# メンタルが気になるなら血液検査をしてみると良いかもしれない話 ## はじめに 49代のyuusakiです。なんかちいさくてひわいなやつです。この記事は、[みす老人会 Advent Calendar 2023の2ページ目](https://adventar.org/calendars/9335)の25日目の記事となります。 クリスマスなのに重い話から始まって申し訳ないのですが、私は昔から不安障害を抱えており、実生活において特定の行為をできる限り避けるように生活していました。特定の行為が何なのかまではどうしても書きたくなかったため、詳細を省かせてください。 調子が良いときは特定の行為にもなんとか対応できるのですが、そうでないときは冷や汗が出たり、吐き気を感じることがありました。コロナが流行ってからは在宅が基本となり、特定の行為に直面することが減少したのですが、このまま避け続けるのにも嫌気がさしたので、あともう少しマシにならないかと心療内科の門を叩いたのが今年の10月になります。 ## TSH(甲状腺刺激ホルモン)がすごい値を出してる 心療内科ではセロトニンを増やす薬を処方してもらっていたのですが、ある時「薬は肝臓で処理をしているから、肝臓にダメージが入ってないか検査するね」と言われ、血液検査をすることになりました。検査結果を見ると健康診断では見たことがないような項目ばかりで、どれも正常の範囲かと思いきや、1つだけ値が基準値から外れている項目がありました。それがTSHという項目でした。 > yuusakiのTSH:0.14L   ※基準値:0.5~4.5μIU/mL   ※基準値は病院独自の可能性を考慮して、調べたうえでの大まかな範囲を記載 基準値mLに対し結果がLで記載されていました。つまり単位が変わってしまうほど値がぶっ飛んでいたということになります。TSHは甲状腺刺激ホルモンという名前で、甲状腺ホルモンの分泌量を調節しているらしいのですが、ホルモンは出すぎても出なさ過ぎてもメンタルに影響を与え、結果として鬱症状が出やすいと告げられました。ちなみに肝臓は大丈夫でした。 ## 甲状腺がデカい そんなわけで内科で詳細に検査をしてもらうことになりました。内容としては血液検査に加えて、喉の表面をよくわからない機械で調べられました(多分超音波検査だと思うのですが、検査中に医者と目が合ったら気まずいよな…と思い、目を瞑っていました。)。 検査の結果、まず甲状腺が全体的に少し大きいことが判明しました。検査当時、甲状腺って「なんか喉にあるやつ」くらいの認識だったので、「甲状腺 大きい」でググってみたのですが……全身にデバフが掛かってるということはわかりました。血液については診療内科で実施した時と同じような結果でした。「甲状腺ホルモンのバランスがうまく取れないのは体質かも」、という話もされました。 幸運なことに、今すぐ治療しなければならないような大きな病気はなく、しばらく期間をおいて再度血液検査を実施することになりました。現段階で当てはまるであろう病名を聞いたところ、「潜在性甲状腺機能低下症」と言われました。 ※潜在性甲状腺機能亢進症だったかもしれねェ…甲状腺すらよく知らない人間にはどちらも聞きなれないワードですね。 内科での結果を精神科の先生に話したところ、患者と会ったらまず目と首を確認していると言われました。甲状腺に異常があると、目や首で見分けがつく場合があるようです。 ## 最後に とまあこんな感じでメンタルに支障をきたす要素が判明し、処方してもらっている薬も徐々に効いてきたのか、最近は特定の行為に直面しても以前ほど苦痛を感じることはなくなりました。参考までに、効果を実感するまでに一か月半くらいかかった気がします。 タイトル通りではあるんですが、何かと精神に不調がありそうでしたら、一度心療内科で血液検査をしてもらうと良いかもしれません。あんま明るくない話でしたが、それでもここまで読んでくださった皆様に感謝です。寒さに負けず、よいお年をお迎えください!!