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# pyraf導入 on WSL

[TOC]

## 環境

pyrafをWSLのUbuntu20.04で導入する。
Ubuntu18.04や22.04でも大差ないと思われる。

## iraf

まずはirafをinstallする場所に移動しておく。(`~/mylib/soft/iraf`など)

[githubのページ](https://github.com/iraf-community/iraf/releases/latest/)から`src.tar.gz`をダウンロードして`tar xvf vX.XX.tar.gz`で解凍する。

# フォルダ作成及び移動
mkdir ~/mylib/soft/iraf -p
cd ~/mylib/soft/iraf

# ダウンロード
wget https://XXXXXX
# 解凍
find . -name "*.tar.gz" | xargs -i tar xvf {}

ここからirafのinstall作業が始まるが、あらかじめデフォルトフォルダ(`~/.iraf`)を作成しておく必要がある。(自動では作成されない)
`./install`を実行すると、フォルダの設定を聞かれたのち、使用するterminalを選択することになる。(デフォルトでは`xgterm`。pyraf経由なら関係ないので`xterm`でよい)

mkdir ~/.iraf -p

# 途中、いろいろ聞かれるが基本的にはそのままEnter
# terminalの種類をxgtermではなくxtermにしておく
./install

# ./install中で選択したirafのbinフォルダをPATHに追加する
export PATH=$HOME/.iraf/bin:$PATH

# ここの`linux64`に該当するarchはOSに合わせて選択する
# WSLやLinuxの64bit版ならlinux64
# 他はこちらを参照: https://iraf-community.github.io/install.html
make linux64
make sysgen 2>&1 | tee build.log

# install作業中に.bashrcと.bash_profileの両方に追記されるので、仮にいずれかを使用していない場合は読み込み優先順位の変更に注意

## pyraf

pyrafはpipでinstallできる (aptでも可能)。
ただし、あらかじめ環境変数として`iraf`と`IRAFARCH`の設定が必要。
これらはirafのinstallができているなら、irafの`setup.sh`内で自動で設定されている。

`iraf`にはirafのフォルダ(`$HOME/mysoft/soft/iraf/iraf-2.17/`や`/usr/lib/iraf`)が入り、
`IRAFARCH`にはirafのinstall作業中に選択したarchと同じlinux64などが入る。
(`cat ~/.iraf/arch`などで確認できる。)

# export iraf=IRAF_PATH
# export IRAFARCH=linux64

pip install pyraf

# or
# apt install python3-pyraf

## Reference

https://iraf-community.github.io/install.html