2022年度実施、1 時間
次の積分値を求めよ。
解:
となるような多項式 を求めよ。
解1: より、
解2(どうしても多項式除算したくない場合): より、
であることを利用して、 であることを示せ。
解: より より
行列 を考える。
が正則でないとき、 として可能な値をすべて求めよ。
解: より、
解: 次の単位行列を とすると と 1. より、
解: 固有値を とすると より、 である。それぞれ対応する固有ベクトルを とすると より、 をそれぞれ でない任意の実数として である。
(著作権が存在しないとも言い切れない気がしたため、ストーリーを改変)
正十二面体 があり、そのある面を とし、反対側の面を とする。時刻を非負整数で表すものとする。時刻 において、コマが に隣接する面に置かれている。時刻が 増えるごとに、コマのある面に隣接する面のうち、 を除くいずれかを等確率で選んで、その面にコマを移動させる。時刻 において、コマが にある確率を とする。
を求めよ。
解: に隣接する面を高さ 、 に隣接する面を高さ 、 を高さ とする。
は、高さ と移動する確率であるから は、高さ または または と移動する確率であるから
時刻 にコマが に隣接するいずれかの面にある確率を 、 に隣接するいずれかの面にある確率を でそれぞれ表すとき、 をそれぞれ を用いて表せ。
解: 時刻 に高さ の面の中心にいる確率がそれぞれ である。
を求めよ。
解1: であることと、漸化式から、 のとき である。ゆえ、 のとき であって、 となる。また、 と、漸化式から、 のとき である。すなわち である。
解2(普通はこっちかも): とおくと であるから が成り立つ。
ここで、 の固有値を とすると より すなわち である。対応する固有ベクトルをひとつずつとって とすると より とできる。ここで とおくと である。 とおくと であるから、これを解いて を得る。ゆえに、 の仮定のもと すなわち である。