Evangelion
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1997年 Animage 別冊「宮崎駿與庵野秀明」
【師徒之間,終於以《魔法公主》與《THE END OF EVANGELION》這兩部作品,迎來對決的局面。
宮崎導演對於《魔法公主》注入了相當驚人的氣勢,發表引退宣言、劇中最後的螢光巨人等等,不免令人認為是為了與《新世紀福音戰士》(或說是與弟子)的對決而來。
結果來說,宮崎作品重返生機,達成了日本電影的票房最高紀錄。
而《新世紀福音戰士》就此完結,風潮急劇地迎來結束。
這次對談(地點在撒哈拉沙漠!)也在當時的電視上播出。
被說「庵野太老實了。《EVA》的電影證明了他一無所有」時,庵野導演的複雜表情令人相當印象深刻。】
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宮崎
我想庵野接下來準備要做什麼,是一言難盡的,但庵野最大的優點,就是他創作時的老實。
庵野
這樣啊(笑)。
宮崎
尤其做出《新世紀福音戰士》這種老實的電影,更證明了庵野的一無所有。
庵野
是啊,我的死腦筋。
宮崎
我不想用什麼「腦化社會」(※),或是「現在的年輕人怎麼樣」的說法去切割。總之,我認為庵野的《新世紀福音戰士》能成功是好事。因為能有更多的工作機會、更大的話語權。之後就是要快點離脫《新世紀福音戰士》的亡靈。不然之後 10 年、20 年都一直被人說是「那個做《新世紀福音戰士》的庵野」,就來不及了。
(※譯註:意指社會只以意識、抽象概念去認知世界,並為了征服不如己意的大自然,要用人造物覆蓋整個世界)
庵野
是啊。
宮崎
所以,之後最好不要再做任何與《新世紀福音戰士》有關的東西了。
庵野
這部份沒問題的。我已經放下了。之後我打算先做一部少女漫畫原作(《男女翹翹板》)。(笑)
宮崎
跟我走上了同樣的路呢。
庵野
是啊。事後注意到時覺得真討厭。
宮崎
你真沒意思啊。(笑)
庵野
是啊。(笑)
宮崎
那部真人電影(《Love & Pop》),是想用來消除《新世紀福音戰士》的厄運嗎(笑)?
庵野
說白了就是這樣(笑)。
宮崎
如果庵野一直被《新世紀福音戰士》追趕著,就會變成「《新世紀福音戰士》的庵野」,我想那就是面對這種危機感時,庵野流的應對法。
宮崎
他們(特攝相關的人)就是一群,認為映像管裡頭,比現實更有真實性的人。
庵野
其實我也只從小學看到中學而已。
宮崎
所以啊,你在那之後就無法離脫了。先不論能否離脫,這也體現了現今社會所面對的最大問題。
庵野
因為無法離脫,所以才在暗中摸索、掙扎著如何才能離脫。
宮崎
你在試圖想要離脫。
庵野
在努力嘗試著。
宮崎
是嗎。這倒挺好的。加油。
庵野
雖然一直做不到。但我在裡頭已經感受不到舒適感或什麼了。只覺得黏答答地,很討厭。對動畫覺得有點厭煩,是因為還留有一點(譯註:舒適感?)。但感覺怪不舒服的。微妙地沒有真實感。該怎麼說呢。有點難以形容。
宮崎
只有某種怪異的東西變得肥大,所以覺得討厭。押井是用對狗的熱衷來取得平衡。
庵野
的確是。我沒有這樣的東西。所以沒辦法。
宮崎
只能成家了。
庵野
我沒辦法切換到不同的頻道。就只有同個頻道。
宮崎
這樣的話,你很能撐呢。但我想也會有撐不住的瞬間。
庵野
在《EVA》時就是。
宮崎
撐不住的瞬間。
庵野
嗯。我一度崩潰了。然後挺了過來。覺得幸好能夠回來(笑)。
宮崎
逃跑也需要覺悟啊。
庵野
嗯。
宮崎
但領悟了如何逃跑,就總會有辦法的。最重要的還是,不要獨自執著。
庵野
這我也有所體會。所以我都覺得無所謂地,徹底割捨了。
宮崎
那麼你是能夠再往前一步的。只要不被那詛咒所困住。
対決後・・1997年夏における映画「もののけ姫」VS「THE END OF エヴァンゲリオン」の後で
1997年 アニメージュ別冊「宮崎駿と庵野秀明」
とうとう、「もののけ姫」と「エヴァンゲリオン」の映画で、師弟対決を迎えることとなった。
この時の「もののけ姫」での宮崎監督の気合の入れ方はすさまじく、引退宣言、ラストでのディダラボッチなど、エヴァンゲリオンとの対決(弟子との対決というべきか)からきているのではないかと思わせるものがあった。
結果として、宮崎作品は息を吹き返し、興行的にも日本映画最高記録を達成した。
一方、エヴァンゲリオンはこれをもって完結し、ブームは急激に終息した。
なお、この対談(場所はサハラ砂漠!)はテレビでも当時放映された。「庵野は正直だ。「エヴァ」の映画で、何もないことを証明した」と言われた時の庵野監督の複雑な表情が印象的であった。
宮崎 僕は、これから庵野が何をするかって、簡単に言えないと思うんだけど、庵野の最大の取り柄は、正直に作ることだと思うんだよね。
庵野 はあ(笑)。
宮崎 「エヴァンゲリオン」みたいな正直な映画を作って、何もないことを証明してしまったというぐらいにね。
庵野 ええ、バカ正直ですね。
宮崎 それを僕は、脳化社会がどうのこうのとか、今の若者はとか、そういうふうに切り捨てたくないんだ。とにかく、「エヴァンゲリオン」で庵野が成功したことはよかったと思っている。仕事をするチャンスや発言力が増えるから。あとは「エヴァンゲリオン」の亡霊からなるべく早く抜け出して。「あの『エヴァンゲリオン』の庵野さん」って、これから10年、20年、言われ続けてたら、かなわないものね。
庵野 そうなんですよ。
宮崎 だから、今後一切、『エヴァンゲリオン』に手を出さない方がいいと思う。
庵野 その辺は大丈夫です。もう、ツキモノは落ちましたから。それで、取あえずは少女漫画(彼氏彼女の事情)をやろうと思うんですけれど。(笑)
宮崎 おれと同じような道を歩んでいるな。
庵野 そうなんですよ。後で気がついて嫌だなあと思って。
宮崎 芸がないね(笑)
庵野 ね(笑)
宮崎 あの実写(ラブ&ポップ)は、『エヴァンゲリオン』の厄落としみたいなものなの(笑)?
庵野 はっきり言っちゃえば、そうですね(笑)。
宮崎 このまま『エヴァンゲリオン』で追いまくられたら、庵野は、「エヴァンゲリオンの庵野さん」になってしまうとかさ。そういう危機感に対する、庵野流の体のかわし方だと思ってたんだけど。
庵野さんにとっての出発点はアニメーションよりも、特撮の「ウルトラマン」のわけですね。
宮崎 現実よりも、ブラウン管の中の方が、本当らしいと思ってしまったという連中だもん。
庵野 それは、小学校から中学校ぐらいまでですね。
宮崎 だから、それから、もう抜け出せないんだよ。抜け出せるか、抜け出せないかはともかく、それが今、この世の中がぶつかっている最大の問題を体現しているんだ。
庵野 抜け出せないから、抜け出そうとして、暗中模索で、もがいているんです。
宮崎 抜け出そうとしているの。
庵野 してます、何とか。
宮崎 そうか。それはいいことを聞いた。頑張って。
庵野 なかなかできませんが。でも、そこに、居心地よさも、あまり感じなくなったんですね。ベタベタしてて、嫌だと。アニメにちょっとうんざりというのは、まだそこが残っているから。何か、嫌な気分なんです。妙にリアリティがない。何なんでしょうね。ちょっと言葉にしづらいんですけど。
宮崎 何か、変なほうのことだけ肥大しているという、嫌な感じがする。押井さんは、それを、犬に入れ込むことでバランスをとっているんだ。
庵野 そう思います。僕には、それがないんです。だから、駄目なんです。
宮崎 所帯持つしかないよ。
庵野 チャンネルを切り替えられないんですよ。そこしかなくて。
宮崎 そういう意味では、それで、よくもつね。もたなくなる瞬間も来るんだろうと思うけど。
庵野 「エヴァ」は来ましたね。
宮崎 来てたね。
庵野 ええ。一度、壊れましたから。あれは、こたえましたね。戻ってこれて、よかったと思います(笑)。
宮崎 逃げるのに、覚悟、要るんだよな。
庵野 ええ。
宮崎 でも逃げ方を心得れば、何とかなる。自分で執着しないことだね。一番大事なことは。
庵野 それはありますね。パッと切り捨てられました。どうでもいいや、というように。
宮崎 だから、まだ次、できるよ。その呪縛に縛りつけられなければ。