# Agile459読書会(2018/06/13)

## 近況
### got
- 梅雨前に日焼け＆皮がむけてきました。
- AgileJapan2018メイン会場への参加申し込みしました！
- 前回の読書会で「小説のように読める」と後押しされたカイゼン・ジャーニーを読書開始
- 第1部はすんなり進んだが（ALL/1日）、2部でベロシティが重く（2～3章/1日）、現在読み進めている3部はかみ砕くのに手間取りながら（1章/2日）読み進み中
- 「小説のように読める」と思ったら後半がヘビー（個人的な感覚）
- 知ろうとしなかった領域が描かれていること、つくり（視野の広がりと工夫の適用）が絶妙

### @ueda
- burndownチャートのファイル構成を変更しました。jsonはデータファイルを追加しただけでJSからの参照は未対応。
- [gh-pages](https://npmyj.github.io/reading-circle/)
- [reading circle repository](https://github.com/npmyj/reading-circle/tree/master/docs)
- 巷ではMLが流行っているようで、kaggleのtutorialで練習を始めました。
- 岡山Python勉強会にリモート参加しました。Djangoのmigrationが、まさに P.103:下 のインクリメンタルなデータベース設計になっていました。
> [ThoughtWorks社のピラモド・サダラージ](https://www.thoughtworks.com/profiles/pramod-sadalage)
> 「Refactoring Databases」の人みたい → https://amzn.to/2MonYT2

### @kkd
- ここ２週間、仕事の分析のためにPythonばかり書いてる。データ分析、機械学習でできないかトライしてた
- Pandas, scikit-learn, Word2Vec, Jupyter
- Kaggleとかもあるんだね（やってない）
- ライブラリ使ってるだけでは駄目だなぁ。写経＋腰を据えてやらないと頭に入らない→数学からかー！？
- Jupyter Notebookの出来が良くてびっくり
- インタラクティブエディタ＆レポーティングも
- 今はVS Code＋Jupyterの連携でやってる
- 本屋でPythonの本がたくさんあってびっくり（入門、Django、ML/データサイエンス、ゲーム、etc...）
- でも選ぶのはだいたいOreillyだね。。。

### @kobatomo
- 小島さんの熱量!!
- http://ascii.jp/elem/000/001/690/1690918/index-2.html

## 今回の役割
- 司会： @got

## 今回の目標
- 18章 テイラー主義とソフトウェア
- 19章 トヨタ生産方式
- 20章 XPの適用

## タイムテーブル
- 19:30 - 19:40 自己紹介や近況など
- 19:40 - 20:00 1８章
- 20:00 - 20:20 19章
- 20:20 - 20:45 20章
- 20:45 - 21:00 振り返り

# 18章 テイラー主義とソフトウェア
### @ueda
- ウォーターフォールじゃなくて、テイラー主義が土台にあるのが問題のような。
- 製造業の組織構造のまま、ソフトウェアエンジニアリングを進めてしまっている。そこからの多重下請け業界。
- 納品 -> 検収も、ここでいう(p.128下)品質部門と思えば懲罰の執行機関にしかならない。

### @got
- 全くの無知だったので、テイラー主義について情報収集
- [フレデリック・テイラー - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%BC)
- [フレデリック・ウィンズロー・テイラー 科学的管理法の父](https://diamond.jp/articles/-/5356)
- [科学的管理法（かがくてきかんりほう） - ITmedia エンタープライズ](http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0802/19/news131.html)

> テイラーは、作業者はとにかく「怠ける」と考えていた。(p.128中)
- より未来を見据えて「人」を見ていたことはよいのだけれど、前提が「怠けた人」だったというだけで、こうも進む道が異なるとは・・・

### @kkd
- テイラーも当時の状況としてどうにかしようとしてやって成果が出てたので当時としてはよかったとは思う
- すべてを否定するべきではない
- 前提が間違ってると認識しないといけない
- P.128 ３つの単純化された仮定
- ＋分業がうまくいく
- 上記の**３つの前提が成立する前提・世界観（＝安定した世界）が変わっている**ので、前提も変わる必要がある！

### @kobatomo
- ◇でエンジニアリングできないよ。
- いきなりテイラー主義との対比はなんだろう？　
　＞　製造業の基本との対比。

# 19章 トヨタ生産方式
### @ueda
> (p.131下)後工程の品質保障が必要ないくらい。... 全員が品質に責任を持つ。
- とはいえ、小さなラインでシビアな生産効率が求められると、作業ミスによってギスギスしますよね。
> (p.133上)要件の作成とソフトウェアデプロイの間隔を短縮
- 開発の時間ではなくて、その手前のドキュメント作成時間とか、デプロイの手間とか改善すれば良さそう。

### @got
> (p.131中)メアリー・ポッペンディークとトム。ポッペンディークが詳細に記述している。
- これは「リーンソフトウェア開発」のこと？

> (p.132下)ムダを排除するために必要なフィードバックを手に入れるには、アウトプットをすぐに利用する必要がある。

> (p.133上)要件収集を「静的なドキュメント作成**フェーズ**」から「開発で必要になった詳細な情報を作り出す**活動**」へ
- ここでも「フェーズ」から「活動」へ
- ドキュメントを作ることが大事ではなく、目的のための「ドキュメント作成」を見失わないことが大事。
- 必要なことに目を背けてドキュメント作成に逃げると危険（自戒）

> 大野耐一著「トヨタ生産方式」
- 何かの機会2、3年前に購入した版が「2013年9月10日 **第111刷**」
- 年に1、2回ぐらい部分的に見直すけど、その度に過去から叱咤を受けている感じ。
- 「リーンソフトウェア開発」も「ザ・トヨタウェイ」も見てみたい。

### @kkd
- 『リーンソフトウェア開発の本質』がおすすめ
- https://amzn.to/2JP9E7G
- VSM(Value Streaming Mapping)というのをやってムダを探します
- 全体を見通して、価値がある・ないプロセスを探す
- 全体最適
- トヨタ**生産方式**も大事だが、トヨタ（リーン）**製品開発**方式も重要
- https://amzn.to/2JPaf9q

### @kobatomo
- マニュアルが必要とよく聞くが、TPSをどう導入したのだろう？
- 多分、うまくいってないんじゃないかな？ TPSで書いてないところが現場で大事っていってた。
- Agile/Leanではじめてうまくいった？
- TPS > WIP につながってるよね。
- Kanban！
- 最近の開発は、１週間ごとにリリース。ドキュメントは必要なら作るという進め方。どや！！

# 20章 XPの適用
### @ueda
> XPを適用してから劇的な結果が見られるまでには時間がかかる。数年単位。
- 思いつくプラクティスを部分的に試すのではなくて、XPをやるならやるでチームでしっかりと取り組む必要がある。
> XPチームの働き方は他とは違っているので...
- 「否定的な影響を与える可能性のある目立ち方」 -> XPチームがいかに貢献しているかを示す必要。
- プロジェクトが進みさえすれば良い、ではなくて過程も含めて周りに理解してもらえるように。
> (p.137下)いずれ停滞期に達するだろうが、そこからさらにフィードバックを吸収。
> パフォーマンスが落ちることもある。
- 元に戻して問題解決するか、そのまま続けるか。
> (p.139中)XPを適用するにはリーダーシップが不可欠
- (p.140上)「あのテストはもう書きましたか？」のようなコーチが存在した経験がない？
- (p.140下)XPが適用できない組織もあるのか...

### @got
> p135ＸＰは問題を解決するものではない
> p136古いやり方に戻ってしまう可能性
- 何かの原因で
>

### @kkd
> 自分たちの信じていることや感じていることに気づき、それらに対応するには、相当な時間と経験が必要だ。
- 感じていること、本当に信じていることに気づくのは重要だし難しい。
> 水に入る正しい方法はひとつではない
- これにつきる。水の入り方は、体調や水温にもよるしね。
- ちゃんと水温、体調が測れているか？が大事。
- なんでもかんでも「スクラムまるっと」というのはちょっと乱暴かな（そこから学べることもあるけど）
> 自分から始めることになる。これはあなたがコントロールできる変化だ。
- コントロールできる範囲で試す→成果を出す→信用を得る→コントロールできる範囲が広がる→最初に戻る
> 自分を変えてから、その変化の成果を他の人にも提供する
- ほんこれ。
> コーチは離れていく
- ほんこれ！

- 継続的改善＝継続的注意！
- 今何が起きているかに注目
- XPのコーチはプレイングコーチ？ 実質スクラムマスター

### @kobatomo
- チームがXPの適用を始めると古いやり方に戻ってしまう？ストレスかあー
- 組織内でXPを擁護してくれるスポンサー？自分がなるしかない。
- 自分を変えてから、その変化の成果を他の人にも提供する。
　 大事だー。

## ふりかえり

### @ueda
- 今日はこんなイベントもあったようです。↓
- [名古屋アジャイル移動図書館](https://twitter.com/you_and_i/status/1006843205441093632)

## 次回
2018/07/04 (水) 19:30 - 21:00
- 対象： 21章〜25章

### 役割分担
- 司会：@kobatomo
- connpass： @ueda
- connpassグループ通知
- wiki/hackmd：@kkd

## ベロシティ
読書会のベロシティを測ろう。
- 前々回は、10ページ
- 前回は、12ページ
- 今回は、13ページ