関治之 Open Office 第13回: === ###### tags: `OpenOffice` OpenOffice 第13回 2020/11/11 17:00〜18:00 ゲスト:宮内 隆行さん([株式会社 Geolonia](https://geolonia.com/)) {%youtube JMRdURd6imM%} ## 自己紹介 株式会社Geolonia。和歌山県串本町。ビーチから徒歩1分のところに住んでいる。 一度住んだら出られなくなった。 10年。 もともと愛知県。大阪で就職して、毎年引っ越ししていたが、定住の地を見つけた。 ## アジェンダ 開発力不足を補うためにオープンソース的な手法を駆使して社内と社外の境界が曖昧な会社にしつつ、適切な対価をお支払いできるような仕組みを作りたいと思っていまして、そのあたりご相談にのっていただきたいです! 地図の会社。2,3ヶ月くらいまえに不動産テック協会と、不動産IDを推進していくというプレスリリースを出した。 反響が大きくてありがたいが、もともと地図の会社で、Web地図を想定していた人材しかいなかった。 しかし、不動産系の仕事が想定外に増えたので人が足りない。 不動産IDは、実現できるかどうかもわからない点があったが、ここ1ヶ月でなんとかなりそうになってきた。 直近で困っているのがエンジニア。なかなかいない。 誰と話をしても、超大変。スタートアップでも事業計画上、売上計画よりも採用の方が心配されるくらい。 2週間前くらいに社内で話をしていた。オープンソースのメンバーが多い。オープンソースっぽい、PULL REQUESTドリブンでお金を払えるようなことができないか?と思っている。 色々調べてみたが、源泉徴収などはどうするのか?という難しさがわかってきた。 いいアイデアが無いか?と思っている。 東京都の COVID-19 はどうしたのか? Open Collective や [Issue Hunt](https://issuehunt.io/) とは何が違う? Open Collective の場合、寄付を払うニュアンス。Issue Hunt で試した 東京都の場合は、お金を貰ってCfJが請負つつ、コアメンターには業務委託でお金を払って、そのメンバーが一般からのプルリクエストを受け付けた。 コロナで、オープンソースが広がったのがすごい。 不動産テックも、オープンソース化前提。できてもできなくてもお金は払う。 ## 何をやろうとしている? 全国の不動産の物件(建物、部屋、土地など)について、IDを振ろうとしている。 これが実現することで、何ができる? ネットの広告にあるような物件を見て問い合わせても、それを実際に見せてもらえたことがない、といったおとり物件的なことを防げる。 中古マンションでも、リフォーム履歴が共有されれば価格を維持できたり上げたりできる 実践したデンマークでは、経済効果が800億円と言われている。日本だと単純計算で3倍。算出によっては数兆円とも。 いままではなぜできなかった? 国交省、経産省がやろうとしたが、フェードアウトしている。作業に人力が入ると不動産屋のモチベーションにならない。 仕組み自体をオープンにして、無料に近い形で利用できるようにしようと思っている。 どのようにデータを作ろうとしている? 基盤になるもの * 住所の正規化 * Google Mapsレベルではなく、Villege/ヴィレッジ/ビレッジといったレベルの正規化が必要。 * 物件の建物リストは入手できた * Elastic Search にどうやって食わせたら良いのか? * もし、土地にIDをつけるならば、建物がない地番住所のデータが必要。 * 自治体によって違う * 特定の自治体と話はしている?→まさにそういう話をしている * 都道府県単位でやってもらえないか?という話をしている * 政府のベースレジストリ整備の一環として * 情報公開請求とかも必要 * ドローン配送などの分野でも困っている * ナビは間違えても人間が補正できるが、自動運転はそうはいかない * 農水省が筆ポリゴンを公開しているが、住所との対応ができていない * 人間が住んでいる地番は全件で6200万件。 * エンジニアが扱う数字としてはメチャクチャ大きいわけではない。なんとかなるのでは?とも思う * →更新されるのがやっかい * 土地は増えないのに、3丁目が増えたり * 住居住所表示の整備とかも * OpenEats とコラボできないか?とも思った * 緯度経度なかった! * 自治体の業務に入れ込めると良い * なんらかの申請をする際にデジタル化したい * 地籍図を電子化しているところが多くて、そこが可能性が高い? ## どんな人が必要? * データサイエンス * Web地図 ## 色々見直した部分もある * 日本の住所は多様、それでもちゃんとしている * それでも荷物が届く ## きっかけ 経産省が公開したIMIツールを見てみたら、ジオコーダーみたいな機能があった。Pull Request を送るつもりで調べ始めた。 ブログを書いたら10万PV越えた。そこから色々広がって、不動産IDの話に行き着いた。