# 銀貨に色を塗る 最近流行りの仮想通貨についてやってみたことを書きます。 # やること Colored CoinsをBitcoin以外の通貨(今回はLitecoin)でやってみる # Litecoin いわゆるアルトコイン。Bitcoinと同じインタフェースを持っていて、採掘難易度を下げてブロック生成時間を短くしている。 Bitcoinを金とするならLitecoinは銀とよく言われている。 他にも、Bitcoinに先駆けてSegwitと言う技術のデプロイを行ったりで注目されている。 また通貨自体の時価総額から考えて、Bitcoinよりも最低送金金額の額が安い。 # Colored Coins 色付けされたコイン。Bitcoinなどのブロックチェーンに追加データを乗せることで、Bitcoinブロックチェーンのネットワークの上に独自通貨などを作る仕組み。 最近はBitcoin CashがネイティブでColored Coinsサポートするらしいですね。 ## Colored Coinsの種類 一口にColored Coinsと言っても色々とある - Colored Coins - Colu - OpenAssets Protocol ### Open Assets Protocol オープンなColored Coinsの規格。 これが使われている有名なサービスとして、VALU、Lykkeなどがある。 # 実装 **用意するもの** - litecoind(https://github.com/litecoin-project/litecoin) - colorcore(https://github.com/OpenAssets/colorcore) ## Litecoin用の設定に変える - litecoindはJSON-RPCを受け付けるようにしておく - Litecoin用にデフォルトポート値を変える - rpcurl=http://user:password@localhost:8332 -> 9332 - 初期接続ノードをLitecoin用にする - アドレスのプレフィックスを変更する - mに変える - dust(最低送金金額)とminimum fee(最低送金手数料)を変更する - マイナーの設定により変動する。詳しくはLitecoinマイナーのサイトを見てみるのがいいかも といった感じです。 # 何がいいのか - 使用する金額が安い(Bitcoinに比べれば) - ブロック承認時間が短い(送金が早い) - Bitcoin系の資産がそのまま使える - Lightning Networkなども期待 ### 実際にやった例 https://stories.yours.org/why-were-switching-to-litecoin-d5157e445254 # まとめ OpenAssetsをLitecoinでやった。 Bitcoin以外にも目を向けると面白い
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