FILL Id

  • Mac用デストップアプリケーション
  • InDesign専用

ダウンロード

FILL Id 1.0.2

  • 2022.5.25
  • システム要件:OS X 10.9以降
  • :ダウンロード後、FILL Idを選択し、右クリックメニューの[開く]を選択してください。

機能

起動しておくだけで下記の機能が有効になり、InDesignの操作をすこしだけ改善できます。不要な機能はOFFにできます。

  • 完全フォーマットなしでペースト [opt+V]

    • キーボードショートカットのみで動作します。
    • InDesign標準の[フォーマットなしでペースト]はルビが残ったりします。FILL Idは属性を完全に消したプレーンテキストにしてペーストします。
    • InDesignのペーストはUnicode正規化のNFCが適用されます。NFCは結合文字列を合成する利点があるものの、互換漢字が統合漢字に変わってしまう致命的な欠点があります。FILL Idは結合文字列を合成+互換漢字はそのままにしてペーストします。
    • ペーストする文字に「合成できない結合文字/PUA/絵文字モディファイア/国旗絵文字」が含まれていたらアラートを表示します。
    • ペースト時にディスプレイを一瞬だけ暗くします。InDesign標準のペーストと区別できます。
    • クリップボードの中は変えません。
    • 表のセルを選択したときのペーストには対応していません。
  • 完全フォーマットなし+トリムしてペースト [shft+opt+V]

    • キーボードショートカットのみで動作します。
    • 完全フォーマットなしでペーストするときにトリム(文字列前後の空白文字を削除)します。
  • ページ全体表示 [cmd+0]
    スプレッド全体表示 [shft+cmd+0]

    • キーボードショートカットのみで動作します。
    • テンキーの0(ゼロ)で操作できるようになります。
  • ズームイン [cmd+テンキーのプラス記号]
    ズームアウト [cmd+テンキーのマイナス記号]

    • キーボードショートカットのみで動作します。
    • InDesign標準のズームは選択オブジェクトを中央にして表示倍率が変わり、予期しない表示位置の変更が起こります。FILL Idは選択をすべて解除してからズームすることでこれを防ぎます。
    • [shft+cmd+テンキーのプラス/マイナス記号]
      ズームの倍率を10%増減します。
    • [opt+cmd+テンキーのプラス/マイナス記号]
      InDesign標準のズームとして動作します。
  • helpキー無効

    • helpキーを押してもInDesignヘルプが反応しなくなります。
  • 表示/非表示 [任意のFキー]

    • 設定したFキー(初期設定はF13)を押すだけで各種ガイドやグリッドなどの表示をON/OFFできます。

インストール

FILL Idをアプリケーションフォルダなどへコピーします。

使い方

  • 起動しておくだけです。
  • FILL Idを最前面にすると環境設定ウインドウが表示されます。ここで各種機能のON/OFFを設定します。

既知の問題

「完全フォーマットなしペースト」では、以下の4条件がすべて重なるとテキストの書式が選択箇所先頭と同一になりません。

  1. 選択箇所に段落先頭が含まれている。
  2. 選択箇所の直前に改行がある(つまりテキストフレーム最初の段落ではない)。
  3. 選択箇所の段落または直前の段落のどちらかに段落スタイル( [基本段落] を除く)が適用されている。
  4. ペーストするテキストに改行がある。

旧バージョン

FILL InDesign 0.9.9