Gmailで他のアドレスを利用する方法 (特にPOPをIMAPへ)
POP形式のメールをIMAPに扱おう
世間一般的なemailはIMAP形式であり、これはメールの情報をサーバー上で保存する。そのため、さまざまなデバイスから同じアカウントのメールボックスにアクセスしても、既読未読などの情報は同期されている。emailたるもの、かくあるべし……。
しかし、世間にはPOP形式のemailアカウントも存在しており、それらの場合、メールの情報はデバイスごとに保存される。既読未読はデバイスごとに分かれているし、あとからアカウントを追加したデバイスにはサーバーに残っていたメールしか読み込まれない。まとめると、面倒。
しかし、ここで紹介する方法でGmailでまとめて管理する方法にすれば、Googleのserver上に保存される。IMAPとして扱えるようになる。つまり、最高。
1. 設定を開く
Gmailを開き、設定(右上の歯車)をクリックする。
クイック設定が開くので、「すべての設定を表示」をクリックする。
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上のタブの「アカウントとインポート」を選択する。ここから、以下の2項目に触れる。
名前:(Gmail を使用して他のメール アドレスからメールを送信します)
他のアカウントのメールを確認:
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2. 送信用設定
「名前:」の欄の「他のメールアドレスを追加」をクリックすると、新しいウィンドウが現れる。以下を入力したら「次のステップ」へ。
- 名前
- 相手に表示される名前。本名などでよい。
あかさた花子
- メールアドレス
- 現在追加しようとしているアドレス。
AAA@BBB.COM
- エイリアスとして扱います
- チェックを入れる。実態はGmailとして動く(その方が便利)。
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次の画面では、アドレスやサーバーから自動的に取得した情報が「SMTPサーバー」「ポート」「ユーザー名」に入力されており、これらはそのままでよい。
以下の項目を入力したら、保存する。
最後に、アカウント確認として、Googleからこのメールアドレスに確認用のメールが送信される。その認証番号を入力すれば完了。
kusastroメールをすでに読める状態に設定していないなら、sgrにsshしてmail
コマンドで内容を確認し、本文をコピーして適当なサイトなどでbase64 decodeすることで認証番号を取得できる。
- パスワード
- アカウントのパスワード
QWERTYU
(ダメなパスワード)
- TLSを使用した……
- 推奨されているらしいので、TLSを選択
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3. 受信用設定
まずはメールアドレスを入力し、「次へ」。
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「メールアドレス」「ユーザー名」「POPサーバー」「ポート」は自動で取得され、入力されている。
最後にメールサーバーの情報確認に少し時間がかかるが、気にせず待てばよい。
- パスワード
- アカウントのパスワード。
1234567
- 取得したメッセージのコピーをサーバーに残す
- チェックを外す。POPサーバーは一度読まれたメールはサーバーから削除される前提で作られている。
- メールの取得にセキュリティで……
- チェックを入れる。まあ保護してもらう感じで。
- 受信したメッセージにラベルを……
- チェックを入れる。ラベル名はご自由に。元のGmailのメールと区別するうえでも、ラベルは付けるとよい。
- メッセージを受信トレイに保存せずに……
- チェックを外す。
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登録後の使い方
Browserから
ブックマークからGmailを開く。(複数のgoogleアカウントを使い分けているなら、リンクをそれにあわせる)
Gmail Appから
該当のGoogleアカウントを追加すれば、問題なく使える。
その他のメールクライアントから
該当のGoogleアカウントを追加すれば、受信は問題なく使える。
追加でメールエイリアスを設定すれば、送信もできる。
(アプリによってはできないかも。3年前のiOS純正はメールエイリアスに対応していなかった。便利なSparkは対応していた(ダイマ)。)