Arts の物販,というよりは外れ無しのクジを見つけてしまったので購入しました.筆者は Key 作品のファンなので,見つけた時は驚きましたね.以下は,戦利品の一部です.識ちゃんかわいいね.
とても,とても疲れましたがいい経験ができました.
特にインディーゲームに関してはまだ知らない世界が広そうなので,今後も深く追っていきたいと思います.
あと,意外と写真撮り忘れてるので,もっとちゃんと記録残すようにしたいですね.
来年も TGS はあると思うので,興味のある方は一度考えてみてはどうでしょうか.なお,行く際は
最低限の荷物で,早めに行きましょう! 筆者とのお約束です.
ゆる雑記のはずなのに,結構長いこと書いてしまったな…(笑)