# 受験戦略あれこれ（東工大）
今日話す内容
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## 基本方針
**勉強について**
- まずは二次対策のスタートラインに立とう
- 共テ模試換算でいえば、それぞれの科目で7割くらい？
- スタートラインに立てたなら、基本的に二次対策に全振り
- 記述対策メイン
- 東工大は数英だけでなく物理も記述
- 詳しくは後述
- 共テは最低限
- 東工大の場合足切りのみ
- 後期および私立の共テ利用で活用する
- そのため併願校によって目標が変わる
- ただ直前期を除き、基本は学校の授業及び演習のみを対策として活用

**併願校について**
- 私立は必ず共テ利用を受ける
- 共テの自己採点結果が間違っていないかの確認に使える
- 理科大のA方式などがある
- 使う科目をよく確認しよう（理科①の点数のみ使用とかいろいろある）
- 私立の個別試験も受けることを勧める
- 二次試験本番の雰囲気を事前に知っておこう
- 理科大、早慶など　場合によっては日大のN方式もアリ？
- 早慶を受ける場合東京に行かなくてはならないので日程など注意
- 早慶以外の私立は大抵札幌に試験会場があるから便利
- 国公立の中期・後期はお好みで
- 中期なら大阪公立など
- ただムズいし日程が結構タイト
- 私立の併願校に受かっている場合、出願しても受けない場合が
- 後期はいろいろある
- ただ移動が必要な場合、合格発表を待たずして出発する場合も
- 共テの割合は高い場合が多い

## 二次対策の進め方
### 東工大の問題傾向と採点について
**数学**
- 180分　5題　各60点
- 数3の求値問題が多め
- 誘導なしの問題が出る
- 計算が煩雑になる場合が多い（特に求積　式を立てても答えがなかなかでない場合も）
- たまーに地雷（大数評価D or D#）がある　→　2019第四問など
- 採点は基本5点刻み
- 難問（ほとんどの受験生が白紙みたいなやつ）は採点基準が緩い
- 方針があってるだけでその問題の配点の1/3の得点が来る場合も　→　[参考](https://examist.jp/legendexam/2008-tokyokogyo/)

**物理**
- 120分 3題 各50点
- 力学　電磁気　波動or熱力or原子　最後の問題は熱力のパターンが多い　去年は珍しく融合問題が出ている
- 大体の小問で解答の流れを書かされる　書くスペースは小さめ
- どの問題も最後までたどり着くには時間がかかる　ただ誘導は丁寧
- 東工大の国語の試験と言われることもあるくらい問題設定の文章が長い
- きちんと読んで、ヒントを読み取る力も求められる
- 計算のめんどさは普通くらいだと思う　東工大本レの物理は異常
- 記述から部分点を拾ってくれる

**化学**
- 120分　3題　各50点
- 大問1、2で理論と無機が出る　大問3は有機　一番最後の小問は構造決定
- 答えのみ解答する形式
- 大部分が選択肢から**1つまたは2つ**選ぶ形式
- 正解にたどり着くには、すべての選択肢の正誤がわかる必要がある
- ただ部分点はある
- 基本的に構造決定や計算問題含め誘導はなし

**英語**
- 90分　2題　85-65、90-60、80-70など配点はまちまち
- 両方とも英語長文　第一問がおよそ1500語から2500語程度　第二問がおよそ1000語程度
- 本文中の下線部の和訳、下線部の英訳や、空欄補充、内容合致、正誤問題がある
- 非常に分量が多く単語の難易度も高め　すべてを時間内に読み切れない場合が多いため、文章を読みながら問題に回答することになる
- 内容合致については英語で書かれた9つの選択肢から正しいものを2、3選ぶ形式であるが、選択肢にすべて目を通すだけでも意外と時間がかかる
- 採点は緩め　和文英訳、英文和訳ともに何か書いていれば部分点が来るはず

### 目標点数を決めよう
それぞれの科目で何点づつとって合格するか、戦略を立てよう。
以下目標点を決める上で参考になる内容を書きます。
- 数学
- 一番振れ幅が大きいと考えるべき
- 相当実力がない限り、問題によって当たりはずれが大きい
- 物理
- ある程度得点が安定する？（大越曰く）
- 化学
- 個人的には一番高得点が狙いやすいと思う
- 物理で8割とるよりも化学で8割とる方が簡単
- 最近は簡単めな年が続いている
- 英語
- 共テと形式が似ているため、共テの得点と相関が強いらしい

→　[2019平均点独自調査](https://ameblo.jp/lllffoo/entry-12479114265.html)

### 各科目の勉強の流れ
注意してほしいのは、以下で紹介する流れはすべて私の経験を元にしているため、参考程度にお願いします
大越なんかはほかの方針を持ってるかも

**数学（by西村）**
- まずは4STEPのB問題レベルは全分野完璧にしよう
- 共テで出るような問題で、方針が立たない問題はないように
- 次に、記述対策用の問題集を用意しよう
- 学校で使う一対一も、入試レベルの入門としては十分
- ただ学校の対策だけでは演習量が圧倒的に足りないため、自分で1冊なにか用意しよう
- 基礎問題精講、プラチカ（河合）、ハイレベル 数IAIIBの完全攻略（駿台）、ハイレベル 数IIIの完全攻略（駿台）、やさしい理系数学　などなど　解説が丁寧な参考書を選ぼう
- 基本的に　極限→微積→複素　の流れで　それと並行して、IAIIBの弱い分野の補強をする
- 記述は誰かに見てもらえると◎
- 意識すべきは、今までに見たことのない問題へのアプローチ（入試テクニック）を定着させること
- 秋くらいから、20ヵ年の問題を時間関係なく解いてみよう
- 極限や微積の範囲を解くと問題集の知識+αを付けられるはず
- 解説は丁寧なほうではないことに留意
- 12月、1月くらいから時間を計って通しで過去問を解いてみよう
- 解くときの注意点は、その時になったらお話しします
- このあたりから時間を意識するようにしよう　どうやったら得点が最大化できるか？
- 赤本の解説はやっぱり丁寧ではないので（ry

**数学（by大越）**
- 6月くらいまで学校および河合の授業中心
- 7月ぐらいから入試への核心（標準編）を夏休み中に一周
- 入試への核心（難関大編）に取り組んだ
- ただ時間が非常にかかる（3、4カ月くらい）
- 20ヵ年
- 微積の範囲を中心に
- 整数確率は問題数自体が少なかったから一通りやった
- 図形は全部はできなかった
- 12月くらいから通し
- メインは共テ後
- 6年分

**物理（by西村）**
- 学校で使っている重要問題集を一通りやるだけでかなり力がつくはず
- 私は重要問題集のかわりに体系物理を一通り解きました
- 20ヵ年を使って、実際の過去問に触れてみよう
- 時間は計らなくてもよい
- やっぱり解説は(ry
- 後で紹介するリンク集にある「マナ物理」って人の分野別特講が役立つかも
- 時間を計って通しで解くのは冬くらい

**物理（by大越）**
- 4から8月までに重要問題集を一周
- 20ヵ年
- 夏から直前まではあまりやってなかった
- だいぶ残った
- 12月くらいから時間計って
- 6年分

**化学（by西村）**
- まずは重要問題集のB問題までを完璧にしよう　C問題はやんなくてもいい
- 解説は雑めなので、わからん時は頼ってください
- 構造決定を攻略して、安定した得点源にしよう
- 2010、2011あたりの構造決定は無理ゲーなんだが、最近出題されてる奴はむずくないので確実な得点源にしよう　10点取れることが確定してるだけで精神的余裕になる
- 東北大の有機の構造決定ができるようになれば上出来（ハードルは高いけど）
- 「化学の新研究」を読み物として使おう
- 選択肢から選ぶ問題は、かなり細かいところまで知らないと解けないように作られてる
- なので重箱の隅をつつくような知識を、この本を使って詰め込もう
- 高分子とかの暗記におすすめ
- 20ヵ年を使って、実際の過去問に触れてみよう
- 時間は計らなくてもよい
- 2010年あたりの問題はあまりにもむずすぎて解説が解説してないので注意
- 全部はこなせないので分野ごとに選びながら解こう
- 時間を計って通しで解くのは冬くらい

**化学（by大越）**
- 夏休み中に重要問題集を終わらせた
- 有機の構造決定に時間をかけた
- B問題までで十分
- 出てきた内容は新研究で深めた
- 20ヵ年
- コマコマした問題が多いから、物理よりも取り組みやすい
- 無機をやった
- 選択肢の問題はやりやすい　リフレッシュに
- 通しで解くのは冬くらい
- 6年分

**英語（by西村）**
大越のほうが真面目に対策してたので彼の話も今後聞こう
- 単語は最後までずっとやってください　最低限データベース4500の単語は完璧に
- まずは共テレベルの長文で、長文を読むことに慣れよう
- 時間をかけて精読する訓練が必要
- 基本的に、共テレベルの文を全訳する訓練から
- 誰かに添削してもらえるとよい
- 文の構造を意識して読めるようにするのが目標
- あとはひたすら ～東工大レベル の長文を読む訓練
- Scientific Americanの記事を読むのは良い訓練になった
- Z会の東工大英語の通信添削も役に立つかも

**英語（by大越）**
- 高校二年のときは、英語の精読の講義をyoutebeでみてた（タダヨビ）
- 夏以降から20ヵ年
- スクランブルもやってた

### 共テの対策
**目標点の設定**
もし北大の後期を受ける場合だと、合計8割(720点)を超えることが目標になる。
その場合、共テ模試の目標点はおよそ630から700点くらい
基本的に共テ模試の方が本番よりも難しいと思ってもらってよい

**勉強について**
- 数、英、物、化は、二次対策で身につけた知識があれば共テレベルの問題は解けるはず
- なので学校の共テ形式の演習を活用して、問題形式になれる
- 解く順番や捨てる捨てないの判断、時間配分などを練習しよう
- 学力がある科目は、回数をこなせば自然に点数が上がるはず
- 国語
- 評論はまあ、、、、
- 古文は、古文単語だけでなく古文常識を知っておくと、**読解して**解けるようになる
- 漢文は知らん
- 小説もしらん
- 解く順番、時間配分を練習するのは他科目と同様
- 学校の演習を大切に
- 地理
- 知識は最悪直前に丸暗記できる
- なので授業内の演習では、どんな形式の問題が出されているか、知識をどう活用して解くのかを中心に勉強しよう
- ちなみに共テ直前の短期記憶は結構強い

## 受験情報について
**注意！**
**出願や、入学手続きに関わるクリティカルな情報は、必ず自分で裏を取ってね**
我々も参考になる情報は提供できるけれど間違ってた時の責任はとれないです

以下に貼ったGoogle Driveのリンクは、過去の模試などを集めたものです。あとリンク集がテキストファイルで付いているので、それも参考になるはず。Discordにもリンクは貼っておきます。
https://drive.google.com/drive/folders/1c9yEIcjepcR6fN9yCgytTwqt1mgjRNFo?usp=drive_link

## 質問対応、添削について
**質問対応**
Discordの #質問箱 に送ってもらえれば、大体24時間以内にスレッドで返信します
勉強についての質問であれば、科目別のチャンネルを使ってもらっても構いません。
勉強以外でも、たとえば模試の結果についての質問であったり、大学生活の質問についても答えるのでお気軽に活用してください。

**添削**
- 物理
- 重要問題集　←　力学の途中
- 記述について、根拠をもって書けるようになりたい
- 一週間（要相談）に決まった分量記述を提出してもらい、それを大越・西村が記述の内容を添削して返却する
- 分量は、大越から提案してもらいたい
- 数学も場合によっては
- 問題集を探し次第