# CF動画書き起こし「発注者目線!リピートしたくなるフリーランスはどんな人?」 質:フリーランスで仕事をしていて、発注者から仕事を継続して貰える人はどんな人なんだろう?きっと高いスキルを持ったすごい人かも…。発注者はどんな基準で仕事を依頼しているのか知りたいです! と:初めて仕事をもらうのは緊張するし、続けて仕事をもらうことはハードルが高いと思っている人も多いと思う!でも実際は発注者も誰にお願いするか迷うこともあるし、悩んでいるんだ。 今日は発注者目線で、仕事をお願いしたくなる人について、解説するよ。 この記事では、「仕事をリピートして発注したくなるフリーランス」とはどんな人か、5つのポイントにわけてお伝えします。 Webスクールを運営しながら、実際に継続して卒業生やフリーランスに仕事を発注している経験から、発注者目線でどんな人にお仕事をお願いしているのか。 またどんな判断基準で人を選ぶのか。 これから、フリーランスの方に仕事を依頼する発注者の方、そして今より仕事を獲得したいと考えるフリーランスの方、どちらにも参考になる内容です。 この記事でわかること * 実際にリピートしているフリーランスの特徴は? * 発注者とフリーランスのつながり方 * 仕事を依頼したくなる人は「普通の人」? * 仕事を依頼したくない人の特徴 * フリーランスとして働くために大切なこと ## 仕事をお願いしている人はどんな人? 質:実際にいま仕事を発注している人は、どんな人達でしょうか? と:仕事をお願いしている人は、フリーランスの方ばかりではないかな。いろいろな方がいるけれど、仕事を依頼するために出会った人というよりは、スクールの卒業生や以前に関わりのあった人が多いかな。 **○実際にお仕事を依頼している人** * Webスクールの卒業生 * 紹介で繋がったフリーランスの方 * 普段は会社員で副業をしている方 質:全員フリーランス、というわけではないんですね。 と:駆け出しの方ばかりでもなく、その業界でベテランの方もいるし、デザイナーだけではなくて、イラスト・エンジニアなど業種に関わらず広く発注させてもらっているよ。傾向としては、女性の方が多いかな。 質:Webスクールの生徒さんも、女性が多いですもんね。 と:もちろんその人の技術レベルに合わせてお願いするよ。だから、レベルが高い人に集中してお願いするというよりは、その人の作業時間の空き具合やバランスを見て手伝ってもらうことが多いかな。 ### どんなものを発注している? 質:実際にどんな内容を発注しているのでしょうか? と:Web制作の場合は、デザインとコーディングがメインだね。他には、スクールの業務はアシスタントとしてお願いすることもあるし、軽作業に近い内容もお願いしているよ。 ■Web制作の場合 * デザイン * コーディング ■Webスクール業務の場合 * 授業アシスタント * ブログ更新(執筆) * 動画編集 質:デザイン制作だけではなく、内容にあったスキルを持つ方にお願いしているのですね。 ## どういう形でお願いする人と繋がるのか? 質:仕事内容によって最適な人に依頼できると、助かりますね。 どうやって、仕事をお願いする人と繋がるのでしょうか?なにか専用のサービスを使っていますか? と:クラウドソーシング系のサイトはほぼ使わないね。以前はライティングなどをお願いしたこともあるけれど、実際に使ってみると、注意することが多いんだ。 **○発注者目線!クラウドソーシング系の注意点** * いつ辞めるかわからない確率が高い * クオリティの良し悪しの差が激しい と:基本は紹介がメインで、スクールの生徒さんだったり、以前の勤めていた会社の知り合いとか、関係性の高い人が多いよ。 繋がりがある人から辿っていくことが多くて、それから相性が良くて関係が続いていくのが、90%を占めているよ。 質:なるほど、直接繋がっている方が多いんですね。 と:やっぱり直接話せる人は安心感があるからね。 たしかに周りではTwitterやInstagramなどのSNS経由で繋がることももちろん聞くよ。 ただ現状では、ネットだけで完結するサービスはまだ利用したことは無いかな。 ### 同業者と横つながりは意識している? 質:人と繋がることが大事ですが、同業者との横のつながり、例えばWebデザイナー同士の交流はありますか? と:横のつながりだと、オンラインコミュニティはとても流行っているね! 例えば「WordPressのコミュニティ」やAdobeXDのユーザーグループ。または初学者向けのコミュニティは、同業者の繋がりがつくりやすいよね。 **○横のつながり例** * コミュニティ(勉強会など) * WordPress、AdobeXDなどのユーザーグループ * 初学者同士の交流向けコミュニティ etc... と:僕は元々入っているコミュニティでは、いろいろなクリエイターをサポートしているところなので、自分と異なる業種の常識や発注時の注意点を教えてもらったりしたよ。 質:同業者以外の人達が集まるコミュニティは、そんなメリットもあるんですね! ### コミュニティのつながりの中で、仕事の発注・受注はある? 質:こういったコミュニティの中で仕事のやり取りや、発注が発生することもありますか? と:それはあるね!僕もフリーランス1年目の駆け出しのときは、そのコミュニティの中で自分ができることをアピールすることで、仕事に繋がったことはあるよ! でも注意してほしいのは、同業者同士だとお願いはしやすいけれど、そこから派生していくものがないことかな。 と:一番良かったのは、経営者のところに突っ込んでいく、自分と異なる業種の人達がいるところに入ってみると、相談されたり仕事に繋がることが多かったよ。 ・Webデザイナー同士のつながり →仕事はあるが、個以上に繋がらない ・経営者が多いコミュニティ →他業種の人から重宝される、相談から仕事に繋がることもある 質:なるほど、異業種同士だとお互いに価値が変わりますね。 と:周りにライバルが少ない状況になるからね。同業者のつながりだけだと、みんなクリエイターなので「仕事をお願いしたい」とはなかなかならないんだ。 でも違う業種の人からすると、お互いの価値は変わってくる。 例えば僕らも、法律や税金のことは税理士さんや専門の方に相談するよね。それと同じで、クリエイターも専門職としてドンと構えていれば、相談を受けたり一緒に仕事をする機会は掴めるんだ! 質:経営者層の方は決定権を持っている方がほとんどなので、仕事もスムーズに取れるかもしれませんね。 と:1人起業家さんもいたりするからね。それにスタッフを雇わず、業務委託という形にすると仕事を発注するハードルが下がるんだ。 気軽に「まず1回やってみない?」って声もかけやすいし、お互いにできそうであれば継続すればいいからね。 常に仕事だけの関わりに絞らず「ハブとなる人=(仕事を)紹介してくれそうな人」と繋がっておくのもいいかもしれないね。 ### どんな人に発注をリピートするのか? 質:人との繋がり方や仕事のイメージは掴めてきましたが、どんな人に発注をリピートしようと思いますか? と:この記事のメインテーマ!人気のある(リピートされる)人は決まっているね!人柄やその人自体の魅力もあるけれど、「社会人としてちゃんとしている」ことが重要かな。 **○リピートしたくなるのは「人が素晴らしい!」** ・納期を守る ・時間を守る と:もちろん人同士の相性もあるけれど、大体どこに行っても優秀と言われる人は、この2つをしっかり守れる人じゃないかな? 質:たしかに。どこの業界でも、いいねと言われる人に共通しているかも。 と:時間や納期を守れない、報連相(報告・連絡・相談)ができない、挨拶や反応がない……などの「ないない」が多い人は、リピートする必要を感じないよね……。 **○リピートされる人の特徴** 『当たり前のことを普通にできる人』 * 納期を守る/時間を守る * やり取りがしやすい/返事が早い * 提案してくれる/相応の価格 **○リピートされない人の特徴** 『社会人としてちゃんとしていない…』 * 納期を守らない/時間を守らない * 報連相ができない/返事がない * 挨拶をしない/反応しない と:逆にいうと、リピートしたくなる人は「普通の人」なんだよね。 質:大人として最低限のことができている人、という感じですね。 と:当たり前のことを普通にしている人が、仕事は続くんだ。 単価が急に高くなったり、発注者側に仕事がなくなった・単価の安い人に乗り換えた、とかがあると、続かなくなることはあるかもしれない。 でもやり取りがしやすくて、時間や納期も守る。さらに提案をしてくれたり、連絡もレスポンスも早いと考えたら断る理由の方がないね。むしろ逃したくないから、リピートするしかない! 質:発注者側としても、新しい人を探すのも大変でリスクがありますよね。それなら、融通がきいて相談できる人と続けたくなりますよね。 と:逆にいましっかりお仕事をされている方でも、なぜか仕事が続かない、仕事が取れないと感じている人はこれが足りていないかもしれないね。 質:仕事のやり方を見なおすポイントとしても使える、ということですね! と:そういう人に限って、つい自分のできることやスキルをアピールしがちだけど、それは発注前の最初のハードル。人柄が良くてもスキルが無いと仕事をお願いできないからね。 あくまで技術力プラスαで「社会人としての配慮」として付加価値があるから、仕事は繋がっていくよ。 **○技術力+α「社会人としての配慮・気遣いがある」 →リピートされる(仕事が途切れない)人になる!** と:例えば会社員の時でも、いいなって思う人は、成績や数字の優秀さもあるけれど、後輩の面倒見がいいとか他の点において「周りからいい評判を集める人」も優秀だと思うよ。 質:人心掌握、って感じですかね。 と:もちろん計算ずくでやるのも、仕事としてはいいと思うよ!プライベートではズボラさんだけど、仕事中はマメに連絡を返すようにしているとか、2日前行動をしているとか。 ## 発注したくないタイプのフリーランスはこんな人 質:逆にこんな人には仕事を発注したくないな、と感じることはありますか? と:先ほどの内容とも被るけれど、例えば最初のレスポンスは早いけれど、その後はとても遅いとか。 深夜に連絡がたくさんくるなど、配慮に欠けるというかペースが合わない人にはお願いしないかな…。 と:大体は紹介で繋がることが多いから、1回やってもらってから判断することが多いよ。だから1件目のハードルよりも、2件目のハードルのほうが高いんだ。 **○2件目の発注が来るかどうかの方がハードルが高い! →1件目をお願いしてみて、その時の対応によってリピートするか判断する。** と:最初の1件目は、値段を下げるとかお試しで…と仕事は掴みやすい。 発注者側も相手のことを知りたいし、そこでやり取りや文面に違和感があれば、次回は避けようと判断しているからだね。 質:発注者側も相手のことがわからないから、1回目より2回目が大切なんですね。 ## フリーランスとして働く上で大事なことは? 質:ここまでの話を踏まえて、フリーランスとして働く上で大切にしたほうがいいことはどんなことでしょう? と:フリーランスといっても働き方の1つ。 『会社員vsフリーランス』みたいにされがちだけど、働く場所や環境が違うだけで、そこに上下はないよ。 働き方の相性もあるし、自分の状況に合わせてフリーランスや会社員を選択している人もいる。 フリーランスとして食べていけるかは置いといて、誰でもそのポジションに付くことはできるね。 と:でも続けていくには収入や、営業をしなくても仕事が入ってくる仕組みが必要になるよね。最初はフリーランスとして『稼ぐ』ことに特化してしまうけど、徐々に **『自分はなんのためにフリーランスとして、この仕事をやっているのか』** 軸を持つことが大事だと思うよ。 質:自分の働く軸を持つ、ことが大切なんですね。 と:最初は見つからないかもしれないけれど、やっていく中で決まることもある。 例えば、会社を作ってスタッフを雇うとしたら、次に必要なことは…みたいに考えると、やることは見つかっていく。逆に一人で自由にやりたい・仕事をしたくないのであれば、その仕組みを作ってしまえばいい! 自分がどうしたいのか、どういう働き方をしたいのかが大事だね。 だから今後、自分がどうしていきたいのかが決まっていないと、どこに踏み出して全力疾走すればいいのかわからなくなってしまうよ。 **○フリーランスとして働く上で大事なこと** * フリーランスは働き方の1つ * 働く軸を持つことが大事 * 今後何をどうしたいのか、ビジョンや目標を持つこと 質:とりあえずフリーランスになるか〜で止まると、長く続かないということですね。 と:2年位で会社員に戻る人も多いよ。一定の年齢になると収入が上がっていかなくなると怖くなるからね。 周りの人たちが変わらないと成長ができなくなってきて、今できることを切り売りして生きることになってしまう。そうなると個人は弱くなってしまうから、何を目指すのかを自分の中でしっかり定めておくのが、一番大切だね。 質:働く軸とも共通しますが、自分の目標や目指すものが必要なんですね。 と:フリーランスは個人事業主のことだから、Webに絞らなくてもいいんだよね。一人で活動している方は基本的にフリーランスなんだよね。例えばお店を持っていても、フリーランスといえる。 自分がどういうビジネスをしたいか、その提案を考えるほうがフリーランスとして成功できると思うよ! ### リピートしたくなるフリーランスの特徴まとめ と:今日は発注者目線で、どんな人にお仕事をリピートして発注したくなるか、またどんな風にリピートする人を選ぶかを紹介したよ。 フリーランスに限らず、長く仕事をしていく上で大切なことを伝えられたかな。 質:フリーでも会社員でも、社会人としての最低限のルールを守ることが大切なんですね。お互いに働きやすくなるように、人間関係や思いやり持って仕事に取り組んで行きたいですね。 ○リピートしたくなるフリーランスの特徴 * 元々繋がりがある人やそこからの紹介で発注することが多い * 繋がりは同業者だけでなく、異業種の方ともつくる * 社会人としてのマナーや配慮がある人は人気 * 1回目より2回目の依頼のほうが判断ハードルが高い * フリーランスに限らず、自分の仕事の軸を持つことが大事 と:なりたいと思えば、フリーランスは誰でもなれる。 でも継続して仕事をとっていくなら、上記のポイントをぜひ意識して見てほしな!