# 自己紹介 HN: すいま 所属班: プログラム班 回生: 4回生 Twitter: [@SuimezZZ](https://twitter.com/SuimezZZ) # 目次 - [はじめに](#はじめに) - ["作問" とは](#“作問”-とは) - [とりあえずクイズを作ってみよう!](#とりあえずクイズを作ってみよう!) - [クイズを作るうえで意識すること](#クイズを作るうえで意識すること) - [ですが問題を作ってみよう!](#ですが問題を作ってみよう!) - [列挙問題を作ってみよう!](#列挙問題を作ってみよう!) - [クイズを出題しよう](#クイズを出題しよう!) - [おまけ(ゾーンスラッシュ!)](#おまけ(ゾーンスラッシュ!)) # はじめに みなさんは、**早押しクイズ**してますか? 3日目の[Len Dilemmaくんの記事](http://softmedia.sakura.ne.jp/advent-calendar/2020/12-3.html)を見て私もクイズに関する記事を書きたいと思って、許可をいただきこの記事のタイトルを付けさせていただきました。Len Dilemmaくん感謝! タイトルの通り、この記事では**作問**に関するあれこれと、出題するときのあれこれを書いていこうと思います。 ※私はクイズ研究会に入ってるわけでも、クイズ作家でもありません。個人の見解なので誤りがあると思います。ご了承を。 # "作問" とは 作問とはクイズを作ることです。この記事では早押しクイズにスポットしますが、ヴィジュアルクイズ、なぞなぞなど範囲は無限大です。 様々な例を見て自分のオリジナル早押しクイズを作れるようになりましょう! # とりあえずクイズを作ってみよう! 知識は得てして突然増えるものです。 例えばTwitterのタイムラインに ``` 世界で一番高い山は富士山っていうらしいよ😲😲😲😲 ``` というツイートが流れてきたとします。 あなたは、 - この世には山というものがある - 世界で一番高い山は富士山という名前である という知識を得ました。 ということで作問していきます。 > 世界で一番高い山は? > A.富士山 おめでとう!🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉 クイズが一問できました。 。。。とはいきません。 この問題にはいくつか問題点があります。 ## 裏取り不足 ``` 「世界で一番高い山は?」 (ピンポン!) 「エベレスト!」 「残念!富士山でした!」 「?」 ``` ツイートを信用し疑わなかった結果、悲劇は起こってしまいました。 お分かりかとは思いますが、世界で一番高い山は富士山ではありません。 Google先生に聞くなりしてしっかりと正しい情報を取り入れることを意識しましょう。 ## 問題文が短すぎる クイズの参加者たちは 三ニ—_(┐「ε:)_ズコー となってしまいます。 早押しクイズの問題文には適切な文字数があります。 あくまで目安ですが、40~60文字くらいが良いのかなと思います。 ## 「世界」が何を指すのか曖昧 > 太陽系にある山の例 > - オリンポス山(火星) > - アスクレウス山(火星) > - マクスウェル山(金星) > - ホイヘンス山(月) `地球で一番高い山` と書けば、エベレストであることは間違いありませんが、このように山は地球にだけあるものではありません。 "世界"を`地球`と捉えるか`宇宙`と捉えるか、とても曖昧ですね。 あまり考えたことは無いと思いますが実は地球以外の天体にも山は数多く存在し、エベレストの高さを超えるものも少なくありません。 # クイズを作るうえで意識すること ## 裏どりをする 間違った情報をクイズにしてしまうのは良くありません。 しっかり調べてからクイズにしましょう。 ## 答えをしっかり限定する > 2026年冬季オリンピックの開催地となることが決まった、イタリアの都市はどこでしょう? 2026年の冬季オリンピックの開催地は `ミラノ` と `コルティナダンペッツォ` です。 一見1つしか答えがなさそうですが、2つの答えがありクイズとして破綻しています。裏どり不足とも言えます。 > 2026年冬季オリンピックが共催されるイタリアの都市は、どことどこでしょう? > > 2026年冬季オリンピックが共催される2つの都市とは、ミラノとどこでしょう? こんな感じに改善できると思います。 >「やられたらやり返す、倍返しだ!!」というセリフが流行語大賞にも選ばれたドラマ『半沢直樹』で、主人公の半沢直樹や大和田暁が勤める銀行の名前は何でしょう? > > <details> > <summary>答えを見る</summary> > 東京中央銀行 > </details> 前置きが長すぎて冒頭部分で押して「半沢直樹」という誤答をしてしまう可能性があります。このようなミスリードは良いものではありません。限定はなるべく早い方が良いです。 ## 日本語が不自然ではないか > 著書『学問のすゝめ』で「天は人の上に人を造らず」という言葉を残したことで知られる、 > 現在の一万円札の肖像画に描かれていることでも知られる、 > 慶應義塾の創始者としても有名な人物は誰でしょう? > <details> > <summary>答えを見る</summary> > 福沢諭吉 > </details> 「知られる」2つと「有名な」が1つ。答えへの修飾が3つもありますね。長いし日本語の文章としてとても不自然です。 面白いエピソードがあってクイズにしたい!っていう気持ちはわかりますが、情報を増やし過ぎずシェイプアップされた問題文が望ましいです。作問の腕の見せ所ですね。 ## 何を問いているのか明確にする 問題文の最後は、「何でしょう?」や「誰?」「どこ?」など、何を聞いているのかを明確にします。 > 「おかしな」という意味の英語が使われる、叩くと腕や手が痺れるように感じる肘の場所は**どこ**でしょう? > <details> > <summary>答えを見る</summary> > ファニーボーン > </details> > 1代、5代、7代、10代、の計4回、日本の総理大臣となった人物は**誰**でしょう? > <details> > <summary>答えを見る</summary> > 伊藤博文 > </details> ## 引用や長い文節などには「」を付ける わかりやすいように「」を付けます。様々な場面で使いますし、人によって付けたり付けなかったりすることもあります。 > 西洋のことわざで **「全ての道が通ずる」** といわれたり > **「1日にして成らず」** といわれたりする、イタリアの都市はどこでしょう? > <details> > <summary>答えを見る</summary> > ローマ > </details> > **「6月6日午前6時に誕生し頭に666の形をしたアザを持つ」** > という特徴の子どもを巡る映画を、前兆を意味する英語で何という? > <details> > <summary>答えを見る</summary> > 『オーメン』 > </details> ## 作品名には『』を付ける > **『枕草子』** 、**『徒然草』** とともに、「日本三大随筆」に数えられる鴨長明の随筆は何でしょう? > <details> > <summary>答えを見る</summary> > 『方丈記』 > </details> 作品名には『』を付けるのが普通です。読むときには関係ありませんが基本付けます。 > **映画『魔女の宅急便**』の舞台のモチーフになったことで有名な、 >「アドリア海の真珠」とも呼ばれるクロアチアの都市はどこでしょう? > <details> > <summary>答えを見る</summary> > ドゥブロヴニク > </details> 作品名の前に「映画」「小説」「マンガ」「オペラ」など、作品の種類を付けるのも良いと思います。 ## 人名は個人を特定しやすくする > **イタリアの天文学者**ガリレオ・ガリレイは「天文学の」 > **ドイツの作曲家**バッハには「音楽の」といえば後に付いて異名になる言葉は何でしょう? > <details> > <summary>答えを見る</summary> > 父 > </details> 人名の前に「国名」と「職業(?)」を付けている例です。 # ですが問題を作ってみよう! `ですが問題` とは「~~ですが、~~~」のような構成をしている問題のことを言います。**パラレル**とも呼ばれます。 ここで5つの ですが問題 の例を出します。皆さんはどれが一番良いと思いますか? ``` 日本で一番高い山は富士山ですが、世界で一番高い山は何でしょう? ``` ``` 日本で一番高い山は富士山ですが、月で一番高い山は何でしょう? ``` ``` 世界で一番高い山はエベレストですが、金星で一番高い山は何でしょう? ``` ``` 日本で一番高い山は富士山ですが、日本で一番長い川は何でしょう? ``` ``` 日本で一番高い山は富士山ですが、英語で「アップル」といえば日本語では何でしょう? ``` チックタック チックタック... この中で一番良い問題と言えるのはこれです > 日本で一番高い山は富士山ですが、世界で一番高い山は何でしょう? この問題では、前半と後半で `日本` と `世界` が対比されています。それ以外の違いはありません。とてもきれいな対比です。 解答者は 日本 と 世界 の対比により、「世界=地球」であると断定することができるのです。 さらに、`「日本で」と言っているということは、パラレルで「世界」を問うだろう` という予想を立てることができ、 ``` 日本で一番高い山/ ``` でボタンを押すことができるのです。 要するに、ですが問題の "良さ" は `前半と後半がキレイな対比になっているか` ということになります。 ## アンチパターン > 日本で一番高い山は富士山ですが、月で一番高い山は何でしょう? 良くない。「日本」→「地球」→「月」か、「地球」→「月」という対比が適切。 > 世界で一番高い山はエベレストですが、金星で一番高い山は何でしょう? もっと良くない。ここで言う「世界」は断定することができず、「太陽系」も範囲になりうる。 > 日本で一番高い山は富士山ですが、日本で一番長い川は何でしょう? ...。「山」と「川」で対比されているが、それ以外にも「高い」と「長い」でも対比していてぐちゃぐちゃ。 > 日本で一番高い山は富士山ですが、英語で「アップル」といえば日本語では何でしょう? こんな問題を出されたらボロクソ言っていい。何の対比もなく、後半を予測することが不可能。 テレビなどで見る「クイズ王」が「~~ですが」の前にボタンを押して答える、というのを見たことがあるでしょう。早押しクイズのパラレルは「クイズ作家はキレイな対比のあるパラレルを出してくるだろう」という絶対的な信頼があるからこそ後半を予測して答えることができるのです。 パラレルを作るときには**キレイな対比**を意識しましょう。 # 列挙問題を作ってみよう! 列挙問題とは「○○、○○、○○、~~~」といったように、いくつかの単語を列挙するタイプの問題です。 だいたい、3つくらいを列挙すると良い感じになります。 ## 共通点を答えるタイプ > 木下、藤原、羽柴、といえば、全て戦国時代に活躍し何度も改名した誰の苗字でしょう? > > <details> > <summary>答えを見る</summary> > 豊臣秀吉 > </details> 何度も苗字を変わっていることで有名ですね。 順番的には `木下 → 平 → 羽柴 → 藤原 → 豊臣` という順番で変わったと言われていますが、わざと順番を変えたり削ったりしています。 共通点を答えるタイプの列挙問題は、有名なものが後ろに来ることが多いのです。 これは、豊臣秀吉に**詳しい人が早めにわかる、有利になる**、といった思惑があります。 逆に、**最初はわからなくても後になればわかる**可能性があるわけです。 > バッハ、モーツァルト、ベートーベンなどのクレーターがある太陽系の惑星は何でしょう? > > <details> > <summary>答えを見る</summary> > 水星 > </details> こちらは、順番は特に考えておらず、水星にあるクレーターの中から歴史上有名な音楽家の名前が付けられているものを3つ列挙してみました。こういうパターンもあります。 このように、「音楽家を並べているな...?」と思わせての水星のクレーターの名前、という問題でした。 ## 択一になっているタイプ 「○○、○○... ... ...のうち、○○なのはどれ?」のような問題文です。 > ヒツジ、サル、トリ、のうち「最後の演者」を意味する言葉はどれでしょう? > > <details> > <summary>答えを見る</summary> > トリ > </details> こういう同音異義のクイズでは選択肢に統一性を持たせましょう。 > サドル、ハンドル、ペダルのうち、一輪車にはないのはどれ? > > <details> > <summary>答えを見る</summary> > ハンドル > </details> 仲間外れを答えさせるクイズも良いと思います。 ## あと1つを答えるタイプ >一般に、世界三大珍味と呼ばれる3つの食材とは、トリュフ、キャビアと何でしょう? > > <details> > <summary>答えを見る</summary> > フォアグラ > </details> 有名な問題ですね。 あと1つを答えるタイプの列挙は、**最後から2番目の1文字目** を聞けば答えがわかることが多いです。 `一般に、世界三大珍味と呼ばれる3つの食材とは、トリュフ、キ/` みたいなスラッシュで競うのが出題者側から見ていても楽しいものです。 ### 列挙じゃないが(余談) ちなみに、答えが2つしかないものは両方答えさせることもできます。 > 動画投稿サイト「YouTube」を英語表記したとき、アルファベットが大文字になるのは何と何? > > <details> > <summary>答えを見る</summary> > Y と T > </details> 答えが3つ以上で全部答えさせたい場合は問題文の最初に「全て答えてください」といったものを付けます。 > 全て答えてください。オリオン座の中央に並び「オリオンの三つ星」と呼ばれる3つの星は何でしょう? > > <details> > <summary>答えを見る</summary> > アルニタク, アルニラム, ミンタカ > </details> ### 答えを絞れるタイプ 早押しクイズにおける「あと一つ問題」は、何が答えになるのか予測できるように作るのも工夫の一つです。 > 全天88星座のうち、名前が半濁点から始まる3つの星座とは、ペガスス座、ペルセウス座と何でしょう? > > <details> > <summary>答えを見る</summary> > ポンプ座 > </details> これは、「ペガスス」→「ペルセウス」というように五十音順になっています。`名前が半濁点から始まる`のように文字で絞っているので「これは五十音順で来るな?」と予測することができ、 選択肢を読まずとも正解することができます。 > 茶道における三千家とは、表千家、裏千家と何でしょう? > > <details> > <summary>答えを見る</summary> > 武者小路千家(むしゃのこうじせんけ) > </details> 「表千家」「裏千家」と、なんだか対比されてるような2つ。そして明らかに文字数は多いし語感が仲間外れっぽい「武者小路千家」 明らかに**浮いてます**よね。 このように、**「浮いてるしあれが答えになるな?」と思わせる** ことが大事ですし、その期待にはなるべく応えたいものです。 > 一般に世界四大珍獣に数えられる4種類の動物とは、ジャイアントパンダ、オカピ、コビトカバと何でしょう? > > <details> > <summary>答えを見る</summary> > ボンゴ > </details> これは答えはボンゴにしかなりません。なぜなら `世界三大珍獣` というのもあって、その中にボンゴが含まれないからです。わざわざ 四大 といっているということは答えはボンゴ一択です。 ## まんま引用するタイプ > 足踏み、胴造り、弓構え、打起し、引分け、会、離れ、残心の8つからなる、 >弓道の基本動作をまとめて何という? > > <details> > <summary>答えを見る</summary> > 射法八節 > </details> これは単に射法八節とは何か、という定義を述べているだけです。列挙問題、と言っていいのかよくわかりませんが、こういうのもあります。 ## アンチパターン > ミント、東京スカイツリー、リンカーンのうち、東京・目黒区にある、 > 世界で2番目に高い電波塔は何でしょう? 選択肢に統一性がなく、列挙問題にする意味がない。 > スペリオル湖、ミシガン湖、ヒューロン湖、エリー湖、オンタリオ湖のうち、 > 唯一アメリカの領内にのみ位置する湖はどれでしょう? > > <details> > <summary>答えを見る</summary> > ミシガン湖 > </details> 悪いわけではないが、わざわざ五大湖を分解して読む意味がない。全部読みたいときは「五大湖の、... ... ...」と続ければまだマシ。 # クイズを出題しよう! クイズが作れたら実際に問題を出題してみましょう!! 問題を**読む**際にいくつかのコツがあるので知っておきましょう! ## 必ず「問題」と言うことから始める 問題文を読む前に毎回、**これから問題を読みますよ!** という合図として必ず「問題」と言います。 それまでみんながガヤガヤしていても、スッっと静かになったりして面白いです。 ## 「」の中はゆっくり読んで強調する ここでは強調の方法として以下の色で区別します。 - <span style="color: red; ">赤文字はアクセントを強く</span> - <span style="color: blue; ">青文字はアクセントを弱くする</span> - <span style="color: green; ">緑文字はゆっくり読む</span> 「」の中に引用などが入りますが、強調するためにゆっくり読むと良いです。 > 「<span style="color: green; ">ちょっかいを出す</span>」という言葉の語源になった動物はなんでしょう? > > <details> > <summary>答えを見る</summary> > 猫 > </details> ## パラレルは変わる部分のアクセントや速さを変えて強調する > <span style="color: red; ">日本で</span>1番高い山は富士山ですが、<span style="color: red; ">世界で</span>一番高い山は何でしょう? 「日本」と「世界」を対比させています。パラレルは、この場合「日本」をアクセントを強調して読むことで「世界」を想定させることができます。「世界」のアクセントは弱めでも良いと思います。 > 日本で<span style="color: red; ">1番</span>高い山は富士山ですが、<span style="color: red; ">2番目</span>に高い山は何でしょう? この場合は、「1番」にアクセントを付けることで、後半は「2番目」になるということを暗示できます。 ## 3パラ問題の場合 > 周期表の原子番号で、<span style="color: blue; ">1番は水素</span>、<span style="color: red; ">2番</span>はヘリウムですが、3番は何でしょう? これは**3パラ**と呼ばれる形式の問題です。3段構成になってますね。 3パラのアクセントの変え方は諸説あります。これが正解と言うわけではありません。 「ですが」を2回使うと不自然なので「、」で展開しています。 ## もう一回 答えが不正解とも言えず正解とも言えず惜しい!と思った時は **もう1回同じ人に解答させる**ことができます。 > 日本語では「証明終了」という/ > 😃< Q.E.D > ん~もう1回! > 😃< Quod Erat Demonstrandum ! > 正解! みたいな感じです。 ちなみに問題文はこんな感じでした。 > 日本語では「証明終了」という、数学の証明問題では「Q.E.D」と略されるラテン語は何でしょう? もう1回解答権を与えるかは、出題者に委ねられるのでスラッシュや人によって変わってきます。 ## 聞こえませんでした もう1回と似たものに「聞こえませんでした」と返す場合があります。 これは、出題者の滑舌や、ガヤで聞こえなかった、などの理由で単に**聞き取れなかった**ときにもう一度同じ解答を求めるときに言うものです。 もう1回とは別物なので注意しましょう。 # おまけ(ゾーンスラッシュ!) ここからは **ゾーンスラッシュ(ゾスラ)** の問題を出して **先を推測する** 体験をしていただければと思います。 ゾスラとは、問題文を途中まで書いて(読んで)、その先を推測して答えを求める形式です。(早押しクイズではありません。あくまで練習みたいなものです) 先ほどと同じ色を使って区別します。 - <span style="color: red; ">赤文字はアクセントを強く</span> - <span style="color: blue; ">青文字はアクセントを弱くする</span> - <span style="color: green; ">緑文字はゆっくり読む</span> ## 1問目 > <span style="color: red; ">日本</span>で一番高い山/ > <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 日本で1番高い山は富士山ですが、世界で1番高い山は何でしょう? A.エベレスト 解説 この記事で書いたことそのままです。 アクセントで「日本」と「世界」の対比を想定できます。 </details> ## 2問目 > 日本で<span style="color: red; ">1番</span>高い山/ > <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 日本で1番高い山は富士山ですが、2番目に高い山は何でしょう? A.北岳 解説 「1番」にアクセントが付いているので「2番」との対比がわかります。 </details> ## 3問目 > 日本で1番<span style="color: red; ">高い</span>山/ > <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 日本で1番高い山は富士山ですが、1番低い山は何でしょう? A.日和山 解説 「高い」にアクセントが付いているので「低い」との対比がわかります。 </details> ## 4問目 > <span style="color: red; ">手首</span>に付けるアクセ/ > <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 手首に付けるアクセサリーをブレスレットと言いますが、足首に付けるアクセサリーを何というでしょう? A. アンクレット 解説 「手首」と「足首」の対比がキレイなパラレルです。手首から他の体の部分が答えになることはほぼ無いと思います。 </details> ## 5問目 > <span style="color: red; ">手</span>の爪に施す化粧は/ > <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 手の爪に施す化粧はマニキュアですが、足の爪に施す化粧を何というでしょう? A.ペディキュア 解説 5問目と似ている問題ですね。 「手の爪」と「足の爪」の対比がキレイなパラレルです。 </details> ## 6問目 > 「<span style="color: green; ">一眼レフカメラ</span>」や「<span style="color: green; ">レフ板</span>」/ > <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 「一眼レフカメラ」や「レフ板」というときの「レフ」とは何という言葉の略でしょう? A.レフレーション 解説 このような、ほぼ単語だけで答えられる問題もあります。実際に早押しクイズでは「レフ版」は省いて出されることが多いです。 この問題は様々なクイズ大会や問題集でよく出てきます。いわゆる「べタ問」というやつで、たまにはこういうのも混ぜて出題するといいかもしれません。瞬殺されて面白いです。 </details> ## 7問目 > 世界三大穀物と言われる植物は、/ > <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 世界三大穀物と言われる植物は、全て何科の植物でしょう? A.イネ科 解説 世界三大穀物のどれかを答えそうな問題ですが、そうではありません。 「植物は、」から列挙は日本語として少し不自然です。 「3つの植物とは、」であれば確定で列挙ですね。 一文字の違いからガラっと変わるのが面白いですね。 </details> ## 8問目(Len Dilemmaくんからの問題提供) > ゲームソフト、ホームラン、テレ/ <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 ゲームソフト、ホームラン、テレビ番組に共通する数え方は何でしょう? A.本 解説 共通点を見つけるのに時間がかかると思います。 Len Dilemmaくんからの提供問題なのですが、個人的にめっちゃ好きな問題です。 </details> ## 9問目(Len Dilemmaくんからの問題提供) > その字面に反して現在は車について用い/ <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 その字面に反して現在は車について用いられる、発明家のジェームズ・ワットが定めた馬一頭の仕事率を1とする単位は何でしょう? A.馬力 解説 今は車で使われるけど本来は....?という推察が難しいですね。 「名前とは裏腹に」みたいな問題好きです。 </details> ## 10問目(Len Dilemmaくんからの問題提供) > 「<span style="color: green; ">嫉妬</span>」という二字/ <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 「嫉妬」という二字熟語を書いたとき、二つの漢字に共通する部首は何でしょう? A.女(おんなへん) 解説 実際早押しクイズでこれだけ聞いて女編を答えるのは難しいですが、出題者のイントネーションを聞き分けることができれば全然不可能ではないです。 </details> ## 11問目(鉄鉱石くんからの問題提供) > 割合を示す単位で、<span style="color: red; ">百</span>分率の単/ <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 割合を示す単位で、百分率の単位は%(パーセント)ですが、千分率の単位は何でしょう? A.‰(パーミル) 解説 百分率が全体を100%として扱う割合の単位なのに対し、千分率というのは全体を1,000‰として扱う割合の単位です。よく勾配の表現などに用いられます。 同じような割合の単位として、全体を1,000,000ppmとして扱う百万分率なども存在します。 </details> ## 12問目(鉄鉱石くんからの問題提供) > その名に反して中には布やスポンジが詰まって/ <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 その名に反して中には布やスポンジが詰まっていることが多い、格闘技の練習などで使用する袋状のダミーの標的のことを何というでしょう? A.サンドバッグ 解説 サンドバッグは和製英語で、英語では「Punching bag」というそうです。そして、英語で「Sand bag」は「土嚢(どのう)」を意味するとのこと。使う際は気をつけましょう。 </details> ## 13問目(鉄鉱石くんからの問題提供) > 実際はこれではなく炭素が用いられている、鉛筆/ <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 実際はこれではなく炭素が用いられている、鉛筆を漢字で書いたときに出てくる元素といえば何でしょう? A.鉛 解説 鉛筆の芯に使われているのは「黒鉛」という物質です。鉛という漢字こそ使われていますが、これは炭素からなる鉱物です。昔は黒鉛には鉛が含まれておると考えられており、そこから「黒鉛」という名前がついたそうです。 そんな黒鉛を芯に使ったのが現在の鉛筆であり、黒鉛の筆なので「鉛筆」という名称になったとのことです。 </details> ## 14問目(鉄鉱石くんからの問題提供) > 「<span style="color: green; ">なぜ山</span>/ <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 なぜ山に登るのか」という質問に「そこに山があるから」と答えたことでも知られるイギリスの登山家は誰でしょう? A.ジョージ・マロリー 解説 「なぜ山に登るのか」という文章が最初に来るということは、それに対する受け答え(「そこに山があるから」)ではなくその発言者を問う質問である可能性が高いです。そして「なぜ山/」の時点で「なぜ山に登るのか」と続きそうなのが分かるので、このタイミングでボタンを押して、「そこに山があるから」の発言者であるジョージ・マロリーを答えることができます。 これはクイズプレイヤーの中で何度も出題されている定番の問題(いわゆる「ベタ問」)として有名な問題です。このように、問題に対して「どれだけ早く答えを確定させることができるか」というのが早押しクイズの醍醐味になります。 </details> ## 15問目 > 「<span style="color: green; ">早生まれ</span>」とい/ <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 「早生まれ」といえば、1月1日から何月何日までの間に生まれた人のことを指すでしょう? A.4月1日 解説 早生まれの定義を問いているクイズです。 1月1日が答えになることは無いでしょう。よって4月1日が答えだとわかります。 </details> ## 16問目 > 1221年、/ <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 1221年、後鳥羽上皇が鎌倉幕府打倒を目指したが敗れた戦いを何というでしょう? A.承久の乱 解説 「年号だけで?!」と思うかもしれませんが、クイズやってる人はみんなここで押すらしいです。いわゆる「年号押し」というやつです。 この問題で大事なのは「、」 この句点が無い場合「1221年の承久の乱で~~」といった展開ができるので、「、」を聞いたらもう押せるのです。凄い世界ですね。 他にも 1077年→カノッサの屈辱 1122年→ヴォルムス協約 1274年と1281年→元寇 1441年→嘉吉の乱 紀元前98038年→デーモン閣下 などたくさんあります。 </details> ## 17問目 > 周期表の原子番号で、<span style="color: blue; ">1番は水素</span>、<span style="color: red; ">10</span>/ <details> <summary>答えと解説を見る</summary> 問題文 周期表の原子番号で、1番は水素、10番はネオンですが、100番は何でしょう? A.フェルミウム 解説 元素記号を 1 → 10 → 100 と展開していく3パラの問題です。 他にも 1→3→5(ホウ素) 1→11→111(レントゲニウム) などもあるので 2個目 を読ませ押しすると強い問題ですね。 </details> # おわりに 記事を最後まで読んでいただきありがとうございました 改めて、4回生のすいまです。 Len Dilemmaくんに便乗してクイズの作り方を解説しましたがどうだったでしょうか。 自分も決して作問は上手い方ではありませんが、普段気を付けていることをまとめてみました。 この記事を見ているあなた!!!一緒にクイズしませんか?? 実はクイズにハマってまだ1年も経っていません。だからコロナの影響で、オフラインであまりやったことがないんです....。 いつか早押し機とかも買って本格的にやってみたいです。 なので今はオンラインでよくやっています。 オンライン使える早押しボタンサイトを使い通話をしながらワイワイやってます。楽しいです。 ついでに紹介しておきます。 [早押しボタンオンライン](https://btn.anyfrog.net/) [Nagaya Quiz Arena 3](https://powami.herokuapp.com/nqa3) # 謝辞 いつもクイズで遊んでいるメンバーにゾスラ問題を考えていただきました!!本当にありがとうございます!! Len Dilemma(8~10問目) 鉄鉱石(11~14問目) 感謝!!!!!!!!! P班向けですがこちらの記事も見ていただけるとありがたいっす [『UniTask2』を使って快適なUnityライフを!](https://hackmd.io/@-xLrSnFfROOeIeRnENCWcQ/HkVAMY5Sd)