###### tags: `業務改善` # UiPathカンファレンス印象に残った発表&所感 ## 市橋さん(伊藤忠商事) * RPA推進プロジェクト 総合商社において、RPAはどこまて活用できるのか? ### 次世代商人とは 伊藤忠商事→カンパニー制 単体4,352人(五大最少)、連結10万人超(五大最多) * ロボットの使命 * スマート経営:働き方改革 * 20時以降禁止、22時以降完全禁止 * 朝方シフト、朝活セミナー * 社内の飲み会「一次会のみ、夜10時まで」 * 商いの次世代化 * **社員の限られた時間を高付加価値業務へ** 2019年4月CDO/CIO直下のRPA推進部(もともと人事部下) ### 推進部を用意→CoEとしてリード→部署ごとに改善→社内全体への本格導入 * 開発の主体は?IT部隊?現場? * 推進方法は?トップダウン?ボトムアップ? * これらのセグメントの検討重要 * 標準化すべき業務仕分けが重要だが、スピードとの兼ね合いもある。 * 効果拡大、開発効率化、管理体制強化を目標にする * 時間削減だけが効果ではないが、使命をもとに * ミスの多かった業務を減らすことができた、という定性面での効果もあり * 利用部署を増やす、一部署あたりの削減量を増やす * 効果を高めるためには、横展開が必須(全社展開できて初めて大きな効果が見込める) * いままで日本のRPAは業務整理をせずにボトムアップでツールだけ導入されてきたが、それだけだと効果が薄い ### 推進体制強化(各カンパニーのパワーアップ) * 教育研修の実施 * 2ヶ月くらいかけて開発者を育成、自動化対象の業務プロセスが明確であることが大事なので、業務整理やプロセス定義方法を研修にて強化。また開発体験を行うことで業務整理に役立てる * 啓蒙活動 * 説明会、ポートルサイト、カンパニー間の競争心を煽るなど * 共通ロボット * 他部署への横展開の提案 * オーケストレーターの導入(100台超えたあたりから) ## 現場が主役のRPA開発(ソニーコーポレートサービス) 現場がRPA開発にこだわる(現在40台稼働) **付加価値業務へのシフト** * 3年間で取り組む課題&10年後どのようになるかを決める * 経理屋からビジネスパートナーへ ### IT部門主導で大きな業務→現場手動で小さな業務 * 全社共通のような大規模なRPAについては外部ベンダーに委託をして開発を行った(80%カバー) * 80:20の法則(パレートの法則) * 残りの20の業務も結局大変→集約化や整理を行いつつ自前で開発することでコスト面抑える ### 現場ならではの苦労と工夫 * RPA導入の流れ 1. PoC(RPAの理解、ツール選定) 2. 方針(業務棚卸、ROI算出など) 3. 環境構築 4. リスク検討 5. 開発 6. 保守運用 7. 教育ナレッジ 8. 連携 * RPA事務局設立、IT部門と協力 * CoE先行育成 * 開発担当者アサイン * CoEが伴走 * IT部門と協力 * 費用面 * 最小限ライセンスで開発 * 複数の開発者で開発用PCを共有→予約表にてPC予約 * 実行用PC用意、同時並行的に使用する必要が増えてきたら増やす * 野良ロボ廃止&費用節約 * コスト面は常にウォッチする * 開発・実行・保守を部内で完結させる * 開発スタート、はじめの一歩サポート * 集合開発(みんなで集まって開発を行う) * 品質チェック、レビュー行う * かんたんなプロセス→かんたんな部品→かんたんなプログラム+エラーハンドリング * ノウハウ共有(開発したロボットについての説明を行う、下記) * 継続運用 * 情報共有会(開発担当者から周り(上司、同僚、開発者他に説明する) * ナレッジ共有のホームページを作成 * ノウハウ共有大事、残しやすいような環境構築する * マネジメントハンズオン、スキル認定、言い続けること(褒め続ける) ## 日本生命高倉さん デジタル推進室(専任一人、兼任二人+30名のSE体制) ### 日本生命のデジタル戦略→お客様の期待を超える体験を提供 * 提供する価値のブラッシュアップ&スケールアップ * RPAはブラッシュアップ側のソリューション * 現在のコスト効率を向上・維持 ### 導入までの流れ * 軽いシステムとして導入(日生ロボ美)→現在はUiPathメイン * PoC→先行導入→全社展開(10ヶ月程度) * RPAは胡散臭い?(本人意見) * 2週間で誰でも簡単に構築できるシステムなんてない→ルールを作って活用していこう * 導入チーム(ロボット人事班) * 統制をかけている(各部門での開発を禁止してる) * RPAが入るからといって現状のシステムが変わるわけではない * 人だったら気づくことも気づけないことがある→ルールづくり * 担当者が意欲的に取り組む&対象業務がロボ化に適している&上流工程をしっかりと押さえる * 現在の業務を安易にロボ化せず、業務プロセス改善をセットに。(非効率・不要な業務プロセスかま固定化されてしまうのを防ぐ) * 取り組み意思の強い担当者発掘→小さく始めて大きく育てる(1、2ヶ月程度で1業務をロボ化してみるなど)→成功事例の共有伝播(口コミや見学など) ### 導入後大事だったこと * 業務の廃止、業務手法・利用ツールの改善、関連業務全体を俯瞰した改善、制度運用ルール改訂 * 紙帳票のエクセル化、ウェブ化 * 特定の業務をロボ化→業務周りで同一プロセスをまとめる→同一業務を集約してロボ化→業務時間外にロボが頑張る * 大量処理をロボ化することによる業務削減効果大 * 少量処理では単純にロボ化しても業務削減効果を得にくくロボ化が困難 * 事務工程の見直し(集約処理化) * 事前に入力可能なデータを記入した帳票にする * As-is分析とTo-be設計を綿密に行う * 人が忘れずにリスト出力(気づいたらやる)からスタートする業務をメール確認からスタートする業務に変更(事務漏れ防止) * 少量業務が抱える課題(少量でも事務作業あり、人員配備必要) * 単純なロボ化ではなく、**事務工程を見直した上でロボ化を検討、集約化や共通化といった視点大事、人とロボの適切な役割分担を念頭に置いた事務設計** ### 参考 [UiPath](https://www.uipath.com/ja/) [UiPathとは](https://rpatimes.jp/rpa/knowledge/3576/) [RPAのこれまでとこれから](https://rpatimes.jp/rpa/howto/1565/) [RPA各社料金体系](https://rpatimes.jp/rpa/howto/1511/) [RPA は導入しないほうがいいのか?](https://qiita.com/spaces/items/f2cd75a3fe75d8be150a) > 日本では他の世界とは違う「ボトムアップの手法」によって業務整理がされないまま現場でRPAツールが急速に普及してきた。RPAツールが身近になったという意味ではよかったが、RPAの効果が良く見えない形で導入されてしまっているところも多くあり、その効果をみえるようにするには、組織内でより広く使われるような導入手法が今後取られていく必要があるということになる。
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