# 開拓者の敗北 -the Pionian Break of QOL association- この記事は、[みす51代 Advent Calendar 2017 – Adventar](https://adventar.org/calendars/2304)の8日目の記事です。 昨日は花園たえ(本人)さんによる**ウルトラ長文のアツい自己紹介記事**で皆さんめちゃくちゃためになったと思うのですが、今日の記事は一転してネガティブな内容となっております。皆様の期待を裏切る形になってしまい申し訳ございません。~~嫌なら読むな!~~ あとせっかく作ったんでとりあえず置いときます。 ![](https://i.imgur.com/8qLYbyt.png =x200) ## 「開拓」とは 世界は矮小な我々個人にとってあまりにも広く、全てを余すところなく体験することは、現状どう頑張っても不可能であろう。 **同じことが、食事にも言える。** 街を歩いていると、**飯屋があまりにも多すぎる**ことがわかる。それ故、大学生である4年ないし6年(一部例外あり)という歳月をかけたとしても、住んでいる周辺+学校付近というごくごく狭い範囲でさえ、開拓し尽くすことは困難だ。 しかし、だからといって諦めるのか。否。可能な限りの努力を尽くし、歩きまわり、時には予想を超えた美味しいものにめぐり逢いながら、そのバラエティ豊かな飯屋たちを楽しむ。**2度同じ店に入ること**はすなわち、**1軒の「素敵だったかもしれない店」に入る可能性を消すこと**を意味する。我々QOL研究会は、それを肝に銘じて日々を生き、そしてまだ見ぬ**うまい飯屋**を開拓していくのだ。 ## 敗北 **まあ、たまにはある**。すべての店が安くてうまいものを提供していたら、社会の何かが色々成り立たないのだ。 **それもまた人生経験**ということで甘んじて受け入れるのが研究会員としての嗜みではあるが、しかし、お金と時間を失っている分は**悲しい気持ち**になってしまうのもまた事実である。 今回は、**ちょっとアレだったお店WORST3**を発表する。厳正なる審査に生き残った、選りすぐりの敗北経験たちだ。なお営業妨害・名誉毀損などは流石に困ってしまうので、店名は伏せることとする。 ### 第3位:徳島ラーメン@早稲田 マズいわけではないが、**独特な味**だった。行ったのが1年くらい前なので記憶は定かではないが、もう徳島ラーメンと名前がついたものを頼むことはないかな…って感じ。**単純に好みの問題**という説もあるので、3位くらいでいいかなと。 値段設定や量は別に普通だったと思うので、好きな人は好きだろう。自分はもう行かない。 ### 第2位:某喫茶店(?)のカレー@中野 インドカレーとかじゃなくて、日本式のカレーライス。しかし、**モチャアッ**みたいな感じで、食感が良くない方向に行ってしまったタイプのものだった。味も薄かった気がする。微妙に行きづらい場所で道に迷いつつたどり着いたので、**その分の怒りも若干プラス**で2位。 ちなみに店主は老夫婦だったが、常連っぽいご老人たちとめちゃくちゃ政治について語っててちょっと怖かった。なお世間から取り残されがちな自分には、用語が多すぎて意味がよくわからなかった。 ### 第1位:某ラーメン屋の支那そば@中野 結構いい場所に店を構えているラーメン屋。ちょっと店の外見が怪しくて敬遠していたが、勇気を出して入店。それが**戦後最大の判断ミス**になるとは、その時の筆者に知る由もなかった。 まずメニューがめっちゃ多い。どれがメインの売りなのかよくわからなくて不安を煽られる。のっけから軽いジャブを食らったが、**全体的に安かった**のでギリセーフとした。店主と他の客との会話を聞くに、「醤油ラーメン」と「支那そば」の違いはスープの材料。支那そば注文。**第二の判断ミス**だったのかも知れない。 ちなみにこの辺のタイミングで5人組くらいのおじさんたちが入店したが、「沢山のお客さんはちょっと…」とマスターストップがかかり、一旦外に出ていった。**選ばれし3人のおじさん**が再入店。どうでもいい。 問題の支那そばがきたので一口食べてみたが、なんかこう、微妙な味(オブラート)だった。**食感もおかしい**し、なんならこの麺ちょっとのびてね?って思った。行ったのが結構前なので具などは記憶が残っていないが、前述の点はなかなかキツかった。~~ごめん流石にちょっと残した。~~ ## 俺たちの戦いはこれからだ いかがだっただろうか。結構迷ったものとして、味が薄い(あっさりとかいうアレではない)**家系ラーメン**、看板商品レベルで売りにしているのに小さくてヘロヘロの**餃子**などもあった。まあ、そんなこともあるさ。 こんな記事を書いてしまってなんだが、開拓というものは決してこういうことばかりではない。怪しい中華屋が実は**いい店員+全然客が来ないという穴場**だったり、親戚が某W大学に通っているだかいただかという**おば様たちと世間話をしたり**、田舎にいたら食べることができなかったであろう**海南鶏飯**とかいう料理(とてもおいしい)に出会ったり、楽しいことが多い。普段見ない料理を提供している店の前を通りがかったなら、**是非挑戦されたし**。 この記事を書くに際し、筆者の食べログアカウントで「行った」記録がされている店リスト254(喫茶店など全て含む)を、ざっくりではあるが一通り漁った。どんなタイミングで食べに行ったのか、そして実際どんな感じだったのかは意外にも**結構覚えている**もので、懐かしむことが出来た。あの頃は俺にも職(バイト)があったなあ、とか。皆さんも何かしらのWebサービスを**自分用のメモ**に使ってみてはいかがだろうか。 **数々の敗北**を乗り越えて、開拓者は今日も行く。どこに埋まっているかもわからぬ、しかしどこかには必ず存在する(ような気がする今日この頃である)、「「「**完全勝利**」」」を目指して。 それでは皆様、よい優勝を。 明日は[しくがわ](https://twitter.com/Shikugawa)さんが仮想通貨を**ディープラーニングってやつで何とかしてくれる**記事です。お楽しみに!