収益認識PJ進捗確認MTG === ###### tags: `収益認識PJ` :::info - **場所:** E-03 - **日時:** 11/14/2019 1:30 PM - **アジェンダ** 1. 子会社アンケート展開結果資料共有 2. 本人代理人フローチャート受け取り 4. その他論点進捗共有 5. 開示についての確認 6. 収益認識PJフェーズ2以降の契約について 7. 今後の進め方の確認 - **参加者:** - 菅会計士(あずさ) - 福岡さん(JLX) - 鯨津さん(JLX) - 松川くん(JLX) - 大塚(JLX) - **文責:** 大塚 <yusuke.otsuka@jalux.com> - **Reference:** - [菅さん打ち合わせ](https://hackmd.io/@y7_TT1_iQE2rlQvyHJp6YQ/rkN2BEtqB), [収益認識PJ](https://hackmd.io/@y7_TT1_iQE2rlQvyHJp6YQ/ry4ZpovqB) ::: ## 子会社アンケート展開結果資料共有 ### 各会社の単体取引における論点の確認 AMについては2019年度よりtopic606の適用を行うため今回のアンケートから除外。 対応状況について随時確認中 | 論点 | AP | JDS | HS | TR | ST | JAD | JFF | SH | |:--------------------:|:----:|:----:|:------:|:----:|:---------:|:----:|:----:|:----:| | 単体適用 | △ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | | 本人代理人 | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ | ✕ | ◯ | ✕ | ◯ | | リベート・販売奨励金 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ | ✕ | | 自社ポイント | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ | ✕ | ✕ | | 他社ポイント | ◯ | ✕ | ◯ | ✕ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | | 委託販売 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | | 検収基準 | 検収 | 検収 | 入金日 | 納品 | 納品/検収 | 検収 | 出荷 | 検収 | * JADに関して ①自社ポイントは恐らく間違い ②一部OEMで生産委託をしているが、ですかい同様本人取引になる可能性が高い * JALUXグループ向け販売(回答) AP→JALUX卸売:16百万円 JAD→JALUX:1,112百万円 JLX→SH卸売:120百万円 ### 内容検討 * AP収益認識基準対応ヒアリング(松川くん、10/18) 下記引用 ____ > ## APが行っている取引に関して主な内容 > 1. 直送取引/在庫取引:主に外商取引(JLXを介さない取引があるかに関しては聞きそびれてしましました、すいません。話を聞いた感想としてはあるような気がしますが) > 2. 小売業務:BLUESKY > 3. 卸売業務:空港内他店舗への商品の卸(ロイズ等) > 4. 代理店業務:海外保険等を販売する保険の窓口業務 > ## どのように取引を管理しているか > * 店舗ごとや商品ごとの管理(予算CDは使用していない) > ## JLXへの販売の内容 > * 16百万ほどある販売は、SOBがフェア等を開催するときに、千歳の外商部門がSOB向けに販売したものが主とのこと > ## ポイント制度やリベートに関して > * 自社ポイントは存在せず、他社ポイントも発生は月数万円ほど > * AP→取引先へのリベート等は基本的にはない。取引先→APへの販売奨励金は一定額発生 > ## その他 > * APはJLXが営業部単位で売上の計上の仕方や予算の立て方を変えると認識していたため、APも収益認識を合わせなければならないと考えていたようです。 > * JLXとしてはあくまで開示の仕方を変えるだけで、管理会計上は変えないということ、JLXとしては取引ごとにAPの取引をまとめることができれば問題ないということをお伝えすると、APが合わせて対応しなくてもいいかもしれないとおっしゃっていました。(最終的にどのようにするかは決まっていませんが、、) > * ただ、導入するにしてもしないにしても、JLXグループとして取引の整理や新基準への理解は必要であるという認識のため、もしレクチャー等開催する場合はぜひ参加したいとのことでした。 * JDSリベート(PM/JT)の会計処理 * 今後の対応 ___ ## 本人代理人フローチャート受け取り * 菅さんからフローチャートをもらう * 荻野さんとの打ち合わせの結果を共有してもらう * 詳細はフローチャート参照 ・在庫販売か直送かでフローチャートのスタート位置が変わる ・価格裁量権がある→取引金額全体に対して裁量権があるか(手数料部分のみは対象外) ・「主たる責任」の論点は、フローチャートで「要確認」に当てはまった場合の救済措置 ### Next Action - [ ] フローチャートを元に前回調査結果を再検討 - [ ] 本論点影響金額を確定させる ___ ## その他論点について ### 変動対価 * 販売奨励金、リベート (販売手数料321100/その他販売手数料321188より集計)(2018年度、円) | 部 | 321100 | 321188 | | :--------: | --------: | --------: | | RBZ | 665,137 | 0 | | GMZ | 15,271,184 | 313,703 | | SMZ | 9,835,305 | 2,717,261 | | SWZ | 15,999,349 | 466,691 | | SOZ | 17,372,861 | 1,255,275 | * 値引き対応によるリベート→PM/JTの割戻し分(売り仕入れの戻しで処理) * 会計処理案 * 年度初めに変動対価見積もりから契約負債を計上(売上 xx / 契約負債 xx) * リベートや販売手数料については今後**変動対価仮勘定(仮名)での計上に統一** * 四半期ごとに変動対価仮勘定と契約負債を消し込んでいく * リベート及び返品は昨年度実績からの推定でOK ### 検収基準 * 重工取引(MHI)について、堀内さん/猪狩さんに協力を依頼。→8月納品分について結果返事あり * 納品から検収まで約10日程度必要であるとの調査結果。 * 洗い替えで対応する場合、適用初年度のみPL影響あり(現状の調査結果を反映した場合、3月売上の1/3を取り消し、翌期に繰り越す?) * 具体的な見積もり方法についてはデータが溜まるまで待つ?今月の10月分の検収データについて現在猪狩さんが確認中。 ### 自社ポイント管理 * MMZ加藤さん/青木さんに対応依頼済み。下記のデータが取れるように開発依頼中。 > 1. ある一定の期間内に付与したポイント総数 1. 購買に伴い付与されたポイント数 2. 購買以外で付与されたポイント数 > 2. ある一定の期間内に使用されたポイント総数 1. 購買に伴い付与されたポイント数 2. 購買以外で付与されたポイント数 > 3. ある一定の期間内に使用されると見込まれるポイント総数 1. 購買に伴い付与されたポイント数 2. 購買以外で付与されたポイント数 * 期間外のポイント数は含めない > 4. ある一定の期間内に失効したポイント総数 1. 購買に伴い付与されたポイント数 2. 購買以外で付与されたポイント数 ___ ## 開示についての確認 * 影響金額想定について ![](https://i.imgur.com/OlRnsYa.png) * 過年度遡及適用行う? * IFRS対応の会社は遡及適用した。 * 収益認識基準早期適用の会社について、オープンハウスは期首調整[^1] * 遡及適用はせず、期首調整で問題なし > [^1]: [「オープンハウス2019年9月期四半期報告書](https://openhouse-group.co.jp/ir/upload_file/m005-m005_03/S100F69D.pdf) > (2) 適用初年度の取扱い(収益認識会計基準第84項から第89項)[^2] > [^2]: [「収益認識に関する会計基準」等のポイント](https://www.shinnihon.or.jp/corporate-accounting/accounting-topics/2018/2018-04-05.html) > 1. 会計方針の変更 本会計基準の適用初年度においては、会計基準等の改正に伴う会計方針の変更として取り扱います。 > 2. 原則的な取扱い **新たな会計方針を過去の期間のすべてに遡及適用します。** ただし、当該遡及適用にあたっては、以下の方法の1つ又は複数を適用することができます。 1. 適用初年度の前連結会計年度及び前事業年度の期首より前までに従前の取扱いに従ってほとんどすべての収益の額を認識した契約について、適用初年度の前連結会計年度の連結財務諸表及び四半期(又は中間)連結財務諸表並びに適用初年度の前事業年度の個別財務諸表及び四半期(又は中間)個別財務諸表(以下合わせて「適用初年度の比較情報」という。)を遡及的に修正しない方法 **2. 適用初年度の期首より前までに従前の取扱いに従ってほとんどすべての収益の額を認識した契約に変動対価が含まれる場合、当該契約に含まれる変動対価の額について、変動対価の額に関する不確実性が解消された時の金額を用いて適用初年度の比較情報を遡及的に修正する方法** 3. 適用初年度の前連結会計年度内及び前事業年度内に開始して終了した契約について、適用初年度の前連結会計年度の四半期(又は中間)連結財務諸表及び適用初年度の前事業年度の四半期(又は中間)個別財務諸表を遡及的に修正しない方法 ⅳ適用初年度の前事業年度の期首より前までに行われた契約変更について、すべての契約変更を反映した後の契約条件に基づき、以下aからcの処理を行い、適用初年度の比較情報を遡及的に修正する方法 a 履行義務の充足及び未充足の区分 b 取引価格の算定 c 履行義務の充足分及び未充足分への取引価格の配分 >3. **経過措置(収益認識会計基準第84項ただし書きの方法)** **適用初年度の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の適用初年度の累積的影響額を、適用初年度の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用することができます。** なお、当該方法を選択する場合の遡及適用については、以下の方法が認められます。 1. 適用初年度の期首より前までに行われた契約変更について、すべての契約変更を反映した後の契約条件に基づき、上記②ⅳ)のa)からc)の処理を行う方法 2. 適用初年度の前事業年度の期首より前までに行われた契約変更について、すべての契約変更を反映した後の契約条件に基づき、上記②ⅳ)のa)からc)の処理を行う方法 以下略 * [収益認識基準注記解説](https://hackmd.io/@y7_TT1_iQE2rlQvyHJp6YQ/SJ1bHlxsS)の内容読み込んでおく[^3] > [^3]: [収益認識に関する注記の公開草案](https://www.asb.or.jp/jp/accounting_standards/exposure_draft/y2019/2019-1030-1.html) * 過年度遡及については変動対価を実績で進めてよいので、本人代理人NET部分と検収基準カットオフ部分が焦点 * 前期までのものについて、現在収集している予算コードを用いて簡便的に対応することは可能 but 確からしさの度合いが少なくなる? ___ ## 収益認識PJフェーズ2以降の契約について ___ ## 今後の進め方 ### システム対応 * 本人代理人→2020年2月までにシステム改修完了予定、一ヶ月試運転して * ポイント ### 社内/グループ説明会 * QAセッションを多めに取れるような形式を考える(予め疑問点など集める?) * 前半→基準の概要及び重要論点解説(なぜ基準が変わって、会計と仕事がどう変わるのか。何が変わるかは深堀りしない?) * 後半→Q&Aセッション→事前に質問を集める&挙手制にすることで疑問点を集めやすくする * 対象範囲や内容をおおまかにまとめる * 全社向け、初学者対象(課長以上はヒアリング時説明済み) * 子会社にも可能であれば参加してもらう、別日程で経理連絡会という形式も? * スケジュールなど * 会場:G-10-12(JLX社内) * 日程:下記で確保しました。 | 12/25 | 12/26 | 12/27 | | -------- | -------- | -------- | | 午前 | 全日 | 午前 | ### 予算コード * KKAと協力してすすめる * 収益認識基準とは直接関係しないが検討する必要のある事項として * 海外からのモノの輸入時の危険負担及び在庫計上の基準の整理