2日目午前@セッション1部屋 === 日時:2017/09/24 10:25 - 11:30 Code for Japan Summit 2017 共有ノート # 自治体で人材育成?フェローが語る地方創生の最前線 陣内さん/ 砂川 洋輝 / 田村 健 / 西崎さん / ![](https://i.imgur.com/UThEkLQ.jpg) ![](https://i.imgur.com/ZYtwfKP.jpg) ![](https://i.imgur.com/FRwqxDY.jpg) https://summit2017.code4japan.org/session/fellow/ * Code for Japanからコーポレートフェローシップとして3か月週1~2回自治体に入る * 昨年8自治体11名を派遣 * 陣内さん * 浪江町復興 * 行政がアプリを作るのは難しい。ITに詳しい人がいない→Code for Japanが支援 * 砂川さん * 神戸市役所へ長期フェローとして入っている * 某企業でHWエンジニアの後、フィンランドでデザイン思考(サービスデザイナー)を学ぶ * 産学連携PJなども * いろいろなことをやって点と点がつながり、神戸市で働いている * 今は神戸市役所の働き方改革を遂行中 * 田村さん * 第2期神戸市コーポレートフェローとしてCode for Japanから神戸市へ * 3か月でやったこと * KOBE STARTUP OFFICE * Open Data Kobe * 7万件以上の神戸市HPクロールして公開データ抽出 * KOBE IDEA HACK * ITを活用して神戸をもっと若者が活躍できる街にしよう * KOBE市HPリニューアル * 検索ボックスのみの大胆トップページへ * HPリンク切れリストの作成 1300件以上! * 検索入力補助データの拡張 * 改善ノウハウの伝達 * 石崎さん * 福井県鯖江市コーポレートシップ * 子育てしやすい鯖江市を作る * 子育て関連オープンデータ支援 * 子育て支援センターの紙データをデジタルへ * 継続して利用頂いている * コーポレートフェローシップ送り出す側の心構え資料→ Code for Japan サイトからリンク有 * 長井さん * 神戸市職員 * データアカデミー、バルセロナワークショップ、ウェアラブル活用、078 等多数取り組む * 調整交渉得意!まかせとけ!! * 神戸市データアカデミー * 市職員、市民データ活用リテラシー向上を目的とした研修 * 女子大生を集めた「べっぴんスタイル」 * バルセロナワークショップ * バルセロナと提携 * まちづくり×ICTをテーマとするデータの可視化 * オープンガバメントの分野の新たな才能発掘 * 神戸市オープンデータの活用事例、発掘 * ウェアラブル活用 * 神戸市ドコモ見守りサービス * BLEタグを持った子どもを見守る仕組み * マラソンでも利用 * コーポレートフェロー神戸市実績 * オープンガバメントに向けた行政オープンデータの推進支援 * H28.1~ 既に7名受け入れ * パネルディスカッション * Q:何から始めたか。 * 課題が何か?というのをまず理解(田村) * Q:なぜふわっと課題をだすのか? * どんな人かくるのか分からないので、一緒に行動しながらどうしていくか考えたい(長井) * Q:ふわっと出されてどうか? * 自由にアイデア出せるのはよい。実行するときには縛りがあるが(砂川) * 会社はミッションがあって取り組んで成果を出す。そういう意味では行政も同じ(田村) * Q:失敗する可能性もあるが自治体側はどう捉えているか? * 神戸市の場合は、チャレンジングな課題なので、来てくれるひとのコミュニケーション能力にも期待している。(長井) * Q:フェローとしては3ヶ月の意味をどう捉えているか? * 3か月短いけど、ちょうど良いぐらい(田村) * ゴールが決まってる方が最終地点を見据えられて始めれるので良い(石崎) * 3か月後は戻るので引き継ぐことを前提で進められるので良い * Q:砂川さんの場合は3年だがどうか? * 3年後に職員と一緒にやっていく文化とシステムを作っていきたい。だたし、それがバイブルみたいにはなって欲しくない(いつかは崩したい) * Q:自治体側や企業側のメリットは? * 30代前後は個人の成長として他の環境も見てみたい時期である *  会社としても成長を促すために研修として効果あると思われる (田村) * 会社としてのメリットは今までリーチしていなかった領域にタッチできる 。そこから先のビジネス的な成果についてはまだ見えてないかもしれない(石崎) * Q:これからは数値が求められるようになってきて、そこが評価としてでてこないと継続的な制度にならないと思うので、フェロー経験者にはそこが頑張ってもらいたい。(元大阪市職員) * 受け入れ側も企業のリソースを使っているという覚悟を持って、丁寧に根気強い対応をする必要があると思う(長井) * Q: 自治体ならではだなと思ったところは? * 市民のために働きたいという、思いを一緒にできる、使われるサービスを作らないといけないという緊張感を共有できるのも嬉しい。(砂川) * 企業は売り上げをあげるため等、視野が狭いが、街を良くする等視野が広い(田村) * 企業の中でものづくりしていると使ってる人の顔色が見えてない部分があるが、直接対面で評価を聞かせてもらえる(石崎) * Q:他の自治体のみんなへメッセージ * まずはやってみることが大事(長井) * ためらわずに手を上げてみてほしい。デザイナー募集というのも増えてほしい(砂川) * 明らかにやった方が良いことだけやっててもダメ。わけのわからないものに挑戦する時期があっても良いかもしれない(田村) * 企業の組織ルールに縛られるのでは無く、もやもやしているなら挑戦してみる。帰ったら何か持ち帰ってくるはず(石崎さん) # GovHack開催のススメ-自治体LINE@アカウントを活用して身近な住民サービスを!- 砂金 信一郎 ![](https://i.imgur.com/sEbJelN.jpg) ![](https://i.imgur.com/ejfoRUA.jpg) ![](https://i.imgur.com/1YAoyzl.jpg) (砂金さん) Code forや自治体とこんなことやりたい!というのを発表します。今回LINEとしてGovHackという取り組みをしており、その紹介をしに来ました。これを使ったハッカソンなどをしていただける方を募集します。 政府系の仕事の経験があります。何をしていたかはググっていただくと早いです。Microsoftに行ったときはそう言えませんでしたが(笑) LINE&Microsoft:女子高校生人工知能りんな 何の広告もせず友達600万人。友達として交流するためだけのアプリ。 ローソンあきこちゃん powered by りんな もあります。心はりんなで外見はローソンの店員。 世界中の人と人の心の距離を近づけるのがミッション。 LINEの国内利用者数は6,800万人以上。アクティブ率71%。この中にはSlackを使う人も多いと思いますが、みなさんは総人口の0.5%です。 企業アカウントを配っています。広告費を払ってもらっています。 これとは今日の話は少し違います。 LINE@アカウント解説数も25万を突破!これだけ増えても儲からないが、これを通じてもっとみんなに使ってもらう。 自治体でどんなことに使っているか?2例  ・福岡市の福岡弁LINEスタンプ     福岡市は予算に余裕があり、公式アカウントを     使って間に流通系企業が入ってやっている。  ・渋谷区の子育て系サービス 先日、LINE@のプレスリリースを出しました。自治体にBuddy型のLINE@を無償提供します。  ・一般の方でも使いやすい  ・アプリから管理  ・1対1  ・有償は54000円/月  ・GovHackに賛同いただける自治体は無償 神戸市でのGovHackはモルモットだったが(笑)、関さんの取り組みなどで地盤ができているのでうまくいった。 アイデアソンから動くところまでもっていくには、チャットボットは最適。 時間がないハッカソンの時となどは、チャットボットを使う提案をすることは有効だと思います。 5チーム全チームとも発表時に動いたのは素晴らしいことでした。 最優秀賞のデモをします。 (デザイナー:神戸の狸さん) わけトンブック、使ってますか? 職員で担当の方にたまたま話を聞くと、電話での問い合わせが多いとのことだったので、使われていないのではという仮説を立てた。 (もう御一方) 分別品目、ゴミ出しの日(カレンダー表示)などを表示してくれる。 画像解析を使っている。電話で伝えられても分かりづらい。画像を送ることで、どのゴミに該当するか判別して回答します。 (デモ説明) Botのシステム:hachidori 画像解析:Microsoft Azure Computer Vision API (砂金) チームで参加してもらえて嬉しかった。どこの自治体でもごみの問題は出てくるので、他の自治体へも一般化できると思う。お仕着せではなく、こういう課題があるということを共有してFit&Gapしながら進めていきたい。 一般的なハッカソンではエンジニアやデザイナーも作業が散らばるが、先ほど紹介したものはエンジニア面が重くないので一緒に作業できる。 次回、GovHack千葉市を開催する。その後色々な自治体で実施し、その運営ノウハウをガイドブックなど作品にまとめたり、コミュニティを形成したりしたい。そこから、Mashup Awards GovHack賞、実証実験サポートの2つのパスを用意しており、展開していきたい。 わざわざ今日ゼブラのジャケットを着ているのはどこにいても見つけられやすいようにするためなので、是非声をかけてください。 LINEでは最近スマートスピーカーを出した。中のAIはクローバー。 LINEが提供したいのは最先端の技術ではなく、みんなが使えるようにうまく馴染ませたい。それがLINEの提供する価値。今作ったデモをそのままリリースしても最先端技術のコストがかかる割に誰も使ってくれずに終わる。スマートフォンにチャットボットとして実装してもらい、将来的にスマートフォンに呼びかければタクシーを呼べるような世の中になる準備をしたい。 GOVHACKをする自治体を募集している。どこでも良い訳でもなく、実践につながる熱量のあるところが手を挙げて欲しいです。 本当に使われるサービスを住民と作りませんか?