# 要件定義と見積り勉強会(第2回)資料 ## はじめに 本勉強会では架空の会社、システムを対象に要件定義を行います。 今日はビジネス視点を理解する為に、ビジネスサイドとエンジニアサイドに別れて議論を行います。 ## 今回のお題 - 対象システム:架空の宿泊施設予約サイト - 顧客要望:リピート率向上の為の機能追加 - その他、欠落している情報について  定義していない情報、例えば、現在の会員数、競合の状況などは、必要であればチーム内で決めた定義に基づいて要件定義を進めてください。 不要な場合は無視してください。 ## 進め方 - 部屋の都合上、2チームに別れます。 - 各チーム毎に、ビジネスサイドとエンジニアサイドで別れます。 - ビジネスサイドは顧客視点、エンジニアサイドは要件定義担当者視点でロールプレイをしてください。 - ロールプレイですが、要件定義の場面に必要な判断や提案ができるように相互にアドバイスしていただくのは構いません。 - 途中でビジネスサイドとエンジニアサイド入れ替えます ## 経営課題とビジネス課題 昨今のユーザーは、比較サイトなどを利用して、複数の予約サイトを使い分ける傾向にあり、以前よりもリピート率が下落傾向にあります。 そのため、価格面で同じ条件であれば、ユーザーに当サイトから予約したい、と思ってもらえるような新機能を開発してもらいたいです。 ## 機能について 機能名: ストーリー(仮) プラットフォーム: iOS, Android 主な目的: 旅の様子を写真や文章、位置情報などを記録して、後から閲覧できるようにする 動機: 価格やプランだけではなく、当サイトを利用して予約したい、と思ってもらえるような機能がほしい。宿泊施設を中心に旅のストーリーをつくれるようにすれば、リピート率向上に寄与するのではないか ほしい機能: SNS へのシェア、他のユーザーとのシェア、いいね(他にも目的から外れなければ追加してもらってかまいません) 懸念点: 当サイトで宿泊施設を予約してない場合でもストーリーをつくれるようにしたほうがいいかどうか ## ビジネスサイドの視点 - リピート率が上がる根拠がほしい(どういうロジック/シナリオで達成できそうか) - 宿泊施設側にメリットが発生するならそれを打ち出して宿泊施設側にも協力を求めたい(現時点ではビジネスにどう寄与するかは不明) (他にもあれば、ディスカッションの中で追加してください) ## 開発サイドの視点 - シェア可能な SNS はどれがいいか(API の調査への影響が知りたい) - ネガティブな投稿に対してどのように対処すればいいか(放置でいいか、あるいは何らかの対策が必要か → 必要であれば検知する仕組みが必要) (他にもあれば、ディスカッションの中で追加してください)