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    # 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 ## 【外国語編 英語編】 ### オ 話すこと[発表] (ア)身近な出来事や家庭生活などの日常的な話題について,使用する語句や文,発話 例が十分に示されたり,準備のための多くの時間が確保されたりする状況で,情報や考え,気持ちなどを理由や根拠とともに話して伝える活動。また,発表した内容について,質疑応答をしたり,意見や感想を伝え合ったりする活動。 この事項は,1の(4)のア「日常的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,多くの支援を活用すれば,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して話して伝えることができるようにする。」に関連した言語活動を示している。 本活動において生徒が支援を活用するための配慮として,使用する語句や文,発話例が十分に示されたり,準備のための多くの時間が確保されたりすることが挙げられている。 ここでの使用する語句や文,発話例が十分に示されるとは,発表するに当たって有用な語彙や表現,発話の仕方などを提示することであるが,生徒が使用する表現や発話の仕方などを事前に限定的に提示するのではなく,関連する話題について聞いたり読んだりする中で,生徒自身が有用な語彙や表現,発話の例を学び,必要となるものを自ら判断して活用していくなどの,主体的な学びにつながるような支援になるよう留意する必要がある。また,準備のための多くの時間が確保されるとは,話して伝えるための準備として,伝えたい内容についてブレインストーミングをしたり,伝える内容の順番や展開について構想を 練ってアウトラインを作成したり,発表する際に使う図表などの視覚的な補助を作成したりするための時間が十分確保されることである。さらに,生徒が自信をもって発表するために,話し方や立ち振る舞いなどの発表の練習が必要になることもある。 情報や考え,気持ちなどを理由や根拠とともに話して伝える活動とは,論理的に一貫性のある内容とするために,伝えたいことの理由や根拠を明確にするなどして話して伝える活動などを指す。その際,書いた原稿を読むだけに終始しないよう,聞き手に分かりやすく伝えることを意識しながら話すようにする。 ここでの発表については,口頭のみの発表や,視覚的な補助を使った発表,ポスターセッションや視聴覚機器を活用したプレゼンテーションなどの様々な形態が考えられる。また,大人数の聞き手を対象にした発表に慣れるためにも,少人数での発表を積み重ねるなどの指導の工夫も必要である。 また,発表後は,教師からのフィードバックだけではなく,生徒同士が,内容や発表の仕方について感想や意見を伝え合うことも効果的である。 実際の活動においては,発表する前,発表している間,発表した後に前述のような配慮を適宜行いながら,適切な活動を展開するようにする。 本活動を実際の授業で扱うに当たっては,例えば,次のような展開が考えられる。ただし,扱う言語材料や言語活動,言語の使用場面,言語の働きによって様々な展開が可能であることに留意する。 ① 授業で取り上げた日常的な話題についてのプレゼンテーションの動画を視聴す る。 ② ①の内容に関して教師からの質問に答えるなどして,概要を捉える。また,自分 の発表に活用できる表現や,効果的な発表の仕方などについて,クラス全体で確 認する。 ③ ②で学習したことを参考にしながら,①と同様の話題について,自分の発表のア ウトラインやメモなどを作成する。 ④ ペアで,③のアウトラインやメモを基に発表し合う。 ⑤ 互いに発表した内容に関して質問し合う。 ⑥ パートナーを変えて,④及び⑤を行う。 イ 社会的な話題について,使用する語句や文,発話例が十分に示されたり,準備のための多くの時間が確保されたりする状況で,対話や説明などを聞いたり読んだりして,情報や考え,気持ちなどを理由や根拠とともに話して伝える活動。また,発表した内容について,質疑応答をしたり,意見や感想を伝え合ったりする活動。 この事項は,1の(4)のイ「社会的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,多くの支援を活用すれば,聞いたり読んだりしたことを基に,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して話して伝えることができるようにする。」に関連した言語活動を示している。 本活動において生徒が支援を活用するための配慮については2の(3)の①のオの(ア)に,対話については2の(3)の①のイの(ア),説明については2の(3)の①のエの(イ)にそれぞれ準ずる。 対話や説明などを聞いたり読んだりして,情報や考え,気持ちなどを理由や根拠とともに話して伝える活動として,例えば,ある社会的な話題に関する対話などを聞いて,話し手の主張について自分の意見をまとめ,効果的な伝え方や表現などを学んだ上で,それらを活用してペアになって伝え合うなどの活動が考えられる。その後,同じ内容をグループやクラス全体の前で発表するなど,発表の形態を変えながら複数回行うような工夫も考えられる。このように何度も発表を繰り返すことにより,徐々に発表の質を向上させたり,少人数の聞き手から大人数の聞き手へと段階を踏んでいくことで,人前で話すことが苦手な生徒の負担を軽くしたりする効果も考えられる。 発表する際の視覚的な補助として,実物や写真,タブレット端末などを効果的に活用することも大切である。 実際の展開については,2の(3)の①のオの(ア)を参考にする。 ### カ 書くこと (ア)身近な出来事や家庭生活などの日常的な話題について,使用する語句や文,文章例が十分に示されたり,準備のための多くの時間が確保されたりする状況で,情報や考え,気持ちなどを理由や根拠とともに段落を書いて伝える活動。また,書いた内容を読み合い,質疑応答をしたり,意見や感想を伝え合ったりする活動。 この事項は,1の(5)のア「日常的な話題について,使用する語句や文,事の準備などにおいて,多くの支援を活用すれば,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して文章を書いて伝えることができるようにする。」に関連した言語活動を示している。 本活動において生徒が支援を活用するための配慮として,使用する語句や文,文章例が十分に示されたり,準備のための多くの時間が確保されたりすることが挙げられている。 使用する語句や文,文章例が十分に示されるとは,書く活動を行うに当たって活用できる有用な語句や文,生徒が分析したりモデルにしたりできるような文章例が豊富に示されることを意味している。ただし,生徒が使用する表現や文章の構造などをあらかじめ限定して提示するのではなく,関連する話題について聞いたり読んだりする中で,生徒自身が有用な語彙や表現,文章例などを学び,主体性にそれらを活用していくなど,自律的な学びにつながるよう指導する必要がある。 また,論理性に注意して文章を書いて伝えるための準備として,実際に書く活動に入る前に,関連する話題について自分自身やペア,グループでアイディアを出して内容や構想を膨らませた後,取捨選択をして内容の構成を練り,アウトラインを書く活動を行うことなどが考えられる。ここでの準備のための多くの時間が確保されるとは,そのような活動のための時間が十分確保されることを意味している。 情報や考え,気持ちなどを理由や根拠とともに段落を書いて伝える活動とは,論理的に一貫性のある内容とするために,伝えたい事柄の理由や根拠を明確にするなどして,一つの段落で書いて伝える活動を指す。また,ここでは必要に応じて複数の段落で書くことも考えられる。 なお,小学校及び中学校の国語科において,内容のまとまりで段落を作ったり,段落相互の関係に注意したりするなど文章の構成や展開を指導していることを踏まえて,日本語と英語の段落の相違点や共通点を理解させる必要がある。例えば,内容のまとまりを示している点は,両者で共通している一方,英語の段落は多くの場合,書き手が伝えたい一つの主張とそれを支える部分から構成されている点に特徴がある。 日常生活においては,メッセージや電子メールを書いたり,スケジュールや必要な情報を記録としてメモしたりするような実用的な文章などを書く機会が多いことを踏まえ,ここではICT機器などを活用して,多様な文を書く活動を取り入れることも考えられる。 書くことが苦手な生徒には,例えば,日頃の様々な言語活動において,自分の考えや気持ちなどを理由や根拠とともに伝えることを継続的に行っていくことや,モデルとなる例文を活用するなどの指導を行うことが大切である。また,生徒自身が書きたいと思ったり,生徒が考えや気持ちを表現したりしやすいような,生徒にとって身近な話題を設定することも大切である。 実際の活動においては,書く前,書いている間,書いた後に前述のような配慮を適宜行いながら,適切な活動を展開するようにする。 本活動を実際の授業で扱うに当たっては,例えば,次のような展開が考えられる。ただし,扱う言語材料や言語活動,言語の使用場面,言語の働きによって様々な展開が可能であることに留意する。 ① ある日常的な話題についてペアやグループで話したり,その話題について書かれたものを読んだりする。 ② モデルとなる文章を活用しながら,書く際に参考になるような表現や段落の構成などについて学ぶ。 ③ 書く内容について,ペアやグループで話すなどしてブレインストーミングを行う。 ④ ②のモデルを活用して,アウトラインの書き方を学ぶ。 ⑤ 与えられた話題について,アウトラインを作成し,それを基に一つの段落を書く。 ⑥ ペアで読み合い,互いが書いた内容についての感想を伝え合う。 (イ)社会的な話題について,使用する語句や文,文章例が十分に示されたり,準備のための多くの時間が確保されたりする状況で,対話や説明などを聞いたり読んだりして,情報や考え,気持ちなどを理由や根拠とともに段落を書いて伝える活動。また,書いた内容を読み合い,質疑応答をしたり,意見や感想を伝え合ったりする活動。 この事項は,1の(5)のイ「社会的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,多くの支援を活用すれば,聞いたり読んだりしたことを基に,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して文章を書いて伝えることができるようにする。」に関連する言語活動を示している。 本活動において生徒が支援を活用するための配慮については,2の(3)の①のカの(ア)に準ずる。 対話や説明などを聞いたり読んだりして,情報や考え,気持ちなどを理由や根拠とともに段落を書いて伝える活動としては,例えば,教科書で扱った社会的な話題について,理由や根拠を整理して自分の意見を段落で書く活動が考えられるが,その際,関連する話題についての対話の録音を聞いたり,その話題について説明している動画などを視聴したりして,生徒が多様な視点に触れた上で自分自身の考えを深めることができるような工夫が必要である。 また,論理性に注意して段落で書くためには,段落の構成について学ぶ必要がある。主題文,支持文,結論文という構成から成る一つの段落の文章例などをモデルとして取り上げ,段落の構成について指導することも必要である。 ここでの対話については,2の(3)の①のイの(ア)に,説明については,2の(3)の①のエのイに,それぞれ準ずる。 実際の展開については,2の(3)の①のカの(ア)を参考にするが,社会的な話題については,関連する知識や体験が不足していることにより,伝えたい内容が具体化されないことも考えられることから,書く前の段階における,聞いたり読んだりする活動の中で,関連した語句や文,考えなどに十分触れることで,生徒の伝えたい内容が豊かになるような工夫をすることが大切である。 ### ② 言語の働きに関する事項 ここでは,言語活動を行う際の参考として,言語の使用場面や言語の働きの具体例を示している。これは,言語活動を行うに当たり,言語の使用場面の設定や,言語の働きを意識した指導において手掛かりとなるよう考慮したものである。 言語の使用場面については,小学校及び中学校では,使用場面の主となる「児童生徒の身近な暮らしに関わる場面」を示した後に「特有の表現がよく使われる場面」を取り上げている。高等学校では,中学校の「生徒の身近な暮らしに関わる場面」を広げた「生徒の暮らしに関わる場面」,「多様な手段を通して情報などを得る場面」及び「特有の表現がよく使われる場面」の三つに分けて示した。 言語の働きについては,小学校及び中学校における分類との対応関係を分かりやすくす るために整理をして,一部に高度化を図り,「コミュニケーションを円滑にする」,「気持 ちを伝える」,「事実・情報を伝える」,「考えや意図を伝える」及び「相手の行動を促す」 の五つに整理し,それぞれ代表的な例を示した。 有機的に組み合わせて活用するとは,取り上げた言語の使用場面において果たされる言語の働きや,取り上げた言語の働きが生じる言語の使用場面を選択して組み合わせることを意味している。コミュニケーションにおいて言語は,具体的な場面で,具体的な働きを果たすために使用されるのであり,コミュニケーション能力の育成を図るためには,言語の使用場面と働きを明らかにし,具体的な文脈を想定した上で指導に当たることが重要である。 学習する語句や表現,文法事項の中には,特定の場面や言語の働きと密接に結び付いていたり,特定の題材やテーマについてコミュニケーションを進める上で重要であったりするものが多い。文法項目や文構造の取扱いについては,それらが具体的な言語の使用場面でどのような働きをするのかを併せて例示し,実際の場面で活用できるよう指導する必要 がある。 なお,本科目の学習の初期の段階において言語活動を行う際には,中学校で学習した身近な言語の使用場面や言語の働きを取り上げることで,高等学校における外国語学習の円滑な導入を図ることが重要である。 ### ア 言語の使用場面の例 小学校及び中学校の外国語科において,児童生徒の「身近な暮らし」に関わる場面とし て,「家庭での生活」,「学校での学習や活動」及び「地域の行事」などが挙げられている。高等学校においては,「地域での活動」及び「職場での活動」が加えられている。中学校 における「地域の行事」の場面では,日本の伝統文化などの地域の行事に関する活動が扱 われているが,高等学校における「地域での活動」の場面では,ボランティア活動,地域 人材や地域の外国人との交流活動等,より広範囲にわたる地域での社会活動の場面を扱う。 「職場での活動」とは,グローバル化が進展する中,英語を使って国内外の職場で働く場面を想定したものである。 ここでは,様々なメディアを通して英語で情報などを得る場面を想定している。 特に今後のグローバルな情報網の広がりにより,情報収集の方法は一層多様になることが考えられる。本,新聞,雑誌などを読むことはもちろんだが,動画やSNS,インターネットによるラジオなどの情報通信ネットワークを活用した情報のやり取りや情報検索の機会は今後も一層増えることが予想されることから,指導に当たりそれらの場面を取り 扱っていく必要がある。 高等学校における特有の表現が使われる場面については,発達段階に応じて,生活にお ける行動範囲や人間関係が広がることで,より多様でより深い洞察を要する言語活動が展開されることを踏まえ,小学校及び中学校で扱った「自己紹介」と「道案内」の場面がなくなり,中学校の「電話での対応」は「電話での応対」となっている。これは,「電話で の対応」が主に電話の取次ぎを意味していたのに対して,「電話での応対」では,電話で のコミュニケーションの当事者として電話の目的である用件を果たすための会話を行う場面を想定していることによる。 また,定型的な口語表現が使われるこうした様々な場面に加えて,文字によるコミュニ ケーションの手段として「手紙や電子メールのやり取り」の場面も含めて指導することが 大事である。「手紙や電子メールのやり取り」の中には,日常的な情報交換の場面のほか, メモで相手に用件を簡潔に伝える場面,季節ごとの挨拶のメッセージを送る場面,招待状 や礼状,履歴書などを書く場面などが考えられ,それぞれの場合に応じた特有の表現や表 現形式を指導する必要がある。 ### イ 言語の働きの例 ・ 相づちを打つ ・ 聞き直す ・ 繰り返す ・ 言い換える ・ 話題を発展させる ・ 話題を変える など コミュニケーションを円滑にする働きとは,相手との関係を築きながらコミュニケー ションを開始し維持する働きであり,中学校の外国語科においても扱われている。中学校 の外国語科では,話し掛ける,相づちを打つ,聞き直す,繰り返す,が例として挙げられ, 使用される場面や状況に応じた特定の表現を使ったり,場面や状況に応じてイントネー ションなどの違いも含めて適切にそれらの表現を活用したりできるよう指導されている。 高等学校においては,言い換える,話題を発展させる,話題を変える,が例として加えら れている。これは,小学校及び中学校における学びを基礎として,より継続的でより深い 内容を展開するやり取りなどができるようにするためである。高等学校においては,中学 校において指導された内容を必要に応じて繰り返し扱いながら,場面に応じた適切な表現 を選択し,意見の交換などをより円滑に,また発展的に進められるよう指導する。 ・ 共感する ・ 褒める ・ 謝る ・ 感謝する ・ 望む ・ 驚く ・ 心配する など 気持ちを伝える働きとは,相手との信頼関係を築いたり,良好な関係でコミュニケーショ ンを行ったりするために,自分の気持ちを伝えることを示している。高等学校においては, 中学校の外国語科で扱われているものなどに加え,共感する,感謝する,望む,驚く,心 配する,が例として挙げられている。高等学校においては,中学校において指導された内 容を必要に応じて繰り返し扱いながら,場面に応じた適切な表現を選択し,日常会話での やり取りや文章表現などによって,様々な気持ちや感情を互いの立場を尊重しながら伝え 合うことができるよう指導する。 事実・情報を伝える働きとは,コミュニケーションを行う相手に事実や情報を伝達する 働きである。事実・情報を伝える言語の働きについては,中学校の外国語科で扱われてい るものなどに加え,理由を述べる,要約する,訂正する,が例として挙げられている。事実や情報を正しく伝えるためには,詳細を客観的に伝えることができる表現や,論理的な構成や展開などが重要となる。他者を意識しながら事実や情報をより適切にまた効果的に伝え合うことができるよう指導する。 ・ 提案する ・ 申し出る ・ 賛成する ・ 反対する ・ 承諾する ・ 断る ・ 主張する ・ 推論する ・ 仮定する など 考えや意図を伝える働きとは,コミュニケーションを行う相手に自分の考えや意図を伝達する働きである。考えや意図を伝える言語の働きについては,中学校の外国語科で扱われているものなどに加え,提案する,主張する,推論する,が例として挙げられている。高等学校においては,中学校において指導された内容を必要に応じて繰り返し扱いなが ら,場面に応じた適切な表現を選択し,論理の展開を意識したりしながらまとまりのある 考えや意図を伝えられるよう指導する。 ・ 質問する ・ 依頼する ・ 誘う ・ 許可する ・ 助言する ・ 命令する ・ 注意をひく ・ 説得する など 相手の行動を促す働きとは,相手に働きかけ,相手の言語的・非言語的行動を引き出す 働きを示している。相手の行動を促す言語の働きについては,中学校の外国語科で扱われているものなどに加え,誘う,許可する,助言する,注意をひく,説得する,が例として挙げられている。 高等学校においては,中学校において指導された内容を必要に応じて繰り返し扱いながら,場面に応じた適切な表現を選択し,教室内外における身近な場面で相手の行動を促すことができるよう指導する。 中学校の外国語科における総合的な指導を踏まえ,五つの領域別に設定する目標の実現を目指し,五つのそれぞれの領域を扱った言語活動と併せて複数の領域を結び付けた統合的な言語活動を通して,総合的な英語力の向上を図る指導を行う。 中学校の学習から本科目における学習への円滑な移行のため,初期の学習段階で,中学校の基礎的な学習内容を整理しながら,中学校で学習した語句や文構造,文法事項などを繰り返し活用するような言語活動を扱うなどの工夫をすることが大切である。 「英語コミュニケーションⅡ」では,前述の外国語科の目標を踏まえ,領域ごとに具体的な目標を設定している。 この科目は,全ての生徒に履修させる科目である「英語コミュニケーションⅠ」の学習を踏まえ,五つの領域別の言語活動及び複数の領域を効果的に関連付けた統合的な言語活動を通して,五つの領域の総合的な指導を発展的に行う科目である。 本科目では,より自律した英語学習者の育成を目指し,「多くの支援」を活用する段階 から,必要に応じて「一定の支援」を活用する段階へと移行する。 また,本科目では,語彙や表現などの言語材料がより多様になることから,指導に当たっては,「英語コミュニケーションⅠ」で指導された言語材料などの学習内容を,本科目の 言語活動において繰り返し活用したり,生徒が自分の考えなどを表現する際にそれらを話したり書いたりして表現できるような段階まで定着させることが重要である。 「英語コミュニケーションⅠ」の1の目標で述べたように,各学校において作成される学習到達目標は,五つの領域別の目標を踏まえながら,2の内容に記述されたより具体的な言語材料と言語活動を参照して設定されたものにすることが望ましい。 ### (1)聞くこと この目標は,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(1)のア「日常的な話題について,話される速さや,使用される語句や文,情報量などにおいて,多くの支援を活用すれば,必要な情報を聞き取り,話し手の意図を把握することができるようにする。」を発展させた ものである。 本目標では,話される速さや,使用される語句や文,情報量などについて生徒が支援を 活用することを示している。それらについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(1) のアに準ずるが,既習の表現での言い換えなどにおいて,「英語コミュニケーションⅠ」 で学習した基本的な語句や文を用いるなどして,本科目において「英語コミュニケーションⅠ」の学習内容を活用する配慮を行うことが重要である。 ここでは「英語コミュニケーションⅠ」における話し手の意図を把握することに加えて, 話の展開を把握することができるようにすることを目標としている。話の展開とは,話が どのようにつながり,進行していくかということであり,それらを把握するためには,要 点を示す語句や文,つながりを示す語句などに注意しながら聞く必要がある。またその後 の展開を予想して聞くように指導することも考えられる。 この目標は,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(1)のイ「社会的な話題について,話される速さや,使用される語句や文,情報量などにおいて,多くの支援を活用すれば,必要な情報を聞き取り,概要や要点を目的に応じて捉えることができるようにする。」を発 展させたものである。 本目標では,話される速さや,使用される語句や文,情報量などについて生徒が支援を 活用することを示しており,それらについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(1) のアに準ずる。 ここでは,「英語コミュニケーションⅠ」における概要や要点を目的に応じて捉えるこ とに加えて,詳細を目的に応じて捉えることができるようにすることを目標としている。 詳細を捉えるとは,聞き取る目的に応じて,細部の情報を正確に理解することである。そ の際,目的に応じて何を詳細に聞き取るべきなのかを,事前に生徒に提示することなども 考えられる。 ### (2)読むこと この目標は,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(2)のア「日常的な話題について,使用される語句や文,情報量などにおいて,多くの支援を活用すれば,必要な情報を読み取り,書き手の意図を把握することができるようにする。」を発展させたものである。 本目標では,使用される語句や文,情報量などについて生徒が支援を活用することを示しており,それらについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(2)のアに準ずる。 ここでは,「英語コミュニケーションⅠ」における書き手の意図を把握することに加えて, 文章の展開を把握することができるようにすることを目標としている。文章の展開を把握 するとは,文と文や段落同士のつながりに注意して文章全体の流れを理解することである。そのためには,つながりを示す語句に注意したり,キーワードや主題文(トピック・セン テンス)を的確に把握したりしながら文章を読むように指導することが大切である。 この目標は,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(2)のイ「社会的な話題について,使用される語句や文,情報量などにおいて,多くの支援を活用すれば,必要な情報を読み取 り,概要や要点を目的に応じて捉えることができるようにする。」を発展させたものである。 本目標では,使用される語句や文,情報量などについて生徒が支援を活用することを示しており,それらについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(2)のアに準ずる。 ここでは「英語コミュニケーションⅠ」における概要や要点を目的に応じて捉えることに加えて,詳細を目的に応じて捉えることができるようにすることを目標としている。詳細を目的に応じて捉えるとは書き手の意図を的確に理解するために細部の情報を読み取ることである。その際,目的に応じてどの部分を詳細に読み取るべきなのかを,事前に生徒に提示することなどが考えられる。 ### (3)話すこと[やり取り] この目標は,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(3)のア「日常的な話題について,使用する語句や文,対話の展開などにおいて,多くの支援を活用すれば,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを話して伝え合うやり取りを続けることができるようにする。」を発展させたものである。 本目標では,使用する語句や文,対話の展開などについて生徒が支援を活用することを示しており,それらについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(3)のアに準ずる。 情報や考え,気持ちなどを詳しく話して伝え合うとは,「英語コミュニケーションⅠ」 におけるやり取りに比べて,伝え合う内容がより詳しくなることを示している。「英語コ ミュニケーションⅠ」におけるやり取りは,基本的な語句や文を用いた,ある程度簡潔な 内容であるのに比べて,本科目におけるやり取りでは,伝え合う内容を順序立てて分かり やすく表現したり,具体的に例を挙げるなどして詳細に表現したりすることを意味してい る。 また,やり取りを続けるとは,互いの考えや気持ちの伝え合いを自然に継続することで あるが,ここでのやり取りは,単に表現する内容が具体的で詳しくなるだけではなく,自然な会話の流れを維持しながらより長く対話を継続できるよう,非言語的表現も含めた 様々な定型表現を「英語コミュニケーションⅠ」で指導した会話の継続のために必要な表現と併せて活用しながら,会話を継続する力を育成していくことが重要である。 この目標は,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(3)のイ「社会的な話題について,使用する語句や文,対話の展開などにおいて,多くの支援を活用すれば,聞いたり読んだりしたことを基に,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して話して伝え合うことができるようにする。」を発展させたものである。 本目標では,使用する語句や文,対話の展開などについて生徒が支援を活用することを示しており,それらについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(3)のアに準ずる。聞いたり読んだりしたことについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(3)のイに 準ずる。 論理性に注意して詳しく話して伝え合うとは,「英語コミュニケーションⅠ」における やり取りに比べて,伝え合う内容がより詳しくなることを示している。これは,「英語コミュニケーションⅠ」においては,基本的な語句や文を用いて,ある程度簡潔に理由や根拠を述べるのに対し,本科目においては,順序立てて分かりやすく表現したり,具体例を挙げたりするなどして,理由や根拠などを具体的にかつ詳細に述べる必要があることを意味している。 ### (4)話すこと[発表] この目標は,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(4)のア「日常的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,多くの支援を活用すれば,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して話して伝えることができるようにする。」を発展させたものである。 本目標では,使用する語句や文,事前の準備などについて生徒が支援を活用することを示しており,それらについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(4)のアに準ずる。 論理性に注意して詳しく話して伝えるとは,「英語コミュニケーションⅠ」と比べて, 伝える内容がより詳しくなることを示している。これは,「英語コミュニケーションⅠ」 においては,基本的な語句や文を用いて,ある程度簡潔に理由や根拠を述べるのに対し, 本科目においては,順序立てて分かりやすく表現したり,具体例を挙げたりするなどして, 理由や根拠などを具体的かつ詳細に述べる必要があることを意味している。 この目標は,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(4)のイ「社会的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,多くの支援を活用すれば,聞いたり読んだりしたことを基に,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して話して伝えることができるようにする。」を発展させたものである。 本目標では,使用する語句や文,事前の準備などについて生徒が支援を活用することを示しており,それらについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(4)のアに準ずる。 聞いたり読んだりしたことについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(3)のイに,論理性に注意して詳しく話して伝えることについては,1の(4)のアにそれぞれ準ずる。 (5)書くこと この目標は,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(5)のア「日常的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,多くの支援を活用すれば,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して文章を書いて伝えることができるようにする。」を発展させたものである。 本目標では,使用する語句や文,事前の準備などについて生徒が支援を活用することを示しており,それらについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(5)のアに準ずる。論理性に注意して複数の段落から成る文章で詳しく書いて伝えるとは,「英語コミュニ ケーションⅠ」と比べて,書いて伝える内容がより詳しくなることを示している。これは, 「英語コミュニケーションⅠ」においては,基本的な語句や文を用いて,ある程度簡潔に 理由や根拠を述べた上で一つの段落の文章を書くのに対し,本科目においては,順序立てて分かりやすく表現したり,具体例を挙げたりするなどして,理由や根拠などを具体的かつ詳細に述べた上で,複数の段落の文章を書くことを意味している。 また,書いて伝える段落が複数になることから,主題を含む序論,根拠や具体例を含む 本論,主題の言い換えや全体の要約をしている結論などの,論理の展開における段落ごとの役割などについて指導することも必要である。 この目標は,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(5)のイ「社会的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,多くの支援を活用すれば,聞いたり読んだりしたことを基に,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して文章を書いて伝えることができるようにする。」を発展させたものである。 本目標では,使用する語句や文,事前の準備などについて生徒が支援を活用することを示しており,それらについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(5)のアに準ずる。 聞いたり読んだりしたことについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(3)のイに,論理性に注意して複数の段落から成る文章で詳しく書いて伝えることについては,1の(5)のアにそれぞれ準ずる。 〔知識及び技能〕 (1)英語の特徴やきまりに関する事項 この事項における指導する語及び文法事項以外については,「英語コミュニケーション Ⅰ」の2の(1)に準ずる。 指導する語については,「英語コミュニケーションⅠ」において,中学校修了時までの2,200 〜 2,500 語程度の語彙に 400 〜 600 語程度の新語を加えたものとしており,本科目ではそれに「700 〜 950 語程度」の新語を加えることとしている。なお,「700 語」とは,「英語コミュニケーションⅡ」で新たに指導する語数の下限を示し,「950 語」とは扱う一定の目安となる語数を示しており,950 語程度を上限とするという趣旨ではない。 また,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(1)のウの(ア)で述べたように,「英語コミュニケーションⅠ」で中学校までのレベルの語彙の習熟を十分図ることが,本科目及び「英語コミュニケーションⅢ」における語彙指導の前提となっていることに留意する必要があ る。小学校及び中学校において学習してきた内容を,高等学校の言語活動において繰り返し活用することにより,それらを話したり書いたりする中で自在に活用できるような段階まで確実に定着させていく過程が重要なことは,「英語コミュニケーションⅡ」において も同様である。 文法事項については,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(1)のエのイに掲げる全ての事項を適切に取り扱うこととしたが,本科目では,五つの領域別の目標を達成するのにふ さわしいものを取り扱うこととしている。しかし,前述した語彙についての留意点と同様, 語句や文,文法事項などにおいても,「英語コミュニケーションⅠ」で学習した内容を,「話 すこと[やり取り]」,「話すこと[発表]」,「書くこと」において多様にかつ自在に活用で きるよう,言語活動において繰り返し活用させることが必要である。 〔思考力,判断力,表現力等〕 ### (2)情報を整理しながら考えなどを形成し,英語で表現したり,伝え合ったりすることに関する事項 この事項については,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(2)に示す事項を,本科目における五つの領域別の目標に合わせ,発展,拡充させて取り扱うことを示している。 ### (3)言語活動及び言語の働きに関する事項 ### ① 言語活動に関する事項 この事項は,「言語活動及び言語の働きに関する事項」において,(2)に示す「思考力,判断力,表現力等」を育成するに当たり,(1)の「知識及び技能」に示す事項を活用して,五つの領域ごとの具体的な「①言語活動に関する事項」に示された言語活動を通して指導 することや,「②言語の働きに関する事項」を適切に取り上げて指導が行われる必要があ ることを整理している。 ここで示されている言語活動は,「英語コミュニケーションⅠ」における学習内容を踏 まえて設定されている。「英語コミュニケーションⅠ」において指導された基本的な語句 や文などの学習内容を,「英語コミュニケーションⅡ」の言語活動においても繰り返し活 用することによって,生徒が自分の考えなどを表現する際にそれらを話したり書いたりし て表現できるような段階まで定着させることが重要である。 今回の改訂で,各領域において示した指導事項は次のとおりである。 ### イ 聞くこと この事項は,1の(1)のア「日常的な話題について,話される速さや,使用される語句や文,情報量などにおいて,一定の支援を活用すれば,必要な情報を聞き取り,話の展開 や話し手の意図を把握することができるようにする。」に関連した言語活動を示している。 本活動において生徒が支援を活用するための配慮として,必要に応じて,話される速さ が調整されたり,別の語句や文での言い換えを聞いたりすることが挙げられている。話さ れる速さの調整については,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の①のイの(ア)に準ずる。別の語句や文での言い換えとは,生徒にとって難しいと思われる表現が聞く内容に 含まれる場合,既習の別の表現に言い換えることなどを意味する。本科目においては,「英 語コミュニケーションⅠ」で配慮としていた基本的な語句や文での言い換えを,既習の語 句や文での言い換えにするなど,語彙の幅を広げていく必要がある。その場合においても, 「英語コミュニケーションⅠ」などで学習した基本的な語彙や表現を繰り返し使い,それ らを発信する際においても活用できるように定着させることが大切である。 この活動で聞き取るのは,対話やスピーチなどである。対話については,「英語コミュ ニケーションⅠ」の2の(3)の①のイの(ア)に準ずる。ここでのスピーチとは,話し手が日常生活で体験したことやある事物に関する説明,話し手の考えや気持ちなどについて話されたものであり,視覚資料を用いながら話される場合もある。教師やALT,生徒がその場で実際に行うスピーチを聞いたり,録音された音声や録画された映像を通してスピーチを聞いたりすることが考えられる。 実際の活動においては,聞く前,聞いている間,聞いた後に,前述のような配慮を適宜 行いながら,適切な活動を展開するようにする。例えば,聞く前に,生徒の知識や経験を, 実際の聞く内容と結び付けるような質問をしたり,扱う話題についてペアで話してこれか ら聞く内容を推測したりする活動,聞き取りの際のキーワードとなる語句などを提示して 確認する活動などを行うことも考えられる。 聞き取った内容を基に考えをまとめるとは,聞き取った情報を整理して,それに対する自分の考えなどをまとめることである。これは,「英語コミュニケーションⅠ」における 聞き取った内容を話したり書いたりして伝え合う活動を発展させたものであり,ここでは聞き取った情報そのものを伝え合うのではないことに注意する必要がある。 実際の展開については,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の①のイの(ア)を参考 に,事前に生徒に与えるヒントを少なくしていくなど,配慮の方法を工夫しながら,目標に合わせて活動の内容を発展させていくことが必要である。 この事項は,1の(1)のイ「社会的な話題について,話される速さや,使用される語句や文,情報量などにおいて,一定の支援を活用すれば,必要な情報を聞き取り,概要や要点,詳細を目的に応じて捉えることができるようにする。」に関連した言語活動について 示している。 本活動において生徒が支援を活用するための配慮については,2の(3)の①のイの(ア)に準ずる。 この活動で聞き取るのは,説明や討論などである。説明については,「英語コミュニケー ションⅠ」の2の(3)の①のイの(イ)に準ずる。ここでの討論とは,社会的な話題についての問題等について意見を述べ合うことであるが,対話と比べてより専門的な話題に関する ものが増え,立場の違いを明確にして異なる意見が示されることが多い。そのため,概要 や要点などを捉える際は,その討論に含まれる事実や意見を正確に捉えるだけではなく, 例えば,事実と具体例,意見とその根拠を結び付けて聞くことなどが大切になる。 ここでの活動として,「英語コミュニケーションⅠ」における概要や要点を捉える活動 に加え,詳細を捉える活動が考えられる。実際の生活においては,概要や要点だけではな く,固有名詞や数値などの具体の情報を聞き取らなければならない場面も多い。そのよう な実際の必要性に基づいた場面を想定し,詳細な情報が何のために必要なのかについて, あらかじめ生徒に明らかにした上で聞き取らせることが大切である。 実際の展開については,2の(3)の①のイの(ア)を参考にする。 ### ウ 読むこと この事項は,1の(2)のア「日常的な話題について,使用される語句や文,情報量などにおいて,一定の支援を活用すれば,必要な情報を読み取り,文章の展開や書き手の意図を把握することができるようにする。」に関連した言語活動について示している。 本活動において生徒が支援を活用するための配慮として,必要に応じて,別の語句や文 での言い換えや,書かれている文章の背景に関する説明などを聞いたり読んだりすることが挙げられている。別の語句や文での言い換えについては,2の(3)の①のイの(ア)に準ずる。書かれている文章の背景に関する説明については,「英語コミュニケーションⅠ」の 2の(3)の①のウの(ア)に準ずる。 この活動で読み取るのは,新聞記事や広告などである。ここでの新聞記事では,実際に起こったことなどの事実の説明や,問題に関する意見などが扱われていることや,広告では,商品や店舗の宣伝や,行事の開催の告知などが扱われていることが想定される。 実際の活動においては,読む前,読んでいる間,読んだ後に,前述のような配慮を適宜 行いながら,適切な活動を展開する。例えば,新聞記事や広告の内容を読み取らせる前に, 見出しや,それぞれの媒体で用いられる特有の表現に注目させ,書かれた目的を踏まえた 読み取り方を指導することが考えられる。実際に読む際には,網羅的に読み取るのではな く,必要な情報や考えを who,what,when,where などに答える形で探し出すといった読み方を指導することも考えられる。 読み取った内容を基に考えをまとめるとは,読み取った情報を整理し,その内容を踏まえて,自分の考えなどをまとめることである。これは,「英語コミュニケーションⅠ」に おける読み取った内容を話したり書いたりして伝え合う活動を発展させたものであり,ここでは読み取った情報そのものを伝え合うのではないことに注意する必要がある。 実際の展開については,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の①のウの(ア)を参考に,教師が言い換える際,既習の多様な語句を活用したり,読む量の調整を少なくしたりするなど,配慮の程度や方法を工夫しながら,目標に合わせて活動の内容を発展させていくことが必要である。 この事項は,1の(2)のイ「社会的な話題について,使用される語句や文,情報量などにおいて,一定の支援を活用すれば,必要な情報を読み取り,概要や要点,詳細を目的に応じて捉えることができるようにする。」に関連した言語活動について示している。 本活動において生徒が支援を活用するための配慮については,2の(3)の①のウの(ア)に準ずる。 この活動で読み取る英語は,論証文や報告文などである。論証文については,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の①のウの(イ)に準ずる。ここでの報告文とは,調査などの結果や研究の成果などを説明する文章のことである。これらのような文章を読む際には,原因と結果や,事実と書き手の主張や意見などを整理して表にまとめるような活動も考えられる。 実際の展開については,2の(3)の①のウの(ア)を参考にする。 ### エ 話すこと[やり取り] この事項は,1の(3)のア「日常的な話題について,使用する語句や文,対話の展開などにおいて,一定の支援を活用すれば,多様な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを詳しく話して伝え合うやり取りを続けることができるようにする。」に関連した言語 活動について示している。 本活動において生徒が支援を活用するための配慮として,必要に応じて,使用する語句 や文,やり取りの具体的な進め方が示されることが挙げられている。ここでの使用する語 句や文を示すとは,関連する話題に関して聞いたり読んだりすることを通して有用な語彙 や表現を,必要に応じて示すことである。「英語コミュニケーションⅠ」では,使用する語句や文,やり取りの具体的な進め方が十分に示される状況としていたが,本科目においては, 生徒ができるだけ既習の語句や文を活用して自分の力で課題を達成できるよう,生徒の様 子をよく観察して必要に応じた配慮を行うことが大事である。ここでのやり取りの具体的 な進め方が示されるとは,相手が述べたことを言い換えたり,聞き直したりするなどの様々 な表現や,質問への答えに詰まったり分からなくなったりしたときの対処方法や協力の仕 方などを,実際のやり取りの実例を通して,必要に応じて提示することを示している。「英 語コミュニケーションⅠ」では,やり取りの具体的な進め方が十分に示されるとしていた が,本科目においては,「英語コミュニケーションⅠ」で学習した対処方法などを活用し てやり取りを続けられるよう,生徒の状況に応じた配慮をすることが大切である。 情報や考え,気持ちなどを詳しく話して伝え合う活動では,会話を続けるために質問をしたり,自分の考えなどを加えて返答したりすることを,ペアを変えながら何度も行うなどして,少しずつ長いやり取りに慣れていくことが大切である。 また,事前の準備としては,簡単なメモやアウトラインの作成などにとどめ,事前に書いた原稿を読むだけに終始するやり取りにならないように指導することが重要である。 実際の活動においては,やり取りする前,やり取りしている間,やり取りした後に,前述のような配慮を適宜行いながら,適切な活動を展開する。 実際の展開については,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の①のエの(ア)を参考に,目標に合わせて活動の内容を発展させていくことが必要である。 この事項は,1の(3)のイ「社会的な話題について,使用する語句や文,対話の展開などにおいて,一定の支援を活用すれば,聞いたり読んだりしたことを基に,多様な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して詳しく話して伝え合うことができるようにする。」に関連した言語活動について示している。 本活動において生徒が支援を活用するための配慮については,2の(3)の①のエの(ア)に準ずる。 この活動で聞いたり読んだりする英語は,説明や討論などであるが,説明や討論については,2の(3)の①のイの(イ)に準ずる。 賛成や反対の立場からとは,社会的な話題に関する主張や解決案などについて,賛成あるいは反対のいずれかの立場をとった上で意見を考えることを示している。 情報や考え,気持ちなどを理由や根拠とともに詳しく話して伝え合う活動は,例えば, ペアで自由に述べ合うやり取りや,司会者を立ててディベートなどの形で行うことも考え られるが,扱っている話題などに応じて,効果的な形態を考える必要がある。 ここでは,社会的な話題に関連する知識や体験が不足していることから,伝えたい内容 が具体化されないことも考えられるために,やり取りをする前の聞いたり読んだりする活 動の中で,関連した語句や文,考えなどに十分触れさせ,生徒の伝えたい内容が豊かにな るような工夫をすることが大切である。例えば,関連する話題に関してペアやグループで 話したり,クラス全体での理解を深めたりするなどの配慮を行うことが考えられる。やり取りした後には,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の①のエの(ア)を参考にして,効果的なフィードバックを行うことも大切である。 また,やり取りをして終わりにするのではなく,やり取りした内容を踏まえて,自分自 身の考えなどを整理して発表したり,文章を書いたりするなどの活動につなげるよう指導 する。なお,2の(3)の①のエの(ア)では,やり取りの内容そのものを報告し合うのに対し,ここでは,やり取りした内容を基にして,自分の考えなどを形成する活動に発展している ことに留意する。 実際の展開については,2の(3)の①のエの(ア)を参考にする。 ### オ 話すこと[発表] この事項は,1の(4)のア「日常的な話題について,使用する語句や文,事前の準備な どにおいて,一定の支援を活用すれば,多様な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して詳しく話して伝えることができるようにする。」に関連する言語活 動について示している。 本活動において生徒が支援を活用するための配慮として,必要に応じて,使用する語句や文,発話例が示されたり,準備のための一定の時間が確保されたりすることが挙げられている。ここでの必要に応じて,使用する語句や文,発話例が示されるとは,関連する話題に関して聞いたり読んだりすることを通して,発表の際に有用な語彙や表現,発表の際の発話の仕方などを必要に応じて示すことである。「英語コミュニケーションⅠ」では使 用する語句や文を十分に示すとしていたが,本科目においては,生徒ができるだけ既習の語句や文を活用して自分の力で課題を達成できるよう,生徒の状況に応じた配慮をすることが大事である。 準備のための一定の時間が確保されるとは,内容についてグループでブレインストーミ ングをしたり,発表の準備としてアウトラインを書いたり,発表する際に補助的に使う図 表などの視覚的な情報を作成したりするための時間が,必要に応じて確保されることを示 している。「英語コミュニケーションⅠ」では,「準備のための多くの時間が確保されたり する」としていたが,本科目においては,それまでにブレインストーミングの手法やアウ トラインの書き方などを学んでいることから,準備段階で支援が必要な点を整理した上で, 段階的に準備の時間を調節していく必要がある。 実際の活動においては,発表する前,発表している間,発表した後に,前述のような配 慮を適宜行いながら,適切な活動を展開する。ここでは,伝える内容を詳細に表現するた めの語彙や文構造などの活用の充実を図りながら,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3) の①のオの(ア)を参考に,目標に合わせて活動の内容を発展させていくことが必要である。 この事項は,1の(4)のイ「社会的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,一定の支援を活用すれば,聞いたり読んだりしたことを基に,多様な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して詳しく話して伝えることができるようにする。」に関連する言語活動について示している。 本活動において生徒が支援を活用するための配慮については,2の(3)の①のオの(ア)に準ずる。 ここでは,社会的な話題に関する説明や討論などを聞いたり読んだりして話すこととしているが,説明や討論については,2の(3)の①のイの(イ)に準ずる。 実際の活動においては,伝える内容を詳細に表現するための語彙や文構造などの活用の 充実を図りながら,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の①のオの(ア)を参考に,目標に合わせて活動の内容を発展させていくことが必要である。 ### カ 書くこと この事項は,1の(5)のア「日常的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,一定の支援を活用すれば,多様な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して複数の段落から成る文章で詳しく書いて伝えることができるようにする。」に関連する言語活動について示している。 本活動において生徒が支援を活用するための配慮として,必要に応じて,使用する語句 や文,文章例が示されたり,準備のための一定の時間が確保されたりすることが挙げられ ている。ここでの使用する語句や文,文章例を示されるとは,書く活動をするに当たって 活用できる有用な語句や文,生徒がモデルとして活用できる文章例が必要に応じて示され ることを意味している。「英語コミュニケーションⅠ」では使用する語句や文,文章例が 十分に示されるとしていたが,本科目においては,生徒ができるだけ既習の語句や文を活 用して自分の力で文章が書けるよう,生徒の状況に応じた配慮をすることが大事である。 準備のための一定の時間が確保されるとは,実際に書く活動に入る前に,関連する話題に ついて,自分自身やペア,グループでブレインストーミングをしたり,文章のアウトライ ンを書いたりするための時間が,必要に応じて確保されることを示している。「英語コミュ ニケーションⅠ」では,「準備のための多くの時間が確保されたりする」としていたが, 本科目においては,ある程度発想の手法やアウトラインの書き方などに習熟していること が考えられるため,準備段階で支援が必要な点を整理した上で,段階的に準備の時間を調 節していくことが必要である。 複数の段落を用いてとは,複数の段落から成る文章を書くことを示しているが,ここでは,段落の構成などについて段階的に指導することが必要である。例えば,段落のつながりを示す語句などを取り上げ,序論・本論・結論を,豊富なモデルを活用しながら書くこ とができるようになるよう指導する。 実際の活動においては,伝える内容を詳細に表現するための語彙や文構造などの活用の充実を図りながら,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の①のカの(ア)を参考に,目標に合わせて活動の内容を発展させていくことが必要である。また,その際,書いて終わりにするのではなく,書いた内容を読み合い,質疑応答をしたり,意見や感想を伝え合ったりするなどの活動につなげるよう指導する。ここでは,生徒同士が互いの文章を読んだ 上で,内容に関して意見を交換したり,教師が生徒の書いた文章を取り上げ,語句の使い方や,構成,内容の発展のさせ方などにおいてよかった点などを全体で共有したりするなどして,「書くこと」の力や意欲の向上につながる適切で効果的なフィードバックをする ことが大切である。その際,フィードバックが文法事項等の訂正に偏らないように注意しながら,例えば,適切な語彙が選択されているか,伝えたい内容が整理されているか,伝えたい内容が読み手に伝わるためには,どのような書き方をすれば効果的なのかなどについてフィードバックすることも考えられる。 この事項は,1の(5)のイ「社会的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,一定の支援を活用すれば,聞いたり読んだりしたことを基に,多様な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して複数の段落から成る文章で詳しく書いて伝えることができるようにする。」に関連する言語活動について示している。 本活動において生徒が支援を活用するための配慮については,2の(3)の①のカの(ア)に準ずる。 ここでは,社会的な話題に関する説明や討論などを聞いたり読んだりして書くこととしているが,説明や討論などについては,2の(3)の①のイの(イ)に準ずる。 実際の活動においては,伝える内容を詳細に表現するための語彙や文構造などの活用の充実を図りながら,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の①のカの(ア)を参考に,目標に合わせて活動の内容を発展させていくことが必要である。ここでは,社会的な話題に関連する知識や体験が不足しているために,伝えたい内容が具体化されないことも考えられることから,書く前の聞いたり読んだりする活動の中で,関連した語句や文,考えなどに十分触れさせることで,生徒の伝えたい内容が豊かになるような工夫をすることが大切である。 ### ② 言語の働きに関する事項 この事項については,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の②に準ずる。 「英語コミュニケーションⅠ」における総合的な指導を踏まえ,五つの領域別に設定する目標の実現を目指し,五つのそれぞれの領域を扱った言語活動と併せて,複数の領域を結び付けた統合的な言語活動を通して,更なる総合的な英語力の向上を図る指導を行う。 「英語コミュニケーションⅢ」では,前述の外国語科の目標を踏まえ,領域ごとに具体的な目標を設定している。 この科目は,「英語コミュニケーションⅡ」の学習を踏まえ,五つの領域別の言語活動 及び複数の領域を結び付けた統合的な言語活動を通して,五つの領域の総合的な指導を発展的に行う科目である。 本科目では,英語使用者としての自律性を更に高める必要から,「英語コミュニケーショ ンⅡ」における「一定の支援」を活用する段階から,ほとんど支援がなくても課題に取り 組むことができる段階へと移行する。これは,生徒自身が,コミュニケーションの目的を 達成するためにはどのように対応するべきかを判断し,支援がほとんどなくても自力で目 的を達成できるようになる,あるいは必要な支援を他者に求めたり協働したりしながら, 目的を達成することができるようになることを意味している。 また,本科目は,「英語コミュニケーションⅡ」と同様に日常的・社会的話題を取り扱 うこととされているが,より学術的な内容や,様々な事象を多面的かつ多角的に捉える内容を扱うこととなる。そのため,「英語コミュニケーションⅡ」と比較して,より適切な 表現形式を選択したり,より論理的に表現したりできるようになることが必要である。 「英語コミュニケーションⅠ」の1で述べたように,各学校において作成される学習到達目標は,五つの領域別の目標を踏まえながら,2の内容に記述された,より具体的な言語材料と言語活動を参照して設定されたものにすることが望ましい。 ### (1)聞くこと この目標は,「英語コミュニケーションⅡ」の1の(1)のア「日常的な話題について,話される速さや,使用される語句や文,情報量などにおいて,一定の支援を活用すれば,必要な情報を聞き取り,話の展開や話し手の意図を把握することができるようにする。」を 発展させたものである。 ここでは,「英語コミュニケーションⅡ」における「話の展開や話し手の意図を把握す ること」を,支援をほとんど活用しなくても達成できることが求められている。 この目標は,「英語コミュニケーションⅡ」の1の(1)のイ「社会的な話題について,話される速さや,使用される語句や文,情報量などにおいて,一定の支援を活用すれば,必 要な情報を聞き取り,概要や要点,詳細を目的に応じて捉えることができるようにする。」を発展させたものである。 ここでは,「英語コミュニケーションⅡ」における目標に加え,話の展開に注意するこ とを扱う。ここで聞き取る内容については,「英語コミュニケーションⅡ」と比較して情 報量が多く,話題や展開も複雑になる場合があることから,話の展開を示したり話のつながりを示したりするような語句や表現に注意しながら聞き取ることなどが必要である。 ### (2)読むこと この目標は,「英語コミュニケーションⅡ」の1の(2)のア「日常的な話題について,使用される語句や文,情報量などにおいて,一定の支援を活用すれば,必要な情報を読み取り,文章の展開や書き手の意図を把握することができるようにする。」を発展させたもの である。 ここでは,「英語コミュニケーションⅡ」における「文章の展開や書き手の意図を把握 すること」を,ほとんど支援を活用しなくても達成できることが求められている。 この目標は,「英語コミュニケーションⅡ」の1の(2)のイ「社会的な話題について,使用される語句や文,情報量などにおいて,一定の支援を活用すれば,必要な情報を読み取り,概要や要点,詳細を目的に応じて捉えることができるようにする。」を発展させたも のである。 ここでは,「英語コミュニケーションⅡ」における目標に加え,文章の展開に注意する ことを扱う。ここで読み取る内容については,「英語コミュニケーションⅡ」と比較して 情報量が多く文章の展開も複雑になる場合があることから,各段落や文と文とがどのようにつながり,進んでいくかということに注意しながら読み取ることが必要である。 ### (3)話すこと[やり取り] この目標は,「英語コミュニケーションⅡ」の1の(3)のア「日常的な話題について,使用する語句や文,対話の展開などにおいて,一定の支援を活用すれば,多様な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを詳しく話して伝え合うやり取りを続けることができるようにする。」を発展させたものである。 情報や考え,気持ちなどを詳しく話して伝え合うやり取りを続け,会話を発展させるとは,例えば,やり取りしている話題に関連した新たな視点を取り入れたり,ある一つの視点を掘り下げたりするなどして,伝え合う内容に広がりや深まりをもたせ,会話を活性化させることである。そのためには,「英語コミュニケーションⅠ」及び「英語コミュニケーションⅡ」で指導した会話の継続のために必要な表現を併せて活用しながら,会話を継続する力を育成していくことが重要である。 この目標は,「英語コミュニケーションⅡ」の1の(3)のイ「社会的な話題について,使用する語句や文,対話の展開などにおいて,一定の支援を活用すれば,聞いたり読んだりしたことを基に,多様な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して詳しく話して伝え合うことができるようにする。」を発展させたものである。 聞いたり読んだりしたことについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(3)のイに準ずる。 ここでは,「英語コミュニケーションⅡ」における「情報や考え,気持ちなど」を発展 させ,情報や考え,課題の解決策などを扱う。生徒が課題の解決策を提示するに当たっては,課題の解決のための根拠となる資料を収集したり分析したりするなど,説得力をもって相手に説明するために事前の準備を行うことが求められる。 論理的に詳しく話して伝え合うとは,「英語コミュニケーションⅡ」における「論理性 に注意しながら」を発展させ,論理の一貫性に注意するだけではなく,理由や根拠の適切さや,どのように述べれば説得力が高まるかなどについて考え,論理性を高めるための工夫をしながら,理由や根拠などを詳細に説明するなどして話して伝え合うことを意味している。 ### (4)話すこと[発表] この目標は,「英語コミュニケーションⅡ」の1の(4)のア「日常的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,一定の支援を活用すれば,多様な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して詳しく話して伝えることができるようにする。」を発展させたものである。 論理的に詳しく話して伝えるとは,「英語コミュニケーションⅡ」における「論理性に 注意しながら」を発展させ,論理の一貫性に注意するだけではなく,理由や根拠の適切さ や,どのように述べれば説得力が高まるかなどについて考え,論理性を高めるための工夫 をしながら,理由や根拠などを詳細に説明するなどして話して伝えることを意味している。 この目標は,「英語コミュニケーションⅡ」の1の(4)のイ「社会的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,一定の支援を活用すれば,聞いたり読んだりしたことを基に,多様な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して詳しく話して伝えることができるようにする。」を発展させたものである。 本目標における話題は,「英語コミュニケーションⅡ」の1の(4)のイで扱うものに比べ,より複雑あるいは抽象度が高くなることが考えられることから,聞いたり読んだりしたこ とを,複数の視点や立場から比較,統合したり,他教科で学習した内容と関連付けて考察 するなどの指導も考えられる。 聞いたり読んだりしたことについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(3)のイに準ずる。 論理的に詳しく話して伝えることについては,1の(4)のアに準ずる。 ### (5)書くこと この目標は,「英語コミュニケーションⅡ」の1の(5)のア「日常的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,一定の支援を活用すれば,多様な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して複数の段落から成る文章で詳しく書いて伝えることができるようにする。」を発展させたものである。 複数の段落から成る文章で論理的に詳しく書いて伝えるとは,「英語コミュニケーショ ンⅡ」における「論理性に注意しながら」を発展させ,論理の一貫性に注意するだけでは なく,理由や根拠の適切さや,どのように述べれば説得力が高まるかなどについて考え, 論理性を高めるための工夫をしながら,理由や根拠などを詳細に説明するなどして,複数 の段落から成る文章を書いて伝えることを意味している。 この目標は,「英語コミュニケーションⅡ」の1の(5)のイ「社会的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,一定の支援を活用すれば,聞いたり読んだりしたことを基に,多様な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して複数の段落から成る文章で詳しく書いて伝えることができるようにする。」を発展させた ものである。 複数の段落から成る文章で論理的に詳しく書いて伝えることについては,1の(5)のアに準ずる。 〔知識及び技能〕 ### (1)英語の特徴やきまりに関する事項 この事項における指導する語及び文法事項以外については,「英語コミュニケーション Ⅰ」の2の(1)に準ずる。 指導する語については,「英語コミュニケーションⅠ」において,中学校修了時までの2,200 〜 2,500 語程度の語彙に 400 〜 600 語程度の新語を加えたもの,「英語コミュニケー ションⅡ」においてそれに 700 〜 950 語程度の新語を加えたものとしており,本科目では それに更に 700 〜 950 語程度の新語を加えることとしている。なお,「700 語」とは,「英語コミュニケーションⅢ」で新たに指導する語数の下限を示し,「950 語」とは扱う一定の目安となる語数を示しており,950 語程度を上限とするという趣旨ではない。 文法事項については,「英語コミュニケーションⅡ」と同様に,五つの領域別の目標を 達成するのにふさわしいものを取り扱うこととしている。 〔思考力,判断力,表現力等〕 ### (2)情報を整理しながら考えなどを形成し,英語で表現したり,伝え合ったりすることに関する事項 この事項については,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(2)に示す事項を,本科目における五つの領域別の目標に合わせ,発展,拡充させて取り扱うことを示している。 ### (3)言語活動及び言語の働きに関する事項 ### ① 言語活動に関する事項 この事項は,「言語活動及び言語の働きに関する事項」において,(2)に示す「思考力,判断力,表現力等」を育成するに当たり,(1)の「知識及び技能」に示す事項を活用して,五つの領域ごとの具体的な「①言語活動に関する事項」に示された言語活動を通して指導 することや,「②言語の働きに関する事項」を適切に取り上げて指導が行われる必要があ ることを整理している。 ここで示されている言語活動は,「英語コミュニケーションⅠ」及び「英語コミュニケー ションⅡ」における学習内容を踏まえて設定されている。①のアは,「英語コミュニケーションⅠ」及び「英語コミュニケーションⅡ」において指導された語句や文,言語材料などの学習内容を,「英語コミュニケーションⅢ」の言語活動においても繰り返し活用すること によって,生徒が自分の考えなどを表現する際にそれらを活用し,話したり書いたりして表現できるような段階まで定着させる指導を行うことを求めている。 今回の改訂で,各領域において示した指導事項は次のとおりである。 ### イ 聞くこと この事項は,1の(1)のア「日常的な話題について,話される速さや,使用される語句や文,情報量などにおいて,支援をほとんど活用しなくても,必要な情報を聞き取り,話の展開や話し手の意図を把握することができるようにする。」に関連した言語活動につい て示している。 この活動で聞き取るのは,インタビューやニュースなどである。インタビューは2人以上の話者による会話で,情報を得るために一方が様々な質問をして,他方がそれに答える形式で行われる。教師とALTによるインタビューを実際にその場で聞いたり,音声や映像によってインタビューを聞いたりすることが考えられる。 ニュースでは,日常的な様々な話題について,ラジオ番組やテレビ番組,インターネットなどを想定して聞くことが考えられる。題材の選択に当たっては,生徒の実態に応じて番組の内容や話される速さ,用いられる表現などの英語のレベルに配慮する必要がある。ここでは,聞いて終わりにするのではなく,聞き取った内容について,質疑応答をした り,意見や感想を伝え合ったりする活動につなげるよう指導する。質疑応答は,実際の話 し手との間で行われるものだけではなく,聞き取った内容について理解を確認するために, 聞き手である生徒同士で行うことも考えられる。聞き取る内容の理解だけにとどめるので はなく,理解した上で,それらについてどう考えるのか,自分の意見や感想を話したり書 いたりして伝え合うことが大切である。 実際の展開については,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の①のイの(ア)を参考に,目標に合わせて活動の内容を発展させていくことが必要である。 この事項は,1の(1)のイ「社会的な話題について,話される速さや,使用される語句 や文,情報量などにおいて,支援をほとんど活用しなくても,話の展開に注意しながら必 要な情報を聞き取り,概要や要点,詳細を目的に応じて捉えることができるようにする。」に関連した言語活動について示している。 この活動で聞き取るのは,ニュースや講演などである。ニュースについては2の(3)の ①のイのアに準ずるが,ここでは社会的な話題に関するニュースを聞くため,時事的な話題が取り上げられることが多いと考えられる。講演とは,多くの聞き手に向かって,あるテーマに沿って説明を行ったり,自分の意見を述べたりすることである。ALTが授業で講義をしたり,実際に行われた講演の映像を視聴したりすることなどが考えられる。 講演を聞く際には,メモやノートを取ることについての指導も必要である。例えば,講演や講義の話の構成を示した用紙を使用し,話の要点などをメモすることができるように指導する。その際,重要かつ必要な情報のみを,簡素化した形式で書くことなどを指導する。それらのメモやノートを活用して,自分の意見を伝え合う活動につなげることも考えられる。 また,ここでは複数のニュースや講演などとしているが,これは,以下に述べる2の(3) の①のエ〜カの(イ)における「聞いたり読んだり」するための資料として扱われることを 想定し,それらの資料を多角的な視点から分析する観点から,複数の題材を聞き取る場合 があることを示している。ある事柄に対して異なる視点から話された複数のニュースや講 演などを,それぞれの論点の違いを整理しながら内容を把握する活動などが考えられる。 実際の展開については,2の(3)の①のイの(ア)を参考にする。 ### ウ 読むこと この事項は,1の(2)のア「日常的な話題について,使用される語句や文,情報量などにおいて,支援をほとんど活用しなくても,必要な情報を読み取り,文章の展開や書き手の意図を把握することができるようにする。」に関連した言語活動について示している。 この活動で読み取る英語は,新聞記事や物語などである。新聞記事については,「英語 コミュニケーションⅡ」の2の(3)の①のウの(ア)に準ずる。物語とは,ある事柄について筋道をたどって書かれたまとまりのある文章を指し,内容を把握するためには,登場人物の言動やその理由などを文章に即して捉えることが大切である。また,書かれている内容を理解するだけにとどまらず,物語を読む楽しさについても体験させることが望ましい。ここでは,読んで終わりにするのではなく,読み取った内容について,質疑応答をした り,意見や感想を伝え合ったりする活動につなげるよう指導する。ここでの質疑応答は, 読み取った内容について理解を確認するために,読み手である生徒同士で行う形態も含ま れる。読み取る内容の理解だけにとどめるのではなく,それらを理解した上で,それらに ついての自分の意見や感想を話したり書いたりして伝え合うことが大切である。 実際の展開については,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の①のウの(ア)を参考に,目標に合わせて活動の内容を発展させていくことが必要である。 この事項は,1の(2)のイ「社会的な話題について,使用される語句や文,情報量などにおいて,支援をほとんど活用しなくても,文章の展開に注意しながら必要な情報を読み取り,概要や要点,詳細を目的に応じて捉えることができるようにする。」に関連した言 語活動について示している。 この活動で読み取る英語は,論証文や記録文などである。論証文については,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の①のウの(イ)に準ずる。記録文とは出来事や事実などを記録した文章のことで,時間の流れに沿って書かれることが多く,そのような特徴を踏まえて情報を読み取るように指導することが大切である。 また,ここでは複数の論証文や記録文などとしているが,これは,以下に述べる2の(3) の①のエ〜カの(イ)における「聞いたり読んだり」するための資料として扱われることを 想定し,それらの資料を多角的な視点から分析する観点から,複数の題材を読み取る場合 があることを示している。ある事柄に対して異なる視点から書かれた複数の論証文や記録 文などを,それぞれの論点の違いを整理しながら内容を把握する活動などが考えられる。 あわせて,課題を解決するために複数の資料から必要な情報を読み取る必要があること から,「英語コミュニケーションⅡ」で扱った「概要や要点,詳細を把握する」ことに加え, 複数の資料の概要や要点,詳細をまとめる活動が必要となる。 ここでは,読んで終わりにするのではなく,まとめた内容を基に解決策を考え,話したり書いたりして伝え合う活動につなげるよう指導する。ペアやグループあるいはクラス全体でディベートやディスカッションなどを行い,課題に対する解決策を考え,自分の意見を書いてまとめるなどの活動までつなげることが考えられる。 実際の展開については,2の(3)の①のウの(ア)を参考にする。 ### エ 話すこと[やり取り] この事項は,1の(3)のア「日常的な話題について,使用する語句や文,対話の展開などにおいて,支援をほとんど活用しなくても,多様な語句や文を目的や場面,状況などに 応じて適切に用いて,情報や考え,気持ちなどを詳しく話して伝え合うやり取りを続け, 会話を発展させることができるようにする。」に関連した言語活動について示している。 実際の展開については,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の①のエの(ア)を参考に,目標に合わせて活動の内容を発展させていくことが必要である。 この事項は,1の(3)のイ「社会的な話題について,使用する語句や文,対話の展開などにおいて,支援をほとんど活用しなくても,聞いたり読んだりしたことを基に,多様な語句や文を目的や場面,状況などに応じて適切に用いて,情報や考え,課題の解決策などを論理的に詳しく話して伝え合うことができるようにする。」に関連した言語活動につい て示している。 この活動で聞いたり読んだりするニュースや講演などについては,2の(3)の①のイの (イ)に準ずる。 情報や考え,課題の解決策などを明確な理由や根拠とともに詳しく話して伝え合う活動については,課題を解決するために,ペアやグループなどで一定の結論を導くために話し合う活動などが考えられる。その際,それぞれの意見の共通点や相違点を確認し,それらの理由や根拠について比較,検討しながらグループの意見をまとめるなど,複雑な過程を伴うことが多い。そのため,生徒の実態に応じて,役割や形式を決めた話合いから始めるなどの段階的な指導が必要である。 実際の展開については,2の(3)の①のエのアを参考にする。 ### オ 話すこと[発表] この事項は,1の(4)のア「日常的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,支援をほとんど活用しなくても,多様な語句や文を目的や場面,状況などに応じて適切に用いて,情報や考え,気持ちなどを論理的に詳しく話して伝えることができるようにする。」に関連した言語活動について示している。 実際の展開については,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の①のオの(ア)を参考に,目標に合わせて活動の内容を発展させていくことが必要である。 この事項は,1の(4)のイ「社会的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,支援をほとんど活用しなくても,聞いたり読んだりしたことを基に,多様な語句や文を目的や場面,状況などに応じて適切に用いて,情報や考え,気持ちなどを論理的に詳しく話して伝えることができるようにする。」に関連した言語活動について示して いる。 この活動で聞いたり読んだりするニュースや講演などについては,2の(3)の①のイの (イ)に準ずる。 ここでの社会的な話題についての発表では,課題研究で取り組んだ内容などを公的な場面で行うことなども想定し,適切な発表の形態や内容の構成の仕方,使用する語彙や表現等の言語材料などについて,モデルとなる発表例を提示しながら指導することが考えられる。 実際の展開については,2の(3)の①のオの(ア)を参考にする。 カ 書くこと この事項は,1の(5)のア「日常的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,支援をほとんど活用しなくても,多様な語句や文を目的や場面,状況などに応じて適切に用いて,情報や考え,気持ちなどを複数の段落から成る文章で論理的に詳しく書いて伝えることができるようにする。」に関連した言語活動について示している。 実際の展開については,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の①のカの(ア)を参考に,目標に合わせて活動の内容を発展させていくことが必要である。 この事項は,1の(5)のイ「社会的な話題について,使用する語句や文,事前の準備などにおいて,支援をほとんど活用しなくても,聞いたり読んだりしたことを基に,多様な 語句や文を目的や場面,状況などに応じて適切に用いて,情報や考え,気持ちなどを複数の段落から成る文章で論理的に詳しく書いて伝えることができるようにする。」に関連し た言語活動について示している。 この活動で聞いたり読んだりするニュースや講演などについては,2の(3)の①のイの (イ)に準ずる。 ここでは,「英語コミュニケーションⅡ」における活動に加え,自分自身の立場を明ら かにしながら伝える活動を例示している。例えば,ある主張に対する賛否などの立場を明示した上で,その理由や根拠について明確に述べる活動である。そのためには,ニュースや講演などを聞いたり読んだりして考えを整理するために,要点をまとめたり,内容についてペアで話したりする活動した上で,自分はどちらの立場を取るかについて判断するなどの活動が考えられる。 実際の展開については,2の(3)の①のカの(ア)を参考にする。 ### ② 言語の働きに関する事項 この事項については,「英語コミュニケーションⅠ」の2の(3)の②に準ずる。 この事項については,「英語コミュニケーションⅡ」の3に準ずる。 「論理・表現Ⅰ」では,前述の外国語科の目標を踏まえ,領域ごとに具体的な目標を設 定している。 この科目は,中学校などにおけるコミュニケーションを図る資質・能力を踏まえ,三つ の領域別の言語活動及び複数の領域を結び付けた統合的な言語活動を通して,「話すこと [やり取り]」,「話すこと[発表]」,「書くこと」を中心とした発信能力の育成を強化する 指導を行う科目である。 本科目においては特に,スピーチ,プレゼンテーション,ディベート,ディスカッション,一つの段落の文章を書くことなどを通して,論理の構成や展開を工夫して話したり書いたりして伝える又は伝え合うことなどができるようになるための指導を行う。 本科目では,複数の領域を結び付けた統合的な言語活動を取り入れながらも,発信に係る三つの領域別の言語活動を重点的に行うことが大切である。例えば,ペアやグループなどの形態を変えたり,提示する課題を変えたりしながら,活動を繰り返すなどの指導が考えられる。 実際の指導に当たっては,デモンストレーションやモデルとなる文章などを豊富に提示し,生徒がそれらを活用しながら話したり書いたりする力を伸ばすことができるようにすることも大切である。そのため,2の(3)の「①言語活動に関する事項」として示す言語活動例における「聞いたり読んだりしたこと」とは,発信する内容の情報源として活用するだけではなく,実際に生徒が話したり書いたりする活動を行う際のモデルとして活用することも示していることに留意する。 各学校において作成される学習到達目標は,三つの領域別の目標を踏まえながら本科目の2の内容に記述された,より具体的な言語材料と言語活動を参照して設定されたものにすることが望ましい。 ### (1)話すこと[やり取り] この目標では,使用する語句や文,対話の展開などについて生徒が支援を活用すること を示しており,それらについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(3)のアに準ずる。情報や考え,気持ちなどを話して伝え合うとは,やり取りされる話題に関する情報を交 換したり,互いの考えや気持ちなどを伝え合ったりすることである。ここでは,簡単なメモなどによって話すことに慣れ,事前に書いた原稿を読むだけに終始するやり取りにならないようにすることが重要である。 やり取りを通して必要な情報を得るとは,相手から自分に必要な情報を引き出すために質問をしたり,質問に対する応答を受けて更に質問したりするなどして,必要な情報の交換ができることを意味している。 ここでは特に,ディベートやディスカッションなどの活動を扱う指導における目標について示している。 この目標では,使用する語句や文,対話の展開などについて生徒が支援を活用すること を示しており,それらについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(3)のアに準ずる。ディベートとは,賛成又は反対の立場を明確にして,自分の立場の意見や考えにより妥 当性や優位性があることを述べる活動であり,ペアで意見をやり取りしたり,グループでルールに従って議論したりするなど,様々な方法で行うことが可能である。やり取りの目的や話題,生徒の習熟の程度などに応じて,適切な方法や形式を設定する必要がある。また,生徒に賛否両方の立場を経験させることも可能であり,そうすることで,当該の話題について多様な観点から考察する力を育成することにもつながる。 ディスカッションとは,互いに情報を交換したり,意見を出し合ったり,話題に関する 理解を深め,互いの意見や主張の優れている点や改善すべき点を伝え合ったりする活動で ある。ペアで簡潔な意見をやり取りしたり,グループで司会などの役割を決めて行ったり するなど,様々な方法で行うことが可能である。ディベートと同様に,やり取りの目的や 話題,生徒の習熟の程度などに応じて,適切な方法や形式を設定する必要がある。また, 司会者の役割やディスカッションを進める手順などを明確にして,生徒が意見を出し合い やすいように配慮することが大切である。 ここでのディベートやディスカッションなどの活動においては,扱う話題によっては, 事前に関連する情報を十分に与えたり,必要となる表現や文などを提示したりすることが 必要であるが,できるだけメモなどによって話すことに慣れ,事前に書いた原稿を読むだ けに終始するやり取りにならないようにすることが重要である。 聞いたり読んだりしたことを活用しながらのうち,聞いたり読んだりしたことについて は,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(3)のイに準ずるが,活用しながらについては,聞いたり読んだりしたことを基にして自分の考えなどをまとめるだけではなく,自分が表 現する際のモデルとして使用することも意味している。そのため,聞いたり読んだりする 内容については,生徒がそれらを通して論理の展開の方法や構成の在り方などについて学 ぶことができるよう , 論理構成が明確であり,実際に生徒がディベートやディスカッションなどの活動の中で活用できるような語彙で表現されたものであることなどが望まれる。 論理の構成や展開を工夫して話して伝え合うとは,論理的に伝え合うために,モデルな どを通して論理の構成や展開の仕方を学んだ上で,自分の意見における論理に矛盾や飛躍がないか,理由や根拠がより適切なものとなっているかなどについて留意しながら伝え合うことである。 ### (2)話すこと[発表] この目標では,使用する語句や文,事前の準備などについて生徒が支援を活用すること を示しており,それらについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(4)のアに準ずる。論理の構成や展開を工夫して話して伝えるとは,情報や自分の考え,気持ちを論理的に 伝える際に,論理に矛盾や飛躍がないか,理由や根拠がより適切なものとなっているかなどについて留意しながら話して伝えることである。 話して伝えることについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(4)のアに準ずる。また「話すこと[発表]」は「書くこと」と組み合わせて行うことも多いと考えられるが, その際には,事前に書いた原稿をそのまま読み上げるだけに終始しないよう,聞き手に分かりやすく伝えることを意識しながら話すように指導することが必要である。 ここでは特に,スピーチやプレゼンテーションなどの活動を扱う指導における目標について示している。 この目標では,使用する語句や文,事前の準備などについて生徒が支援を活用すること を示しており,それらについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(4)のアに準ずる。 スピーチとは,あるテーマについて自分の考えや主張をまとまりのある形で述べる活動 のことである。ここでは,単に暗記した文章を復唱させるような活動のみならず,スピー チの内容を生徒自身が考え整理して,聞き手に効果的に伝えることができるように指導す ることが必要である。プレゼンテーションとは,聴衆に対して情報を与えたり提案したり する活動である。プレゼンテーションを行う際は,写真や実物,ポスターやスライド,タ ブレット端末などの視覚的な補助を活用することで,聞き手の注意をひき,理解を深め, 発表をより分かりやすくすることも効果的である。 聞いたり読んだりしたことを活用することについては,1の(1)のイに準ずる。 論理の構成や展開を工夫して話して伝えるとは,論理的に伝えるために,モデルなどを活用して論理の構成や展開の仕方を学んだ上で,論理に矛盾や飛躍がないか,理由や根拠がより適切なものとなっているかなどについて留意しながら話して伝えることである。 スピーチやプレゼンテーションは,ある程度事前の準備をして臨むことが考えられるが, その場合でも,自分の考えなどを聞き手に効果的に伝えることを意識した活動となるよう 留意し,事前に書いた原稿をそのまま読み上げるだけに終始しないようにすることが重要 である。 また,スピーチやプレゼンテーションの後に,聞き手との質疑応答や感想などを伝え合うやり取りの活動を行うことも大切である。 ### (3)書くこと この目標では,使用する語句や文,事前の準備などについて生徒が支援を活用すること を示しており,それらについては,「英語コミュニケーションⅠ」の1の(5)のアに準ずる。論理の構成や展開を工夫して文章を書いて伝えるとは,情報や自分の考えや気持ちなど を論理的に伝えるために,モデルなどを活用して論理の構成や展開の仕方を学んだ上で, 論理に矛盾や飛躍がないか,理由や根拠がより適切なものとなっているかなどについて留 意しながら文章を書いて伝えることである。また,文章を書いて伝えるとは,一つの段落 で文章を書くことであるが,必要に応じて複数の段落で書くことも考えられる。 この目標では,使用する語句や文,事前の準備などについて生徒が支援を活用すること

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