関治之 Open Office 第8回:湯村翼さん(SpaceApps Japan) === ###### tags: `OpenOffice` 2020/09/23 17:00〜18:00 ゲスト:湯村翼さん(SpaceApps Japan) ## Agenda 宇宙ハッカソンNASA SpaceAppsの日本運営チームの組織化について相談したいです。毎回、日本国内の各開催地域のオーガナイザとゆるく連携して運営進めていますが、このままでよいのか、日本として正式な組織を立ち上げたほうがよいのか、悩んでます。Code for Japanの運営等の経験から参考になりそうな話があればお聞かせ下さい。 ## 配信URL   {%youtube xIUg3B5SGII%} ## 自己紹介 * 湯村翼さん 国の情報研究所(NICT)で研究してます。 * SpaceAppsの紹介 Space Apps Challenge やってます 200箇所以上で3万人参加するハッカソン 毎年やっている 日本でも2012年からやっていた 日本でも会場が増えてきている 会場は増えてきている。 今年は10月3日〜4日。オンライン 東京、豊橋、大阪、和歌山会場がある。どこを選んでも良い 2段階のイベントになっている。 各会場で優秀賞を決めて、その後グローバル大会へ 去年は何人くらい参加した? 札幌は30人くらい。 だいたい3〜40人くらいがちょうどよい 150人とかになると多すぎる 他の会場では、300人くらいいるときもある。 過去にあった例は? デジタル地球儀を作った。惑星を物理的な球に投影したり。 いくつかグローバルなテーマがあって、それを解決するので、最近は真面目なテーマが多い 昨年のグローバルアワードは、デング熱の発生を予測するアプリケーションや、山火事の情報を共有するようなものだった。 とはいえ、惑星を育てるゲームといったエンタメ系もある。 Compass でイベントページがあるので、そこから参加できる 色々散らばっているのでわかりいくいが、[Facebook Group](https://www.facebook.com/groups/spaceappsjapan)にまずは。 ## 本題 SpaceAppsの運営に悩んでいる。 日本の会場がたくさんある。 基本的には各地のオーガナイザーが主体的にやることになっている。 しかし、英語で色々やり取りしなければならず大変なので、日本Communityがある。 Japan のコミュニティは、ちゃんと組織化しているわけではない。 正式な団体にしたほうがよい? 各都市で独立しているところが良い面もある。2重管理みたいな風になっても大変。 Code for Japan もブリゲイドが各地にあるけど、どうなのか? 今後も増えてきそう?→増やしていきたいと思う。伸びしろはある。福岡とか。 日本全体や宇宙データ活用の視点から見ると、SpaceAppsの価値は? Tellusや宇宙活用スタートアップなど、増えてきていて市場が盛り上がってきている。 これまでも色々連携したりもしているし、今後盛り上げていきたい。 たとえば、Tellusを使うと開発効率は高い。JAXAのツールなどもあるので、裾野を広げる効果がある。 ハッカソンなので、これをきっかけにしてビジネスに繋がるとか。 今までの国内例では、まだあまりそういうことにはつながっていないので、それを繋げていければ 組織化も手段のひとつ。そもそもどんなコミュニティにしたい? 今は、SpaceAppsの参加者は、初参加とリピーターが半々くらい。丁度よい感じ。 FOSS4G良いコミュニティに育ってきているとは思う 課題として、イベント運営側は手弁当で運営しており、できていないことも多い 広報、準備、レポーティング、お金集めなど毎回大変 同じメンバーが続けている所、スポットでやるところあるが、続いている所は地元の活動とうまくリンクさせている 豊橋は、地元のスタートアップ盛り上げやコワーキングスペース運営をやっているので、無理なくやれている そういうところじゃないと結構大変 東京は2年毎に交代している。 組織化することでスポンサーを集めやすくなるし、資金プールなどもしやすい 基本的には年1回。技術系カンファレンスに近い? Ruby会議とか。 FOSS4Gは、OSGeo.JPは任意団体 (OSGeoは一般財団法人) 湯村さん以外に、こういうことを考える人はどれくらい? 5〜6人くらい。 Code for Japan Summitやってる 2年前から場所を決める 前年の運営をお手伝いして、ノウハウを引き継ぐ Webサイトは最近は使い回す予定 SpaceApps はグローバルオーガナイザーがいて、レギュレーションもしっかり設定されている。 その分運営が大変になってきている 例えば今年はチームメンバー数制限などがでてきたり、当日からしか開発に参加できなかったり。 一度、オバマ政権からトランプ政権になったときに消滅の危機さえもあった。 最近はJAXAも協力的。SpaceApps本体のオフィシャルパートナーにも。 技術カンファレンスよりも、もう一歩踏み込んだコミュニティにできるのでは? その先まではまだあまり考えていなかった。 ある程度大きな絵をえがいて、その中でSpaceAppsを位置づけ直すのが良いのでは 日本の宇宙技術活用は結構がんばっている。 そういう中から次のビッグカンパニーがうまれてくると面白い。 準天頂衛星は、アジア域をカバーしている。 アジア各国をつなげることも価値があるのでは。 JAXAとの連携をしっかりやっていく 10月3日4日の SpaceApps Challenge よろしくおねがいします