Try   HackMD

ちゃちゃちゃっちゃ(出囃子)
ちゃっちゃちゃ(53代CG研の)
ちゃちゃちゃちゃちゃーん(ろろです)
ちゃらちゃらちゃっちゃちゃ(今回は)
ちゃちゃちゃちゃちゃーん(絵関係ないです)

ちゃちゃっちゃちゃっちゃちゃ(絵はツイッターみて)
ちゃっちゃっ (フェードアウト)

何も考えず読んでほしい落語の話

マクラ

「がちょうさん、がちょうさん、どんな商売はじめたの?」
「がちょりんすたんど」
ふえふき亭がちょうと申します、どうぞしばらくご辛抱を願います。

今のは笑うところです。

さて、しょーもない始め方をしたもんですが、落語はしょうもないと相場が決まっております。落語のマクラを話しているときと同じ調子でまいりますので、ここまで読んで疲れていない方はどうぞよろしくお頼み申し上げます。

まだマクラ(自己紹介)

落語をご存知の方、妙に感じたかもしれませんがまたマクラです。最後に落語のおすすめとか載せますので、退屈でしたら下まで飛んでください。

えーー、もう師走、12/3でございますねぇ。メトロだけかもしれませんが、最近電車で渋谷に着くとジングルベルがなるんですよね〜。あれは期間限定なんですかね、駅の曲は年中同じにしてください。なんか忌々しいです。年中ジングルベル、というのも、免疫がついて粋だと思うんですよ。あとは期間限定にするにしても、ハロウィーンの時期はうすどろ、あの「ひゅ〜どろどろ」みたいなの、流してくれると、レッツパーリナイ!よりだいぶ落ち着くと思いますがねえ。

話がそれました。

MIS.Wに入ってから7,8ヶ月ですけども、未だあまり認知されていない身の上ですのでまずは自己紹介をいたします。MIS.Wのなかでは「ろろ」と名乗っております。どうぞ、お手荷物にはなりませんので、名前だけでも覚えてってください。山梨出身、趣味はイラスト、落語、ダンス、卓球といったラインナップです。何かご興味ありましたら話しかけてください。

更にマクラ(注意喚起)

ここまでお話ししてからなんですが、こりゃあマクラと呼んでいいんでしょうかね。
落語を習い始めてから知った話のことなんですがね、話のうまい人ってのは「はじめしんみり、なか面白く、おわり尊く」みたいなかんじで話すらしいんですな。既に守れてないですね。

どうして落語の話をするのかってことですが、実はワタクシ、落語が好きで、さらには自分でも落語をやるような人間でございます。話したいから話します。最後に落語のおすすめとか載せますので、退屈でしたら下まで飛んでください。 大事ですから二度言いました。

落語って?

簡単にいうと、扇子と手ぬぐいのみを道具に使い、座布団にすわって行う一人劇でございます。滑稽話から怪談話、人情話まで様々です。

何人もの演じ分けのために右を向いたり左を向いたりして、基本的に会話のみで物語が進みます。小道具の手ぬぐいを煙草入れや財布として、扇子を箸や算盤として使って見せます。

私が外国の方に聞かれたときは、"Japanese traditional performance" と紹介しています。あとはやってみせるくらいしかないかと思います。落語のような芸能は世界的に稀と言われておりますので、例示が難しいです。…いい紹介方法ございましたら教えてください。

落語をやっている経緯

いい加減マクラと言い張るのはやめます。読みにくいですし。

落語をやってること、けっこう役立っております。勝手に自分語りしますが将来的に我が子にやらせよう、というときにお役立てください。

さて。
落語を聞き始めたのは物心ついた頃です。寝る前の英語の絵本の読み聞かせ、を母がサボり、代わりに聞かせはじめたのが落語のCD、でございます。既にこの流れでおかしいですね。母が落語好きの変人でして、小さい頃、私が母に、
「ひま〜、おしゃべりして〜」
「ボールペン貸してあげる」
「え〜おはなししたい〜」

「親指に顔描いて親指とお話ししなさい」

変わった人ですね。
ついでに、父は、よく「耳の中には小人が住んでいて、毎晩電線を伝ってお出かけするんだよ」と教えてくれました。

変わった人ですね。
この親にしてこの子あり、でございます。

さてさてまた話がそれました。

その後一人で勝手に耳から落語を覚えるようになりました。そりゃあ毎晩聞いてりゃ覚えます。
転機は小4の時です。市の事業で子供落語教室が開かれていることを母が聞きつけてきました。せっかくですから参加いたしました。初心者はまず、師匠に名前をつけていただきます。

師匠は林家彦いち師匠です、有名でしょう?おそらく。強面で力強い落語から、体育会系の落語家と呼ばれ、着物にジャージのようなラインの入った、あの彦いち師匠です。
…何だそりゃと思われた方。…すべて本当のことです。ぐぐりましょう。

この時に「ふえふき亭がちょう」とつけていただきました。初めて覚えた、冒頭の小咄、そして円朝や志ん朝などの大師匠にあやかりました。習っていたヒップホップを落語に取り入れるという妙なことしてたら再び転機。
落語教室がなくなりました。
山梨にお詳しい方、お気づきかも分かりませんが、「ふえふき亭」のふえふきは「笛吹市」からきております。この落語教室事業、笛吹市の運営でございました。しかし市長が替わるとともに消えました。
文句は言えません。…私は甲府市在住の身でした。他所の税金で落語を教わりました、ありがとうございます。

余談ですが、この新市長と直接お話しする機会が全く関係ないところでございまして。落語の事業なくなって残念です、というようなことを申し上げましたら、なんと言ったと思います?
「その事業、知りませんよ」
けっこうショッキングでした。

その後今に至るまで(宣伝)

色々ご縁がありまして、なんだか沢山いい経験させていただいております。

落語やって良かったことはアレですね、
敬老会やら老人ホームの慰問に行くと必ずいらっしゃるのが、無反応でぼーっとしている方。何の反応もございません。きっと落語聞いてる場合じゃなくて休むべきなんですが…お年かな?

話を聞いてもらっても反応がないときのための耐性がつきます。

……真に受けてはいけませんよ?

そして、わたくしの落語に興味を持った方、タイミングがいい!実は来年、新年初笑い、として呼んでいただきまして、一席やるんですよ!
日時場所? えっとですね、甲府の商店街の本屋さん、1/1 7:00~8:00ですね!
……もちろん朝、でございます。洒落ではありません。市内の人間でも誰も来ないのでは、という日程です。

もし、もしも、富士山に初日の出を見に行ったから帰りに、という予定のありますお方はお立ち寄りください。…冗談でございます。

おすすめの落語

お待ちかね、かもしれません。ようやく羽織を脱ぐ頃でしょう。

まずは季節など関係なく面白いお話でございます。

金明竹

よく出来た、楽しいお話です。予備知識など何も要らない、あったらちょっと嬉しい、くらいのものです。えせ関西弁が出てきますので苦手な方はお気をつけください。

もぐら泥

愉快な滑稽話です。予備知識として「もぐら泥とは?」みたいなものが必要ですが、普通知らないため、本筋の前に説明します。馬鹿話ですので、何にも考えず聞けます。

鷺とり

これは本当に、頭の中空っぽで聞くお話です。だじゃれ多め、話の中にボケとツッコミがはっきり存在する聞きやすーい話です。

鈴ヶ森

春風亭一之輔師匠がやっているのをよくみます。一之輔師匠と言う落語家さんもとっつきやすい方ですが、「鈴ヶ森」も予備知識なしで楽しく聞けます。

さて次は、せっかくですので冬の噺です。

替わり目

全部やると30~40分の長いお話ですので、たいてい半分くらいで切ります。すると、題名はどこから来たのか、となってしまうお話です。見ていてほほえましい酔っ払いとその周りの人を描いています。敬老会でやると受けがいいですね。

初天神

これはちょっと有名な、お正月特番で必ずといっていいほど見る気がするお話です。お祭りにいく親子が登場します。笑いどころもわかりやすく、とても楽しいと思います。演者からすると、噺を途中で切れるポイントが沢山ある便利な噺という印象があります。

一度にたくさん紹介して、私に直接聞いてくれる人が減るのも癪ですので、これくらいにいたします。

オチ

長々とお話ししましたが、今はどうオチをつけたものかと思案しているところでございます。
そういえば、最近はじめてワタクシのtwitterのIDに気づいた方がいらっしゃいました。よく解らん、というかたはちゃんと見てください。
せっかく気づいていただいたので、更に考えていただきましょう。私のSlackやメーリスに使っているメールアドレス、ftg_4ta63と書いてある部分がございます。これも落語に関係しております(ふえふき亭がちょう公式メールアドレスです、ご依頼はこちらまで)。答え合わせは、ふえふき亭がちょうこと、ろろまでいらっしゃってください。

では、典型的な落語らしく終わりましょう。明日はエレンくん担当でございます。お後がよろしいようで。