質:Webデザインに関する書籍ってたくさんありますよね。まだWebデザインを学び始めのとき、どんな書籍を選べばいいのかオススメを教えて下さい!
と:今日は実際にWebスクールの教室に置いている100冊以上の中から厳選した、オススメの書籍を紹介していきます。
Webで検索をして、デザインを学ぼうとしている方も多いと思います。
ですがWeb上には情報がありすぎて、その中から自分に合った情報を見つけて実践するのは大変です。
この記事では、CreatorsFactoryのスクール本棚に置いてあるデザイン本の中から、人気でためになるデザイン本を15冊紹介します。
この記事でわかること
デザイナーじゃないのに!
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○この本のポイント
と:漫画とイラストがベースになっていて読みやすい。
帯にも「意識低い系」と書かれていて、手に取りやすい一冊だよ。
質:表紙にも「デザイナーじゃないのに!」と、叫ぶイラストがあって安心感がありますね。
素人ですが、デザインしてみました。-プロのきほんが学べる14のストーリー-
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○この本のポイント
と:こちらも漫画形式で、がっつり学ぶというよりは、気軽にサクッと読み込める内容です。
どちらもわかりやすくスラスラ読み込めるので、デザインやデザイナーの仕事の概要を掴みやすい。1つの1つのデザインルールが難しいと感じる人にもオススメです。
と:特にこの本の面白いところは、余白がないことを「ぎゅうぎゅう」、整列ができていなことを「ガタガタ」など、デザインのルールを擬音で表現しているところ。
イメージがしやすく作例も多く掲載されています。
と:業界でも有名な、デザイン初心者さんも楽しく読める書籍を紹介します。
Webというよりはグラフィック、デザイン全般の基礎を網羅しているので、デザインの大枠を掴むのにもオススメです。
なるほどデザイン
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○この本のポイント
と:特徴としては、作例が多く掲載されている。OKパターンとNGパターンを比較しながら、題名の通り「なるほど!」と思える構成になっています。
やってはいけないデザイン
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○この本のポイント
と:こちらも「こういうのはおかしいよ」というやってしまいがちなデザインのNGパターンとOKパターンを並べて、作例付きで詳しく解説しています。
と:特に初学者さんがやりがちな袋文字や、よくないグラデーション、多用してしまうドロップシャドウの注意点など、実際の現場でよく使う表現もたくさん事例があり参考になります。
新しい本じゃないけれど、個人的にはオススメする1冊です!
質:勉強をする前に予習として読んでもいいかもしれませんね。
と:本屋さんで探すときは、グラフィックデザイン(アート・印刷系)の棚に並んでいることが多いので、注意してくださいね。
と:次に紹介するのは、現在シリーズものとして発売されているデザインの学習本。
これもデザイン教本の中では有名です。
けっきょく、よはく。余白を活かしたデザインレイアウトの本
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○この本のポイント
ほんとに、フォント。フォントを活かしたデザインレイアウトの本
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○この本のポイント
あたらしい、あしらい。 あしらいに着目したデザインレイアウトの本
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○この本のポイント
と:シリーズ1冊目は「余白」にフォーカスしたデザインの基本を掲載しています。
こちらもOKとNGのパターンを比較しながら、多くの作例を見ながら余白の扱い方がわかるようになっている。
質:ある会社の先輩と後輩が登場し、後輩のNGデザインを先輩のアドバイスで直していくというストーリー仕立てですね。比較だけではなく、派生パターンの作例やこんなデザインもありだよ、といった実践向けのフォローがあるのもいいですね。
と:デザイン全般にフォーカスした内容なので、Webデザイナーが読んでも表現方法が広がり、デザインの基礎知識の底上げにもなります。本そのもののデザインもオシャレで、オススメの書籍。スクールではみんなが借りすぎてちょっとボロボロなってます(笑)
トレース&模写で学ぶ デザインのドリル
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○この本のポイント
と:これは実際にデザイントレースや、作例を真似して技術を身につけるタイプの実践本です。
全部で30のお題があり、1日1題のペースなら約1ヶ月でデザインの基本がわかる構成になっています。
グラフィックの内容ですが、フォントやあしらいなどの様々な表現の練習に使えますね。
質:横長の書籍で読みやすいですね。ちょっと本棚からはみ出しそうですが…。
と:テキストや素材も見本がダウンロードできるので、すぐ手を動かせるのがいいところ。スクールの生徒さんも、中身を確認してから実際に買って勉強する人が多かったですね。手を動かすことが上達への近道。トレースや実践に悩む人にぴったりです。
と:ここからは、初級・中級者さん向けのデザイン本を紹介します。
制作だけではなく設計や、ディレクションに関わる方にも参考になる書籍です。
これならわかる! 人を動かすデザイン22の法則
https://amzn.to/2QmRKyx
○この本のポイント
と:これは「読み物系」のデザイン本ですが、個人的にとてもよかった。
マーケティングや心理学を通じたデザインの意識付けの話で、人の感じ方の法則や心理学の観点をプラスしています。
ここまで紹介してきた書籍で勉強をしてきた人の、次のステップにオススメできる1冊ですね。
質:内容は小説のような読み切りの形です。毎日少しづつ読むのもいいかもしれませんね。
[買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインの技法61
https://amzn.to/3gIMrUR
○この本のポイント
と:こちらも心理学やデザインの意識付けの書籍です。
商品が売れるのは、デザインがいいだけではなくて、人の心の動きや環境や状況で行動が変わるという視点から、どんなデザインを使えば行動や意識付けに繋がるかの61の技法を掲載しています。
質:22から61に。約3倍に増えましたね。
と:これもスクールの生徒さんがよく借りるので、ボロボロの1冊…。
ネットショップの仕事をしている人などが、よく読んでいます。
デザインと販売はとても密接な関係、買ってもらわないと意味がない。
より意味のあるデザイン、目的のあるデザインを求めている人にはオススメの2冊です。
著作権トラブル解決のバイブル! クリエイターのための権利の本
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○この本のポイント
と:デザインの仕事をしていると避けられないのが「著作権」の問題です。
クリエイターの職業別によく起きる権利トラブルや、素材を利用するときの注意点、文章の引用やプログラムコードの扱いなどの事例がまとまった権利の本です。
質:権利や著作権って難しいけれど、知らないといけないことですよね。
と:例えば、素材を使うのに商用利用はNG、ライセンスを載せないと使ってはいけないのにフリーで使っていたりと、違いがわかっていない人も意外と多いんです。商用の仕事では、権利関係はナイーブで知らないでは済まないこともあり、お客さまに迷惑がかかることもあります。
ぜひ手元に揃えてほしい1冊です。
と:次に紹介する2冊はWeb制作をしている方にオススメの書籍です。
サイト設計についての本は意外と少ないのですが、この2冊はしっかりまとめられています。
Web制作者のためのUXデザインをはじめる本
ユーザビリティ評価からカスタマージャーニーマップまで
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○この本のポイント
と:これは「UXデザイン」つまりサイト設計の部分に触れている書籍です。
Webサイト設計の基本から、お客さまがサイトに入ってからどのように流れていくのか…などの、UXに集中した内容になっています。
Webディレクションの新・標準ルール 改訂第2版 現場の効率をアップする最新ワークフローとマネジメント
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○この本のポイント
と:こちらは、Webディレクターさんのワークフロー(仕事の工程)について書かれている書籍。
質:UXデザインもディレクションも、なんだか敷居が高そうな雰囲気がありますね。
と:Webデザインの技術を突きつめていくと、最終的には設計側の話になっていく。
いわゆる「上流工程」と言われる、Webサイトを作る前段階のワークフローがWebデザインはとても重要なんです。
会社の中なら上司や先輩から学ぶこともできるかもしれませんが、実際には学べる環境が少なく「実践ありき」で語られることも多い。
と:わかりやすくまとめられている本書でも、読んだだけではうまく理解できないかもしれません。でもまずは、読んでみて実行する。
わからないところは振り返って読んで、また実行する。成功と失敗を繰り返しながら読み進めるのがオススメの使い方ですね。
実際に仕事が来て、悩みながらこの書籍を読んで身につけていきましょう。
質:確かに後半になるにつれて、考えることがとても多くなっています。一回ではすぐに読みきれないですね。
と:特にWebディレクション本の内容は、経験したことがない人にとっては難しく感じるはず。
でもサラッと読むだけでもWeb制作やWebサイトのルールや流れがわかるので、予習と思って読んでおくのもいいですね!
質:電子書籍版もあるんですね。これなら、空いた時間にも読めそうです。
と:デザイン系は実物の書籍がオススメですが、読み物系の書籍は電子書籍もありですね。
と:最後に紹介するのは、お待ちかねのWebデザインのオススメ書籍です。
質:内容が多いので、分厚いですね…!
初心者からちゃんとしたプロになる Webデザイン基礎入門〈HTML、CSS、レスポンシブ〉
https://amzn.to/3sPFcN9
○この本のポイント
と:「Webデザインの基礎入門」とありますが、内容はHTML/CSSが中心です。
内容は1日30分ずつから始められるよう簡潔に、わかりやすくまとまっていて実践しやすい構成になっています。
この書籍もシリーズがあり、JavaScriptなどを含む上級者向けの本もあります。
1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
https://amzn.to/3tS6Avl
○この本のポイント
と:これは「Webクリエイターボックス」というブログを運営されている、Manaさんが書かれている書籍。
入門講座編と、最近に実践講座編がシリーズで発売されました。
どちらもHTML/CSSが中心で、デザインと言うよりはコーディングをしていく内容です。
質:スクールでも人気で、常に誰かが借りている状態ですね。
と:この2冊はデザインの基礎というより、Webデザインを構築するコーディングなどWeb制作をする方にオススメです。
本の学習は作例がたくさん掲載されていて、ある程度厳選してまとまっているのがいいところ。
本屋さんでパラッと立ち読みして、面白そうだと感じたらぜひ購入してみてほしいですね。
もちろんたくさん買うと結構な出費になるので、Amazonなどのセール割引なども活用して、まとめ買いするのもいいですね。
質:電子書籍と実物の書籍、どっちの購入がオススメでしょうか?
と:電子書籍もいいですがパラパラと読むのが難しく、ササッと見て「これ!」と読めるのはリアルの本のいいところ。
かさばるとか持ち歩きにくいデメリットもあるけれど、自宅の本棚にストックしてインスピレーションを得るために使うのもありですね!
と:今回はWebスクールの教室にも置いてあるデザイン本の中から、オススメを15冊紹介しました。
自分のレベルや学びたいことに合わせて、ぴったりの書籍を選んでくださいね。
質:世の中にデザイン書籍はたくさんありますから、自分にあったものが見つかると勉強もスムーズに進みそうです。
ありがとうございました!