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2019 coderdojo天白 Scratchday

hackathonまとめ

テーマづけ、アイディアだし

  • 「令和をたのしく」
    どう位置づけするかが難しかったのですが、ゆるくてよかったかなと思っています。

  • ウソ・ホント自己紹介
    考えるのは意外と難しいのですが、盛り上がりました。

  • アイデアだし
    さわったもの→好きなもの、というアプローチが自然でよい流れでした。
    子ども向けの自己紹介の方法としては簡単で、わかりやすくて良いと感じました。
    子どもが楽しめるものは、大人も楽しめるものです。

アイディア…発明してみよう

発明してみる、という方向付けで。

  • 電子よみきかせ…プログラミング、ソフトウェア開発
  • 自動運転の何か…シミュレーション
  • ドアしめそうち…IOT

期せずして、コンピュータの活用の分野がそれぞれ上手く分かれたと思います。
参加した忍者たちの個性にもよるかもしれません。
コンピュータの活用として、シミュレーションはかなり面白いのですが、「自動運転のなにか」は良いタイトルだと思います。他でもできそうです。

チームビルディング、役割分担

子どもたちには驚かされました。
「ドアしめそうち」は自由な役割分担でお互いの長所がかみあってました、
「自動運転のなにか」は同じテーマで違うアプローチ(鉄道シミュレーション、仮想的なライントレース)でした。別々なのもありですね。
「電子よみきかせ」女の子×男の子 メルヒェン×テック、文学×プログラミングでした。これは夢があって良かったです。(夢があるなんて言い方は大人の目線かもしれませんがorz)

製作…発明品をつくろう

アジャイル開発を誰かに教わることなく、やってのけてしまうあたりには感動しました。

  • ユニットごとに分けて、ひとつずつテスト
  • プロトタイプがokなら次に
  • 複雑なものより簡単な仕組みをみんなで対話しながら

大人を超えていますね。

評価・注目できること

  • 「ドアしめそうち」はIOTの装置としてとても高い評価です。もう少しで商品開発に手が届きます。
  • 「自動運転の何か」は制御、アルゴリズムが手堅く、技術的に面白いものです。
  • 「電子よみきかせ」はscratchの機能を上手く応用していました。読み上げのテキストは青空文庫から、というのもよく考えられています。
    カメラで絵本の文章を文字認識、とか最初に話してくれていました。
    つくれたら、他のhackathonで入賞できそうです。

発表・ジャッジ

発表も堂々たるものです。質疑応答もかみあっていました。
いずれも外に出して評価がほしいと思いました。
一般的なhackathonだと審査ですが、付せんの投票は良かったです。
伯仲しているのが、一目瞭然でした。

まとめにかえて

忍者の才能と宙子先生のアプローチに助けられたというのが、率直な感想です。
伝え方に負うところもかなりあり、良い組合せでした。女性のメンターって大事だなと感じました。
一度一会なところがあり、次にうまくいくかどうかは難しいところですが、この枠組みは他で十分に応用が可能です。Hackathonのプロトタイプだったわけです。
もう少しグランドルールが必要かと思ったのですが、不要でした。

雑感、感想

Coderdojo らしくソフトウェア、プログラミングよりなのが特徴でした。
もう少し準備して、ジャッジと賞品を用意して、何回かできたらプログラミング教育の先駆的事例になります。というかしてみたいですね。
宙子センセイすっごーーい。
ハッカソンだとものづくりかなあ、と思っていた固定観念を超えてくれました。マーベラス!
こういうことに慣れた子の将来が楽しみです。どんな時代を切りひらいてくれるか、実に楽しみです。