# エイトブランディングDay4　戦略

制作プロセス

graph LR;
    W[業界の競争構造, when/where] --> G[持続的な利益];
    subgraph 戦略の構成要素
    SP[SP, What]-->C[戦略ストーリー, Why];
    OC[OC, How]-->C;
    C --> D[競争優位];
    end
    D --> G;

|MCC|Whatの作り方|
|---|---|
|M|マネジメント|
|C|コンテンツ|
|C|コミュニケーション|

## 1　持続的な利益をもたらすための「4W1H」

### コンセプトとターゲットとブランドネーム

- コンセプトコンセプト何を売っているのか
- ネコとヒトの楽しい生活/時間
- 安心
- 幸せ / 楽しい
-

- 誰に好かれるか?(ターゲット)
- 保護猫活動者から猫を迎える人、迎えようと考えている人
- いま（ブランディング検討時）は あえて保護団体とは言わない
- 「保護猫活動者」に統一する（団体は包含）
- 保護猫活動を始めようとしている人
- 猫を引き取って飼う初心者オーナー　

- 誰に嫌われるか?(ターゲットではない顧客)
- ペットショップから猫を迎える人
- 犬だけ飼っている人

- ブランドネーミング
- CATch
- ネコトピア(ネコ+ヒト+ユートピア)
- CAMILY(CAT+FAMILY)
- ネコとヒト・ネッコワーク(猫+根っこ+ネットワーク)
メモ： 検索フレンドリーな名前を考える

### Where, When, What(SP), How(OC), Why(戦略ストーリー)

- どの業界、ジャンルで競争するか
- Where: キャットフード業界 ＋ 保護猫活動業界

- いつブランドリニューアルし、競争を始めるか
- When: キャットフードの開発をしつつ、保護猫活動支援のしくみ（ITツールやサポートセンターなど）が出来次第

| **What** | 何をするか　　・・・【SP】 ポジショニングの戦略　|
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### SP

- Mマネジメント
- 猫専門
- DtoCによる直販（フード開発を行い、販売する）
- 保護猫活動をITやカスタマーサポートで支援する
- トル： 支援する保護猫活動者には独自基準を設定し、厳選する
- Cコンテンツ
- IT
- 「猫見つけました」を地域で共有し、保護活動を支援
- 捕獲ケージの貸し出しなど
- 困った時のヘルプ（センターに相談できる）
- 保護猫初心者でも参加できるガイド付き
- 里親のお試し期間サポート（道具）
- トイレや宅内ケージの貸し出しなど
- 初心者里親サポートのスターターキット
- 道具のレンタル・販売（初期は他社の紹介）
- カスタマーサポート（Vサポートセンター）
- 商品説明ではなく保護猫活動をサポート
- 保護猫活動に慣れている人が参加
- 保護ケージなどの物的支援
- フード
- 価格も真ん中。健康と嗜好性もバランスよく
- みんなに好かれるフードを作る
- バランスの良い食品、原材料なども説明がしっかり
- 3000-4000円（月額）
- 二つのスペシャリスト
- 健康の専門家のお墨付き（健康）
- 保護猫活動者のお墨付き（食いつき・嗜好性）

- Cコミュニケーション
- ローカルコミュニティ
- 地域ごとのつながり（ITツールやLINE）
- 既存のSNS
- オープンなSNSでの認知啓蒙
- D2Cサイト
- メッセージ
- 保護猫活動者への支援の仕組み説明
- フードの説明
- ロゴ・パッケージ・WEBデザイン
- 活動を可視化するパンフレット・ムービー

*ローカルコミュニティでイメージするもの*
- Discode
- PTA の人が使う Line チャット （もしくは、Line Open Chat　）
- 大学猫、海岸猫

| **What** | 何をしないか　　・・・【SP】 ポジショニングの戦略　|
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- Mマネジメント
- 実店舗での販売
- 販売の多チャネル展開
- 低価格戦略
- Cコンテンツ
- ずっとやらないもの
- ドッグフード
- 健康志向に特化したフード開発
- 代理店販売やECモール販売
- ペットショップの猫にも広くキャットフードを販売し売り上げを拡大する
- 将来的に猫を飼う人のサポートとしてやるかもしれないが、初期はやらない
- 猫保険
- 猫の住まい環境のサポート（サブリース、不動産）
- Cコミュニケーション
- コミュニティサイト運営
- 健康志向に特化したフードのマーケティング
- 広告配信
- NPOに特化したメッセージング
- 投げ銭（猫でお金を稼ぐYoutuberとのコラボ）
- B2B2C（他店舗）

### How どうやって　　・・・【OC】 組織能力に注目した戦略

- (海外から)獣医専門医を招聘し、フードの共同開発を行うことで、保護猫活動者からの信頼を得る
- IT企画・開発能力を活用して、保護猫活動者に対する情報共有の仕組みを提供することで、保護猫活動者からの信頼を得る
- サポートセンターの運営組織をしっかりと持つことで、保護猫活動者の初心者や、新しく猫を飼う初心者の里親に対して安心な環境を提供する
- 保護猫活動者が、サポートセンターの運営組織参加してもらい、対価となるサービスを提供することで、保護猫活動者の負担を減らし、活動の認知啓蒙にもつながるため、保護猫活動が楽しくなる

### なぜ競争優位と持続的な利益をもたらすのか　

- 戦略ストーリー:Why
- 保護猫活動者を支援する（B2V）ことで、保護猫活動者や里親に対する信頼があがり、ペットショップで猫を飼わない猫好きの人たちの間でブランドが上がる。
- それにより、保護猫活動者を通じた、新規里親へのキャットフードの販売が成功する（V2C）
- それがSNSなどでクチコミとして伝播し、保護猫活動と関係ない一般の猫好きの人や、過去に里親をはじめた飼い主の目に留まり、D2Cが成功する。

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## 2　競争優位の階層

- Level 4 クリティカル・コア
- B2V2C モデル（結果的にD2Cで儲ける）

- Level 3 Why, 戦略ストーリー
構成要素を因果論理でつなげたもの。一貫性が大切。

- 前述の戦略ストーリーを参照

- Level 2 How + What
- 【OC】How 組織能力
- IT知識を活用した企画開発
- カスタマーサポートのリソースを保有する

- 【SP】What ポジショニング
- B2V2Cに特化した、保護猫活動者への支援ブランド
- 猫に特化したD2C直販

- Level 1 業界の競争構造 企業をとりまく外部要因

- B2VC 的な企業
- ボランティアとして「NPO団体」に特化した支援が多いため、実際に人口が多い 個人の保護猫活動者へリーチができていない
- ボランティア団体を意識していない企業
- 広告に頼っている。代理店販売に頼っている
- D2Cブランドは登場してきている

- Level 0 外部環境の追い風
- 近年、猫を迎え入れる人が増えており(犬よりも多い)、今後の市場拡大も予想される。
- 「猫にも健康を。」という海外の当たり前が日本にも定着しつつある。(フード開発)
- 猫を家族と考える人が増えたことで、猫にかける費用も増加傾向にある。
- 保護猫活動への理解が広がってきている。

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戦略ストーリーイメージ