# P2HACKS2022からP2HACKS2023へ これは[公立はこだて未来大学 Advent Calendar 2023 Part2](https://adventar.org/calendars/8765)12月17日分の記事です。 :::danger 超ポエムです。内容の推敲してません。細かい表現ミスなどは気にしないでください ::: :::warning P2HACKS2023の話だけ読みたい人は前半のポエムは飛ばしてください ::: # P2HACKS2022 去年参加したp2hacks2022では、[こんな体験記?](https://hackmd.io/Dqlbc3QKRlyT4XnRyxZYuQ)を書きました。 このp2hacks2022が僕の大学生活を激変させました。 ### インフラの道に進むことへの決意 まわりにつよつよなエンジニアが沢山いて、「どうやったら周りに追いつけるだろう」とか、「こいつらに認めてもらうにはどうしたらいいだろう」といった劣等感的なものがありました。ですが、インフラの企業様から企業賞をいただけたことと、その時であった先輩が研究室に連れて行ってくれたことで、「インフラで勝負するならここしかない」といった感じでインフラの道に進むことに決めました。(先日、その研究室への配属が決定しました!)(今回のハッカソンではインフラに触れていませんw) ### リーダー職の適正 今まで生きてきた中でやったことはあるものの、向いているとは思っていなかったリーダー職への適正に気づきました。元々、話し合いなどでファシリテーションをするのが得意で、かつタスクの割り振りを考えるのも好きだったので、気づかなかっただけでした。「メンバーのいいところを引き出しつつ、いいものを作りたい」、「メンバーの能力を最大限発揮して結果が出たときが一番嬉しい」、そんな風な気持ちを持っていたことすら気づいていませんでしたが、これのお陰でみんなついてきてくれていたと思っています。 # P2HACKS2022からP2HACKS2023までの変化 P2HACKS2022に出てから生活に変化が生まれました。 - 技術インターンへの参加 - 学外ハッカソンへの参加 - 技術者コミュニティへの参加 - リーダー職への積極的な立候補 長くは語りませんが、すべてP2HACKSに出場したからこその変化で、僕にとってP2HACKSはとても大きいものでした。 ### プロジェクト学習 変化のなかで特筆すべきはプロジェクト学習での行動でした。P2HACKS運営のゆひさん超リスペクトで「函館補完計画:破」に参加することを決めました。 そこで、ゆひさんの超人的なマネージャー能力?(どう表現するべきかわからない)に感動しつつ、残されていたものを徹底的に分析して、今年のプロジェクト運営に活かしました。 # P2HACKS2023 前座が長すぎました。でも語り足りないくらいです。 本当に圧倒的に成長してP2HACKSに帰ってきました。 今回参加するに当たって、優勝しか狙っていなかったため、徹底的に戦略を練り、参加することとなりました。 これが今回の戦略です。 - 時間無制限でユニークなアイデアを出すことに全力を尽くす - 評価項目(≒運営)に刺さる、アイデア、発表の考案 - メンバーの能力を信頼し、引き出す この2つを実現できるメンバーを招集しました。 - 優秀なエンジニアC いくらいいアイデアを思いついたところで実装できなければ勝てないことくらいこの一年で嫌というほど理解してきました。なので、周りで一番最強のエンジニアに声をかけました。また、これは僕個人の考察ですが、彼自身の技術力は学生のレベルをとうに超えていて、彼が本気を出すにはチーム開発をしないことが最善だと考えたため、自分も含め、他のエンジニアを呼ぶことはしませんでした。 - 優秀なデザイナーZ 実はだいぶ前から目をつけていた優秀なデザイナーがいました。後述するプレゼンターPの話では、絵がうまい、デザインセンスがレベチ、そして恐ろしく作業スピードが早いとのことでした。あんまり興味はありませんでしたが、自分の目でそれを確かめるべく、デザインの展示会に行ったりしたこともありました。エンジニアCを招集した時点でデザイナーZを呼ぶことは構想にあり、むしろ「こいつじゃないとCにはついていけないな」とまで思っていました。 - 優秀なプレゼンターP 高校時代からの縁でデザインのセンスであったり、動画制作のセンスが有ることは知っていました。しかし、最近になって、「こいつ、実はプレゼンうまいな?」ってことに気づきました。LT会などで得た聴衆に刺さるプレゼンができるのはこいつしかいないということで招集しました。 ### アイデアソン とても難産でした。2日かけるぞとか言ってましたが、本当に2日かかりました。ひんやりから始まる連想ゲーム、連想中に出てきた人物を対象にしたペルソナ、ぽっと思いついたプロダクト案をかなり詰めてみるなど、色々やってプロダクトになりそうな案を5個くらい生み出しました。メンバーそれぞれの経験を持って厳正に選定した結果、今回のプロダクトが生まれました。(実はボツにした案がほかチームの案として使われていたため、かぶらなくてよかったぁの気持ちでした。) ここでは、デザイナーZがデザインコースで得た経験をたくさん持ち込んでくれたため、とても助かりました。正直デザインコースは何をやっているのか、何が得られるのか聞いてもまるで理解できていませんでしたが、今回の件で少しわかった気がします。 ### 開発 ここでインフルでダウンしました。が、開発にはエンジニアCとデザイナーZが優秀だったので無問題でした。そういう仕組みづくりをしていたといえば聞こえはいいですが、エンジニアとデザイナーが適切にコミュニケーションを取ってくれていたお陰で何事もなく進行できていました。これは彼らが学生レベルにしてプロ意識を持っているからこそできたことだと思います。(だめなパターンだとお互いへのリスペクトが足りず、仲裁に入らなければ破綻しています。) 水曜日(開発3日目)になんとか治ったことにしてハードの開発を始めましたが、この段階で、すでにワイヤーフレーム(しかも画面の状態遷移図まで用意された状態)、1つ目のプロトタイプ(見た目的にはほぼ完成)が出来上がってきており、[エネル](https://dic.pixiv.net/a/%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E9%A1%94)かってくらい目が飛び出ました。いや、早すぎだろww 心底この2人を招集してよかったなと思いました。 ハードを構築し、無事エンジニアCに納品できたところで僕のHackは終わりです。 進捗、報告などは確認しフィードバックはしますが、信頼して一切口出しはしませんでした。僕が口出すより、任せたほうが圧倒的にいいものが出来上がるからです。 ### 発表準備 僕的にはここが鬼門でした。アイデアもいい!デザインもいい!できたものもいい!ということで発表がこけると全て台無しになるため、全力を注ぎました。まずは、今回の戦略である、「評価項目(≒運営)に刺さる、アイデア、発表の考案」の発表の方を実行しました。これはハッカソン前にたまたま見つけた動画によって一撃で終了しました。 その動画がこちらです。 https://www.youtube.com/watch?v=9G3DWHf1xX0&t=21s 見たことないはずなのに既視感がありました。 それは、P2HACKS2022勉強会で見たよわよわ(運営の方々の一部)チームのプロモーション動画だったのです! これに気づいたためここからこの動画達を徹底的に分析しました。 - 動画の構成 - 動画の面白くしている部分 高校時代に動画編集者をやっていたため、こういった分析はお手の物でした。 上がっていた動画をすべて分析し、得られたものは以下の通りです。 - 社会問題やもうすでに問題としてに知られていることではなく、「まぁ確かになw」ってなるニッチな問題を面白い解決方法で解決する - 制作したプロダクトとかかっているギャグを連発することによって、見ている人を飽きさせず、プロダクトの魅力を伝える - エンジニアのこだわりなんかもプロダクトとかけながら伝える 1つ目はアイデアソンでできていました。23を実現するために、慣用句であったり、ことわざだったりを大量に調べ、動画内に反映させるようにしました。 で、プレゼンターPにこんな感じでやりたいから、とりあえず絵コンテ作って~って頼んだら要求以上の面白い絵コンテが帰ってきました。 あとはfutocoolの発音指導を徹底し、動画が出来上がるのを待ちました。 編集中の序盤30秒程度を見たところで、クオリティと面白さで勝ちを確信しました。 プレゼン資料については、アプリデザインのテーマであった、ニューモフィズムを採用しつつ、構成についてはLT会などで培った経験をすべて注ぎました。 またここでもデザイナーZに助けられました。僕はデザインのセンスはなかったので、資料の見た目の部分はほとんど助けてもらいました。感謝ですね。 ### 発表当日 本来であれば、徹夜というか、メンバーの作業が終わるまで起きているべきだったのでしょうが、インフルを治ったことにして作業をしていたつけが回っていたのか、体調が悪すぎたので、寝ました。 起きたら全てが完成していました。いやw直前にやることほぼないやんw コードフリーズ前も慌てることなく、最終調整だけして提出できていて、動画もエンコードするだけ、プレゼン資料も動画入れるだけ。 なんて優秀なメンバーなんだとこのとき涙が出そうでした。 成果物を揃って確認した時点で勝ちを確信しました。正直これで負けたら他のところがすごかったんだなって諦められるくらいには出来に満足していました。 ### 結果 最後の関門であった、動画も大受け、プレゼンも成功し、あとは祈るだけ。 結果は... ![GBirP80boAA77SB](https://hackmd.io/_uploads/ByEf9qhU6.jpg) **最優秀賞いただきました!!!!** まじで嬉しかったです。今でもあんまり実感が湧きませんw 僕はメンバーを集めてこういう方向性でやろう!って決めただけなので、本当にメンバーのおかげです。 同時に安心しました。こんな優秀なメンバーが揃っていて、負けるなんてことがあればそれは戦略ミス以外の何者でもないので、完全に僕の責任です。 色々な方々から「技術すごかったよ」とか「デザインすごかったよ」とか、「動画すごかったよ」って褒めれるたびに「どうだ~うちのメンバーすごいだろ~」って鼻高々でした。実はこんな優秀なメンバーなのですが、受賞歴などがほとんどなく、世間からの評価はあまり受けていない状態でした。なので、自分が最優秀賞とれたことよりもこのメンバーたちに最優秀賞という賞をあげれたことが一番嬉しいです。 あと、アイデアソンで学内を回っている際に、配属される研究室にP2HACKS2022最優秀賞のパネルがあるのを発見したため、今回の分も研究室に貼っておくことにします。 # まとめ P2HACKS2023運営陣の方々、今年もありがとうございました!とってもいいハッカソンでした! また、去年成長の機会を与えてくださった、P2HACKS2022運営陣の皆様、企業賞をくださった企業様、研究室に誘っていただいた先輩、本当にありがとうございました。 最後に一緒に戦ったメンバーに感謝を伝えたいと思います。ありがとう。 来年は運営に入る予定なので良ければ^^
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