# 技術書典や学祭に出展したお話

時間というのは早いもので、とうとう学生最後の年になってしまいました。ikarosです。

タイトル通り、大学生活4年間でいろいろなところに物を売りに行った話をしようと思います。

## 手芸

早稲田手芸サークルというところに所属し、4回早稲田祭にて自分で作った作品を販売いたしました。

変遷などはいろいろあるのですが、大まかに被服（生地を元に服やバッグ等を作成・販売）→服飾（ビーズ等を用いてアクセサリーを作成・販売）に切り替えていきました。

販売額の変遷は以下のような感じ

| 学年 | 金額 |
| -------- | -------- |
| 1 | 1,700 |
| 2 | 2,700 |
| 3 | 4,400 |
| 4 | 9,200 |

シビアですね…4年生以外では赤字を出していますが、4年次は材料費の回収には成功しています

原因としてはいろいろあるのですが、感性というのは数年単位で身につくものであり、結局のところ**最初の頃に自分が"かわいい"とかそういう風に思っていたものが購買層と重ならなかった**というのが非常に大きいと考えています。

## 技術書典

今年9月に行われた技術書典6に個人名義で参加し、技術書の製作・頒布を行いました。

私がテーマにしたのは「数値最適化」という分野であり、教科書テイストに解説・ソースコード付きで用例を書いたものでした。

結果としてみれば私のところは160部ほど頒布し、黒字を上げたわけですが、ここで俗に売れるサークルと売れないサークルはその中身によって変わってきていることに気づきました。

| ジャンル | 具体例 | テイスト |
| -------- | -------- | -------- |
| 言葉は効いたことあるが業務内容等であまり知る機会がない | クラウド、インフラ、アルゴリズムなど | 教科書風 |
| ニッチな技術 | 自作ライブラリなど | 利点を体験談交じりにつづったもの　|
| タイトルが目を引くもの | "粘菌解析"など | Qiita記事のようなHow To |

私はたまたま教科書テイストで元手を回収できたわけですが次からはこんなところを意識していこうと（といっても次の技術書典は~~卒論~~いろいろ忙しいのででないです）

# でなにがいいたいの？

要はどうしたら物が売れるかってことを4年も無駄にかけてちょっとずつ身に染みるようになってきたよってことです。

- モノを売るために必要な感性はその業界に数年単位で使っていないと身になってこない
- モノを売るにしてもその切り取り方ではまったくと言っていいほど売り上げが変わる

以上、乱文失礼いたしました。