# イキりの極意

この記事は
[MIS.W52代非公式アドベントカレンダー](https://adventar.org/calendars/3216)
の2日目の記事になります。

こんにちは、MIS.W52代のえんしんです。
昨日のべるの記事読んでたら、意外と高評価で嬉しかったです。あんなに文句言いながら仕事してたのに。ありがとう、みすかーと最高。

## 前置き ～記事の内容変更のお詫びを添えて～
アドカレの方では僕は「死ぬまでに行くべきヨーロッパの街ベスト3」の記事を書くことになっていたかと思います。もしその記事が見たくてこのページに来てくれた方がいたら、ゴメンナサイ。実は書く内容を変更しました。
というのも、気づいてしまったんですが、自分なんかがヨーロッパの旅行記書かなくても世の中には面白くて役立つ旅行記がごまんとあるんですよね…。
最初は「旅行先で撮った写真が使える！」と思ってけっこう乗り気で旅行記を書いていたんですが、そのことに気づいてしまって、ぜんぜん筆が乗らなくなりました。
じゃあ記事のテーマ変えるか、何語ろうかなぁ……3DCG、スターウォーズ、弐瓶勉etc.…語りたいことはいろいろあるが、自分が語るならどれが良いだろうか…
と色々考えていたんですが、あえて僕が語るんだったらアレしかないというテーマを思いついたんでソレについて語ろうと思います。

というわけで、「イキりの極意」と題しまして、イキりについて語りたいと思います。

## そもそもイキりとは何か ～悪いイキりと良いイキり～
そもそも皆さんは「イキり」と聞いてどんなことをイメージしますか？
おそらく一番初めにイメージするのはいわゆる「イキリオタク」でしょう。では「イキリオタク」とはそもそも何か、ググってみると、

>*『イキリオタク・イキりオタク』とは、オタクの中でも粋がっているオタクの蔑称である。*

>*態度が大きかったり調子に乗っていたりするオタクのことを、侮蔑的な意味合いを込めて「イキりオタク」と呼ぶ。*

と書かれていました。そうですね、確かに「イキり」という行為自体の定義はこれで間違っていません。
しかし、同じイキリという行為でも状況によって良いイキりと悪いイキりがあると僕は考えます。次の例文を見てください。

>A「オレ酒飲んでも全然酔わないんだよねｗ」
>B「へぇ～……（こいつウザいなぁ）」

この状況では、Aさんが単に自慢をしてBさんはそれに対して引いています。会話もこれ以上続きません。Aさんはこういうことを続けていると、周囲の人から避けられるようになってしまいます。これが悪いイキりです。
では次の例文を見てください。

>A「オレ酒飲んでも全然酔わないんだよねｗ」
>B「はぁ～～？？俺の方が強いんだが？？」

この状況では、Aさんの自慢に対してBさんがヒリついています。このイキり→ヒリつきの一連の流れを「イキりのキャッチボール」と呼びます。
この「イキりのキャッチボール」が成立するためには、お互いがイキったりヒリついたりしても険悪にならないという信頼関係が必要不可欠です。なので、「イキりのキャッチボール」が成立していれば、自分と相手の間に信頼関係が成り立っていることを確認できます。
Aさんはイキることで自尊心を高めることができる上に、Bさんとの信頼関係を確認できるのです。
これが良いイキりです。

このようにして、単にイキりと言っても相手との関係性やその時の状況によって、悪いイキりと良いイキりに二分することができます。

では良いイキりをしていくには、どのようなことに注意しなければならないのでしょうか。

## 上手な”良いイキり”のコツ ～イキりの三ヶ状～
### *壱、イキりは自慢であってはならない*
イキりと自慢の違いって何だと思いますか？
僕に言わせれば、イキりは「本当はそんなにすごくないコトで調子に乗ること」、自慢は「本当にすごいコトで調子に乗ること」です。
従って、「本当はそんなにすごくないコト」でイキらないと自慢になってしまうので注意が必要です。もし「本当にすごいコト」でイキってしまうと、相手には嫉妬されるだけで、ヒリつかれなくなってしまいます。これでは「イキりのキャッチボール」が成立せず、良いイキりになりません。
「本当はそんなにすごくないコト」の例としては、「昨日寝てない」「北極ラーメン完飲した」「ヨーロッパに旅行行った」などが挙げられます。

### *弐、定番イキりをつくる*
先ほど、良いイキりには「イキりのキャッチボール」が成立すると解説しました。「イキりのキャッチボール」をするには相手にヒリついてもらわないといけないので、相手に自分がイキっていることを気づいてもらう必要があります。
定番イキリがあると、相手に自分のイキりに気づいてもらいやすくなります。なので、定番イキりがあると便利なのです。
ちなみに、僕の最近の定番イキりは「複数人でのお会計のときにポンドで払おうとする」です。

### *参、ヒリついてくれる相手を見極める*
実のところこれが一番重要です。自分と相手との関係性が良くても、ヒリついてくる人とこない人がいます。良いイキりは、相手のヒリつきがあって初めて成立するので、相手がヒリついてくれる人なのかどうかを見極めなければなりません。

## あとがき
というわけで、イキりについて語ってみました。
解説したように、イキりにはヒリついてくれる人が必要です。そういった意味では、普段僕に対してヒリついてくれる人たちには感謝ですね。

明日の記事はしをんによる「僕らのLoveLive 君とのLIFE」です。
果たしてどんなイキりを見せてくれるのでしょうか。
お楽しみに！