# GHP2021 西日本技術者B 実践研修記録シート ## リンク集 * 参加者&チームリスト * 昨年の事例 [やさしいひなんちず](https://hackmd.io/@hackcamp89/HymKWq4bu) ## チームメンバー * 丸鶴 居史 (まるつる さやふみ) * 吉中 輝彦(よしなか てるひこ) * 畑 優 (はた まさる) ## チームで策定したコミュニケーションルール 属性・地域・年代も異なる多様なメンバーが集まっているとき、どのようなコミュニケーションが心地よいのか・力を発揮できるのか、「ルール」を言葉にしておくと、その後のやりとりの指針になります。 例) * 多様な意見は力。違和感を感じた時も、まずは質問か提案の形で話してみよう * 手を動かしてから考えます * 全ての人のアイデア、スキル、貢献に価値があることが前提です * 60分に1回は、質問・情報共有の時間を取ります etc... `↑↑ Day1 10:40くらいまでを目処に入力 ### Bチーム) * 相手の意見を否定しない。 * 意見を最後まで聞く。 * 受注者発注者みたいな意見交換もできると面白い。 * とりあえず言ってみる。できるかどうかは後で考えよう。 * 経験を生かせる場を見つけよう。 * 違和感を感じたら違和感を考えよう。 ## メンターへの質問方法 (以下の形に整理して、Slack に投稿しましょう) #### 【例】 【名前】 宮島真希子 【チーム】 A 【タイトル】 ←何についての質問か、端的に表現する 【内容】  1. 目的 なにがしたいのか?/どういう状態をつくりたいのか 1. 手順 自分がやってみた手順 1. エラー(困っている内容)   ○○ができない/××というエラーが出てしまう 1. 自分の構築環境   Win/Mac/ブラウザ/QGISバージョン/その他その時使っているツールなど 1. 画像  (スクリーンショット等を貼る) ` --- ## 1. 取り組む課題 **課題2 危険な場所を通る経路で避難してしまう。** ## 2. アイデアの公式 メンバーそれぞれのアイデアは、以下のパターンで表現してください。 **「旅先で集中豪雨被害に遭った旅行者の安全な避難」を解決するために、 「既存の観光マップデータ」と 「防災情報や地域データ」を使い、 「その地域にいる人」に対して、 「観光マップを災害マップに切り替え」をして、 「ピクトグラムを用いて、言葉の壁をなくして、避難誘導しやすくなる」ようになる。** ![](https://i.imgur.com/HrkGDIh.png) ## 3. 役割分担 `あなたのチームに必要な役割のみ項目を残して活用してください` * タイムキーパー(進行管理):吉中 * データ収集:吉中 * ドキュメント整備(このHackMDの利用を推奨):丸鶴さん * コミュニケーションデザイン:畑 * 開発:丸鶴さん 吉中さん 畑さん * デザイン:畑 * 2日目 プレゼンテーション 吉中 `↑↑ Day1 15:40くらいまでを目処に入力` --- ## 4. 中間報告 ### a. 選択した課題 **課題2 危険な場所を通る経路で避難してしまう。** ### b. 開発スケジュール 2/13(日)までにすること * モック作成(畑) * 「5.サービス内容」を軽く埋める(畑) * データ収集結果を報告(QGISに載せる感じ)(吉中) * 曽於市をベース * 地理院地図を背景にできれば ### c. チーム運営・コミュニケーションについて * SLACKで情報共有。何かあったら随時質問。リアクションぐらいはつける。 * 2/13(日)午前中9:30~12:00ぐらい。 ### d. 技術について * QGISで図化⇒github+leafletでweb表示 * maplibreもいいかな。⇒今回見送り * github⇒herokuで公開に変更? ### e. チームの成長・得られた観点 * 初対面のメンバーと意思疎通がはかれたこと。 * 開発方針が決まったこと。 * 同じ方向を向いて前向きに話ができたこと。 * 様々な角度からの意見で議論できた。 * ### f. メンターへの質問(困っていること・ヘルプが欲しいこと) `↑↑ Day1 17:00までに入力` --- ## 5. サービス内容 普段は観光案内マップとして機能するが、災害時には避難所や避難経路を表示するマップに切り替えることができるマップを提供する。 ![](https://i.imgur.com/GEE2wYF.png) ![](https://i.imgur.com/lTWp0t1.jpg) ![](https://i.imgur.com/DwYVek2.jpg) ### 西日本 技術者Bチーム ## チームメンバー * 畑 優 (はた まさる) * 丸鶴 居史 (まるつる さやふみ) * 吉中 輝彦(よしなか てるひこ) ### サービスの名前:「観光避難地図」 ![](https://i.imgur.com/LDog1nl.png) ## サービス内容 普段は観光案内マップとして機能するが、災害時には避難所や避難経路を表示するマップに切り替えることができるマップを提供する。 特に難しい操作や管理を行わなくて良いサービスを目指す。 (複雑な手順や管理は極力省いたシンプルなシステムを目標) ![](https://i.imgur.com/lTWp0t1.jpg) ![](https://i.imgur.com/GEE2wYF.png) ### a. ターゲット(主人公) ### 「たまたま訪れていた観光客 Hさん」 ### b. 課題の背景   **・P県(架空の県)はハザードマップの整備が少し遅くなっている地域である。 ・地元住民はもちろん、観光客に対しての避難情報についての情報はまだ少ない。 ・観光マップは公開されているが、PDF形式であるため、位置情報は持っていない。 ・最近ようやくWEB公開をし始めたところであった。** ### c. 使う技術 **Leaflet GDAL(ジオリファレンサー) github** ### d. 使うデータ **(鹿児島県曽於市をテストケース) 国土交通省のGISデータ 市の避難所データ 市の観光情報誌 地理院地図 オープンストリートマップ** ### e. サービスの内容・特徴 **・通常時は、観光マップとして使える地図として機能する。 ⇒PDFをGDAL(ジオリファレンサー)にてGeoTiff変換、タイル化して、観光マップを表示。変換時のパラメータを保存しておけば、PDFに書き加えたとしても、アップデートは容易である。 ・・・ということは、  **地理情報の非技術者に書き加え等の作業をしてもらうという事も可能。** ・緊急時は、防災マップを優先表示にし、避難所をマーカー表示、災害危険個所として公開されている崩落地情報などをマーカー表示、(浸水箇所・今回は省略)を図示する地図として機能を搭載。 ・任意の場所から任意の場所までの避難経路を示す機能を搭載。 ### f. 課題と解決に関わるステークホルダーとその役割 **・被災者が、危険な場所に立ち入るのをある程度防ぐ効果がある。 ・経路検索を行えるため、避難場所に行くまでに迷いにくくなる。 ・被災箇所を追加することにより、行政側も氾濫域がわかりやすくなる。 ・被災箇所と重複した避難場所も確認できるため、避難所の安全性の確認も行いやすくなる。** ### g. サービスによって課題が解決された世界のイメージ **・通常時は観光案内アプリとして、行政側から観光客や地元住民に公開できる。その時に、緊急時  にはこちらのボタンをクリックという案内をすれば、緊急時用の備えも周知できる。 ・災害発生時に、観光客及び地域住民が危険個所を視認しやすくなり、避難場所までの避難経路  を確認しやすくなる。また、現在地が安全なら、そこに留まるという選択ができるようになる。** ### h. そのサービスが実際にターゲット(主人公)に届き活用されるまでのストーリー **Bチームのストーリー** 大阪府在中のHさんは「神秘的なオーラに包まれる 溝ノ口岩穴(どうけつ)」があると聞いて、曽於市へ観光旅行にやって来た。他にも有名な中岳ダムや谷川内ダムにも行けるかなぁ~とワクワクしているが、初めての鹿児島県で土地勘はまったくない。 大隈大川原駅で降りた時に、駅員さんに洞穴の方向を教えていただきたいなと思い、駅員さんのところに行くと 観光案内マップを見せてもらいつつ、電子決済していたようだからスマートフォンで市の「観光避難マップ」が見られるよって教えもらい、QRコードからアクセスして、簡単な使い方を教えてもらった。ルート検索機能もあるらしいけど、旅は迷うのも一興と思っているのであんまり使う気はなかったHさん。 地理院マップの上に、観光案内地図が重なっててきて見やすいし、観光情報が満載で、便利だなぁと思って使いながら目的地までブラリ観光をしていた。ちょっと天気が悪いので近くで傘を購入し、せっかくだからと観光を続けていた。 しばらく観光していると、予想通り雨が降ってきて、目的地の洞穴でちょっと雨宿り。 どんどん強くなる雨なので不安に思いニュースを見ると集中豪雨が来ているらしい。 身の危険を感じ、どこかに避難したほうがよいと思うが、初めての土地でどうしたらいいかが分からない。 ニュースで市の公式アプリである「観光避難マップ」の初期表示が「避難マップ」モードに切り替わったとアナウンスがあった。 つられて「観光避難マップ」を見ると、初期表示が「避難マップ」に切り替わっていた。 避難所や土砂崩れが想定されるポイントが表示されている。そういえばと思い、ルート検索できるって言っていたなと思い、使い方ボタンをタップしてみた。 ルート検索も可能だという事がわかったため、近くの避難所までの安全なルートも検索。 「防災マップ」を参考にして、危険地帯を迂回するルートを参照しながら、無事、避難所まで辿り着くことができた。 **ステークホルダーの役割** 行政側・・・避難場所情報や災害時危険と想定される位置情報データの公開。観光防災マップアプリの宣伝。 民間側・・・避難アプリの旅行者への紹介(鉄道駅、道の駅、観光施設、コンビニ、ホテルフロントなど)。 利用者・・・適宜意見のフィードバックなど。 ___________________________________ (ストーリー原案1) 大阪府在中のHさん。「神秘的なオーラに包まれる 溝ノ口岩穴」があると聞いて、曽於市へ観光旅行にやって来た。 初めての鹿児島県で土地勘はまったくない。 曽於市の「観光防災マップ」があると聞いて、とりあえず使ってみた。 観光情報が満載で、便利だなぁと思って使いながら観光していた。 観光途中、急に大雨が降り出した。 ニュースを見ると集中豪雨が来ているらしい。 身の危険を感じ、どこかに避難したほうがよいと思うが、初めての土地でどうしたらいいかが分からない。 ふと「観光防災マップ」を見ると、「観光マップ」が「避難マップ」に切り替わっていた。 避難所や土砂崩れが想定されるポイントが表示されており、近くの避難所までの安全なルートも表示された。 「避難マップ」を参考にして、無事、避難所まで辿り着くことができた。 (ストーリー原案2) 福岡市在住のT君、たまたま曽於市に来て道の駅にあった観光マップ(QRコード)を読み込んで 観光マップを見ていた。 〇〇洞穴に行きたいと思い行っていた。 途中で豪雨災害にあった。 避難所が分からなかったところ、ちょうど観光マップに防災マップとしての機能があった。 避難所に行く途中に危険区域があったのでそこを避けて避難所に行くことができた。 (ストーリー原案3) 愛知県在住のYさんが、たまたまP県に来ておりホテルのフロントで観光案内マップを見たいと尋ねたところ、観光マップのQRコードを教えてもらった。フロントから緊急時には防災マップにもなるという説明を受けていた。 観光中に大雨になったため、観光先で雨宿りをしていた。防災情報が配信され、近隣の河川が氾濫し、水位が上昇しており、堤防を超える可能性があるという速報が入った。 ホテルフロントで防災マップの案内を受けていた事を思い出し、現在位置と最寄りの避難所、水位が上昇している河川の場所を確認した。確認した結果、現在地は安全だと確認したうえで現在地にとどまる事を選択した。 雨が止み、ホテルに戻る際に、周辺の災害情報が追加されている事がわかり、その場所を迂回するルートを選び、無事にホテルにたどり着くことができた。 ___________________________________ ### i. サービスへのリンクURL(あれば) Githubは[こちら](https://hama28.github.io/ghp2021_b/#) ~~herokuは[こちら](https://ghp2021b.herokuapp.com/)~~ `↑ Day2 17:00までに入力` --- ## 6. 振り返り ### a. ユーザーフレンドリーなコミュニケーションデザインの設計について 使い方の説明をつける。(特にルート検索のやり方) ⇒初期表示で使い方説明を出して、OKを押下することで地図を出せるようにする。 ⇒説明画面(ヘルプ)をつける。 PDFしかない地図を、ジオリファレンスすることにより、地図に重ねて表示できる点は良い。 ### b. 技術・デザインについて ルート検索で、ルートを選べる点。 ピクトグラムでの表示は良い。 デモのストーリーはリアリティがあってよかった。 地図の説明が不足。 ### c. 「社会課題に資するG空間人材のあるべき姿」について(作ったサービス・プロセス) 無いものねだりより、今あるデータを活用して見えるかするにこだわった。 観光マップのGeojsonがなかったが、PDFを活用した。 土地勘がない人でもルート検索ができるシステムをのせたところ。 ### d. 役割分担は適切だったか・他にどんな役割が欲しかったか 適材適所で配置できたと考える。 ずいぶん松澤さんに助けてもらえたのが良かった。⇒技術的に不足している部分がよく分かった。 ### e. どのような知識・スキル・データが欲しかったか Javascript知識、HTMLの知識、leafletの知識。 UI/UXの知識。 ### f. 本日の学びや作ったものを今後どのように活かしたいか ないデータを欲しがるより、あるデータで見える化を行い、不足分を収集していくことに活かしたい。 とりあえず、見えるようにしてから考える癖をつける。 leafletを使ったプロダクト。 ### g. これから地理空間技術を学びたいと思った人に伝えたいことは? 怖がらずに触ってみよう。わからないことは聞いて何とかしよう。 やってみると意外と出来ることも。 `↑ Day2 最終発表後にチームで振り返りながら入力` ###### tags: `GHP2021 技術者 西日本`