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Arch Linux で MikanOS を起動する

MikanOSのビルド手順 https://github.com/uchan-nos/mikanos-build はUbuntuを前提としているため、Arch Linuxで動かすにはいくつかの読み替えが必要です。
そこでArchユーザ向けに、私がMikanOSを動かすために行った手順を記録しておきます。

依存パッケージのインストール

必要なパッケージ名の対応は以下。

apt pacman/AUR
ansible ansible
build-essential base-devel
llvm-7-dev llvm7
lld-7 lld7
clang-7 clang70
nasm nasm
acpica-tools acpica
uuid-dev uuid
qemu-system-x86 qemu
qemu-utils ここから適宜
xauth xorg-xauth
unzip unzip

したがって以下をAURヘルパー等でインストールする。

base-devel llvm7 lld7 clang70 nasm acpica uuid qemu xorg-xauth unzip

コンフリクトするパッケージは仕方ないのでアンインストールしてしまう。
なお、私はビルドに3.6時間ほどかかりました。

Ansibleでセットアップ

ansible_provision.ymlから以下のtasksを消して実行。

  • ensure development tools are at the latest version
  • set llvm 7 as default
    • すでにデフォルトになっているため

環境変数の設定(fishの場合)

fishを使ってる人はfisher install edc/bassする。

bass source script.sh

ビルド

ビルドスクリプトにはsudoが含まれますが、環境が汚されるような感じはなさそう。
よって先生を信じてパスワードを打ち込みます。