[![hackmd-github-sync-badge](https://hackmd.io/DJj102aWRuaNjg_HY1rhTw/badge)](https://hackmd.io/DJj102aWRuaNjg_HY1rhTw) # CM-LOG-0x1-Japanese ## [Japanese]COMMUNITY LOG 0x1 (Q&Aの回答その1) ###### tags: `translations | regional docs` [Gimre](https://twitter.com/NCOSIGIMCITYNRE), [Hatchet](https://twitter.com/0x6861746366574) と [Jaguar](https://twitter.com/Jaguar0625) によって行われたコミュニティQ&Aをふたつに分けて回答します、これは最初の回答です。 ## スーパーノードプログラムについて **01:スーパーノードプログラムについてはどうなりましたか?遅れている理由はなんでしょうか?投票報酬の遅れについては?** トークノミクス設計の初期段階においては、今までにないネットワークの価格や活動をモデル化した仮定がありましたが、このことと新しいサブチェーン構想の方向性を考慮して、報酬体系やネットワークがもたらす経済的安全性のバランスを取るために調整が必要かどうかを再検討しています。トークンとメカニズム設計の再構築の一環として、スーパーノードプログラムも投票報酬も見直されています。 詳細なレポートは分析が終わり次第お届けいたしますが、それまでの間は新報酬体系やプログラムについてはお待ちください。 **02:ネットワーク内の一部のユーザーは、他の一般ユーザーとは異なる扱いを受けているのですか?もしそうならばそれはなぜですか?** はい、NGLと約30〜40人の大口保有者(クジラ)スーパーノードとの間のプライベートチャンがあります。元々は大口保有者にプロジェクトの遅れについて連絡をとる目的で一時的に設けられたチャンネルでしたが、そのまま目的もないまま残っていました。すでに2名は抜け、Symbolローンチ後には不要なチャンネルとなりました。私たちの基本理念である透明性に反しますので、私たちは全てのことにおいて今は[Discord](https://www.discord.gg/xymcity)を利用しています。 ## テクノロジーについて **03:ここのところHatchetはプライベートとパブリックのクロスチェーンについてよく言及されていますが、具体的にはどのような展望を持っているのか、また、XEM/XYMのクロスチェーンの有用性についてのお考えをお聞かせください。** それについては[こちら](https://docs.symbolplatform.com/handbook/index-ja.html)をご参照ください。サブチェーンは条件付きネットワークをよりクリーンに処理する方法を提供できると考えています。 **04:なぜSymbolはスマートコントラクトを必要としていないのですか?** Symbolにもビットコインにあるように、[スマートコントラクト](https://www.fon.hum.uva.nl/rob/Courses/InformationInSpeech/CDROM/Literature/LOTwinterschool2006/szabo.best.vwh.net/smart_contracts_2.html)の概念はあります。具体的には、Symbolが持っていないのは、主にはループにおけるチューリング完全性であり、このことでトランザクション処理における無限ループ(=スパム)を回避できます。このことに対するイーサリアムの解決策は各操作(ガスと呼ばれる)に追加手数料を徴収することでした。実行するステートメントが多いほど、「手数料」は高くなります。 非チューリング完全性の完全なブロックチェーンには、予測可能なリソースの使用、分析能力の向上、集中的なドメインの使用などの利点があります。Symbolのプログラムの可能性を積極的に研究していますが、まだ具体的な道筋は見えていません。ですがもしかしたら、その中間に[解決策](https://www.gwern.net/Turing-complete)が見つかるかもしれません。 **05:Symbolが目指すレイヤー2は、イーサリアム2.0と比べてどのような違いがあるとお考えですか?** 例えば、[zk-Rollups](https://docs.ethhub.io/ethereum-roadmap/layer-2-scaling/zk-rollups/)やSTARKサーキットのアプローチに似ているかもしれません。ですが、構造や実装の相違点を特定するのは研究段階においては早すぎます。 **06:マークルツリーに基づく状態の証明をより簡潔にするため、多項式コミットメント/Kate(KZT)コミットメントを導入するお考えはありますか?** [Verkle Trees](https://math.mit.edu/research/highschool/primes/materials/2018/Kuszmaul.pdf)(それに続きKateコミットメント)は、ゼロ知識証明、zk-STARKs, とzk-Rollupsに並んで私たちが研究しているもののひとつです。まだ具体的な決定はしていませんが、メインチェーンのスケールアップについて考えると、トライ構造についてそれは自然な流れだと思います。 Kateコミットメントについては、[Aztec](https://aztec.network/)のom Walton-Pocock氏が書かれた良い[入門書](https://hackmd.io/@tompocock/Hk2A7BD6U)があります **07:イーサリアムヴァーチャルマシンと互換性を持たせることについてはどう思われていますか?** イーサリアムヴァーチャルマシンとの互換性がどのようなメリットをもたらすかどうかはまだわかりませんが、イーサリアムヴァーチャルマシンに関することにはイーサリアムを使えば良いのではないでしょうか? わかりやすいアプローチをするのであれば、接点を保つためには、イーサリアムとSymbolの間にそれらを繋ぐ専用のサブチェーンを用いる方法があるかもしれません。 イーサリアムのコンセプトがそのままSymbolに変換される訳ではないことを理解することが大切です。[イーサリアムヴァーチャルマシン](https://ethereum.org/en/developers/docs/evm/)はチューリング完全の仮想マシンです。[Rusk](https://ethereum.org/en/developers/docs/evm/) や [NeoVM](https://docs.neo.org/docs/en-us/basic/technology/neovm.html) のように、暗号化ネットワーク用の仮想マシンは他にもあります。また、他には [eBPF](https://www.infoq.com/articles/gentle-linux-ebpf-introduction/) のような可能性についても議論しています。Symbolに仮想マシンを導入する具体的な計画はありませんが、研究は積極的にしています。 **08:NEM3.0はリリースされますか?** いいえ **09: XEM/XYMの交換のためにDEXを作りますか?** XEM/XYMの交換は流動性プロバイダー(取引所等)の仕事です。が、NIS1をサブチェーンとして導入することによって、Symbolにこの機能を導入する計画があります。(対応する市場も設置します)短期的な解決策としては、[Thorchain](https://thorchain.org/) や [Sushiswap](https://sushi.com/) のような他の流動性ネットワークを利用することが考えられます。 **10: なぜ他のチェーンはSymbolにクロスチェーンスワップをして繋がらないのですか?** 他のネットワークとのクロスチェーン機能の実装をプロトコル開発者が責任を持って行うことはほとんどありません。クロスチェーンスワップを検討したいなら、まずはこちらのドキュメントをご参照いただくと良いでしょう。スワップについては、イーサリアム、ビットコインと、その関連フォークのSHA256dでできる可能性があります。 **11: アポスティーユ機能はとても重要な機能です。Symbolウォレットへのアポスティーユ機能の実装はいつになりますか?** 機能の要望については[ここ](https://github.com/symbol/symbol-desktop-wallet/issues)に追加していただけますようお願いします。私たちはアポスティーユ機能のファンですが、まだ誰も要望を出していないので、それほど重要ではないのかもしれません。 **12: なぜもっと技術に関する話をしないのですか?** 開発者や研究者であれば、こちらの [Discord](https://discord.gg/xymcity) でプロジェクトや研究のチャンネルに参加できます。 **13: 将来ウォレットに階層的確定機能を追加することは可能ですか?** ぜひ[こちら](https://github.com/symbol/symbol-desktop-wallet/issues)にリクエストを出してください。 **14: Symbol上にNFTを作成・保管するための標準的な方法はすでにあるのでしょうか?また、計画して、それともいつ頃までにするのでしょうか? あるいは今の所Symbolを扱う開発者たちは、自分自身で行い、実装する必要があるのでしょうか?** 今の所コミュニティによって作成される場合、ほとんどがサプライを1として、メタデータにIPFSハッシュタグを用いてモザイクを発行するという手順で行っていることを確認しています。今後モザイク機能を拡張して、特定のサプライ、個々のユニットに独自のメタデータをサポートする計画がありますが、明確なタイムラインはありません。 **15: mijinプライベートチェーンについてはどうお考えかコアデブの方々にお伺いしたいです。** テックビューロ社とは袂を分かっており、そのプライーベートチェーンで展開されている事に関わったことはありませんので、この質問にはお答えできません。 **16: Symbolブロックチェーン上でトークンを発行することはできますか?** はいできます。Symbolトークン(NIS1と同様に)はモザイクと呼ばれますが、このネーミングは将来変わるかもしれません。 **17: ノードのリリースについて、もう少し段階的なアプローチはできないでしょうか?Bootstrapバージョンはサーバーバージョンの後になり、Bootstrapアップデートはサーバーアップデートの後にリリースされています。それとメインネット/テストネットのリリースを明確に区別してください。特にサーバー 1.0.1.0 のアップデートとして出た時、Bootstrap版が1.0.6であった時、正しいバージョンを実行しているかどうか判断するのが難しいです。** BootstrapツールはCatapultよりも早く適用されますし、[semantic versioning](https://semver.org/)に従っています。またCatapultは、メインネットとテストネットのリリースを明確に区別したスタンドアローンのソフトウエアで、一般的なバージョン方法によっています。 テストネット/メインネットの1.0.0.0リリース以降のバージョニング定義: |概要|バージョン| |:------------------------------:|:-------------------------------------------:| |メインネットビルドナンバーの例|1.0.0.0, 1.2.x.x, 1.4.x.x, 2.2.x.x, 3.4.x.x| |テストネットビルドナンバーの例|1.1.0.0, 1.3.x.x, 1.5.x.x, 2.3.x.x, 3.5.x.x| なお、testnetは常に独立したビルドを行うわけでなく、テストすべき新機能がない場合は、テストネットはメインネットと同じビルドを行います。 **18: 一般の人でも簡単にトークンを使えるようなツールはいつ作ってくれますか?** 一般的にはそのツールはウォレットになります。[こちら](https://github.com/symbol/symbol-desktop-wallet/issues)から機能要求をすることもできますし、[Discord](https://discord.gg/xymcity) で議論に参加してウォレット開発に参加することもできます。 **19: XYMアプリでNFTを見ることができるようになるのか知りたいです** [こちら](https://github.com/symbol/symbol-desktop-wallet/issues)から機能リクエストをしてください。 **20: 私はNEMに夢中になる前に、まずNXTに夢中になりました。その理由はNXTの技術の革新性のためでした。NEMがNXTのようになってしまわないように、NEMのチーム(dev、NGLなど)はどのような努力をしていますか?** 私たちはSymbolやNIS1を放棄するつもりはありません。ですがこのチェーンに貢献して、全体的な成功へと導くのは関わる全ての人にかかっています。そしてプロトコルの開発者とそのコミュニティの間には、基本となる明確な約束があります。そして、その基本的な約束を守るつもりがなければ、私たちは新たな組織再編の努力をしないでしょう。 ## トークノミクスと市場価格について **21: トークノミクスやステーキングモデルのことでさらなる改善について話し合うことはできますか? 例えばDOTでは、XYMに比べて(マスターノードではない)通常の保有者の利益率がはるかに高いです。DOTは12%のAPYを生み出しますが、SymbolのAPYは変動するために見積もることが困難です。このことはトークノミクスの設計によるのだと思いますが、これでは誰もがXYMではなくDOTを選ぶのではありませんか?** 目的が異なる2つのコインのトークノミクスを比較することはできません。私たちのトークノミクスは、ネットワーク上での特定の行動(例えば新しいブロックを紡ぐことやノード運営への参加など)を促すフレームワークとなっています。ネットワークの成長に伴い、ネットワークへ参加することによる収益性も高まっていきます。気まぐれで調整をするのではなく、フィードバックループを調整するように設計されています。(実際には、[経済的な補償](https://drive.google.com/file/d/1pwt-EdnjhDLc_Mi2ydHus0_Cm14rs1Aq/view)として過剰に付与し過ぎていないかどうかという点で再調整したいと思うことはよくあります) とはいえチェーンが立ち上がりチームとして動き出した今、私たちはトークノミクスの設計を見直しているところでもあります。 見積もりが困難であるというご指摘ですが、以下の表は、10万XYMを保有しているアカウントがシンボルローンチ後すぐにハーベスティングを開始した場合の概算値です。 |ハーベスト<br>月数| ネイティブ<br>ハーベスト<br>(0.95 Factor)<br>期待値上限見積 | 委任<br>ハーベスト<br>(0.7 Factor) <br>期待値上限見積 | ネイティブ<br>ハーベスト<br>(0.95 Factor)<br> 期待値下限見積 | 委任<br>ハーベスト<br>(0.7 Factor) <br>期待値下限見積 | |:------------------:|:-----------------------------------------------------------:| :-----------------------------------------------------: | :------------------------------------------------------------: | :-----------------------------------------------------: | | 1 | 1094 | 806 | 182 | 134 | | 2 | 2553 | 1881 | 547 | 403 | | 3 | 3775 | 2782 | 721 | 531 | 4| 4997 |3682 |1070 |789 6| 7563 |5573 |1587 |1169 12| 14507 |10689 |3208 |2363 0.95 Factor = ネイティブハーベスト - (95%手数料 | 5% ネットワーク手数料) 0.7 Factor = 委任ハーベスト (70% 手数料 | 25% 委任先手数料| 5% ネットワーク手数料) ネイティブハーベスターの場合、初年度のAPYは3.2%(期待値下限見積もり)から14.5%(期待値上限見積もり)、委任ハーベスターの場合、APYは2.3%(期待値下限見積もり)から10%(期待値上限見積もり)となっています。現在のネットワーク状況では、期待値上限見積もりに近い結果が観測されています。 **22: Symbolのパブリックブロックチェーンを使うことを推奨していましたが、日本のエンジニアで、オンチェーンでデータを保存する方法を考えた人がいます。これが広く使われるようになり、もしパブリックブロックチェーンに高負荷がかかりシステムが止まってしまうような場合、サポート体制はどうなっているのでしょうか?落ちないと言えるのであれば、その理由を教えてください。** データを「オンチェーン」保存することは、これまでも可能でした(つまり、モザイクのメタデータフィールドはそのためにあるのです)。ポイントはそれが経済的に成立するかどうか、またそれが使うにあたって実用的かどうかです。とはいえ、日本のコミュニティが「Symbol」を使ってどのような作品を作ってくれるのか私たちは楽しみにしています。何か問題が発生した場合は、コミュニティと協力して迅速にトリアージを行い、ノード用のパッチを発行したいと思います(最新情報については、[Discord](https://www.discord.gg/xymcity) に参加したり、[Twitter account](https://www.twitter.com/NEMOfficial) をフォローしてください)。 **23: Gimreさんはかつて「市場価格には興味がない」とおっしゃいましたが、他のコアデブの方々はこれについてどのようにお考えでしょうか? NGL職員への給与やエンジニアへの寄付など、エコシステムを支える上で市場価格は最も重要であることのひとつであると思います。** 市場価格はネットワークの需要を反映します。[ここ](https://docs.symbolplatform.com/handbook/index-ja.html)で書いたように、ネットワークを成長させるのはエコシステムに関わる全ての人にかかっています。(特定の人のチームではありません)チェーンに新しい機能を実装することが私たちの仕事であり、チェーン上のアプリケーションを使い、この機能を活かす新しくて創造的な方法を見つけることはユーザーにかかっています。もしあなたが価格がネットワークの成功にとって重要なことのひとつであるとお考えであるならば、是非加わって実用性を高める(もしくはSymbolの地名度を上げる)力になってください。 **24:市場価格を上げる施策はお持ちですか?管理しているトークン供給でそれは可能です。チームは第三者を介して市場価格の管理を行うことができます。デフレやインフレを起こすこともできます。同意して手伝ってくれる第三者を雇うのはどうでしょう?規制やコンプライアンスが壁となっていますか?** 複数の質問が挙げられているため、便宜上分割してお答えします <span style="color: gray; ">市場価格を上げる施策はお持ちですか?</span> について 上記の「質問23」”市場価格はネットワークの需要を反映します” をご参照ください <span style="color: gray; ">管理しているトークン供給でそれは可能です。</span> について マーケットが需給を決めます。私たちではありません。 <span style="color: gray; ">チームが供給管理をしてデフレやインフレ状態を作り出せる</span> について デフレやインフレのコントロールは、市場の影響を受けて「気まぐれに」行うものではありません。当社のインフレ率は非常に小さく、ブロック31410299でわずかなものになります。これまで述べてきたように、私たちはトークノミクスの見直しを行っています。 <span style="color: gray; ">なぜ市場価格を調整するために第三者を雇い、手伝ってもらわないのか</span> について このことはプロトコル開発チームの責任ではありませんし、エコシステムの倫理問題でもありません。あなたが見ている市場は、ネットワークの健全性や機能が直接反映されるものであり、それを妨害することは、'[exit and voice](https://en.wikipedia.org/wiki/Exit,_Voice,_and_Loyalty)' を援用するならばクリプトネットワークに参加するも離れるも自由であるということ、およびそれに苦情や不満、変更の意を唱え修復や改善を試みることも自由であるというアプローチのメカニズムに相入れません。 もしあなたがマーケットメイキング(取引におけるスプレッドを縮小すること)について話されているのならば、[Hummingbot](https://docs.hummingbot.io/miner/liquidity-mining/current-rewards&terms/)のようなプログラムを利用することで、ユーザー自身がそのような活動を行うことができます。 ## 教育について **25: Symbolを使い始めるために、いくつかの基本的なガイドと簡単なプログラミング演習を提供するのは素晴らしいことだと思います。 利用できるドキュメントはたくさんありますが、初心者向けではありません。 チームの誰かがこれに取り組むことができるでしょうか?** [ここで](https://github.com/symbol/symbol-docs/issues)特定の機能をリクエストすることをお勧めします。 また、コミュニティが[ガイド](https://docs.symbolplatform.com/guides/index.html)の作成に参加することをお勧めします。ここにはすでにいくつかの素晴らしいリソースがあり、技術文書には開始するための[ガイド](https://docs.symbolplatform.com/guides/index.html)がいくつかあります。 **26: Xymウォレットへの入金方法を確認できるようなチュートリアルを作成する予定があるかどうかをお聞きしたいと思います。これについては、いくつかの場所で情報を検索しましたが、見つかりませんでした。** この[ガイド](https://docs.symbolplatform.com/guides/transfer/sending-a-transfer-transaction.html)で、CLI、SDK、ウォレットを使用してこれを行う方法について解説しています。 ## 透明性について **27: 約束されたAMAはどこにありますか?** ここにあります。あなたは今それを読んでいます。 **28: BinanceへのXYM上場の状況を教えてください。** 一般的に、プロジェクトチームは取引所へのコイン上場までのタイミングを制御する事は出来ません。 準備が出来たら、BinanceはXYMを上場すると確信しています。 29: コア開発者が顔を見せないのはなぜですか? これは信用にとって好ましくないと言う人もいます。 Satoshiにどう思うか尋ねてください。 さらに、匿名性はプロジェクトリーダーの間で共通の特徴です-[CryptoNoteのNicolas van Saberhagen](https://en.wikipedia.org/wiki/CryptoNote); Sushiの[Chef Nomi](https://coinmarketcap.com/alexandria/people/chef-nomi)と[0xMaki](https://twitter.com/0xMaki)。 [MimbleWimbleのTomElvisJedusor](https://scalingbitcoin.org/papers/mimblewimble.txt)。 今日、匿名のパートナーだけで構成されているベンチャーキャピタル企業があります。 [匿名の創設者を支援するベンチャーキャピタル企業](https://www.egirlcapital.com/)もあります。 [仮名経済の力](https://www.youtube.com/watch?v=urtXRg9Nl3k)についての講義があり、[匿名性があなたの行動の信頼性を高めるとさえ信じている人](https://twitter.com/MikeAbundo/status/1342258232610312192?s=20)もいます。 要約すると、正当性はアイデンティティではなくアウトプットによって測る事が出来ます。 これはプロジェクトにネガティブな影響は及ぼさないと考えています。 ## ガバナンスについて **30: 問題に投票するためのガバナンストークンが必要です。** [ガバナンストークン](https://insights.deribit.com/market-research/why-i-have-changed-my-mind-on-tokens/)はbootstrapの流動性に役立ち、ユーザーが自分の声を見つけるための重要なシグナリングメカニズムであることに同意しますが、ガバナンストークンはすでにあります。これはXYMと呼ばれます。 あなたがこれを読んでいるなら、あなたはそれを持っている可能性があります。 私たちは現在、XYMにガバナンスの目的を与える方法を検討しています。その1つが、ネットワークにとって最も有益だと思われる公共財にコミュニティが資金を提供できるようにする、「Quadratic Funding」プラットフォームの導入です。 Symbolに関してガバナンスの意味を理解することも重要です(各クリプトネットワークにはそれぞれのルールがあります)。確固たる迅速なルールはなく、コミュニティと一緒に作り上げていくものですが、群衆の知恵に任せてはいけないこともあります。その良い例が、どのBLS曲線を使うかといった高度な技術的決定です。 私たちは、透明性がプロジェクトの歴史の中でベストではなかったことに同意し、これを緩和するために前進しています。 たとえば、支出の詳細を示す[ETCと同様の透明性のあるレポート](https://etccooperative.org/ETC-Coop-Board-Package-January-February-2021.pdf)を公開します。 私たちが取ったもう1つの進歩は、Discordで内部のコミュニケーションをすべて開放することと、当社のハンドブックを一般にアクセス可能でオープンソースにすることです。 **31: 階層制の概念と非中央集権の概念はどのようにフィットしますか?** ローンチまでの最後のマイルストーンを乗り越えるためには、より伝統的なコマンド&コントロールの階層制が必要でした。しかし、伝統的な階層制は、分散化のコンセプトとは相容れません。だからこそ、[フラットランドモデル](https://www.researchgate.net/publication/282395703_Valve's_Way)に沿った組織に進化させたいと考えています。 **32: SymbolとNIS1の開発にどのくらいのファンドが利用可能ですか?** この情報の全てはブロックチェーン上で確認出来ます。2020年には全てのコアファンドはトラストに移されました。トラストには、16億 XYMと28億 XEMが含まれます。(今日の価格で6.3億米ドル)。XYMがXEMより12億少ないのは、Symbolのブロック報酬に充てられたためです。 **33: 比較的大きなファンドを持つNEMのコアチームとは、どのようなグループなのでしょうか。日本では、コアチームが大規模なファンドを持っていることがリスクの一つであるという見方もあります。** EOSやEthereum Foundationのようなものと比べると、資金のプールは比較的小規模です。すべての資金は現在、マルチシグアカウントで保護されたトラストに保管されています。彼らの役割と使命は、これらの資金を「NEMのエコシステムと、それに関連するブロックチェーン、ネイティブ通貨、テクノロジーをサポートし、発展させる」ことです。現在のところ、これはSymbolとNIS1の開発を意味しています。   ## マーケティング/ブランディング/パートナーシップについて **34: 今後のマーケティングプランについて知りたい。** [ここ](https://docs.symbolplatform.com/handbook/index-ja.html)で説明したように、プロジェクトの認知度を高め、エコシステムを成長させるのは、コミュニティとそのアンバサダーに掛かっています。コミュニティが注目すべきプロジェクトを構築すると、メディアは自然とそのプロジェクトに注目し、そのプロジェクトについて話をするために手を差し伸べるようになります。これに加えて、チームメンバーの中には、両方のソーシャルメディアで非常に活発に活動し、ポッドキャストやトークショー、さらにはテレビにも出演している人もいます。 **35: なぜNEMやSymbolは海外で話題にならないのでしょうか?** 私たちには手掛かりがありません。 **36: なぜこのようなブランディングの問題が数ヶ月前に解決されなかったのでしょうか?提案されたようなSymbolのソーシャルメディアアカウントを作らなかったのは、どのような経緯があったのでしょうか?** 私たちはNEMグループとその前任者を代弁することはできません。しかし、現在コミュニティはTwitterやDiscordを通じて意見を述べています。それらの議論に参加することをお勧めします。私たちは、内外のコミュニティ、取引先やパートナーとの間で、「NEM」をめぐって混乱が生じていることに同意します。私たちは議論に耳を傾け、今後の最善の方法を考えています。 **37:Cardanoを見習って技術アップデートをツイートしてみませんか? https://twitter.com/cardano_updates** そのTwitterボットは、ほとんど意味のないGitHubの統計情報を公開しています。私たちのGitHubを直接見ていただきたいと思います。 **38: 毎週、技術的なアップデートを英語でまとめたものを作成することは出来ませんか?私たちのNEM HUB モデレーターは、それぞれの母国語に翻訳することができます。(最も話されている言語トップ8に加えて、日本語やその他いくつかの言語をカバーしています)NEMHUBはインスタントチャットルーム(Messenger)を提供することや、ライブブロードキャストに参加することもでき、定期的なNEMのプログラムをオンラインで放送出来ます。このアイデアをどう思いますか?** コミュニティはすでに、人気のあるツイートやブログ、投稿を、自分のTwitterアカウントや[コミュニティが運営するブログ](https://symbolblog.com/)の両方で翻訳し始めています。私たちの作業はすべてDiscordとGitHubで行われているので、コミュニティは技術的なアップデートを共同で行うことができます。 **39: XEMがメインでXYMはおまけだと思っている人がまだまだ多いので、NEMのロゴをSymbolのロゴに変えてみませんか?** 質問#36の回答をご参照ください。 **40: NEM(NIS1),Symbolの違いや将来性を積極的に売り込むべきだと思います。** [ハンドブック](https://docs.symbolplatform.com/handbook/index-ja.html)に記載されている通り、NIS1はSymbolのサブチェーンになります。 **41: 今後のマーケティングの展望を教えてください。** 残念ながら水晶玉は持ち合わせていません。 **42: 日本では、暗号資産はまだ投資として捉えられていますが、Symbolの強みであるブロックチェーンをアピールするテレビCMやネット広告を打ち出し、これから日本でブロックチェーン=Symbolというイメージを浸透させていけば、間違いなくイーサリアムに勝てると思います。大胆なマーケティング戦略を期待しています。** こちらは質問ではありませんが、その情熱とご提案に感謝します。 **43: もっとDeFiについて話して欲しい。** はい。私たちのTwitterアカウント [[1]](https://twitter.com/Jaguar0625)[[2]](https://twitter.com/0x6861746366574)[[3]](https://twitter.com/NCOSIGIMCITYNRE) をフォローするか、[Discord](https://discord.gg/xymcity)に参加して、DeFiのトピックに関するより多くの考え、意見、研究を得ることができます。 **44: 他のブロックチェーンコミュニティとの交流はありますか?彼らはNEMに関心を持っていますか?** はい。私たち3人の中では、[Hatchet](https://twitter.com/0x6861746366574)が最も交流しています。一般的に、他のブロックチェーンプロジェクトのNEMに対する関心は低いです。私たちが暗号通貨全体で使用されている技術(zk-SNARKやzk-Rollupsなど)の研究開発に参加したり、Symbolのメカニズムデザインやアーキテクチャについてより多くのことを話し始めたりすることで、時間とともに関心が高まっていくだろうと考えています。 **45: 日本のNEMへの取り組みで良い点はなんだと思いますか?また、日本を超えて普及させるためには何をすべきだと思いますか?** 私たちは、日本のコミュニティの熱意と実験性が大好きです。これを世界中でもっと見たいと思っています。それ以外にも、ソートリーダーシップ、良い記事、革新的な研究、Symbolを利用した製品を増やす事で、プロジェクトの認知度を高める事が出来ると考えています。 **46: Symbolがローンチしてから3ヶ月以上経ちました。期待していた多くの取引所はまだ上場されていません。何故でしょうか?** 私たちには分かりません。取引所には、市場の需要に基づいてコインを優先的に取り扱う内部プロセスがあります。Binanceはこのプロセスを助けるためにいくつかの上場[ガイドライン](https://www.binance.com/en/blog/421499824684902218/Binance-Listing-Tips-from-CZ)を提供していますが、あなたのコインが上場される保証はありません。準備が出来次第、BinanceはXYMを上場すると考えています。 **47: NEMがlqブロックチェーンのNFT領域に入ることを考えているかどうかを知りたいです。そして、それがXYMのアンステイクとステイクのStakinSpecialの要件として実装できますか。** いいえ、考えておりません。 **48: NemやSymbolのユースケースが増えていないので、ニュースではまったく話題になりません。ニュースを公開するための計画に問題があると思いませんか?** いいえ、私たちは「ニュースのためのニュース」には強く反対しています。これは歴史的に繰り返されてきた問題であり、NEMの助けになるどころか害にもなってきました。 Symbolの採用を促進するのは、プロトコルチームだけでなく、私たち全員にかかっています。もしあなたがニュースやメディアでの活動をもっと見たいと思ったら、ぜひ参加してください。地元のミートアップでSymbolについて話したり、カンファレンスでコンセンサスアルゴリズムについて話したり、チェーン上で革新的なユースケースを構築したり、初期のパイオニアの一人になってください。ニュースがないことを問題だと思っている方は、ぜひ解決策の一部になってください。 **49: Symbolをもっと早く普及させて欲しいです。** 私たちもそうしたいと思っています。しかし、良いことには時間がかかります。あなたはどのようにしてこれを実現したいですか? **50: 会社のコミュニケーションを強化するために、英語以外の言語を話すインフルエンサー(たとえば、YouTuber)を雇うのに障害はありますか?** 私たちは、Symbolに間違った信用を与えるためにインフルエンサー、有名人、メディアにお金を払うことはありません。 これは私たちの倫理と一致していません。 私たちは、コミュニティを組織的に成長させ、その有用性と革新性によって世界的な注目を集めたいと考えています。 **51: NEMカンパニーと、新興技術のある国とのコミュニケーションをどのように改善、強化して行く予定でしょうか?** ビットコインとイーサリアムでは、「それを構築すれば、彼らがやってくる」というマントラが真実であると証明されています。チェーンで構築するSymbolの機能の改善や強化が、最良の方法です。 **52: NEMカンパニーとはなんですか?** 明確な枠組みはありませんが、NIS1やSymbolを有効活用を行っている会社のような組織です。