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redumper 私的使い方

オプション

redumper.exe <MODE> <OPTION>
MODEなしでhelpでヘルプ表示

MODE一覧

cd: dump -> protection -> refine -> split -> infoを順に実行していくモード
dump: 吸出しモード
protection: dumpで吸いだしたものをスキャンし、プロテクションを検知する (PS1のCDなどそういうやつ)
refine: C2エラーが出ているセクタをリトライし修復する
split: SCRAMダンプからCUE+BINを切り出す。
info: redump.org用のインフォメーションを書き出す

OPTION一覧

(全般)

--help, -h: ヘルプ表示
--verbose: 詳細表示
--drive=VALUE: ドライブのレターを指定する。
--speed=VALUE: ドライブの速度を指定する。
--retries=VALUE: SCSI/C2エラーが出た際のリトライカウントを指定する
--image-path=VALUE: 結果保存用のベースディレクトリの指定
--image-name=VALUE: 結果のファイル名の指定 (指定しなかった場合は自動的に生成される)
--overwrite: 上書き保存をする

(ドライブ固有の指定)

--drive-type=VALUE: ドライブタイプの指定
--drive-read-offset=VALUE: ドライブの読み出しオフセットの指定
--drive-c2-shift=VALUE: C2のシフトの指定
--drive-pregap-start=VALUE: pre-gapの開始LBAの指定
--drive-read-method=VALUE: 読み出しメゾットの指定 (BE, D8, BE_CDDA)
--drive-sector-order=VALUE: セクタ読み出しの順番の指定

(drive specific)

--plextor-skip-leadin: (PLEXTOR用) リードインの吸出しを止める
--asus-skip-leadout: (ASUS/LG用) リードアウトの読み出しを止める
--disable-cdtext: CDTEXTを吸いださないようにする

(offset)

--force-offset=VALUE: オフセットの上書きをする
--audio-silence-threshold=VALUE: オーディオの無音検知の閾値を変更する(default 48)
--correct-offset-shift: オフセットシフトを実行する

(split)

--force-split: splitをエラーが出ていても実行する
--leave-unchanged: (主にC2)エラーの出たセクタを置き換えない
--force-qtoc: QTOCに基づいたsplitを強制的にする
--skip-fill=VALUE: スキップされたセクタの埋めるパターンをVALUEに変更する
--iso9660-trim: ISO9660のデータトラックをPVDボリュームサイズに変更する (変なTOCを持っている場合に有用)

(misc)

--lba-start=VALUE: ダンプを開始するLBAをセット
--lba-end=VALUE: ダンプを終了するLBAをセット
--refine-subchannel: refine時にSCSI/C2エラーとともにSubchannel情報も修復する
--skip=VALUE: 吸出しをスキップするレンジを指定

使用法

  1. 一番簡単
    redumperをコマンド単体で実行すると自動的にダンプを行う。C2/SCSIエラーが発生しても--retries=コマンドを追加するまで何もしない
  2. リトライを含め、サブディレクトリに出力
    redumper cd --verbose --drive=:F --retries=100 --image-name=dump_name --image-path=dump_dir
    または
    redumper cd --verbose --drive :F --retries 100 --image-name dump_name --image-path dump_dir
    (=とスペースは相互使用可能)
  3. 前回のダンプのC2/SCSIエラーをリトライする
    redumper refine --verbose --drive=F: --speed=8 --retries=500 --image-name=dump_name --image-path=dump_dir
    C2エラーをrefineする。低いスピードでリトライして、読みだしてみる。
  4. 高度使用
    redumper split --verbose --force --image-name=dump_name --image-path=dump_dir
    トラック切り出しをエラーが出ていても実行する。