# 女性と社会 講義メモ 最終レポート:電子機器の持ち込みは不可.講義内のテーマから1つ選択 ## #1 イントロダクション 「女性」「男性」「常識」とは.定義を留保する gender: 社会的・文化的性別 $\to$ 社会的構築物 sex: 身体的性別 常識 $\to$ 規範 $\to$ 差別・抑圧・排除 母集団で常識は変わるのでは? 本講義での到達目標 - 現代社会をジェンダーの視点で読み解く力を習得する - 「女性」「男性」という性別を生み出す背景である性別二元論,異性愛主義という社会規範についての理解を深める - 性差別の歴史と現状についての知識を獲得する 性別二元論:性別は生まれ持った男カテゴリと女カテゴリの2つである > > 男女格差,権力構造. > > 日本はジェンダーギャップ指数が高い > > > 女性解放運動と男性解放運動([メンズリブ - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%AA%E3%83%96)) 異性愛主義:男カテゴリと女カテゴリが男女一対になることが当たり前とするもの > 異性愛者と異性愛主義者の違い > 社会が異性愛を押し付けるのはおかしい > > 片親世帯について,父子世帯は不可視化される. > 両親がいるのは当たり前? > 離婚した男に対して,結婚を勧めるのは異性愛主義に端を発する > 非難と批判 非難:一方的に文句を言うこと 批判:対話をという営為.応答可能性 ## #2 ジェンダーの視点を学ぶ(1) 人間はいつから人間なのか. pro life(生命尊重) -- pro choise(選択尊重) pro life派 着床段階から人間である pro choise派 やむを得ない選択(中絶)を認める 出生証明書 $\to$ 生んだ人と生まれた人 出生届 $\to$ 家族.**父**との続柄 非嫡出子(婚外子)など法律のレガシーが歪みとしてのこってる 男女差 - 産着の色 - ランドセルの色 - 制服の形態 - 性自認が非男性の場合にスカートを選択できないケース - 女子用スラックス.レディース用のスラックス $\leftarrow$ これは性別を排除できてない - 就労面 - 理系文系:理系は女子が少ない - 医学部の女性受験者の点数操作問題,排除 sex := 出生時に割り当てられた性別 分娩時の外性器の有無 生物学的には... 単細胞生物 植物:雌雄同株 魚類:カクレクマノミにみられる雄$\to$雌への転換 人間は,本能や自然から逸脱しているのに,性別の文脈ではよく語られる 「女」は妊娠,出産する 機能的な差・規範的な差 性自認(gender identity) - 生まれではなく育ちで決まる? 性的指向(sexual orientation) - 対多的 - 恋愛感情と性的欲望 - 性産業とかセフレとか ### ディスカッション ジェンダーレス制服について - 男の人がスカート履こうとしたらめちゃめちゃ男られた話 性自認と性的指向について - 例えば,自分は性的指向は女性愛者だが,性自認については不明 - アメリカでの