# アジャイルなチームをつくるふりかえりガイドブック始め方・ふりかえりの型・手法・マインドセット ## 買った理由 現在のチームでやっているので、理解を深めたかった ## Summary ### ふりかえりの基礎 #### ふりかえりとは チーム全員で++立ち止まり++、チームがよりよいやり方を見つけるために話し合いをして、行動を少しずつ変えていく行動 #### ふりかえりの目的 チームを「アジャイルなチーム」すなわち「継続的な学びとカイゼンで変化に柔軟に対応でき、価値を生み出し続けられるチーム」に近づけていくこと #### ふりかえりの段階は大きく3つ 1. 立ち止まる 2. チームの成長を加速させる - より良いコミュニケーションとコラボレーションの方法がないか模索する 3. プロセスをカイゼンする - チームの動き方や開発の進め方の中でうまく行ってない部分の解決、うまく行っている部分の強化をしていく - チームの信頼関係が高まっている状態でないと問題発生時の原因責任の追求が行われがちになる - 変えるプロセスは「小さく、少しずつ」が鉄則 #### ふりかえりの流れ(ベース) 1. ふりかえりの事前準備 2. ふりかえりの場作り 3. 出来事を思い出す 4. アイデアを出し合う 5. アクションを決める 6. ふりかえりのふりかえり 7. アクションの実行 - 定期的にアクションの効果を振り返る --- ### ふりかえり実践編 #### ふりかえりのマインドセット - 受容する - 「個人の失敗」ではなく「チームで怒った失敗」としてあるがまま受け止める - 多角的に捉える - 学びを祝う - 小さな「一歩」を踏み出す - 一気に変化させるのではなく一歩ずつ - 実験する - 高速にフィードバックを得る #### ふりかえりのファシリテーター - ファシリテーターはあくまで司会進行で「促す」人 - 正解を求めない - 全員がファシリテーターだという意識をもつ #### 手法の選択 - ふりかえりには多数の手法があり、チームに合った手法の選択、組み合わせ、改善を行うと良い - どの手法にも共通する本質的な要素は7つ。これらを引き出す問いを行いながらふりかえりを進めていく - 事実(主観と客観 / 定性と定量 / 成功と失敗) - 感情 - 時系列とイベント - 過去 / 現在 / 未来 / 理想 / ギャップ - 学びと気付き - 発散と収束 - アクション