# エンジニアと発注者をつなぐポートフォリオを介したプラットフォームサービス ## 要望 今回、依頼者からの要望として以下のようなサービスを作りたいというお話しでした。 > 既存サービス(RESUME)とほとんど同じ感じで、エンジニアに特化させたポートフォリオサービスを作りたい。 > RESUME(レジュメ)| 全ての人のためのWebポートフォリオサービス > https://www.resume.id/ ## 現状の課題 その中で依頼者からの問題提起として以下の問題をお話しをいただいていました。 > 「既存サービスではエンジニアに特化されておらず、優秀なエンジニアを探すのが困難。検索機能もないので探しにくい。」 今回ポートフォリオ作成サービスを作るにあたって他の既存サービスを挙げてみると、 WEBサイト、HP作成サイトのプラットフォームであれば 有名なところで言うと**Wordpress、Wix**が挙げられます。 そして、ポートフォリオ作成に特化したものであれば **RESUME、JAYPEG、Portfoliobox**などがあります。 しかし、これらのサービスでは優秀なエンジニアを探すという機能はなく、ポートフォリオを作りたい利用者のみに対するソリューションになります。 ## 課題に対する提案 上記の依頼主の課題に対して、 これら2つのWANTがあるのではと考えました。 〇エンジニア以外の職種は省いてエンジニアのみを探したい 〇その中でも優秀なエンジニアに案件を依頼したい       ↓ これに対する解決案として --- **1.エンジニアに特化したポートフォリオ作成サービスを作る** **2.仕事を頼むための判断材料を多くポートフォリオに載せる (使用技術、制作時間、費用、料金表など)** **3.検索機能を充実させ、希望のエンジニアへのコンタクトを簡単にする** **4.エンジニアと直接交渉するメッセージ機能を実装する** --- これら4つの機能を備えたサービスであれば ご要望の優秀なエンジニアを手軽に検索し、依頼するところまで 一気通貫してサービス内で行うことができ、 依頼主の”エンジニアとのマッチングができない”や”エンジニアを探す時間”を大幅に削減し、依頼主の作りたいWEBサービス開発に時間を集中させることができます。 ## 本当に課題解決ができるのか? とはいえ、この問題に対して既存のサービスは何も取り組んでいないのか? そもそも優秀なエンジニアとはいったいどんな存在なのか? といった疑問が出てくるのではないかと思います。 というわけで、既存のサービスについてのポジショニングマップを見ていきましょう。 ### ポジショニングマップ 現状の類似する既存サービスは以下の4つのパターンに分類することができます。 **1.WEBサイト作成サービス** ➝Wordpress,Wix etc **2.ポートフォリオ作成サービス** ➝RESUME、Portfoliobox etc **3.ポートフォリオ公開型SNS** ➝Dribble **4.企業とのマッチングサービス** ➝Wantedly、Workship これらを"事業者もしくは個人へのサービスか"と"製品の特長"をに軸において各WEBサービスのポジションを検討すると以下のようにポジショニングすることができました。 ![](https://i.imgur.com/V4qVD58.png) まず、**1.WEBサイト作成サービス**については WEBサイトに必要な多岐にわたる機能を手軽に実装でき、 なおかつ個人でも事業者でも手軽に始められるという部分で 真ん中右に配置できます。 **2.ポートフォリオ作成サービス** このサービスは個人のユーザーに向けて手軽に魅力的なポートフォリオを作成できるというところで、専門特化しながら個人のユーザー向けの左下に配置できます。 **3.ポートフォリオ公開型SNS** このDribblleというサービスはデザイナーに特化した 作品をデザイナー同士でシェアできるサービスとなっていおり、 専門特化し個人向けのサービスなので左下に配置できます。 **4.企業とのマッチングサービス** 企業とのマッチングができるサービスとして有名なWantedlyでは 手軽に企業に話を聞きに行けたり、勉強会などのイベントに参加できるプラットフォームとしてのサービスで、企業側としては求職者に低いコストで採用を行えるマーケティングツールとして使われているので事業者向けと個人向け両方に配置できます。 ### エンジニア特化型ポートフォリオサービス 今回の目的であるエンジニアに特化したポートフォリオを作成する機能、かつ事業者が優秀なエンジニアを探し出す機能を持つサービスとしてポジショニングしてみると上記のように左上に配置できます。 利用者にとってはポートフォリオを作成でき、かつ事業者とマッチングできる。事業者にとっては優秀なエンジニアを効率よく探し出すことができるというサービスになるので、 エンジニアに特化し、事業者のニーズに応えたサービスは他にはなく こういった理由から既存サービスとの差別化ができると言えます。 --- ## そもそも優秀なエンジニアとは? では、今回優秀なエンジニアが効率よく探し出せるとありましたが、 そもそも優秀なエンジニアとはどういった人材のことを言うのか 今一度再定義してみたいと思います。 WEBサービスを開発するにあたって事業者が必要としているのは **〇事業者が必要としている言語への精通、そのWEBサービスの開発経験** ではないでしょうか。 他にも様々な要因があると思いますが、これが最も重要なポイントになると考えられます。 今まではエンジニアを採用する際、履歴書、職務経歴書の情報や、今までの経験を面接の中で聞いて判断するのが主流でした。 これでは自分たちが必要としている技術、知見を持っている人材かどうかを判断するのに不確定要素が多いです。 その中で、今回のサービスでは、 **1.検索機能の充実によって必要な能力を持つ人材を絞って探し出せる**   **2.ユーザーが作った実際のサービスを目で見れる** **3.サービス上でよりイメージに近い技術を持っている人に直接コンタクトできる** こういった機能でこれまでの不確定要素の多い採用の現場よりも 確実に技術を持った人材にコンタクトすることができ、採用にかかる 時間を大幅に短くすることができるわけです。 以上から、先ほど解決案として提案した以下の4つの機能が依頼者側のニーズを解決することができることがわかります。 --- **1.エンジニアに特化したポートフォリオ作成サービスを作る** **2.仕事を頼むための判断材料を多くポートフォリオに載せる (使用技術、制作時間、費用、料金表など)** **3.検索機能を充実させ、希望のエンジニアへのコンタクトを簡単にする** **4.エンジニアと直接交渉するメッセージ機能を実装する** --- ## サービスの概要 ### サービスの機能 ユーザー登録機能 ポートフォリオ登録 ポートフォリオ編集 ポートフォリオ一覧 ポートフォリオ詳細 ポートフォリオお気に入り登録 ☆検索機能 ☆料金表の記載 エンジニアフォロー 〇マイページ プロフィール編集 自分の制作ポートフォリオ一覧 お気に入りポートフォリオ一覧 フォローエンジニア一覧 ☆メッセージ機能 ### 新たに追加する機能について説明 #### 検索機能 ・使用言語、受注価格(下限~上限) ・更新順、受注した数順 ・カテゴリー検索(フロントエンド、サーバーサイド、ios、インフラ、フルスタックetc) などで検索できるようにし、求めるエンジニアを探し出せるようにする。 #### ポートフォリオの入力項目詳細 ・作品の目的、担当業務 ・使用言語、受注価格(下限~上限) などの項目をあらかじめ用意し、エンジニアのスキルや経験が分かりやすくする。 #### メッセージ機能詳細 ・DM形式 --- ## WEBサービス開発、運用にかかる費用概算 上記のような機能を実装するとなると相場として80~300万円となります。 今回の制作期間、費用の見積りとして以下のようにまとめてします。 | 見積金額  | 制作期間 | 運用コスト | | -------- | -------- | -------- | | 200万 | 3ヵ月 | 50万/月 | 開発が完了後も運用コストとして、サーバー運用費用や運用に関わる人件費 も加算されます。 開発からローンチ後トータル1年間とすると 開発期間3ヵ月(200万円)+運用期間9ヵ月(450万円) 総額650万円になります。 --- ## 収益化の方法 そして、最も重要な課題である収益化について見積もっていきます。 WEBサービスの収益化の方法については複数方法がありますが、 今回は、事業者にとっての課題解決に重きを置いたサービスになっているため 事業者に対しての月額課金制を採っていきたいと思います。 他にも仲介モデルである、契約が決まった際にその都度仲介料を徴収する方法も ありますが、人材の流動性が多いIT業界ではより毎回仲介料が発生してしまうと 人材の採用を控える企業も出てくるため 人材の流動性を促進させるためにも月の費用は一定にするほうが良いと考えました。 とはいえ、課金モデルの収益方法は事業者が多く集まった場合は利益率を高くすることができますが、その課金の金額に応じたサービスの質も求められるサービスになっています。 **〇料金プラン** 課金プランとして事業者に対してのみ 機能に制限があるプラン 3万/月 (例:月にコンタクトができる人数が5人まで) 機能に制限がないプラン 10万/月 (例:無制限) という2パターン用意し、事業者側の裁量によって価格を選べるようにします。 **費用を回収できる期間** 2年間を費用を回収のための目標期間とすると 24か月では総額費用が1100万円となり、3ヵ月間は収益のない期間があるので 1100万を21か月では月当たり52万となります。 全ての企業を制限のあるプランと仮定すると3万/月の収益なので 2年後には40社の契約数で費用回収が見込めます。 もし2年後の時点で100社の契約ができており、 制限なし、ありのプランが50社ずつと仮定すると 50社×3万+50社×10万でトータル月商が650万となります。 現段階で2年後での契約者数を100社と設定しましたが、契約者数を維持し、かつさらに増やしていくためには 運用面で出てくる課題を一つ一つ解決していき、質を上げていく工夫をしていく必要があります。