--- title: 暗く覆う神 description: CoCシナリオ「暗く覆う神」 tags: CoC, 創作, シナリオ GA: UA-60728495-1 --- # 暗く覆う神 作者: そらうさぎ(iamskyrabbit@gmail.com) ## 概要 - 舞台: 現代日本 - 推奨プレイ人数: 2人~ - 推奨技能: 目星、歴史、オカルト、医学 - 推定プレイ時間: オフラインセッションまたはボイスセッションで3~4h - その他備考 - [狗吠王](/GpvcK1M2SS2W0XJAZSiPKQ#%E7%8B%97%E5%90%A0%E7%8E%8B)や[嘲笑する汚濁](/GpvcK1M2SS2W0XJAZSiPKQ#%E5%98%B2%E7%AC%91%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B1%9A%E6%BF%81)というオリジナル神話生物が登場する - [九十九院](/GpvcK1M2SS2W0XJAZSiPKQ#%E4%B9%9D%E5%8D%81%E4%B9%9D%E9%99%A2)というオリジナル団体が登場する - 探索者たちは知り合いでなくてもいい - 探索範囲は結界に囲われているため外に出られない - 結界は九十九院の魔術師が全滅すれば消滅する - 魔術師たちは多種多様なアイテムを持っているが、ほとんどはシナリオに必須ではなくミスリードするためであったり、雰囲気を出すためであったり、ロールプレイの幅を広げるためであったりする. 不要なら減らしたり、変更したりしてもいい - アイテム近くに注がついているので参照のこと - 戦闘になったならバッドエンドが近いことを探索者たちに伝えてもいい - <>で囲まれている判定は強制である - 時間がかなりかかるのでサクサク進めるように心掛けたい - あくまで目安だが、KPの難易度は高め、PLの難易度は低め - 難易度調整用メモ - SANチェックの回数 - 探索者たちが階段を上りきるのにかかる時間 - 嘲笑する汚濁が階段を上りきるのにかかる時間(儀式を始めるまで上りきらないなど) - ミスリード(三種の神器の模造品、魔術師たちのアイテムのうちのほとんど)の量 ## 背景 4年程前、**狗吠王**(くはいおおきみ)と契約をしていた狗神家は何らかの理由で狗神の社から去ってしまった 九十九院の風祭という魔術師が**狗吠王**を捕えようと魔術師たちを派遣したが、**狗吠王**に対する知識が不足しており力量を完全に見誤まった結果、魔術師たちは**狗吠王**を呼び起こすだけ呼び起こして壊滅してしまった 探索者たちはたまたまこの惨劇に巻き込まれ、器を失って空腹であり気が立っていて理性を失いかけている**狗吠王**と遭遇してしまう ## オープニング 探索者たちは山登りを終えゴンドラで下山していると、ゴンドラの進行方向に巨大な黒い闇が生き物のように蠢いているのが見える 危ない!と叫ぶ頃には時すでに遅く、探索者たちの乗るゴンドラは大きく揺れる <{幸運/マーシャルアーツ}> 受け身をとることができる 1ダメージ/体をあちこちにぶつける 1D3+1ダメージ ゴンドラは宙を舞い、地面がみるみる近づいてくる 探索者たちは絶叫を上げながら気を失う ## ゴンドラ 探索者たちが目を覚ますとそこはゴンドラの中だ 全員無事なようで安心するとともに、ほとんど無傷であることに違和感を覚えるだろう <{アイデア}> 自分の体が地面に叩きつけられぐしゃりと潰れる様がありありと想像できる {SAN} 1/1D6 {目星} あれほどの高さから落ちたというのにゴンドラには目立った傷はない {聞き耳} 体を揺さぶるような低い唸り声がかすかに聞こえる ※探索者たちの服装は変わっていない ※オープニングから数十分しか経過していない ## 開けた場所 ゴンドラを出ると山の中腹の木々に囲まれている開けた場所のようだ 石造りの白く大きな門があり、そこから道が続いてい ゴンドラの周りには引き摺った跡はない ※探索者が持ち物を調べるなら {幸運} 持ち物は全て足元に転がっている/必死に探すが持ち物は全く見つからない {目星} 大樹に寄りかかって座り込んでいる人影と人影へと続いている血痕を見つける 探索者たちが人影に近づくとすでに死んでいるようだ 服の上からでも腹部に大きな傷があり、服を赤く染めているのは彼の血だと分かる {SAN} 1/1D3 死体は白いローブを纏っており、背中には大きな勾玉巴(まがたまともえ)が描かれている ※以降の死体も同様の服装をしている {じっくり調べる} 服を探ると懐中時計が見つかる(正確な時間を表している) {追跡} 血が石造りの門へと続いておりそこから体を引き摺ってきたのだろう {医学} 死因は腹部の傷からの出血多量だと一目でわかる また死後まもない(一日以内)ことが分かる {目星} 遺体の側には白い紙とアタッシュケースが落ちている 探索者たちが石造りの門に近づくと階段が続いているが、道は薄暗い上、曲がりくねっていて先がどうなっているかはわからない {知識/歴史} この地域に根付いている土着の宗教に関わる門だとわかる ※以降{知識/歴史}に何度か成功したりクリティカルを出したりしているなら以下の情報を出してもいい(世界観の演出) 和風といえば和風だが、建造物は石を基調としている点など、どこか他の地域の文化と一線を画していると感じる ### 白い紙 日本語で 「捕獲に失敗した 我々は全く歯が立たなかった」 という雑な走り書きがある 裏面を見ると日本語で 「"暗く覆う神"の捕獲について 1. 正体は全く不明である 2. 非常に強力な神格である 3. その姿は闇そのものであり、闇を喰らう 4. 魂を喰らい、その器を乗っ取ることができる 5. 捕獲の際は逃走を防ぐため付近に大きな結界を張るべきだ 以上、健闘を祈る」と印刷されている ### アタッシュケース - 大きな白い布x2 - 透明な液体(アルコール) 500mL - 灰 100g - 赤い紙 ※白い石造りの建物の周りで、大きな白い布を纏ったなら、{隠れる} +50 ※手当の際にアルコールを使ったなら100mLほど消費して {応急手当/医学} +10 ※灰は不要 魔術のための道具 ### 赤い紙 日本語で不可思議な図形と「九十九院(つくもいん)の手引き」という文字が書かれている 裏面を見ると日本語で 「九十九の神は我々とともにある」 {知識x0.5} 九十九院という、主に東洋における土着の多神教について研究しているカルト団体があるという都市伝説を思い出す {オカルト} 何か引き込まれるような強い力を紙から感じる 何らかの儀式に使われるのではないかと感じるだろう ※九十九院の手引きはシナリオには直接関係ない 自由に使ってもらえると嬉しい ## 階段 階段に足をかけるや否や、めまいが探索者たちを襲う. 階段の両脇から、本能的に目を反らしたくなるような尋常でない気配を感じる. * 体調不良 <初めと各ラウンド{CONx6}> * 成功 $\rightarrow$ 軽い頭痛や吐き気を感じる. 咳が出る 1ダメージ * 失敗 $\rightarrow$ 強烈な悪寒や頭痛、吐き気、めまいを断続的に感じる. 咳が止まらない 1D3ダメージ * 2分くらい(軽い技能1回くらい)で1ラウンド経過とみなす * 医学や応急手当はロールできない. 他人を気遣う余裕は探索者たちにはない * 階段を上り切るのにかかるラウンドは調節可能 2~3ラウンドが目安 * 大きな白い布で顔を覆えば軽減する <初めと各ラウンド{CONx6}> 体調は悪いが我慢できるレベルだ 0ダメージ/軽い頭痛や吐き気を感じる. 咳が出る 1ダメージ * 階段の周りには[嘲笑する汚濁](/GpvcK1M2SS2W0XJAZSiPKQ#%E5%98%B2%E7%AC%91%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B1%9A%E6%BF%81)が漂っており、生きているものに近づいてくる {目星/じっくり調べる} 周囲の草木は枯れかけている. 足元の蔦や苔も黒ずんでいる {歴史/じっくり調べる} 石造りの階段は蔦や苔に覆われているが、その間から見える輝きから立派なものである {追跡} 上りの階段には血の跡が点々と続いている {聞き耳} 生暖かいドロリとした瘴気に包まれているような気がする 悪臭が鼻をつく {医学/薬学/化学} 探索者たちの体調不良の原因は毒性を持ったガスだと分かる * 移動していないなら <{隠れる/忍び歩き}> * 成功 $\rightarrow$ 不浄なものが探索者に近づいてきていると感じる * 失敗 $\rightarrow$ 緑と黒を混ぜたような混沌とした揺らめきが探索者を取り囲んでいることに気づく 正常な判断ができないほど症状が進行しており堪らず走り出してしまう 1D3+1ダメージ * 大きな白い布で顔を覆えば軽減する 1D3 ## 狗神の社 階段を上り切るとそこには石造りの立派な建物と建物のすぐ手前に石造りの台座、すぐ側に手水舎(ちょうずや)がある 彫刻などはないが目を引く造りであり、どことなく懐かしいような感じがする ※手水舎とは寺院や神社にある参拝者が身を浄めるために手水を使う施設のこと {医学} 対象はだんだん落ち着いていき平静を取り戻していく 1D3回復&体調不良回復 ※医学に失敗したまたは医学を振らない場合は1D3ターンの間、体調不良が続く 探索者たちが手水舎に近づくと近くに立て札があり、「狗神の社」と書かれている 手水舎は石造りの立派なものだが、特別な機能はなさそうだと感じる 背面を見ると右腕の肘から先がない死体が寄りかかっていて、床には血が芸術的な模様を作り上げている 余程恐ろしいことがあったのか表情は恐怖に引きつっており、左手で勾玉巴を強く握りしめている {SAN} 1/1d3 {医学} 肉はおろか骨までもが綺麗に切断されていることから、鋭利な刃物などを目にも留まらぬ速さで叩きつけたとしか思えない. また死後まもない(一日以内)ことが分かる * 地図 ![](https://i.imgur.com/CoiTidu.png) ## 廊下 争ったような跡がいくつもあるが、気になるものはない 四つの白い石造りの扉がある ※柱や壁も石で作られている ## 食堂 食卓として使われていると思われる長机と椅子が10脚ほどあるだけの小さな食堂である 奥には厨房が続いている 食卓の上にはいくつかの荷物が置かれており中から以下のようなものが見つかる - 緻密に紋様が刻まれている杭 武器としての性能は期待出来ない: 1D4ダメージ - 和風の杯 - 日本酒 500Lx3 - 赤い紙 ※手当の際に、日本酒を使ったなら100mLほど消費して、{応急手当/医学} +10 ※杭、杯は不要 魔術のための道具 {目星} 飾られている鏡は黒光りする金属で覆われ落ち着いた装飾があしらわれている. 一目で価値のあるものだとわかるだろう. ※鏡は三種の神器の模造品の一つだが儀式には不要 ### 厨房 一見すると一般家庭のキッチンより多少大きい程度の普通の厨房である 少し奇妙に思うのは人間が何人も入るくらいの大きな冷凍庫が4つ程あるということくらいだ ※包丁などを武器として持ち出すことはできる 冷凍庫には一般的な食材の他、大きな狼の死体がいくつも入っていることがわかる どれもが死んだときそのままといった感じで血抜きなどの処理はされていない そのうち一つは冷凍庫一つ分くらいの巨大な死体である ## 倉庫 大きな棚がいくつも置かれている. 長く使われていないのか埃がたまっている {幸運/図書館/目星-20} - 泥 1kgの袋x5~10 - 直方体を曲げた形をした金属の棒 - 和風の鈴 - 医療箱 - 工具箱 が見つかる ※この場所においてありそうなものがありそうな個数おいてあっていい ※何回ロールさせてもいいand十分時間を使えばロールなしで情報を与えてもいいが、その場合は[探索のスパイス](/GpvcK1M2SS2W0XJAZSiPKQ#%E6%8E%A2%E7%B4%A2%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%B9)の処理を入れて焦らせる ※鈴は不要 魔術のための道具 ## 寝室 あたりは一面血の海になっており肉片と木片が散乱している 原形を留めているのは棚と暖炉のみで、ベッドの残骸からそこが寝室だと気付くにはしばらく時間がかかるだろう それほどまでにその様子は日常と乖離している {SAN} 1/1D4+1 {目星} 中には無数の死体が転がっているが中には明らかに人外的なもの(ゾンビ、半魚人など)も含まれていることに気づく その異様な光景に驚愕するとともに、それらの怪物すら容易く殺してしまうほどのナニカがいると直感し恐怖するだろう {SAN} 1D3/2D3 {クトゥルフ神話技能} +1 {医学} 量から推測して、少なく見積もっても6人の致死量に相当することがわかる 血は乾ききっておらず数時間ほどしか経っていないと感じる 物置棚は雑多としているため、物探しには苦労しそうだ {図書館/目星-20/くわしく調べる} 透き通るような深緑の勾玉と手帳を見つける. 翡翠で出来ており、上品な輝きから相当な値打ちのものだと感じる. ※勾玉は三種の神器の模造品の一つだが儀式には不要 暖炉には火がくべられていないようだ ### 手帳 古典的な日本語で書かれているため難解であり、父親が宗教的な儀式を執り行う様子を女性が記したものであるということくらいしかぱっと見ただけではわからない {日本語x0.5/考古学} 以下のような内容が読み取れる - "暗く覆う神"に立派な狼の死体を捧げるための儀式は毎年開かれる - 狗神の社の手前にある柱に囲まれた台座に狼の死体を横たえ、狗神家の者が招来の呪文を唱える - 注意すべき点は、捧げる狼の死体を酒や水で清めてはならないということ - 呪文を唱えると言ってもその名を唱えるだけである - 儀式は"暗く覆う神"が死体を気に入りそれに乗り移ることで完了する - もし狼の死体で満足させられなければ狗神家の者が人柱になる ※何回ロールさせてもいい&十分時間を使えばロールなしで情報を与えてもいいが、その場合は[探索のスパイス](/GpvcK1M2SS2W0XJAZSiPKQ#%E6%8E%A2%E7%B4%A2%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%B9)の処理を入れて焦らせる ## 書斎 本棚が壁一面に並んでいて、それらに囲まれた空間の中心には扉側に向かって倒された大きな机がある 周りには机に乗っていたであろう筆記用具や本が散らばっている 机の裏側に回ると頭の潰れた死体が机に貼り付いていて血を撒き散らしている {SAN} 1/1D3 死体は大事そうに手提げ袋を抱えている {医学} 金属バットや金槌といった鈍器で頭を殴り付けたのだろうか?死因は全く見当もつかない また死後まもない(一日以内)ことが分かる ### 手提げ袋 - S&W M29(拳銃) 銀の弾丸が5発装填されている - 呪符 - 透明な液体(血液) 500mL - 赤い紙 ※拳銃、呪符、透明な液体は不要 魔術のための道具 ### 本棚 <{アイデア/心理学-20}> 大きな本棚が囲われているせいか部屋から妙な圧迫感を覚える(想定よりも狭いと感じる) {図書館/目星-20} 狗神家や狗神の社にまつわる読み物がたくさんあるが、中でもオカルト雑誌「アカシック」が目につくだろう. シリーズ物のようでたくさんある {隠す} 本棚に空いた不自然な四角い穴を見つける ※この穴に上の(直方体を曲げた形をした金属の)棒を挿し込むと棒が動きそうだと感じる 回すと本棚の一部が回転し隠し扉が現れる ※何か隠し扉の鍵/鍵穴に相当するものがありそうだとPLが推理したなら、補正を与えてもいい ### アカシック 読み進めていくと、「奉ろわぬ神々の謎に迫る!」というコーナーで探索者たちが訪れている山についての記述に目が止まる 日付からかなり昔(3年以上前)の記事だと分かる - この地域はもともと災いをもたらす悪霊が住み着いていたため、狗神家の巫覡(ふげき)が"暗く覆う神"を招来した - 狗神家の巫覡は、"暗く覆う神"に悪霊を食べてもらう代わりに、"暗く覆う神"が受肉するために必要な器を提供するという契約を結んだ - "暗く覆う神"が受肉するための儀式はこの山で毎年行われており、台座の上に美しい家畜の死体を乗せ、勾玉と鏡と剣を使って行われる - 黒い大きな狼のような影が走っていたとか、捧げられた死体が動いたとか、儀式にまつわるオカルトじみた噂が後を絶たない - "暗く覆う神"の名称は資料によって表記揺れが見られ、地元の人々の間でも"黒い狼"や"喰らい終ふ君"など様々な名前で呼ばれている といったことが読み取れる ※名前のアクセントや雰囲気が似ていることを伝えてもいい ### 隠し扉 扉を開けると先ほどまでいた書斎よりもさらに密に本が詰め込まれた本棚に囲まれた小さな空間がある また、この質素な空間に似つかわしくない黄金で装飾された剣が立て掛けられている. ※剣は三種の神器の模造品の一つだが儀式には不要 この本棚に置かれている資料はどれも「狗神祭事記録」と題されており、古い順に並べられている ### 「狗神祭事記録」 {日本語x0.5/考古学} 儀式は数年に一度、時には数十年に一度しか開かれない 最も巨きく美しい家畜(主に狼や犬)に、不浄を表す泥を塗り悪霊を憑かせて、[狗吠王](/GpvcK1M2SS2W0XJAZSiPKQ#%E7%8B%97%E5%90%A0%E7%8E%8B)(くはいおおきみ)に捧げる儀式が行われていたらしい 人は悪霊を食べてもらう代わりに、狗吠王に器を提供してきたようである {SAN} 1/1D4 ※何回ロールさせてもいいand十分時間を使えばロールなしで情報を与えてもいいが、その場合は[探索のスパイス](/GpvcK1M2SS2W0XJAZSiPKQ#%E6%8E%A2%E7%B4%A2%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%B9)の処理を入れて焦らせる ※ロールに成功するor時間をかければ儀式に関わること全てが分かる ※{クトゥルフ神話技能} +1D3+3 - 泥は悪霊を取り憑かせるための触媒 - 毎年、祭の開催中に観客の前で行われている儀式はあくまで見世物であり、狗吠王に器を捧げる役割を持った儀式は数年に一度、山が何度も大きく唸るのを合図に秘密裏に行われる - 山が大きく唸るのは狗吠王の遠吠えであり、狗吠王と呼ばれるのはそのため(狗吠とは狗が吠えることを表す) - 三種の神器の模造品は儀式には必要ない ※探索者たちの質問は以下の儀式の流れを参考に答えてください 1. 巨きく美しい狼の死体を祭壇に運ぶ 2. 狼の死体に泥を塗り悪霊を憑かせる 3. 狗吠王の名を呼び、祭壇に招く 4. 狗吠王が悪霊の魂を喰らい、器が狗吠王の魂とともに復活するのを見届ける ## 九十九院の魔術師 ※四つ目の部屋の探索が終わり部屋から出てきたときに以下のイベントを起こす どこからともなく白いローブを身にまとった男と狼のような輪郭をした黒い影が現れる 男はひどく混乱しており影に対して敵対心と恐怖心が混ざったような複雑な視線を向けている 男「この!化け物め!」 男がなにやらブツブツと呟くと、彼の両手の直上に位置する虚空から赤紫色の魔球が現れる 彼の手の動きに合わせて球は影へと向かい激突. 強烈な赤紫色の閃光を放ちながら爆発したのが見て取れるだろう だが、探索者たちは目を疑うことになる. まるで空間が歪み時間が逆行しているかのように球は白いローブの男のほうへと向かっていく そして次の瞬間、球と男の体が接触し、男の上半身が跡形もなく爆散する光景が目に映ることになる {SAN} 1D3/2D3 影はその後ゆっくりと探索者たちに近づいてくる ※影は[狗吠王](/GpvcK1M2SS2W0XJAZSiPKQ#%E7%8B%97%E5%90%A0%E7%8E%8B)の霊魂のみの姿であり、今にも力尽きようとしているため理性を失っている. 探索者たちが話しかけても、理解できないといったように首を傾げるのみである ※男の攻撃が成功しなかったのは絶対捕食権による. 探索者が攻撃した場合も同様に攻撃で算出したダメージを反射する ※男は九十九院の魔術師の最後の生き残りである. 男が死亡すると結界が消滅する ## 儀式 ※隠し部屋から真名をみつけ、儀式を正しく遂行すればよい ※泥を塗り終えたなら以下のような描写をする 探索者たちが狼の死体に泥を塗りたくり、ふと顔を上げれば、緑と黒を混ぜたような混沌とした揺らめきが探索者たちのすぐそばを漂っている それは泥にまみれた狼の死体の中に吸い込まれるように消えていく ※真名を唱えたなら以下のような描写をする 狼のような輪郭をした黒い影は、真名を呼ぶ声に呼応するように死体へと走りよると、奇妙な行動をとり始める 見えない何かを貪っているのだと探索者たちは直感的に感じるだろう しばらくすると影は消えていき、狼の死体はむっくりと起き上がる 文献で読んでいたとしても、その光景は即座に受け入れられるものでは到底ないだろう その狼は感覚を確かめるかのように、軽く動き回ると - 「貴様らが我を復活させたのか?」 - 「狗神家は滅びたのか?新たに我と契約を結ぶ者はおらんか?」 - 「この惨劇を引き起こしたのはどこの誰だ?」 などと問うてくる ※しばらく会話をすると、狗吠王は森の中へと帰っていく 外に出ると山岳救助隊がいて探索者たちは救出される ## エンディング ### グッドエンド 条件 - 全員生還 報酬 {SAN} 2D10+6 ### ノーマルエンド 条件 - 一部生還&一部ロスト 報酬 {SAN} 1D10+3 例 - 探索者が泥を被ったならそのうち一人は嘲笑する汚濁に取り憑かれ、狗吠王に喰われて器として乗っ取られロスト ※生贄を誰にするかを決めるためのPvPが起きるかも - 九十九院の魔術師の最後の生き残りが死んだあと、嘲笑する汚濁からも狗吠王からも逃げきった場合は、そこに山岳救助隊が着いて救出される ### バッドエンド 条件 - 全員ロスト 例 - 狗吠王の器として相応しくないものを捧げると、探索者たちの一人が代わりに、狗吠王に喰われて器として乗っ取られロスト - 儀式のやり方を間違えたり、探索が長引きすぎたりしたら嘲笑する汚濁の毒によりロスト - 狗吠王(の影)に歯向かったらおそらく全滅 ## 嘲笑する汚濁 泥などの不浄を好む悪霊である 探索者たちの知る物質では中和することのできないようなものも含め、この世界に存在するすべての毒を合成することができる 今回は 九十九院が狗吠王の餌として召喚した 九十九院の魔術師は体に風のバリアを纏っており、毒の中でもある程度の行動が可能 初めてしっかり姿を目撃したとき {SAN} 1/1D4 {クトゥルフ神話技能} +2 ## 狗吠王 STR, CON, SIZ, DEXなどは器となった狼のステータスに依存 今回は > STR 21(6D6) CON 13(2D6+6) SIZ 12(3D6+1D3) DEX 13(2D6+6) > 装甲 1ポイントの毛皮&1ラウンドにつき1ポイントの回復 > 牙/爪/体当たり 50% 1D8+DB > 1ラウンドに2回攻撃 とする(7版オオカミ男/巨大オオカミの姿のステータスを借用している) INT, POWは固定で > INT 80 POW 100 とする 初めて姿を目撃したとき {SAN} 1D4/2D4 {クトゥルフ神話} +4 ただし以下の権能(呪文)を持つ - 影の(魂のみの)状態でもしばらく存在できるが、次第に理性や神としての力を失っていって、いつか消滅してしまう - 絶対捕食権: 人類による攻撃を受けず跳ね返す. 肉体を支配している魂を喰らい、その肉体に乗り移ることができる. 肉体が朽ちると影の状態になり新たな器を求め森を徘徊する - 狗吠: 他の神格/神話生物を異界から追放する - 異界: この山の頂上を中心とする半径5kmくらいの球状の空間では他の神格/神話生物の権能は十分に発揮されない. というのも、狗吠王の支配する空間(**異界**)だからである. ※ご自由にロールプレイしてください. 設定メモ - 魂の入っていない肉体に乗り移ることはできない. あくまで肉体を支配している魂を喰らってから肉体に乗り移る - 動物より人間、人間より神話生物というように魂は質が高い(?)ものを好む - "暗く覆う神"以外にも"黒い狼"や"喰らい終ふ君"などと呼ばれているが、これらは全て狗吠王の発音が変化したものである ## 九十九院 東洋における土着の多神教について研究している * 基本理念 「神を人類のために使う」 * シンボル 陰陽勾玉巴 * 服装 九十九=百-一=白ということで白いエクソシスト的なマントを着ている マントにはシンボルの陰陽勾玉巴が書かれている * 思想 犯罪など目立つばかりで得をしないという考えであり、好んで手を汚すことはない しかし、目的のために必要とあらばどんな犠牲でも払う * キャッチフレーズ 「九十九の神は我々とともにある」 ## 探索のスパイス {聞き耳} 1. 体を揺さぶるような低い唸り声がかすかに聞こえる 2. 大きな咆哮が探索者たちを芯から震え上がらせる 3. すぐ近くから発せられた苦悶の叫びは獣じみており、本能的な恐怖を呼び起こす 4. 背後から獣の息遣いがする 全身が悪寒で強ばる