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([みす老人会 2nd Advent Calendar 2023](https://adventar.org/calendars/9335)の12/23の記事です)
ちゃっかり企画展を見に行きました。働かなくていいからお金が欲しい。
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## 12/16:市谷の杜 本と活字館
目が覚めたら新宿にいたので、中央総武線で市ヶ谷へ。
急に虚無に向かって怒鳴る人を尻目に北へ北へと進んでいくと、大日本印刷の建物群を過ぎた先に[**本と活字館**](https://ichigaya-letterpress.jp/)が見えました。

ここは主に活版印刷技術についての展示を見たり、印刷体験ができたりする施設となっています(ちょっとした喫茶スペースもある)。
新宿に着いてからこの施設を知ったので、生憎体験イベントは軒並み満員だったのですが......

しおりの印刷体験ができたのでやってきました!
「**テキン**」と呼ばれる卓上の印刷機に下絵が描かれた紙をセットして、ピンク色のインクを刷る作業が体験できます。

①手前についているハンドルをちょっと下げて、上部の円盤部分に塗られたインクをローラーにつける
②ローラーに均一にインクがつくように数回くり返す
③ハンドルを思いっきり下げて紙にインクをつける
というのが一連の作業なんですが、最後のハンドルを思いっきり下げるときに意外と力をかけないとなかなか下がりきらず、図らずも己の"腕"を見せる(物理)機会が現れてしまいました。ちょっと苦戦しました。
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1階はその他に、常設で本ができるまでの一連の流れが展示してあります。
小さな活字1つ1つを作るための大きな機械があったり、それらを収納するための棚がぎっしり並んでいる様子はぜひ実際に見に行ってみてほしいです。

平日は要予約ですが、土日は予約なしでふらっと行けるので気が向いたときにでも。
あ、イベントは予約してからの方がいいです。HPから予約ができます。
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階段を上ると、今回のメインである企画展「**活字の種を作った人々**」のブースが目に飛び込んできます。

ここでは、**種字彫刻師**と呼ばれる人たちに焦点を当て、当時の資料などを集めた展示がされています。
文字を印刷するにあたって何千何万という膨大な数の活字が必要になるのですが、その活字を作るための原型となるのが種字です。

たぶん5cm四方くらい。印刷された文字のサイズを考えると意外と大きいような気もするけど、このくらいじゃないと細かいところまで彫るのが難しいんだろうな。
まあつまりは、種字彫刻師はフォント製作者な訳です。しかもそれが1文字に30分以上かかる手作業を何万字もやるときたもんだ。どっひゃ~。
単体で形が整っている必要があるのは勿論、それを鏡文字で彫刻し、全体としても字のブレが少ないようにするという、想像するだけでも恐ろしい作業......。
しかしそういう人たちのおかげで活版印刷が発展してきたんだなと思います。

これは朝日新聞の1ページ。日常ではもうあまり見ることはないのにどこか親しみが持てるのは、社会の教科書でよく出てきたからでしょうか。
企画の趣旨に反するかもなのであんまり言うのも良くない気がするのですが、種字云々は置いといて旧字体がわりと好きなのでたぶんここらへんの時代にできたフォント全部好きだと思います。知らんけど。
他にも、名前が残っている彫刻師の年表とか人物相関図とか、実際に使われていた道具とか結構重要そうな資料が展示されてたんですけど、**だいたい撮り損ねました**。人類は愚か。
この企画展は来年の6/2まで行われているので代わりに写真を撮ってきてほしいです。
その代わりと言ってはなんですが、その後行ったごはんの写真を貼っておきます。

左下のでかいのはポテトサラダです。おいしかった~
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## 12/17:21_21 DESIGN SIGHT

六本木ってもしかして治安言うほど良くないですか?お口直しに喫茶店で優雅にブランチと洒落込んだら、本を読みながら寝てしまいました。多分専門書を持って行ったのが悪いと思います。
そんなこんなでお昼過ぎ、現役みす会員を数人集めて[21_21 DESIGN SIGHT](https://www.2121designsight.jp/)へやってきました。

こちらでは来年の3/10まで「もじ イメージ Graphic 展」という企画展が開催されています。タイトルからして興味がそそられてしまいウキウキ寝不足人間になっていました。
「文字」と「イメージ」という2つの異なる表現を融合させて発展してきたこれまでのグラフィックデザインを、いくつかのテーマに分類して展示しています。

個人的にこの企画展の中で一番刺さったものは、アートディレクターの佐藤可士和さんの文章です。グラフィックそのものじゃなくてすまんやで。
この方ユニクロとかくら寿司とかのロゴを作った方なんですけど、ロゴやら広告やらのデザインを考えるときのことを本に書いてます。
結局グラフィックって見た目が良ければオールオッケーって訳じゃないんだよなってことを改めて実感しました。ポスターにしろ映像にしろ、伝えたいことが第一にあってそこにデザインがついてくる感覚は忘れてはいけない。
色々な媒体に触れてきた身としては、そういったメッセージをどの媒体で表現するかも大事な要素になっていくんだろうと自分の中で勝手に納得しました。
実際にはそこまでのことは書かれていませんが、クライアントと打ち合わせを綿密に行い、実現目標を明確にしてデザインを洗練させていく佐藤さんのグラフィックデザインに対する向き合い方は非常に勉強になります。

あとこれは完全に別件なんですけど、特殊な字形好きなんですよ。合字とか長いsとか。
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## 着地点を見失ってしまいました。
デザイン、わから~~~ん!精進精進!ほな!
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