# HyperCube 3Dプリンターを作ってみる その10 ###### tags: `3D Printer` `HyperCube3D` ## Z軸修正(ヒートベッドの取り付け穴に合わせてカスタム) [その8:Z軸の取り付け](https://hackmd.io/@seya128/HyperCube08)で、苦労して取り付けたZ軸ですが、自分が用意したヒートベッドの取付穴が、ちょうどアルミフレームと重なって取り付けが難しそうなのでパーツを修正して、いい感じにしました。 ### 問題 ヒートベッド取付穴と、フレームが干渉する。 ![](https://lh3.googleusercontent.com/pw/ACtC-3deyvCj-nabhBxYkyziMOuGlwcYs-Cu6jgp25gILuZqnV9GhSi_cI7HKs5zllczBVxZB-vs-F876FLP0aZjUk-x0pNgIHvmfX1FlVD4AnbPguNjmq9gffZfSip9U728_DR-Yr2Oe_pJhgwmGMDSPQNgfg=w1195-h754-no?authuser=1) 用意したヒートベッドはこちら、 [24 アップグレード heatbed 235\*235\*3 ミリメートル 24V 220 ワット加熱ベッド温床と端子のための 3d プリンタ青く部品\|3Dプリンタパーツ & アクセサリ\| \- AliExpress](https://ja.aliexpress.com/item/4000781390426.html) 取付穴の間隔は170mmでした。 ### 解決策:フレームの間隔を狭める フレームの間隔を狭めればよいのですが、間に入っている短いアルミフレームをカットするのも、新たに注文するのも面倒。 (misumiだと、ある程度の長さ以下になると値段が逆に高くなるんですよねーーー) 長さも短いので、プリントパーツにすることに! [Hypercube Rear Bed Bracket with Integrated Lead Nut Mount by jaeestrada \- Thingiverse](https://www.thingiverse.com/thing:4411122) 上記のものを参考に、パーツの長さを110mmにしたものを作成しました! ![](https://lh3.googleusercontent.com/pw/ACtC-3dp1wmaAJe9RD6Xw3g0M2EBeC_0IFRdmXyyAXSU0ca0MYYo6WYrAE6QUO34S0Ll45WTvvOIQz1FiFOWw8tM9Jm2BqgXIM7C9RlDj9cRqJvqmPUPPZS1AODM_r_Ro-CXUL3g8Twgb0HZEtD6_BWSjXA-Kg=w1288-h898-no?authuser=1) ![](https://lh3.googleusercontent.com/pw/ACtC-3e1cFsex5wVP_DP4xJu8PsjQcuXUcdCYyBJvywXdAis8y2SE6wrlI6W8A72EUjljSGzMh3xoSWYQbnoifrdNG_fPd6GnE4MTYeQiQMGwCOvRFR-hywy3Wp7_xuzIvGHx_ltnV9cIKIVyFiyAaE8YOG6wg=w1675-h849-no?authuser=1) データは以下のところにアップしました。 [HyperCube/Rear\_Bed\_Frame\_Bracket\_110mm v2\.stl](https://github.com/seya128/HyperCube/blob/main/HeatBed%E5%91%A8%E3%82%8A/Rear_Bed_Frame_Bracket_110mm%20v2.stl) ### より取り付け調整しやすいパーツに変更 以前やったときに、Z軸の位置関係を調整するのが大変だったので、調整しやすいように設計されたパーツに変更します。 [Hypercube Z Carriage Aligned to End \- 12mm Rods by jaeestrada \- Thingiverse](https://www.thingiverse.com/thing:4411536) こちらのパーツを使うと、上記で作ったリアベッドブラケットと、奥側をそろえるだけで、Z軸の3本のシャフトの位置がぴったり合うようになります。 ![](https://lh3.googleusercontent.com/pw/ACtC-3ce70i-zJ5k4pYMEVkJe7LU9Jz2P5ur8M3d6G0yRpdGw8raAr9rPMs7rAVLccoESA--koB8UgGjAamgW43EB9CJ8FCmcK4qdKQakwUR0bCMAwXzIKn3JZZBGWvS5_fgjZIMpxjFS1OFDMUSHvNrTaQhMA=w1316-h898-no?authuser=1) ### ついでに、剛性と見た目もよくする せっかくなので、フロントブラケットで剛性アップと、見た目の良さもアップします。 [Hypercube Front Bed Frame Alignment Bracket by jaeestrada \- Thingiverse](https://www.thingiverse.com/thing:2247321) こちらのデータを参考に、アルミフレームの間隔を110mmにしたものを作成しました。 作成したデータ、 [Hypercube\_Front\_Bed\_Frame\_Alignment\_Bracket\_110mm v1\.stl](https://github.com/seya128/HyperCube/blob/main/HeatBed%E5%91%A8%E3%82%8A/Hypercube_Front_Bed_Frame_Alignment_Bracket_110mm%20v1.stl) ### 取り付け 今回プリントしたパーツを使って取り付けます。 ![](https://lh3.googleusercontent.com/pw/ACtC-3dcKjt16Ob8vtIyoKNuctx7zABbPki2geXKeOxlYc4QLhzay-198ga1bfg8WgsaQKPTNpVkjVhJeIZeVJ9GNgVXj7KgVJTT-6Mal7zbhbRvOqnyAj4bhKXypT5hIe9lLU-r9Uoo1kALrcj4ZxSH7dq9hQ=w1675-h756-no?authuser=1) #### リアブラケットにアルミフレームを取り付け ![](https://lh3.googleusercontent.com/pw/ACtC-3exk7BZNJToWL0ghi_1Otv3RLuqZiCwXLzmTFJWHvZuqqvk8NsJcUnVyirYV_YR_vkMWYfQDhx4ylh8MPrY6FQj-IO-3WiUUN1pez_-9bcGGTLbc_zxrZcE7RvHDNY2E2hogXVqv4SZ-mR21uo66SIyzQ=w674-h898-no?authuser=1) アルミフレームの端と、ブラケットの端をきちんと合わせて固定します。 写真のように置いても、机との隙間でガタガタしないように、調整しておくことも大事です。 #### Zキャリッジ取り付け 新たにプリントしたZキャリッジのベースに、リニアベアリングを取り付け、それをアルミフレームに取り付けます。 ![](https://lh3.googleusercontent.com/pw/ACtC-3c62ABKIoroi9kJzFTHja9c1Ljm4qWl3X2XdJ5ZkS_g4bbKuixo66JMzp6L7exQVZe32rh5m-lMwy-lhWgdPalGLi7_ppplzj4zrPHB_TQLZqf0WRfrWNNcEyjujAu2yYb0lJ0kl7z2XKcB51B4Umr1Lw=w1198-h898-no?authuser=1) ここも、アルミフレームの端ときちんと合わせます。 ![](https://lh3.googleusercontent.com/pw/ACtC-3fqjtzepgPs4ep-HfTQ3iCACxdnnzFXzj6htS3AruZicbqblFwl_53SGjFjkcKr_nG2X1byo43XrBlbomu9gMmxM2Ce7Kv-XUjOWRyUF7Tquwm8EDLxWNC_cFOkL2rw2ZYI9yULFVCl5AJvxOD7pEWcHQ=w1385-h898-no?authuser=1) #### フロントブラケット取り付け ![](https://lh3.googleusercontent.com/pw/ACtC-3fCXZiolA1_x1FbZc4W4D0gax8azXgbwrCXZ1qb3A63AoY1mctGgWKQMb0U3bUaknjkpkEni6aEWW7w8yq0-WmY2F4uL9v1AI8SA9I1U10fvyCGEsBq6JrF2F1rSKTgRm6q0ELfS2MWF_y1VkRIazGF0A=w1198-h898-no?authuser=1) かっこいい! #### 本体フレームへ取り付け Z軸のシャフトに通して、位置を調整します。 写真を撮り忘れましたが、リアブラケット中央の台形ネジ用ナットは固定しない状態で、両サイドのシャフトの位置を調整します。 どの位置でもスムーズに動作するように調整し、センターの台形ネジが真ん中に来るようにします。 最後に、台形ネジ用ナットを固定して完成です。 ![](https://lh3.googleusercontent.com/pw/ACtC-3e7fPM1d0q9ODBgwV-o4T1Y_8g3-QdV-dy1ha4MBDF3DJcemzZT5MailIBadzcxBj6NIUl0E08b4uIZtSVcONvZ5MbXnYTPNizZVgWGo1kupNOFd2NdYypQmEJJXTWrxW9JDR2oBJom8sCzVt7A5r50_A=w1198-h898-no?authuser=1) ![](https://lh3.googleusercontent.com/pw/ACtC-3cSef50-DViKliy1-7FPtNZhZTCsJ7k6th0Ea4lB5bk0tsKRUCG029nvY5--23M8k9jbYLQkk_ZqWpfzyHcWLzLLKnb8q5YRIW-RcBBmkeYkMdbWZ8A70yyMnSYfijucWs1yUcV_jtQqPBsvbkYeuvEgQ=w1198-h898-no?authuser=1) 純正?パーツよりも位置合わせがかなり楽だったので、おすすめです。 ## 全制作工程 [HyperCube 3Dプリンターを作ってみた-目次](https://hackmd.io/@seya128/HyperCube-Book)