# 仕上げ加工のススメ
これは[mis.w 53rd Advent Calendar 2019](https://adventar.org/calendars/4121)の16日目の記事です。
## 初めに
おはこんばんにちは。53代のRimです！理工学術院に今日もとらわれています。

さて、この記事は私のアドベントカレンダー二つ目です。この前の怪文書とは異なり、こちらでは真面目にイラストの事について書きたいと思います。

ところで皆さん、イラストを仕上げたときこう思ったことはありませんか？
******なんかものたりない！！！！！！！******
と。
ありますよね。わたしはいつもです。神絵師たちの絵ってどうしたあんなに一枚で満足なんでしょうか。まるでステーキのよう。それに比べたら私の絵は味のなくなったガムのよう。どうして…ですかね？その謎を解明するために私たちはアマゾンの奥地へと向かいました。

この記事では、私が「物足りない絵」をいかに「まとも」に見せるかについて編み出した方法を語りたいと思います
## 仕上げ加工って？
文字で書くより見てもらった方が早いので、ちょっと早いのですが冬コミ用の絵を用いて説明したいと思います。
**元絵**


物足りないですねーーーー！！！！！！めちゃくちゃ物足りない。作りたてのおでんもしくは炭酸の抜けたコーラって感じです。味が染みてない。足りない。

**加工1**

これは元絵をコピー→乗算にして、ガウスぼかしをかけて30％ぐらいで乗せたものです。まだ薄い。減塩か？

**加工2**

これになると多少味が染みたおでんになりますね！これは再び元絵をコピーして、編集→色調補正→グラデーションマップで「空の色グラデーションセット」というグラデーションセットの中の「夕焼け」をかけてみたものです。こちらのグラデーションセットはクリスタの素材配布サイトでダウンロードできます。ぜひ！

**加工3**
はい。やっと一晩おいたおでんになりました。これは先ほどの絵にピンク色のオーバーレイを60％ぐらいでかけたものになります。

## 色調補正はすごいぞ
さて、先ほどの例から加工1→2での変化が著しいことが見て取れると思います。ここで暗躍しているのが色調補正くん！この子は素晴らしい子で、物足りない絵の雰囲気を一発でよくしてくれます。味の素ですね。元絵を複製して色調補正をし、乗算ないしはオーバーレイで上からかけるとなんかいい感じになるんですよ。おいしい。私は勝手に雰囲気が出るとか色の情報量が増えるとか言っています。デジタルならではの機能って感じで便利ですよね。後でいくらでも色味が変更できるのがデジタルのうまみです。積極的に活用していきたい。

## おすすめグラデーションセット
さて、色調補正について紹介しましたが「どれを使ったらいいのかわからない！！」という方もいると思います。ここでは、私が普段使用しているグラデーションセットを、昨年の推しブラシアドカレのように使用例とともに紹介したいと思います!

**なんでもゆめかわ★**
はい、こちらはバチバチのゆめかわカラーに調整してくれるグラデーションセットです。ゆめかわ、というと絵柄的にかかないなぁという人もいると思いますが、ネオンカラーのようなバチバチの色を使うイラストの調製にも使えます。下の絵がこのグラデーションセットを使っているイラストになります。

**空の色グラデーションセット**
こちらは今回のイラストで使用したものです。エモくなります。様々な時間帯の空をイメージしたグラデーションが含まれていて、自分のイメージやそのまま背景の時間に合わせて使用するといい感じになります。このグラデーションを使っているイラストとしては、今回のイラストのほかにリズ野で描かせていただいたさよまほのイラスト等があります。

どちらのグラデーションセットも一つのセットの中にたくさんのグラデーションが入っているので、一つダウンロードしておくだけでも様々なイラストに使えますよ！

## おわりに
ここまでお付き合いくださりありがとうございました！昨日のさかちゃんのアドカレの私の項目でも触れられていましたが、わたしは絵を描くのが早いようです。今回紹介したグラデーションセットは、物足りないイラストをおいしくするのにももちろん使えますが、落描きをそれっぽく見せるのにも役に立ちます。時短したい方も是非、試してみてください！

明日はエレン君です。楽しみですね！