【初心者向け】株主優待について === ###### tags:`初心者向け` `株主優待` <style> .iframe-wrap { position: relative;padding-top: 56.25%;overflow:auto; } .iframe-wrap iframe { position:absolute;top:0;width:100%;height:100%; } #doc.comment-enabled.comment-inner { margin-right:0px; } .table-initializer table td,.table-initializer table tr { border:initial; } </style> # 株主優待とは > 株主優待とは、企業が一定数の株券を権利確定日に保有していた株主に対して自社の製品などを送る制度 <small>引用:[【初心者の株主優待1】初めての株主優待 楽しみ方と銘柄選び](https://media.rakuten-sec.net/articles/-/28617)</small> 株主優待でもらえるものは自社製品、自社製品割引券、カタログギフト、クオカード等です。 多くの優待株では100株保有が最も投資効率よく優待を受けられることから、比較的低価格で優待を受けることができ個人投資家に人気の制度です。 # 人気の株主優待 人気の株主優待例をいくつか紹介します。 ## イオン イオンの買い物でキャッシュバックを受けられるようになります。 イオンを日常的に利用する方に人気です。 >![](https://i.imgur.com/aa2DFFP.png) <small>引用:https://www.aeon.info/ir/stock/benefit/</small> ## オリックス 100株以上の保有でカタログギフトがもらえます。 3年未満の保有でBコース、3年以上の保有でAコースとランクアップするので長期保有でよりお得になります。 >![](https://i.imgur.com/VtfgjjJ.jpg) <small>引用:https://www.orix.co.jp/grp/company/ir/individual/investment/index.html</small> ## 全国保証 100株以上の保有で3,000円分のクオカードがもらえます。 クオカードはコンビニなどで使えるので使い勝手がよく人気の優待です。 >![](https://i.imgur.com/a6JTSR8.png) <small>引用:https://www.zenkoku.co.jp/ir/stocks/benefit_program.html</small> # 優待株の注意点 株主優待はお得な制度で私も好きですが、優待株を購入する場合は以下の注意点を考慮して購入するようにしてください。 ## 株主優待には複利が効かない 当然ですが受け取った優待はそれ以上増えません。 そのため資産を増やすという目的であれば、長期間に渡って株価が上昇している銘柄を買うほうが望ましいと思います。 ## 株主優待だけを見て購入しない 優待をもらえたとしても株価が下がってしまっては意味がありません。 例えば、銀だこで有名なホットランドという会社があります。 優待内容は100株保有で1,500円分の割引券を6月末と12月末の株主に年2回もらえるものです。 <small>引用:http://www.hotland.co.jp/ir/yutai.php</small> ホットランドの権利落ち日前後のチャートを見てみましょう。 2020/06 ![](https://i.imgur.com/ROCS9WN.png) 2020/12 ![](https://i.imgur.com/kK3aNYC.png) 権利確定日に向けて少しずつ値上がりしていますが、確定日の1週間ほど前から大きく値下がりしています。 例えば12月初旬に購入した場合は約1,240円に対して、月末の株価は約1,140円と約100円値下がりしています。 優待を得るために100株購入しているとすると10,000円の値下がりです。 1,500円の優待を得るために10,000円の値下がりですので、得か損かは比べるまでもありません。 このような値動きを逆手に取った、**優待先回り**という手法もありますがここでは触れません。 投資の目的は**資産を増やすこと**です。 そのことを忘れずに銘柄を選びましょう。 ## 株主優待の廃止や改悪に注意 株主優待は大きく以下の2つの理由により廃止や改悪のリスクがあります。 - 業績の悪化 株主優待は企業の利益から出ており、業績が悪くなった場合には廃止や改悪があり得ます。 業績が悪く株価が下がっている銘柄は、**優待利回り**が非常に高くなって魅力的に見えますが要注意です。 - 株主還元方針の転換 - 優待ではなく配当で還元する 株主優待という制度自体が海外にはなく、配当による還元のみらしいです。 - 利益を設備投資等に回す 利益を伸ばして株価を上げることが最大の株主還元だと考える企業も多いようです。 株主優待の廃止や改悪の実例や、株価に与える影響を見てみましょう。 ### トラスコ中山 株主優待で非常に人気だったトラスコ中山は、2020/8/21に費用の増加を理由に優待を廃止しました。 > ![](https://i.imgur.com/Nb1NPoj.png) <small>引用:http://www.trusco.co.jp/wp-content/uploads/2020/08/%E4%BB%A4%E5%92%8C%EF%BC%92%E5%B9%B4%EF%BC%98%E6%9C%8821%E6%97%A5%E3%80%80%E6%A0%AA%E4%B8%BB%E5%84%AA%E5%BE%85%E5%88%B6%E5%BA%A6%E5%BB%83%E6%AD%A2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B.pdf</small> この発表を受けて株価は10%近く下落しています。 ![](https://i.imgur.com/LO11LJf.png) ### キングジム 2020/12/17に優待の改悪を発表しました。 > ![](https://i.imgur.com/4xQwjIj.png) <small>引用:https://www.kingjim.co.jp/file/6/7859</small> こちらも発表を受けて10%近く下落しています。 ![](https://i.imgur.com/lvBpPYR.png) ### グッドコムアセット グッドコムアセットは[プレミアム優待倶楽部](https://portal.premium-yutaiclub.jp/)という、複数社のポイントをまとめて商品と交換できるサービスのポイントを株主優待としていましたが、この株主優待を廃止して配当金を増やすという発表をしました。 >![](https://i.imgur.com/mjOo7QW.png) <small>引用:https://ssl4.eir-parts.net/doc/3475/tdnet/1885723/00.pdf</small> ポイントの使い勝手もいいですが、使い勝手の面ではやはり現金には負けるので個人的にはポジティブな発表なのですが、大きく値下がりしています。 ![](https://i.imgur.com/zIvFglk.png) ## 株主優待がもらえるのには時間がかかります 株主優待は権利確定日時点での株主に配布されますが、実際に受け取れるまでには数ヶ月かかることが一般的です。 気長に待ちましょう。 # どんな場合は優待株を買ってもいいのか ## 企業が成長し、株価の上昇も期待できる銘柄 例えばスシローで有名はスシローグローバルホールディングスは、売上や利益も伸びていますし株価も順調に伸びています。 このような銘柄は株価の上昇と株主優待を2重どりできていいですね:+1: > ![](https://i.imgur.com/QlUBz1P.png) <small>引用:https://www.buffett-code.com/company/3563/</small> > ![](https://i.imgur.com/Wey0063.png) ## 世界的な暴落時 リーマンショックやコロナショックなど株価が大きく下がった場合に購入すれば、保有しておくことで長期的には下落前に戻ることが期待できます。 特に株主優待が充実している銘柄は成熟している企業が多いため、倒産の可能性は低く回復が期待できると思います。 ただし、これは優待銘柄以外でも言えることですが、**株価が下落している最中の銘柄は購入してはいけません。** また、不景気による業績の悪化はあり得ますし、それに伴って株価の下落や優待の廃止の可能性はもちろんあります。 優待の継続をできる体力があるかどうか、株主還元を重視している企業かどうかは十分に吟味が必要です。 私も前述のオリックスの株をコロナショックで下落した際に購入しましたが、 その際、2020/5/22の決算報告で**自社株買い**(これにより株価の上昇が期待できる)と**配当性向引き上げによる配当維持**が発表されるまでは購入しませんでした。 >![](https://i.imgur.com/DE4q0me.png) ![](https://i.imgur.com/8CkTd7r.png) <small>引用:https://www.orix.co.jp/grp/pdf/company/ir/library/presentation/Presentation_2020_4QJ.pdf</small> 決算報告後の上昇の後、一時的に大きく株価は下がりましたが、その後はコロナの収束期待によりほとんど元の水準まで戻しています。 ![](https://i.imgur.com/Nd4bYx7.png) ## 既に十分な資産を持っている場合 **桐谷さん**の相性で親しまれている、桐谷広人さんという方がいらっしゃいます。 この方は株主優待好きで有名なのですが、元プロ棋士で2013年時点で資産1億円を達成しています。 (その後の株価上昇でもっと増やしていることでしょうw) この方のように十分に資産がある場合は、例えば優待利回り5%でも年間500万円の優待を得ることができますから生活には十分と言えます。 しかし、これから資産を増やしていくという方にとっては、やはり複利効果を期待できる投資のほうが向いていると思います。 長期積立投資で増やした資産を使って ## 投資を頑張っている自分へのご褒美として楽しむ場合 私は基本的には長期積立投資が最も高い可能性で資産を築く方法だと確信しています。 しかし、利益は確定するまではただの数字ですし、20年30年と資産形成している間は投資によって手元のお金が減っても増えることはありません。 そこで**投資を頑張っている自分へのご褒美**として優待銘柄を購入するのはいいと思います。 半年や1年に一度届く株主優待でたまの贅沢をしてもバチは当たりませんよね:yum: