2日目午前@ワークショップ部屋 === 日時:2017/09/24 11:00 - 12:00 Code for Japan Summit 2017 共有ノート # 「チャレンジ!!オープンガバナンス」情報交換会 奥村 裕一(東京大学) / 阿部 由紀江(新潟市) ![](https://i.imgur.com/MQpovK3.jpg) チャレンジオープンガバナンス (阿部さんからの冒頭ご挨拶) チャレンジオープンガバナンスは、自治体が持っているデータを市民と共有して協働で様々な公共課題を解決する取り組み。その取り組みをプロセス含めて評価、表彰するコンテストです。データといっても、機械で処理する数値データだけでなく、法令や事業決定プロセスなど、定性的な情報も共有しようというのが意図です。2016年度に始まって、今年が2回 1. COGとは何か?について 2. エントリー内容報告 3. バカの壁 について 神戸市の皆さまありがとうございます。開港150周年おめでとうございます。新潟市も来年150周年。実は、新潟も開港5港のひとつです。5港を挙げていくときに、多分一番最後まで、思い出していただけない存在かと思います。新潟は遅れて開港いたしましので、来年が150周年となり、様々な記念行事の企画をしているところです。 今年のサミットのタグラインは「ボーダーレス」。時節をとらえた、素晴らしいテーマを選ばれたなぁと思っています。われわれCode for Japanに連なるもの、ブリゲードに連なるものは、平和のために貢献する者でありたい、あってほしいと心から願います。政治的な話をしたいわけではなく、平和は人間としての心の底から希求するものであり、普遍の価値であるからです。 一方で、関東連合をなのるなにやら不逞の輩がサミット会場に紛れ込んでいるという事前情報をつかんでおります。開港後港のひとつ、平和宣言都市から来たモノとして、今回のテーマにのっとったボーダーを超えた議論をお願いして、挨拶を終わります。 (奥村先生から1.COGとは何か?について) 神戸、函館、横浜、長崎、新潟の5つの港のうち横浜が当時一番ダメだった。関東連合の横浜と新潟は港つながりですね(笑) チャレンジオープンガバナンスは、賞レースではなく、楽しくやることが大事。 3つのモットーを唱和しましょう。(参加者全員で唱和) 市民も変わる 行政も変わる。 オープンガバナンス データを活用して地域課題の解決にチャレンジ お題は「生と死と愛と(ウソ)」というのは、冗談。 大事なポイントは、バカの壁 みんなバカになろう。 COGのステップ 現時点は、ステップ2。 審査委員、立派な先生ばかりです。その中で、本日いらっしゃる庄司先生の紹介をします。 エントリー自治体 は29個。 COG2017で検索してください。今日覚えてほしいのは「COG2017」だけでよいです(笑) リンク:http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/padit/cog2017/ 高齢化、子育て、街づくり が多い。 期待しているアイデアの分類、社会的アプリケーション(活動)vsアプリ開発・利用。どちらも大事ということを考えてほしい。 2種類のデータが重要。 薄いデータ thin data  …出生率等 厚いデータ thick data  …背景を知るためのデータ。アンケートインタビューによる。  出生率の低い地域に対して、なぜなのか?を文脈、背景を考えて調査する必要がある。 本音をはなすように、お願いします。 COG2017にエントリー中の方、前に出てください。 エントリー内容含めアピールください。 市川さん 裾野市 : ITエンジニアがいない。子供たちへのIT教育についても、講師を市のOBで賄う。市で完結する取り組み。 くるくる回しながらやっていきたい。 溝内さん 草津市:  東海道と中山道がまじわるところ。 京都から新快速20分。国内で人口が増えている珍しい地域。 景観資源を観光資源として生かし、歩いてめぐる。 街の交通が整備されていない等の課題解決をしたい。          井上さん 京都市: 3つ提案中。 こども、若者をはぐくむ社会の実現に向けて。 空き家など、安心安全で持続可能な街づくり。 オープンデータと自転車をはじめとした観光資源。 久保さん 三田市:  プレミアムアウトレットが近くにあります。 情報部門、汎用機でCOBOLやってました。 交通ネットワークの構築と外出支援の在り方について。農村地域、ニュータウンという多様な地域について。 関口さん 横浜市: シビックプライドの醸成がテーマ。 言葉としてばっくりしている。昨年、横浜市でなく新潟市が賞を取ったときは悔しかったが、今度は負けるわけにはいかない戦い(笑)。 関東連合内部での活動について紹介。 関東のシビックプライドに関与する自治体間で発表した。 行政よりも市民がデータ活用が上手になっている、官民データの活用ができつつある。昨年の審査の結果は悔しかったが、今年は頑張りたい。           庄司先生: 審査大変ですので!審査のポイント説明。 アイデアの良さ X 連携体制 の二つを見ています。 アイデアだけではダメ!市民が主導する体制を見せるほうが良い。 横浜市の関口さんは惜しかった。学生を巻き込んだところまではよかったのに・・・(笑) (第3部フリーディスカッション) #衣装チェンジ。カツラを付けた奥村さんお二人で登場。(奥村先生、奥村美佳さん(草津市)) バカの壁について話をするにあたって、まず、各自治体の苦労も含めてお話してもらいたい。 現状分析として、COGは普及曲線においてイノベーターの領域。 二つの壁、壁①市民、壁②市役所の中について、まず、関口さんに話してもらおう。 関口さん: オープンデータを進めている政策局は、事業を持っていない。課題解決につなげるようなデータは、各事業局が持っている。各事業局は各事業の業務でいっぱい、また、データをオープン化することは、余計な仕事としか認識しかなく、これからどう理解を進めていくか?その壁をどうするか?が大変。 これから質の高いサービスを提供するために必要。 データにより業務改革ができる!という実績で意識を改革が必要ですね。市川さんにも壁の話をしてもらおう。 市川さん 裾野市: 行政境界が一番の壁になっている。 市民が不都合を被ることが多々ある。 効率化する視点もあるだろうが *市民は生活圏が大事* なので生活のためにいかに融通を効かせるという視点も大事。 ボーダーレスの考えですね!素晴らしい。 奥村さんにもはなしてもらおう。 奥村さん 草津市: COGの課題について参加する際に、行政縦割りの課題について直面した。 市民の都合でなく、市役所の都合で回っているのが市民のためにならない。職員全体でムーブメントを起こしたい。 京都市の清水さんに話してもらおう。 清水さん: 京都市、関西の政令指定都市のなかでは、取り組みが遅い。歴史があっていい面悪い面ある。 市民の中で周知されていないのも実はよい。大きな反対を受けないので。 うるさい内部の意見は無視して進めていきたい。 三田市の久保さんに話してもらおう。 久保さん 三田市: データ入手が同様に大変。地域の皆さんと一緒に頑張っていきたい。 阿部さん: 役所の中で実現してほしいのは、デザイン思考、の考えを取り入れること。単年度業務を安全にこなすだけでなく、TRY&ERROR を実行してほしい 三田市の○○サン: 裏六甲という地域性ゆえに、神戸市とボーダーレスで連携していきたい。 円城寺さん 佐賀県: 野良猫公務員サミットがこの後あります。役所の中でのサバイバル方法についてお話します。 石塚さん 横浜市: 役所の中の壁をポジティブに考えていると、各自職務にプロフェッショナル、責任をもって業務をしている。コミュニケーションを円滑化したい。子育てポータルサイトを実際に立ち上げたところ、データ提供を自発的に提案する職員が現れてよかった。 奥村先生: 人間コミュニケーションがとても大事。 奥村さん 草津市: 失敗を恐れすぎてやらないほうがダメ!今年は市民の立場で頑張ります。 阿部さん: 皆さま、積極的なご参加ありがとうございました。 Please take note here! **このノートは誰でも編集可能です!ぜひ議事録取りに協力願います。**