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19^th^ | 19th | ||
H~2~O | H2O | ||
++Inserted text++ | Inserted text | ||
==Marked text== | Marked text | ||
[link text](https:// "title") | Link | ||
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`Code` | Code |
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Syncing
xxxxxxxxxx
僕の就活体験記
X,Y,Z社を受けた。
これらにすべて落ちたら院に行こうと思っていた。
元々X社しか受けるつもりがなくて、落ちたら院でいいやと思っていた。それくらいXの業務は楽しそうだし学ぶことが多そうという印象を持っていた。
ただ、しかしせっかくこの業界にいるのでY社も応募してみようと思ってレジュメ送って、Z社は社員さんの強い薦めもあってエントリーしており、気づけば普通に就活生になっていた。
結論としてはX社に行きます。
2月
最初に書類を書いたのはY社のレジュメだった。文法ミスだけないように適当に英語履歴書の体裁をググったり妄想しながら書いた。
誰にも見てもらわなかったのはあとから指摘されたがよくない気がしていた。これが2月末だった。月末締めらしいので2/29に出した。
この書類を出した後、1週間のハッカソンに参加して同世代のWeb系/iOS系の優秀なエンジニアと会う機会に恵まれる。
僕らがアルゴリズム問題で瞬発力がすごいように、彼らはサービス開発に於いてノウハウと瞬発力がすごかった。
エンジニアリングも楽しそうだし就活悪くないんちゃうという気持ちになるイベントだった。
3月
ハッカソンイベント熱が落ち着き、就活は本当に正しい選択なのかなあと思っていたところに、現役エンジニア/データサイエンティストの人といろいろ話してアドバイスを貰う機会に恵まれた。分野としては統計取ったり機械学習やってる人が多かったかな。
先輩にもメールとかで相談にも乗ってもらった。どんどん就活生っぽくなっていく。どうやら自分の判断はそんなに大きくは問題がなさそうという結論に至った。
インターンシップは機械学習等を取り入れたデータ解析業務を行っているZ社に行った。
すごく優秀な人たちがいたし、その中には新卒の人たちもいた。こういう人たちがいるんだなあとスタープレイヤーを見ている気分だった。
ハッカソンで会った人たち(メンターさんたちも含めて)と毛色みたいなのが全く異なっていて、すごく新鮮だった。
X社は3月頃にエントリーサイトが開いたので登録した。
実はで履歴書という概念が重要視されてなさそうだったのでY社のレジュメをそのままフォームにコピペした(申し訳ない)。
これは手抜きとかではなくスキルと経歴だけ要求されていたためという言い訳をします。
4月
次に進展があったのはZ社で、インターン終わったあとに受けてみませんか?と声がかかった。
業務内容はとても自分に向いてると思っていたし、職場環境も良さそうだった。
でも、自分の中で院と天秤にかけた時に英語能力の向上という部分で悩んでしまった。
自分はせっかく学部就職して院で海外留学などの経験を犠牲にするなら、それを補うために漠然と多文化の混在する職場で働いてみたいという思いがあったから。
それでも、実際に素晴らしい人材を確保していて、僕と入れ違いの形で入社した方々も噂に聞くすごい人たちと聞いていたので、興味はあった。
なので、応募することにした。
Z社の人事さんはちょうど大阪の出張だったようなので、早速雑談交えながら企業説明をしてくれる場を提供してくれた。
エンジニアへの理解が深い方で、突っ込んだ話をしてもかなり適切に拾ってくれる方だという印象を持った。話はとても楽しかった。
そうこうしてるとY社から次のステップやでメールが来た!!!
落ちたと思ってた。4月だったので驚いた。
どうやらギリギリで出したので翌月分に回されてしまったらしい。
月末は色々あった。
Y社のオンラインテストがあった。詳しくは言うことができないけれど、回答提出するのが一番難しかったという記憶がある。
他には、Z社の面談で東京に行ったりした。ぼくの人生相談みたいになった記憶がある。人事さんってすごい。
5月
世界大会の準備とかで忙しくなってくる。
GW前くらいにY社から電話面接するから日程教えてって言われる。
世界大会のせいでスケジュールがタイトになるが、出発前日のホテル滞在時に面接を受けることにする。
実はその日、X社のインターン面接に申し込んでて(就活するのにね!)お昼面接後急いでホテル戻ってX社の電話面接を受ける算段だった。
これは余談ですが当日、X社のインターン面接でオフィスに行ってから二次面接の日程調整期間が世界大会と丸かぶりしていることに気づいた。
様々な都合から仕方がないので、選考ドロップアウトしました。交通費払ってもらったのにごめんなさい。ホワイトボードコーディングと英語面接の練習になった。
とりあえずインターンシップ面接を終え、ホテルに戻りY社の電話面接の準備をするも電波が残念すぎてハングアウトできねえとなる。
あわててLTEの規制解除してもらいテザリングする。面接時間直前になり初めて緊張してくる。
ただ徹夜で世界大会の準備して慌てて東京に新幹線で向かったため、眠たさがうまく緊張を和らげてくれた。
面接が始まると、コーディング面接や知識を問う質問などがなされた。その時のコンディションにしては我ながらかなりまともな受け答えをしていたと思う。
面接終わった後、ともに就活している東京の友人と呑む。最高や。
就活なめてんじゃねーぞ(威圧)と言われ続ける。それはそう。
翌日から世界大会に行く。
リゾート最高ーーー✌️✌️
⇒帰国
またもや気づけば月末。
Y社返事なかなか来ないし落ちたかなあと思っていたら、月末にオンサイトインタビューをするから日程調整してくれというメールが来る。
Z社の面接は6月からなので、それに備えてエントリーサイトに登録する。
月末になってようやく、就活のために対策とか一切してないし怠け者すぎるだろという気持ちになる。
友人の就活なめてんじゃねーぞという言葉が心に突き刺さる。
ホワイトボードコーディングとかコーディングインタビュー高専の頃意味もなく読破したし、そもそも競技やってて抑えるべきところは抑えているからいけるでしょと思ってナメていたところがある。
それにも関わらず、意外とトリッキーな問題が初見で解けなくて絶望する。時間制約にシビアでも空間制約を蔑ろにしがちなのは良くないなと思う。多少練習する。友達に一、二回だけ手伝ってもらってホワイトボードコーディングの練習をしてもらった。
(てかコーディングインタビュー実は4月からやるやる詐欺してほとんど開いてなかった)
6月
X社一次面接
6月頭、早速X社の一次面接だった。
ここにきてとても緊張するようになった。
面接官の方はとてもフランクな方で、僕の話したことに食いついてきてくれて嬉しかった。
試験への答えは、少し記述が雑(模擬コードだったので)なところがあったがまずまずと言ったところだった。
最初この方は日本語が流暢な海外の方だと思っていたら日本人で驚いた(名前を聞いた時に勝手にアメリカンな名前に空耳していた。思い込みはダメです。)
Z社面談
次は、Z社のエンジニアのマネージャーの方とお話しする機会があった。
この方も物腰柔らかい方で、それでもって熱意を持って仕事をし、エンジニアを取り巻く環境のことを第一に考えているような方だった。
インターンどうでした?とかいろいろ聞かれた。僕がどういう職場で働きたくて、なぜ今その3社を選んで就活してるのか、自分の思っていることを率直に伝えた。
面談が終わった後は職場でインターンの時に特にお世話になっていた社員さんたちに挨拶しに行った。元気そうでした。
次の週についに面接があるから気合い入れていこう!的なことを言われた。
間も無くX社の最終面接にお越しくださいというメールが来る。
X社最終面接
いよいよ第一希望の会社の最終面接、クソ緊張する。なんと会場でZ社のインターンで一緒に働いてた子と鉢合わせ!
他の方も何人か存じ上げていて、親しくしていても、就活だとライバルかあとよくわからん感慨に浸る。
まあ正直なところ基準を越えれば定員とかはなくて採用すると何度も主張していて、それは嘘じゃないみたいなので特にライバルだ…的な感情はなかった。
落ちても就活タイミングのせいではないのだ。
最終面接は三回行われる。
一回目の面接、難しい問題だったけど少し考えて良い方法を比較的早く見つけ出し、それを実装した…はずだったけれど、比較的簡単な部分でミスを犯してしまったり、思考が混乱した結果整理されてないコードを書いたりしていて、
そのミスはわかるんだけど簡潔に解決する方法がパニクってて思いつかなかったりして、もう自分の頭の悪さに絶望した。特に通訳さんを通して思考の断片みたいなものを伝えようとするのはよくなかった。反省。
一発目でここまで悲しい気持ちになるとは。でも面接官が優しい人で励ましてくれて嬉しかった。
二回目の面接、オーソドックスな問題だけれど二度も解釈の間違いを犯してコードを書き直してしまった。
コミュニケーション能力に難があると思われても仕方ないとは思ったが最終的にはことなきを得た。この面接官の方は日本人の方で、クールな人だった。
三回目の面接、これは振り返ってみれば個人的にはとても楽しい問題だった。
いろいろ楽しい要素があったが書けない。当時は最初の面接でメンタルがやられていたので楽しいと思っていなかったかも。
面接官の方は以前別件で面接をしてくれた人で、すごく良い印象があって名前を1年経っても覚えてるくらいの人だったのでテンションが上がった。
終えた後は普通にもうだめだと思っていた。
人事さんに弱音をぽろっと吐いたら人事さんは悲しんでいた。
人事に合否を決める裁量権がないそうだからそれはそうだと思うし、申し訳ない気持ちになった。
自分のだめなところは自分が一番分かってるから辛かった。
X社面接後
あまりにも辛くて翌日を気が気でなく過ごした。
が、今やるべきことは二度同じ過ちは繰り返さないようコーディング面接の練習をすることで、悲しみに暮れることではないと思ったので泣きながらコーディングインタビューの本を読む。
でもその日の夜にX社の合格の電話が来て自分が一番驚いた。驚きすぎて棘(おどろ)になった!
確定してない以上期待してなかったわけではないが、突然不意打ちを食らった気分だった。
そして次にやるべきことは選考の辞退だ、と思った。正直最も行きたかった会社に決まってしまえば就活を終えてしまうほうが人に迷惑かけなくて済むからハッピーだと思っていたのだけれど、やはり辞退の意思を伝えるのには勇気がいった。
Y社とZ社に関してだが、Y社に関しては雰囲気さえ知らないので少しでも知った上で判断しようということにした。
Z社には深夜だったこともあり、選考辞退のメールを書いた。形式がネットに転がってるがどうも好きになれず、自分の言葉で書こうとしたけど、稚拙さが抜けきらなかったので泣く泣く形式に則って書いた。
翌日、朝からトップコーダーで、その開始時間がちょうど始業時間?の可能性があったので、ひとまずコンテストは置いといて、電話をかけようと思って相手の電話番号を入力して深呼吸をしていた。
そしたらちょうどその番号から電話がかかってきて本当に驚いた。僕の深呼吸は失敗に終わった。全然落ち着かねえ。
正直に理由などについて話させてもらった。
引き止められはしなかったし、むしろ理解を示してくれた、進路が決まったことに対して祝ってもくれた。
ただ、悲しんでいるのは電話越しに伝わった。
僕は何を言っていいかわからずよくわからない世間話に走ろうとしだけどあんまりすぎた。
これが就活は疑似恋愛だかなんとか言われる所以かなとぼんやり思った。
Z社の方には今でも就活時期にいろいろお世話になったので感謝の気持ちでいっぱいだった一方、どうしても今は僕が本当にやりたいことをやろうと思いました。グループ会社だし何かしらの形で縁があればいいなあと思った。
Y社最終面接
Y社の面接が残っている。未知なのでいろいろ知るぞ。という気持ちで溢れていた。
前日夕方に関西でワールドファイナルのお疲れ様会を開いていただいていたので、出席する。
ただ、翌日面接ということで長居はできず残念、新幹線終電で会社がある東京まで向かった。
駅からホテルまでたどり着けない気分だったので、タクシーを即座に呼んだ。
なんていうか、えらく高級なホテルに宿泊した。IQが低すぎて電気をつけるのに数十分格闘した。
ホテルの良さみが深すぎて興奮で眠れなかった
睡眠は十分に取れなかったが寝過ごさずに済んだ。調子に乗って4500円のオーダーメイド朝食を食べた。オーダーメイドのチョイスを適当にしてしまい失敗。本当に悲しい。
Y社のオフィスに行った。他の受験者の方は見当たらなかった。
Y社の面接は日本語で行われた。しばらくするとミーティングルームみたいなところに連れて行かれ、少し待っていると面接官が来た。自己紹介フェーズが省略されコーディングテストが始まった。簡単だと思った。しかしコードを書いては自分で撃墜みたいなのを繰り返してしまった。焦ったので深呼吸とかしちゃったりして、何がうまくいかないかをきちんと説明することをがんばったりした。シンプルなのに奥が深い問題だった。とても楽しかった。
正直一回目の面接の出来はイマイチ、なかなか思うようにいかないなあと思いつつ残り3回あるし頑張ろうと思った。
次の面接官の人は、ちゃんと自己紹介の機会を設けてくれた。とはいえぶっちゃけると面接練習を今の今までしてこなくてぶっつけ本番でいつも思いついたこと話してる人間なので、正直そんなに自己紹介は好きでなかった。あらかじめ用意するのはもっと好きではないけど。
とはいえ、僕が今何に興味を持っていて、なぜその進路を選択しているかなどを話した。最初は物静かそうでしたが、気づけばいろいろ関心を持って聞いてくれて嬉しかった。
いつの間にかコーディング試験になっていたし、会話の中から自然にコーディング問題が発生し、流れを作るのがうまいなあと感動していた。
このコーディングテストはまずまず。褒められた。
お昼は、面接の合否に影響がないメンターさん?がついて、お昼を一緒してくれる。上品な人で、コンピュータサイエンス出身の人で、比較的若い人だった。誇れることや仕事の何が楽しいか、職場の雰囲気などを語ってくれた。あのクオリティの社食が存在するのは文句なしに素晴らしい福利厚生だと感じた。
飯が終わった後にゲームルームみたいなのを見せてもらった瞬間そろそろ眠さが来てるなーと思ってたテンションがバク上がりした。ゲームセンターにあるような筐体があるのだ。しかも、よく知っている人がプレイしていた。ただゲーム中だったので話しかけるのは遠慮した。
午後の面接の一人目の面接官は、僕がソーシャルグラフで遊んで考察した時の話を興味深く聞いてくれて、褒めてくれた。結構意外だった。
コーディングテストはいい感じだった。
基礎的な質問に教科書的な答えができなかった記憶があってよくない。(実体験交えて説明した)
午後の二人目の面接官は、しばし話した後突然英語でコーディングテストをやることになった。
いやリサーチしとけよという話なんだけどえっ"Do I have to explain my solution in English?"とかパニクって聞いてしまう。それはもう"Sure"としか言われようないでしょ何聞いてだ。
英語に思考リソースが割かれ問題の解法へのアプローチが遅い。焦るが受け答えはなんとかなってないけどなったかも。
答えはしたものの手応えは微妙。
もう一つ今度は日本語で問題を出されて、これは比較的簡単だった。
そんなこんなで終わった面接、とても刺激的で充実してた。
その後は諸用でX社に行き色々もらう。
Y社を受けてみて
僕はどの面接官の方にも「会社のどこが好きか」だけひたすら聞いていたんですが、Y社はもちろん福利厚生・勤務形態に恩恵を感じているという意見はあり、さらに研究職的なことができてやりがいを感じていると答えた方々が面接をしてくれた方の中に多かった。
研究的なことは楽しそうだが、あそこまで大手だと経験のない学部卒が携われるかどうかわかんないなーと勝手に悩んでいた。
自分が何に適性あるのか正直わかんないし、会社に対して思うこと全てが憶測にすぎないし、何が真実かもわからないから、やっぱりどっちも企業もインターンとか行って適性知っておけばよかったなあというのは感じた。
ただ正直のところ、就活した理由が「インターン行きたいがために院行くなら就活する方が得策」という思考が発端だったため、そこで後悔するのは何か違う気もするなあ。
まさかここまで選考が進むと思っていなかったので想定外だった。
結局、今あまり自信のない英語に対する手厚いサポートがあることや、細かい部分での自身の適性分野がわからないことから、
どのエンジニアに聞いても同じ答えを「もらったやりたいことをやらせてもらえるし、その切り替えは結構スムーズだよ」という話から身動きが取りやすそうと感じたので、結果がどうであれX社かなと思っていた。身動き取りやすいのを実現しているのは方針もあるだろうけど、ちょうど良い規模感が理由というのもありそうなので、それがよさそうだった。
あと実際に今すごい勢いでシェアを伸ばしているし、その成長過程を目の当たりにしたいなとは思った。
その後
2日後、Y社から試験結果を本社の採用委員会に送りますねというメールが来た。
正直とても嬉しかったが、これ以上選考が進んでしまうと迷惑がかかると思い、アプリケーションを辞退した。
こうして僕の就活は幕を閉じた。
小心者なので内定を複数もらうことに恐怖を感じるタイプ人間でした(相手を待たせているというプレッシャーに耐えれない)。
数年後挫折してないといいんだけど。