# マキシの構えについて 「よくわからん」の一言で15年(僕はキャリバー3からのプレイなので)ほど対応されてこなかったマキシの構えですが、キャリバー6では強くなったので苦労されている方が多いようです。 トレーニングモードをしてもどの技が実践的なのかわかりづらいですし、攻略をみても強い技は載っていても、実践的な構えの使い方は載っていないことが多い様に思います。 なので、構えに絞って実践的な使い方とその対応を記述しようと思います。 重要なのは現時点では「全対応はできない」ことを認識することだと思います。 今まで全対応できていた場合が多かったため、つい同じ感覚で対応したくなるのだと思うのですが、マキシが構えに入った段階で、相手はリスクのある読み合いに付き合わなくてはなりません。 ※ 記載する内容はあくまで経験に基づくものです。 ## なぜ構えが分からないのか マキシのキャラを説明するときに7つの構えを使い分けると書かれていることが多いのですが、これはミスリードだと思います。 たしかに原理的には6つの構え(通常構えを除く)から技が出るキャラなのですが、いつでも好きな構えを出せるわけではないため、技派生が豊富と言った方が実際のイメージに即していると思います。 受ける側としては同じ技が色んなところから出てくるので、複雑な構えキャラのイメージを受けるのではないでしょうか。 実際は派生が豊富なキャラと考えておけば攻める側も守る側も戦いやすくなると思いますし、戦っていて楽しくなると思います。 ## 構えの基本 マキシを使う際に構えを細かく覚える必要はありません。 ボタンを押す順番を覚えることが大事だと思います。 逆に相手としても決まった技の対応を覚えていけば一方的にやられることは少なくなるはずです。 さらに重要な情報として、マキシは基本的にはBと4Bからしか構えを自由に出すことができないことを覚えていてください。 これはBと4Bはガードされてなおマキシ有利に展開させられるためです。 逆にBと4B以外の構え派生技はガードされた後の硬直が多く、可能な限り隙を減らす動作を選択せざるをえません。 ですので、B連携と4B連携のみを把握しておけば構えについては基本的に問題がありません。 さて、その上で、一番基本となる3つの連携を説明します。 ### BA\[K\]とBAディレイKK マキシの最も基本の連携はBA\[K\](中上中)とBAディレイKK(中上下上)です。 受ける側はBAをしゃがむかしゃがみ属性のある技で反撃します。 もちろんマキシには対応手段が用意されていますが、思い切って割り込むことでその後の読み合いを拒否する重要な手段となります。 ※ \[K\]はホールドを意味しています。 ### BBBK 相手がBAに対応してきた場合、マキシはBBBK(中中中上)で対抗します。BBがカウンターで入った場合はBBBKまで確定します。 相手はBBをガードした場合、最後のKにしゃがむかしゃがみ属性技で反撃します。 BBからの連携はバリエーションが少ないので、適切にしゃがみ対応を行うことでマキシはBBを振りづらくなり、BAへの割り込みがしやすくなります。 最初のBAとBBの読み合いがマキシの構えの基本です。 この対応ができるだけでも十分戦いになると思います。 ## 構えの応用 初動で相手に割り込まれなかった場合、または割り込めなかった場合は以降の読み合いが発生します。 ## BAからの連携 ### BAK(中上中) 天枢AKと紹介される技です。 #### マキシ側 Kはホールドで発生を遅らせることができるため、後述のBAディレイKKとの二択技になります。 また、ホールドするとダウンして時計回りでリングアウトします。 最大までホールドするとブレイクアタックになります。 Bがカウンターアタックになると、ホールドKまでが繋がります。 #### 対応 BAKをガードするとAAなどが確反になります。 Kはホールドできるのでインパクトは難しいです。リバーサルエッジが有効です。 ただし、最大溜めでブレイクされることになります。 溜めを読んだ場合は早い技で割り込みます。 ### BAディレイKK(中上下上) 玉衝KKと紹介される技です。 #### マキシ側 BA\[K\]やBABとの2択として使用します。 半時計側にリングアウトします。 当たると40点ですが、防御された場合は確反を食らいます。 #### 対応 下上なので、1段目をしゃがんでから20フレーム以上の確反が入ります。 マキシは1段目で止めることもできますが、早い攻撃であれば防御は間に合いません。 ### BA\[B\](中上中) 玉衝B→巨門と紹介される技です。 #### マキシ側 今回はBA\[K\]の代わりにBA\[B\]を使うことが有効です。 玉衝Bの後は割り込みやすい様に見えるので、知らない相手に対しては巨門BKが面白い様にカウンターで当たります。 手を出してこない相手に対しては巨門Kを出すことで隙を隠すことができます。 #### 対応 巨門BKの場合はKをしゃがむことで確反を入れることができます。 ガードした場合でも巨門BKはガードしてマキシ不利のため、ターンを取ることが可能です。 巨門Kはリターンの少ない選択肢なので、意識して対応する必要はないと思います。 巨門からはブレイクアタックを出す選択肢がほとんどないため、リバーサルエッジを使用するのも選択肢の1つです。 ### BAB(中上中) 玉衝B→文曲と紹介される技です。 #### マキシ側 通常はBA\[B\]を使用しますが、相手のリバーサルエッジに対応する手段としてBABを使用するケースがあります。 #### 対応 文曲AAと文曲Bはブレイクアタックですが、ガードされるとマキシ不利になるはずです。 文曲からは下段はないので、ガード後ターンを取ることが可能です。 ### BA4BBK(中上中中上) #### マキシ側 特に二択になるわけでもないのですが、BAで攻撃が止まったことによって自分のターンだと勘違いした相手にカウンターを当てることができます。 天枢A4で再度天枢になるので、七星刻のパーツとしても便利です。 ### BA4BB4BK(中上中中中上) #### マキシ側 これも二択になるわけではないですが、2回の転生を挟みつつ距離が離れるため油断してRUNを始めた相手にカウンターになる場合があります。 天枢と巨門を転生で経由するため、七星刻で難しい2つの構えを同時に完了できるメリットもあります。 ## BBからの連携 ### BBBK(中中中上) 天枢BBKと紹介される技です。 #### マキシ側 BAのAをしゃがむ相手への対応として使用します。 相手がしゃがんでいればKまで安全に出せますし、上段回避技を振っていた場合はカウンターで手痛いダメージを与えることができます。 #### 対応 最後は巨門BKと同じモーションのため、上段回避かガードしてから早い技でターンを奪うことができます。 ### BBディレイK または BBBディレイK(中中中 または 中中中中) #### マキシ側 BBがガードされると次のBKが大きな隙となってしまうので、隙を隠すための手段として価値があります。 ### BBAA(中中中上) または BBBAA(中中中中上) #### マキシ側 BBまたはBBBを出した後は文曲に移行するため、マキシの攻撃が一旦止まる様にみえて、相手がRUNまたは遅い攻撃を出そうとする場合があります。 その際に有効な手段で、文曲Aはカウンターで入るとAABと繋がり、大きなダメージを奪うことができます。 #### 対応 BBまたはBBBを出して文曲構えに移る際に早い攻撃で割り込むのが有効です。 ただし、BBBKを出されていた場合はカウンターを食らう可能性があります。 #### マキシ側 ## 4Bからの連携 ### 4BBK(中中上) #### マキシ側 4BBまではノーマルで繋がり、ヒットした場合はKをしゃがむことができません。 また、BKはカウンターで連続ヒットとなります。 特に強い技ではないですが、後述の4B玉衝を使用する際に割り込まれない様、プレッシャーをかける手段として使用します。 #### 対応 巨門Kをしゃがむのが有効です。 マキシが巨門Kを出さない場合はAAなどで割り込むのがよいです。 ### 4BディレイB(中中) または 4BディレイKK(中下上) #### マキシ側 巨門はディレイをかけると玉衝に構えが変わります。 重要なのはこの構え変更が七星転生(構えチェンジ)としてカウントされることです。 この状態だと玉衝Bと玉衝KKの二択をかけることが可能になります。 玉衝Bは七星転生を行うとリーサルヒットとなり、4B玉衝BA\[A\]BK(70点で壁コンボまで発展)、または4B玉衝\[B\]BAAB(80点)が繋がります。 玉衝KKは七星転生を行っても変化がありませんが、40点入るので十分な破壊力となります。 #### 対応 4B玉衝は移行に時間がかかるので、4Bをガードした時点で早い技で割り込むと回避することができます。 ただし、マキシが4BBKを出している場合、カウンターを受けてしまうので注意してください。 玉衝に移行された場合、リバーサルエッジを使用することで両対応することが可能です。 ただし、リバーサルエッジは後述の4B6Bを使用された場合は負けてしまいます。 ### 4B6B(中中) #### マキシ側 4B連携はリバーサルエッジに弱いので、対抗手段としてブレイクアタックを用意しておく必要があります。 4B6によって文曲に構えが変わるので、リバーサルエッジ対抗として使用します。 ## Bからの連携 通常はBAかBBを出すのですが、上手く対応してくる相手に対してはBからの連携を使用する場合もあります。 使用頻度は多くありませんが、必要な連携です。 ### BK(中上) 天枢Kと紹介される技です。ドラゴンキックなどとも呼ばれます。 #### マキシ側 BA、BBともに射程は短いため、相手によってはバックステップなどによる回避を行うケースがあります。 それに対応するのがBKとなります。射程が長いことに加えて、横にも厚いためバックステップまたはサイドステップした相手にも当たります。 ガードされた場合も有利フレームを得られるため、攻撃を続けることが可能です。 #### 対応 BKは中上なのでしゃがむことは可能ですが、マキシはBBなどを振るためあまりおすすめはしません。 ガードしてもマキシに有利フレームがあるので、さらにガードを行いターン交代を狙うのが基本的な対応になります。 ### B6 #### マキシ側 Bを出すと天枢の構えになりますが、そこから6で七星転生を行うと玉衝の構えになります。 この状態になると4B玉衝と同じ状況を作り出すことができます。 試合前半はBの後に暴れてくる相手が多いですが、BAとBBを効果的に見せることでBの後に手を出すケースが減るので、その際は積極的に狙う技となります。 ### B4 #### マキシ側 Bの後に4で七星転生を行うと文曲の構えに移行します。 Bを出すとブレイクアタック、Kでリーサルヒットするキックを出すことができます。 文曲Bの後はあまり有利な状況ではないのですが、相手にとっては割り込みたいポイントに見えるらしく、横攻撃を振ってくることが多いです。 それを4の入力で七星転生インパクトを行い玉衝Bのリーサルヒットを当てるという行動(B4B4BA[A]BK or B4B4[B]BAAB)が有効です。 #### 対応 文曲Bをガードした後は、早い横、早い縦、早い下段、横ステップの選択になります。 これはマキシ側が横は転生インパクト、縦は破軍、下段は禄存KK(文曲Bのあとは禄存になります)、横RUNは禄存Aと、それぞれに対応する選択肢を持っているためです。 横ステップが比較的リスクが少ないのでおすすめです。 または、文曲Bをガードしたらリバーサルエッジを出すのも有効です。 ## 七星転生と破軍 ソウルキャリバー6のマキシはこれらの構えに加わる形で七星転生ガードインパクトと破軍ガードインパクトが追加されました。 七星転生ガードインパクトは中上の横攻撃を、破軍ガードインパクトは中上の縦攻撃をインパクト可能で、それぞれインパクト成功時は手痛いダメージを与えることが可能になっています。 それぞれの発生も早いため、相手側は毎回最速反撃を行っていると延々とターンが回ってこない事態が発生しかねません。 毎回同じ対応を行うのではなく、対応を使い分けるのが有効な手段となります。 ## さいごに マキシの構えについてはここの記述した内容で8割程度(根拠はないですが)カバーできると思います。 マキシ側はわからん殺しと言われるのではなく読み勝つ楽しさを、相手側は理不尽な負けではなく正常な楽しさを味わってもらえると嬉しいです。 この文章がソウルキャリバー6の盛り上がりに小さく貢献できることを期待します。 2018/11/07 2018/12/26 B4を追加